◆ 新世紀ターミネーチャン ◆7コメント

1 蒼穹 id:wzHy1161

2011-10-18(火) 20:45:47 [削除依頼]
新世紀ターミネーチャン 〜未来から来た少女〜
  • 2 蒼穹 id:wzHy1161

    2011-10-18(火) 20:56:18 [削除依頼]

     目が覚めると、とにかく腹が減っていた。

    胃袋の中は空っぽ。背中とお腹がくっつきそ

    うなぐらいの猛烈な空腹感。布団をめくる。

    肌に触れる空気が冷たい。夜行塗料の光る時

    計を見ると午前二時を指している。とにかく

    何か食べなければと思って起き上がった。カ

    ーテンの隙間から青白い月明かりが差してい

    た。

     手摺りをしっかり握り、ふらつく体で階段

    を降りる。足を踏み降ろす度にギィと踏み板

    が軋む。

     階下は真っ暗だった。電気機器類の表示灯

    が赤、青、緑と夜闇に浮かんでいた。手探り

    で照明のスイッチを探す。

     何か食べるものは無いかと思って冷蔵庫を

    開けたものの、淡い橙色の電球が照らすのは

    がらんどうの庫内であった。牛乳すら切らし

    ている。きっと、母は今日買い物に行くつも

    りで昨夜の晩飯に全ての食材を使い切ったの

    だろう。溜息をつくと更に背中の皮とお腹の

    皮が近付いた気がした。どうしようも無く、

    やけくそに蛇口から水をがぶがぶと飲んで腹

    を満たした。
  • 3 蒼穹 id:wzHy1161

    2011-10-18(火) 20:58:46 [削除依頼]

    吹っ飛ばす勢いではぐると便所に直行した。

    膀胱がぱんぱんになっているのがわかる。パ

    ジャマのズボンをずらすと即座に放水を開始

    した。安堵の溜息を漏らすと息が白かった。

    放水ノズルからの放物線からも湯気が上がっ

    ている。膀胱が空になった時の身震いは異様

    に大きかった。階下からの味噌汁の匂いが胃

    を強く刺激した。

     食卓には既に皆が座していた。僕が最後だ

    ったようだ。その時、最初の異常を感じた。

    ちゃぶだいを囲む人間がいやに密に見えた。

    しかし、異常を見つけるよりも胃の欲求に従

    うのが先決であり、僕のいつもの朝食タイム

    が始まった。
  • 4 蒼穹 id:wzHy1161

    2011-10-18(火) 21:01:12 [削除依頼]
    >>3の前に  目が覚めると、猛烈な尿意を感じた。間違 いなく、水を飲みすぎたせいである。布団を が抜けてました。文字通り間の抜けたことになっていてすいませんorz
  • 5 蒼穹 id:wzHy1161

    2011-10-18(火) 21:03:41 [削除依頼]
     茶碗に盛られたご飯をあらかた半分腹に収

    め胃が落ち着いてきた頃、先程の違和感を再

    び感じた。どうも人間の頭数が多いような気

    がするのである。

     一人目、僕。腹も満たされ異常なし。時計

    回りに進めていこう。二人目、父。少なくな

    り始めた髪の毛の隙間から頭皮が見えるが異

    常なし。三人目、母。最近小じわが目立つが

    異常なし。四人目、姉の美香。味噌汁の湯気

    で眼鏡が曇っているが異常なし。五人目、祖

    父。箸から豆腐が滑り落ち、味噌汁に再突入

    したが異常なし。六人目、祖母。入れ歯の間

    に何か挟まったのか口の中に指を突っ込んで

    いるが異常なし。七人目、妹の葉子。「朝ご

    飯はパンが良い」とか文句を言っているが異

    常なし。八人目、弟の幹男。落とした里芋が

    祖父の方へ転がっていったが祖父がキャッチ

    したので異常なし。そして、僕の右隣。九人

    目、九人目?僕の家は八人家族ではなかった

    か。ああ、そうか、ポチを忘れてた。って、

    犬じゃないか。こうして食卓に並ぶ訳がな

    い・・・・・・。
  • 6 蒼穹 id:wzHy1161

    2011-10-18(火) 21:25:27 [削除依頼]
     右隣に座っている人物。何物か。さっき顔

    をチラッと見たが女だった気がする。しかし

    、誰もその存在に異を申し立てないのは何故

    だろうか。まさか、僕だけにしか見えていな

    いのか。いや、そんなはずはない。彼女の為

    に膳が用意されているのが何よりの証拠。ま

    さか、妖怪ぬらりひょん?さも当然の様に食

    膳に就きただ飯を食って帰るというアレか。

    いや、ぬらりひょんは女ではないはずだか

    ら・・・・・・。

    「りんごむけたわよ。」

    母の手によりちゃぶ台中央の大皿に半月形に

    切られたりんごが盛られる。

    「 ! 」

    そんなはずはない!半月形のりんごが九切れ

    盛られている。我が家は八人家族である。そ

    して、普通に考えてりんごを奇数個に切り分

    けることなど通常考えられない。僕も含め、

    各人がりんごを一切れずつ取っていき、一切

    れのりんごが余った。右にいる謎の少女のも

    のである。さて、謎の少女はどう動くか。取

    るか、取らぬか・・・・・・。

    「初枝ちゃんりんご食べないの?」

    母は右の「謎の少女」に訊ねた。

    「 ! 」

    これはどういう事だ。姉の美香と、妹の葉子

    以外に女兄弟がいただろうか。自分の記憶を

    疑った。しかし、どう考えても自分の記憶が

    正しい。僕は意を決して謎の少女のいる右を

    見た。

    「 ! 」

    綺麗な子だ・・・・・・。でも、知らない人だっ

    た・・・・・・。一体どういう事だ。気が狂ってし

    まったのだろうか。それとここれは夢なのか

    。そうだ夢なら何もおかしいことはない。で

    も気になる。彼女は一体何者か。夢だからと

    、思い切って母に聞いてみることにした。

    「かあさん!この子誰?」

    僕は右手にいる謎の少女を指差した。すると

    、母は怒った。

    「あんた!、この人はあんたの為に来んさっ

    たのに指差すとは何事ね!」

    あんたの為に来んさったというところが気に

    なる。この夢の中の僕は未だ中学生なのに嫁

    でも貰ったのだろうか。僕は首を傾げながら

    謎の少女の方をもう一度向いてみた。確かに

    綺麗だ。もしこの謎の少女を僕の彼女だと友

    人に紹介したらきっと羨ましがられるだろう

    。「ねえ、」

    僕は謎の少女に訊ねてみる事にした。

    「これ、夢だよね?」

    彼女は首を振った。
  • 7 蒼穹 id:wzHy1161

    2011-10-18(火) 21:29:19 [削除依頼]
    さて、久しぶりに書く小説で我ながら自信がありませんが如何でしょうか?

    読んだ方はご感想を書き込んで下さると嬉しいです。
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