天狗と機械少女の森18コメント

1 翼 id:xY2PUrJ/

2011-10-15(土) 19:21:31 [削除依頼]
――2XXX年
 人類は爆発的に進歩し、
都市はビルの林となり、
  ロボットがすべてを
こなしてくれるようになった。
   そんな科学の進歩した世界で
ひとつだけ、誰にも弄られず、
自然のままの山があった
人をそれは天狗の住む土地、
「精霊山」とよんだ。
  • 2 翼 id:xY2PUrJ/

    2011-10-15(土) 19:33:01 [削除依頼]
    とある都市のとある軍。
    そこに一人の少女の形を
    したロボットが呼ばれた。

    「およびでしょうか。」

    少女型のロボット「H−13」号は
    平行な言い方で聞いた
    13号の姿は一見ただの人間だ。
    黒い髪を無造作に短く切って、
    すらりとした体つき
    ととのった顔立ち
    ただそんな姿で異質なのは
    左右違う色の眼
    何の感情も浮かんでない
    正に機械の顔つきだ。

    「13号、君に頼みたいことがある」

    そんな彼女の真正面に
    大きな椅子に高級な机に頬杖をつく
    彫りの深い男。
    鋭い眼は鷹か鷲のような
    猛禽類のように鋭い。

    「とある国にある未開の山(精霊山)
    ソレを調べてきて欲しい」
  • 3 翼 id:xY2PUrJ/

    2011-10-15(土) 19:43:25 [削除依頼]
    淡々と話す男それを無表情で聞く13号

    「調べる、とは具体的にどのようなことを
    調べてくればよろしいのですか?」

    話が終わった直後に質問をする
    その速さに男はさすがに驚く

    「流石に理解するのが早くてたすかるね。
    まず、どうしてあの山に入った
    調査ロボットが山の入口で
    ただの鉄くずと化しているのか
    そして本当に天狗のような
    奇怪な生物は存在するのか」

    「分かりました
    調査ロボットが破壊された理由と
    天狗を発見した場合
    すぐさま通達いたします」

    ペコリと一礼すると規則正しい
    歩幅で去っていき、ドアを開け退室する

    バタン

    ドアの向こう側から足音が遠ざかった
    男は深いため息をついた。

    ―13号は確かに優秀だが、
     彼女には感情というものを
    つけ忘れてしまったのか?

    そう思ったがすぐにそんな考え打ち消す

    ―いや、13号は軍事用に作られた
    アンドロイドだ。
    感情など必要ないか
  • 4 翼 id:xY2PUrJ/

    2011-10-15(土) 19:49:24 [削除依頼]
    ビルをでるとすべて
    人工物となった街を見上げた

    ―この息苦しい町ともしばらくお別れか

    しかしこの町だけではなくその他の都市も
    似たり寄ったりな姿をしている
    だから変わらないか
    そう思い、高い高い蒼い空を見た。
    高いビルがあるせいで高く見えてしまう
    しかし空の色はどこでも同じだ。
    感情の無いからだでもその色だけは
    美しいと感じた

    「矛盾している。」

    そう呟いたがやはり綺麗だ。
    右の黄色い目と左の青い目で
    高い空をしばらくみた
    そして、無人タクシーを捕まえ、
    空港へと向かった
  • 5 翼 id:xY2PUrJ/

    2011-10-15(土) 19:56:03 [削除依頼]


    ―――――――――

    何時間かたったのち、
    目的地の精霊山のある街へと付いた
    そして目を疑った

    「何故?こんなに空が低いんだ?」

    別に空が低くなったわけではない
    ずっと同じ高さだ。
    なのにこの土地は空が低く見えて仕方がない

    「ここがド田舎だからか?」

    周りにあるのは広い田んぼと畑
    そしてポツポツとある民家と
    それらを囲むようにある森と
    美しい水の流れる清流だ。
    こんな光景、絶対に都市部では見られない
    むしろ世界中探しても
    こんなに自然があるのは珍しい

    「・・・」

    しばらく、この自然あふれる光景を眺め続けた
    不意に、背後から声をかけられた

    「あんた、よそもんかい?」
  • 6 翼 id:xY2PUrJ/

    2011-10-15(土) 20:08:38 [削除依頼]
    声をかけたのは腰の曲がった
    よぼよぼのおばあさんだった。

    「はい。そうですが、なにか?」

    感情のこもっていない声で聞き返す

    「あんたも機械かい?」

    「はい」と答えてもよかったが
    なぜかその御婆さんは殺気を放っていたので

    「いいえ。私は人間です」

    と少しはにかんで答えた

    「そうかい。
    最近機械の人間共が天狗さまの地へ
    足を踏み入れるんでね
    警戒してるんだ」

    「それはなぜ?
    天狗様の地には入ってはならないのですか?」
  • 7 翼 id:xY2PUrJ/

    2011-10-15(土) 20:15:04 [削除依頼]
    「何故って簡単じゃ。
    天狗様は守り神
    その守る土地を汚されたら
    天狗様はお怒りになられるからじゃ」

