*梨沙の中学生日記* 〜大嫌いな中学校〜29コメント

1 湖海 id:KE1vxAf.

2011-10-03(月) 20:55:44 [削除依頼]
*梨沙の中学生日記1* 〜大嫌いな中学校〜


主な登場人物

時雨沢 梨沙…大原東中学校の一年生
(シグサワ リサ) 1−4在住、吹奏楽部。

佐藤 春菜……大原東中学校の一年生
(サトウ ハルナ)  1−6在住、吹奏楽部。
       梨沙と仲がいい。

青木 有咲……大原東中学校の一年生
(アオキ アリサ)  1−2在住、卓球部。
       梨沙の親友。

藤井 柚菜……大原東中学校の一年生
(フジイ ユナ)  1−4在住、美術部。
       中学校に入ってから梨沙の友達になった。

鈴村 水城……大原東中学校の一年生
(スズムラ ミズキ) 1−4在住、陸上部。
       小学校から梨沙の友達。
  • 10 マトリョ id:cIEWLMj.

    2011-10-17(月) 21:57:24 [削除依頼]
    どーなるかきになります!
  • 11 湖海+ id:iRwIvoO0

    2011-10-22(土) 14:56:49 [削除依頼]
    コメントありがとうございます!!
    更新率低いですがこれからも
    見ていただけると嬉しいです!
  • 12 ヒカリ id:iRwIvoO0

    2011-10-22(土) 15:20:45 [削除依頼]
     姉や母、ピアノの先生などから勧められたからなんとなくそう
    いっただけだった。
     運動が壊滅的にできない私ははなから、運動部に入ろうなどと
    は考えていなかった。けど音楽が好きだから吹奏楽に入ろうかな
    みたいな、そんな程度だった。
     
     このあとの自己紹介で、吹部に入りたい人が一人いた。
    間山心音(マヤマココネ)。「音」という感じがいかにも吹奏楽って感
    じがした。
     次は、柚菜ちゃんの番だった。
    「藤井柚菜です。12月4日生まれで入りたい部活は美術部です。
    好きな本は十二市旗です。」
     柚菜ちゃんが言い終えた。
     正直私はびっくりした。
     私以外に「十二市旗」の本を知ってる人がいたなんて。
     「十二市旗」の本は中学生にはだいぶ難しい本で私は、アニメ
    を見て話を知ってるくらい。
     お姉ちゃんは小説を持っていたが、到底読めないような難しい
    本だった。
     
     授業が終わる。
     私は急いで柚菜ちゃんの席へと向かった。
    「ねえねえ柚菜ちゃんって十二市旗知ってるの?私も知ってるよ
    。面白いよね。」
     柚菜ちゃんは驚いた様子で私を見ていた。
    「…知ってるの?」
    「うん!私以外に知ってる人がいたなんて驚いたけどね。」
     柚菜ちゃんは少し緊張を解いたような表情になった。
    「うちも驚いた。」
     なんか柚菜ちゃんとは趣味があいそうな予感がした。
     
     その他いろいろ柚菜ちゃんに好きな本を聞いてみたら、おもし
    ろいくらいに、全部私が知ってるやつだった。
     意気投合したようだ。
     六時間目の次は掃除だった。
     掃除しながら、水城が話しかけてきた。
    「柚菜ちゃんと仲良くなったんだね。さすが梨沙だね。」
    「へへ〜。柚菜って意外と面白い子だよ。」
     そのときにはすでに呼び捨てしていた。
     
     さすが。と水城に言われるのには理由があった。
     小学校のころ、私はだいぶ活発で六年生のときは、学級の副
    委員長をしていたくらいで、クラスの人とはみんな気軽に話せ
    たし、クラスでいじめがあったときも私はいじめられた子を助
    ける方だった。
     だから、一応自分でも誰とでも仲良くなれると思っていた。
  • 13 湖海+ id:iRwIvoO0

    2011-10-22(土) 15:21:39 [削除依頼]
    すみません! >>12は私です! 間違えましたww
  • 14 湖海 id:iRwIvoO0

