石田さんちのウサギ10コメント

1 南瓜 id:pO6lKK9/

2011-10-06(木) 21:10:23 [削除依頼]
 
 
506号室の石田さんち、ウサギを飼いはじめたらしいよ。

.
.

「お前はウサギじゃなくて、ピーピーうっせえサルだな」
「うっせーぞ石田!」
  • 2 南瓜 id:pO6lKK9/

    2011-10-06(木) 21:25:05 [削除依頼]
     
     
    「おい石田、腹減った」

    「おい石田、風呂わかせ」

    「おい石田、アイス買ってきて」

    「おい石田、お前最近加齢臭くせえぞ」


    おい、石田、おい、石田。

    今日も最近飼いはじめたうるせえウサギは俺を呼ぶ。おい、石田。
    生憎可愛らしさのカケラもねえ。


    「お前、女の子で、俺はご主人様だぞ? 少しは口調を直せ。敬え」
    「あ? 女が口悪いとダメな法律なんてあるか? ねえよ、ねえだろ? 敬う? ありえねえよ、敬うって言うのはよ、尊敬している人だけになんだよ。わかるか石田?」

    口のへらねえウサギ。思わずはあ、溜息。


    このウサギ、中卒の17歳で無職。
    身内もいない、金もない、かわいそうだから拾った。


    石田株式会社の社長、28歳の俺が。
  • 3 夢羽 id:FPSPKMY.

    2011-10-06(木) 21:41:35 [削除依頼]

    題名につられてやってきました。
    めっちゃ続き気になります!
    どうやってこのウサギと出会ったのか、
    考えるとワクワクしますw
    頑張ってください。
  • 4 南瓜 id:S9j9V1m0

    2011-10-07(金) 16:17:44 [削除依頼]
     
     
    夢羽さん

    うわあうわあ(^O^)!
    嬉しすぎます。初小説だったのでうまくいくか緊張していました(
    これからもわくわくできるような小説を目指して頑張ります。
    コメントありがとうございました。
  • 5 shu×shu id:spE.3C30

    2011-10-07(金) 16:26:59 [削除依頼]
    面白い〜〜〜!!!!
  • 6 南瓜 id:S9j9V1m0

    2011-10-07(金) 17:51:09 [削除依頼]

    「石田ー腹減ったーまじーほんとやべーって、やべえ」

    家に帰った早々、「おかえりなさい」もなくこのウサギは「飯を作れ」、とほざいている。

    「知ってるか、ウサギ。帰ってきた主人にはおかえりって言うんだぜ」
    「別にそんなこと言わくたって生きていけるだろ」
    「非常識め」
    「うっせーよ、はやく飯作れって三十路」
    「まだ28だ!」

    思わず大声を出してしまった俺にウサギは「煩ぇ」と耳の穴を指で塞ぐ。

    11も年の差があるにも関わらず、ウサギは敬語を喋らない。
    むしろ標準語ですらない、暴言だ。
     
     

    拾う前は、無口でなんも喋らない扱いずらいガキだと思ったんだが――。


    ***


    ウサギを拾ったのは先月のある日のこと。


    何メートルにもなる束の書類を書き終えた俺は、会社帰りにコンビニへ向っていた。

    時刻は深夜2時。

    この時間帯になると、やはり人はあまり通らない。
    いるのは俺と同じように夜勤帰りや、ヤンキーばかりだ。


    だからおかしいと思ったんだ。


    コンビニの前で小さく猫のように丸まった、細い子供が寝ていることが、
    不思議でしょうがなかった。
  • 7 南瓜 id:S9j9V1m0

    2011-10-07(金) 17:52:11 [削除依頼]
     
     
    shu×shuさん
    わ、ありがとうございます(^ω^)
    頑張りますね。
  • 8 南瓜 id:S9j9V1m0

    2011-10-07(金) 18:03:56 [削除依頼]
     
     
    ウサギのパーカー1枚だけを身につける子供。

    髪はボサボサで薄汚れた体。捨て猫……ならぬ捨て兎、か。


    呆けている場合じゃない。
    このままにしておくわけにもいかないし、どうしようかと考えていると子供はもぞりと動いた。

    「……ん」
    「起きたか?」
    「あ……?」

    寝ぼけているようだ。
    目玉はくらくらと泳いでいる。

    「おいお前、なんでこんなところで寝てるんだ?」
    「……」

    返答はない。

    「親は?」
    「……」
    「家は?」
    「……」
    「おい」
    「……」
    「おーい?」
    「……」

    全てにおいて、ノーアンサー。

    しっかり目をこちらに向けているはずなのだが、俺の質問にはうんともすんとも答えない。

    俺がうーんと唸っていると、急にへんてこな音がする。

     

    ぐぎゅるるるるるるるるるるるるる。
     
     
    子供の頬が少し赤い。


    「お前、腹減ってんのか」

    「……わりいか、くそじじい」


    じじいと言われるのは、はじめてだった。
  • 9 南瓜 id:S9j9V1m0

    2011-10-07(金) 18:16:23 [削除依頼]

    「腹減ってんならそう言えばいいのに」
    「……」

    無言で我武者羅に買ってやったカップラーメンを頬に含む。
    こいつはハムスターか……。

    相当腹が減っていたのか、既に4杯は食べている。


    そんな動物的な子供をじっと見た。

    茶色いボサボサの髪に、大きい猫目。腕と脚は棒みたいに細くて、暫くなにも食べていなかったのがわかる。

    そして疑問なのが――男か、女か。
    一応デリカシーと言うものがあるだろう。小学生はそうゆうの敏感だしな。

    声は掠れているせいか低いし、顔は中世的である。
    しかし服装は、ワンピースのようにも見える服であるし……。

    「……あたしさ」

    いつの間にか7杯を平らげていた『少女』は伏し目がちに俺を見上げてぽつりと呟く。
    (あたし、ね)。

    「ん?」
    「……あたし、所謂ホームレスってやつなんだ」
    「ホー……」
    「ムレス」
    「え」

    えええええええ!?
  • 10 ゆひ id:aiLuTbk0

    2011-10-21(金) 18:02:33 [削除依頼]

    義務教育のガ.キがホーム.レスだって!?
    なんじゃそりゃあ!?

    俺は顎が外れるかってくらい口をあんぐりあけて固まってると、少女は「大丈夫かよ」と苦笑いして呆れた。

    「おいおい……、冗談だろ?」
    「初対面でこんなこと冗談で言うかよ。お前馬.鹿か、馬.鹿じゃねえの。馬.鹿すぎ」

    ブチッとなにかが切れた気がした。

    お、落ち着け俺……相手は小学生だ。
    覚えた言葉をすぐに言いたくなる『馬.鹿』な小学生だ。

    「お譲ちゃん、親御さんは?」
    「…………いねーよ」
    「……」
    「親戚もいねえ、金もねえ。そんで寝るところもねえ」

    声は真剣だった。
    そして少女は目をそらして顔を伏せる。表情は読み取れない。


    この少女の言ってることが、本当なのか―?


    これが嘘だったとしても、普通親は小学生をこんな夜中に出すか?
    ああ、それとも家出……か?
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