    「どうして機械は汚れなのですか?」

    そう聞くと怪訝そうな顔をした

    「当たり前じゃろう。
    ただでさえ人が天狗様の地を汚して回った
    それなのにこの地まで人の作ったものを
    入れるのは耐え難いんじゃろう」

    それを聞くと少し納得できた
    だから、調査ロボットを破壊したのか。
    おばあさんにお礼を言い
    スタスタと立ち去る
    その足は、精霊山へと向かっていく
  • 8 翼 id:xY2PUrJ/

    2011-10-15(土) 20:22:49 [削除依頼]
    十数分歩き、山の入口に立つ
    その入り口はボロボロの赤い鳥居に
    古いお札が貼ってあるといういかにも怪しいものだ
    その奥は何の塗装もされていない土の坂
    その坂を上っていく
    普通の人間なら息を上げて登る坂を
    顔色一つ変えずに上っていく
    格好が制服に革靴なのでどこか奇妙だ。

    「・・・・」

    坂を登り切れば深い森に
    ポツンと佇む壊れかけの神社があった
    そしてその横にはほそい草に
    覆われた小道があった
    人が一人、やっと通れるかというくらいの
    細い坂の小道
    しかもそれはかなり急だ

    「・・・・」

    それを上る前にまず神社を調べる
    それは触れた瞬間
    壊れてしまいそうなくらいボロイ
  • 9 翼 id:xY2PUrJ/

    2011-10-15(土) 20:35:25 [削除依頼]
    時の流れを感じ、
    中へ一歩踏み入れる

    ギシッ

    古い木が嫌な音を立てる
    中は埃の臭いと木の匂いが
    充満している

    「・・・あまり入るとそこが抜けそうだな」

    中には古い古い神棚があった
    掛けた花瓶、
    ほころんできている締縄がある
    ところどころ底が抜けている
  • 10 翼 id:yHOU78./

    2011-11-05(土) 14:24:14 [削除依頼]
    もう一度絞め縄を見つめると、
    両端に何か葉っぱのようなもんがあった。
    それは団扇のようなものだった
    それはまるで時を感じさせないほど美しい新緑の色をしていて
    周りとはかけ離れたものだった。

    「・・・・」

    それを頭脳に入れ、
    一礼してから外へ出る。

    「・・・・・・・」

    そして一人やっと入れるかどうかの道へと入っていった
  • 11 翼 id:yHOU78./

    2011-11-05(土) 14:33:05 [削除依頼]
    はいれば入るほど異様な気配がする森
    どこか殺気にみちている
    気を抜かずに歩いて行く少女。
    周りの気配を探りながら歩いて行けば
    気がつけば高い高い、
    樹齢が検討の着かないほどの
    おおきな杉の木の前に来た。
    周りの木も見事な大樹だ。

    「なんて壮大な。」

    思わず息をのんでいると
    何かが、気配がした
    秀麗な顔を厳しくし、
    周りの杉の森を睨む。

    「何者だ!」

    厳しい口調でいうT−13号。
    するとそれにも勝るほどに厳しく、
    野太い声が聞こえてきた。

    『そなたは人か?カラクリか?
    何故この地まで来た。
    此処は我等天狗の住まう地
    入ってくればどのようなことに
    なるのか知っておるのか?』

    それに共鳴するように周りから無数の
    野太い声が聞こえてきた。
    しかし少女はそれにも動じず
    周りを冷静に見る。
    そしてその薄い唇から声を放つ

    「私の名はT−13。
    そなたらが嫌う機械の物よ。
    私はここを調べに来た
    ただそれだけだ。危害は加えない。
    だから気を静めて下さい」
  • 12 翼 id:yHOU78./

    2011-11-05(土) 14:37:35 [削除依頼]
    しかし声の主たちはそれに反して
    どんどん怒りを上げていく

    『危害を加えぬだと!?
    戯言をぬかせい!
    貴様らがこの地に足を踏み入れるだけで
    我らの力は弱まってくる!
    最近やまがたけっておる!!
    貴様の所為だな!?』

    少しだけ少女が驚く。
    ー何だか関係ないことまで
    私のせいにされている?
    そう考え、何とか弁解しようと試みる

    「待って下さい。
    私はたった
    今来たばかりでまだ何もしていません!
    多分それにはまた違う理由が――」

    しかしのこえの主たちはそんな弁解など聞かず
    少女に襲いかかっていた
  • 13 翼 id:yHOU78./

    2011-11-05(土) 14:45:26 [削除依頼]
    「ッッ」

    何か黒いものが自分に向かって襲いかかってきた
    少女は急いでよけるがそれらのスピードに勝てず
    どんどんとその
    白い肌から機械の体を見せて行った