    2011-10-22(土) 15:30:09 [削除依頼]
     その日から体験入部が始まった。
     とりあえす、吹奏楽部の活動場所である、第一音楽室
    へと行ってみる。
     小学校のころは、特別教室なんて一個ずつしかなかっ
    たから、第一、第二と別れているのはすごいと思った。
     まず、吹奏楽部の体験で、先輩方に何の楽器を吹いて
    みたいか聞かれる。私はクラリネットと答えた。
     実は小学校のときもブラスバンドでクラリネットを吹
    いていた。
     しかし、羽成のブラバンは県大会や東北大会に行って
    うまい学校なのに、埼菜はぜんぜん下手なバンドだった。
    そのため埼菜でブラバンをやっていた人は、ほとんど吹
    部にはいらなかった。つまり東中の吹部の実力はほとん
    ど羽成の人たちのお陰だった。
     吹奏楽に入るのはいいけど、埼菜が少ない。
     このことでいまいち吹部に入ると決められなかった。
     そのほか、東中の吹部の練習量はハンパない。吹部に
    はいってもついていけるかという問題もあった。

     
  • 15 湖海 id:iRwIvoO0

    2011-10-22(土) 15:43:41 [削除依頼]
     第二章 吹奏楽

     結局、考えがまとまらないまま、明日が入部届をだす
    日になってしまった。
     あれから、家庭部や美術部。入りもしない運動部を見
    て回ったが、いまいちピンとこなかった。
     そして私は決めた。

     翌日。4月24日。
     入部届をだした。
     その日の授業が終わり、部活へと向かう。
     第一音楽室、通称一音についた。
     ドアを開く。
     中にはすでに人が何人かいた。結局私は吹奏楽部に入
    部したのだった。
     決めたのにはある理由があった。
     それは春ちゃんだった。
     春ちゃんとは佐藤春菜のあだ名みたいなもの。その子
    は特にいままでブラバンをしたわけじゃなかったけど、
    なぜか吹部に入るといっていた。
     仲のいい友達がいる。
     これが決定づけた。

     結局、吹部に入部したのは、全部で25人。全員女子。
     一年生の女子が99人だから、女子の4分の1は吹部
    というわけだ。
     すごい人数。
     現在の吹部は2年生7人3年生13人、計20人だっ
    た。先輩が少ないため、とても感激してくれた。
     全員女子の部活。別に男子が入部してはいけないとい
    う規則はなかった。
     25人の中で埼菜出身は3人だった。
     私と春ちゃんと、佐々木海香(ササキミカ)の三人。
     海香は1年から4年までクラスが一緒でとても仲が良
    かった。これなら大丈夫そう。
     私は少しだけ期待した。
     楽しい部活になりますように。

     しかし、待っていたのは楽しい部活ではなかったことを
    私はそのとき知る由もなかった。
  • 16 湖海 id:SElbTQY0

    2011-10-28(金) 21:14:39 [削除依頼]
     部長が入ってきた。
     部長の大久保翠(オオクボミドリ)はパーカッション。通称パーカ
    スパートのパートリーダーで、体験入部にも何回かお世話にな
    った人だった。
     ベリーショートの髪でスポーティーなイメージで面白い先輩
    だ。
    「二三年並んで。一年生は、こっちのほうに三列で適当に並ん
    でちょうだい。」
     私は、春ちゃんと海香の近くに並んだ。
    「一人ずつ自己紹介。名前とクラスと希望する楽器。」

     端から言っていく。
     この自己紹介で気づいた。4組の人は私を含めて3人に増え
    ていた。
     あたしは、特に希望する楽器がなかったから、あの翠先輩が
    いるパーカスを選んだ。
     
     自己紹介後。
    「君はパーカスだよね?ついてきて」
     翠先輩にそういわれた。
     ほかにパーカス志望は二人いて、ふたりとも羽成での経験者
    だった。
     それから、私たちは楽器の出し方からウォームアップの仕方、
    などなどたくさん教わった。
     4時くらいまで活動したあと、私は帰った。

     〜家〜
    「疲れた…」
     リビングに横になる。
     私は自分の部屋で生活しない人だった。
     一応自分の部屋はあるんだけど、一日でその部屋を利用する
    方が少ないかもしれない。
     宿題もすべてリビングで、寝るのもいまだに寝床と呼ばれる
    父や母と一緒の部屋で寝ていた。
     何回か自分の部屋で寝ようとしたのだが、枕が変わると寝れ
    ないような人だったために、自分の別途で横になっても眠りに
    つけないのであった。
     
     長座布団にうつぶせになりながら、今日の部活のことを考え
    ていた。
     翠先輩は意外と怖かった。
     いや、怖くはないけど…なんだろう。想像してたよりずっと
    真面目で、きっぱり注意する人だった。
     そういう雰囲気に私はあまり慣れていなかったのだ。
     いままで、他人にきっぱりと注意される。
     なんか変な感じがした。
     それにパーカスはいろいろと大変そうなパートだった。買う
    ものや覚えること。考えるほど嫌になってきた。
     やっぱり今まで吹いていたクラにしようかな?
     でも今の流れだとこのままパーカスになりそうだった。
     明日は翠先輩にやっぱりパーカスじゃない楽器がいいと言っ
    てみよう。
     そう決心した。
  • 17 湖海 id:pnrDpwC/

    2011-10-31(月) 20:21:00 [削除依頼]
     翌日

     翠先輩に正直に言ってみた。
    「あの…私やっぱりほかのパートにしよっかな…なんて…。」
     翠先輩は悲しそうな顔で「そっか」とつぶやいた。少し心が痛
    んだけど、3年間続けるんだから後悔はしたくないって思った。

     その次の日は土曜日だった。 
     吹奏楽部は朝の8時45分〜3時30分まである。
    そこで楽器をきめた。
     だいたいの人は小学校と同じ楽器になっていて、決まってない
    のは、私や春ちゃん、羽成出身だけど、初心者の人たちだった。
     クラ(クラリネットの略)は二人枠が余っていた。
     パーカスは一人余っていた。
     
     決まってない人たちで話し合う。
     先輩が言った。
    「サックスは一人余ってるけど、やりたい人が、いるからそれで
    もいい?」
     みんながいいといった。
     どうしよう。
     次々に楽器が決まってる、うちも早く決めなきゃ…
     クラが二人余ってるのが目に入った。
    「春ちゃん、一緒にクラやんない?」
     うちは春ちゃんに話しかけた。
    「うん。いいよ」
     特にやりたい楽器がなかった春ちゃんはいいと言ってくれた。
    「私と春菜ちゃんクラやります」
     かくして楽器は決まった。
     再びクラを吹くことになった。

     思えば、この楽器選択も間違いだったのかもしれない。
  • 18 かな id:mk/Fd/J/

    2011-10-31(月) 21:49:56 [削除依頼]
    ああ…パーカッションを選んでほしかった…
  • 19 湖海+ id:Qxnd/dF.

    2011-11-01(火) 17:54:15 [削除依頼]
    かなさんコメントありがとうございます☆

    パーカス…
    そうですね
    それもよかったかもしれません…主人公にとっては…
  • 20 かな id:HCSFVuW0

    2011-11-01(火) 18:16:03 [削除依頼]
    いえいえw

    頑張ってください(-ω-)b
    続き楽しみにしてマース(^^♪
  • 21 湖海+ id:ZhM25gn0

    2011-11-03(木) 13:05:42 [削除依頼]
    ありがとーございます☆

    これからもがんばっていきますよー♪
  • 22 湖海 id:z.el8N4.

    2011-11-10(木) 17:54:53 [削除依頼]
     クラには現在三年生の先輩が二人。
     メガネをかけたショートカットの長身の先輩。だけ
    どあんまりスポーツ系ではなさそうな人。
     もうひとりは肩のあたりまでの髪の穏やかな目の人。
     二年生の先輩も二人。
     ひとりは下のあたりで二つに髪を結ったサラサラス
    トレートでめちゃくちゃ美人の人。双子らしくて、も
    う一人はホルンを吹いているらしい。
     もう一人は髪が長くてちょいくせっ毛前髪を左右に
    分けている先輩。
     
     そしてクラの一年生は既に3人いた。
     私は春ちゃんに話しかけた。
    「みんな羽成の経験者かな?」
     春ちゃんは「どーだろ?」っといって首をかしげた。
     私は一人でおいてかれたらどうしようとか、みんな
    うまいんだろうな…とか考えていた。
      