    「こっのっ!!」

    彼女はその黒い物体を掴み、
    常人とは比べ物にならないほどの馬力で
    ソレを落ち葉の地面にたたき付けた

    『グホッ』

    みればそれは
    黒い羽をもつ鴉ようなの容貌を持つものだった
    流石の少女も驚く

    「な・・・なんだこれは!?」

    しかしじっくり考えることもできない
    他の奴らがまだいるからだ。

    「うっわ・・・・」
  • 14 翼 id:yHOU78./

    2011-11-05(土) 21:34:30 [削除依頼]
    黒い鴉の様なものが少女に激突し、尻もちをつく。
    落ち葉のおかげで痛くは無いが、
    非常にまずい

    (ここまでか・・・。)

    突発的にそう思ってしまった。
    目を瞑り、本部にこの事を連絡しようとする

    (これで、ここには誰も来ないな。)

    ふっと苦笑いのような笑みを浮かべ、
    只の鉄くずにされるのを待つ。
    黒い鴉の様なもの達は、
    黒き彗星となって少女に襲いかかろうとした。
  • 15 翼 id:yHOU78./

    2011-11-05(土) 21:40:27 [削除依頼]
    しかし、

    杉林が、森が、山が、
    撓るほどの風が吹き荒れた。

    『ぐッ!!??』

    そんな風に両者身動きが取れなくなった
    そんな状態に思わず目を開ける。
    そして、見た

    背に大きな純白の羽をもつ。
    山伏のような姿を持ち、
    羽とは対照的な漆黒の髪をした
    葉団扇を持った
           美しき青年を
  • 16 翼 id:yHOU78./

    2011-11-05(土) 21:51:08 [削除依頼]
    「な・・・・」

    流石の機械少女も驚いた。
    自分でも
    こんな感情があったとはと驚くほどに
    しかしそんなに驚く物が目の前にいた

    「何じゃ、
    さわがしいと思ったらそなたらか、鴉天狗」

    青年はそんな少女には目もくれず
    いつの間にか地に降り立った
    鴉に人間の体をかけ合わせたような姿をし
    に山伏の服を着た者たちに話しかけた
    その優しそうな顔立ちからは
    想像できないほどにその声は厳しい。

    「大天狗殿!?
    何故そのからくり娘をかばうのです!?」

    先ほどとは違い慌てた様子の鴉天狗達。
    しかし大天狗と呼ばれた青年はのんびりとした
    しかしどこか真面目な調子でいう

    「お前らが騒ぐと森が殺気だつ。
    そんな状態で森の動物達が怯えてんだよ。
    だから俺が止めに来たんだ。」

    正論を言われ、鴉天狗達が唸る
    そんな状況をニヤニヤと笑う青年。

    「それはそうだが・・・
      しかしその女は・・・」

    するとめんどくさげに頭をかいてから

    「あのな、さっき言ってただろ?
    危害加えるはないと。
    ソレを信用してもいいんじゃねえか?」

    どこか今風な言い方で言った。
    少女は不意に都会にいる
    不良少年を思い出してしまった。
  • 17 翼 id:yHOU78./

    2011-11-05(土) 21:55:31 [削除依頼]
    「・・・・分かりました。
    あなたがそこまでいうのならば」

    明らかにしぶしぶという
    感じで引き下がる鴉天狗
    しかし青年はそんなことは気にせず

    「有難う。
    まあ、おれがこの女を見張るから平気さ。」

    と軽く言った。
    ソレを聞いた瞬間安心した顔をし、
    消える鴉天狗。
    そんな展開を少女はボー然と見ていた。

    「さて、と」

    くるっと
    今まで背を向けていた青年が少女の方を向く

    「貴様、本当にカラクリなのか?」

    尻もちをついた状態でいた
    少女を見下ろしながら聞く青年
    高い下駄をはいていて、
    さらにもともと長身なのででかい
  • 18 翼 id:BMPTNZ31

    2011-11-06(日) 18:34:49 [削除依頼]
    はっきりいって妖しい人物?に話すことなどないのだが
    助けてもらったらしいので話すことにした少女

    「私は、軍事用アンドロイドT−13号。
    この森を調査するように
    此処に送り込まれたロボットだ。」

    平坦な、何の感情も感じれらない言い方でいう。
    そんな彼女のいい方に少しだけ信じられたのだろう

    「私の事は言った。今度はお前が言え。」

    平然と。
    先ほどと同じくちょうで青年に質問をする。
    青年は少しだけ目を見開いた。
    しかしすぐに朗らかな笑みを浮かべて
    自分の正体を明かす

    「俺は大天狗。
    精霊山の大天狗だ。
    他の大天狗と区別をつけるために
    俺は人の子の名で翔と名乗っている」
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