     ひとりの先輩が私と春ちゃんの前に現れた。
     メガネの先輩だった。
    「二人はクラに入ったんだよね?」
  • 23 湖海 id:rCO6arZ/

    2011-11-11(金) 20:56:28 [削除依頼]
    「はい。」
     二人同時に答えた。
    「じゃあこっち来て。」
     メガネ先輩と一緒に音楽室に戻る。まだ楽器ケース
    に入ってるクラを手渡された。
    「じゃあ組み立て方教えるから、見ててね。」

     そんなこんなで今日の部活は終わった。
     今日は楽器が決まった。クラを組み立て、教本を渡
    された。
     「オール・ブラス」というもので、中を見ると、全
    部合わせて、149個の曲が入っていた。
     最初はソの音。次はファの音…というように、初心
    者のための教本だ。
     なんでも、経験者もその本をすべて吹かないと、先
    輩達のようには吹けないらしい。

     明日は日曜日。また同じ時間、部活がある。
    頑張ろう。

     そう意気込んだ。
  • 24 湖海 id:vwVs7Z//

    2011-11-17(木) 17:24:02 [削除依頼]
     次の日


     朝部活に行くと、早速パートごとに「オール・ブラス」
    を吹き始めた。
     一応埼菜でもクラを吹いていたから一通りはできる。そ
    れに先輩がしっかり教えてくれた。
     先輩が5人で1年生も5人だから一人に一人先輩がついてく
    れた。うちの担当は2年生の前髪を左右に分けている先輩。
    平野 明(ヒラノ アカリ)先輩だった。
     明先輩はとっても優しくて丁寧に教えてくれた。
     
     時間がたって、午前中の練習は終わった。
     一音に戻り、みんなで輪になって昼食をとった。

     午後の時間になり、先輩たちはコンクールの練習のタメ
    合奏に行った。だから一年生は個人で練習しなければ、い
    けなかった。
     練習しようと思い、「オール・ブラス」を一音に忘れて
    きたことに気付いた。
     吹部では、パートごとに教室を借りて、練習していた。
    クラは三組を借りてた。
     それで、私はクラを注意しながらその場において、「オ
    ール・ブラス」を取りに行った。
     午前中にクラの正しい置き方を明先輩に教わった。
     ちゃんとキイの少ないところを下にするのだ。その他
    先輩に会ったら挨拶をするとか、いろいろとめんどくさそ
    うな決まりが沢山あった。
     「オーリ・ブラス」をとってきて、三組に戻る。
     戻ったところで一年生の羽成出身の子たちが話していた。
    「ちゃんと教えてあげた方がいいんじゃない?」
     もう一人が言った。
    「別にそれで私は困んないもん。自分が置き方間違えてる
    だけなんだから。」
    「でも間違いに気付かないじゃん。そうしたら」

     …え?何?うちの置き方について言ってんの?
     間違ってるならちゃんと間違ってるって言ってくれれば
    いいのに。嫌な感じ。
     
     そこで春ちゃんも「オール・ブラス」を忘れてきたみた
    いだったから、取りに行った。
     そしたら、
    「オッケーいいねその置き方!」
     さっきの子が言っていた。

     なんかむかつく。
     言いたいことがあるならはっきり言えばいいのに。

     そのあとはパートの人五人で「オール・ブラス」を
    進めた。
     仕切っている子は、羽成の経験者らしく、ジャージを
    見たら、七丘 唯(ナナオカ ユイ)と書いてあった。
    「じゃあ次、最初から二小節まで」
     
     どんどん進んでって口が疲れてきた。
     そしたら唯ちゃんが、
    「疲れた?じゃあ、その二人でやってて」
     うちと春ちゃんを指した。
     …さっきはあんなこと言ってたけど意外と優しいのかな?

     口が疲れたから春ちゃんと私は、一度歌ってから吹くことに
    した。

     やがて午後の練習も終わった。
     終わりがけに唯ちゃんがこういった
    「ちゃんと吹いてた?」
    「うん。」
    「…へえ」

     なんとなく疑わしい目つきだった。

     その帰り昇降口にいて、さあ帰ろうとしたとき、
    クラの先輩と双子の先輩が言った。
    「ばいばい。」
     
     なぜか私の頭は真っ白になってしまった。
     一度も話したことないのに「ばいばい」と言われ
    テンパってしまった。
     ええ…とぉ…こういうときなんて言うんだっけ?
    うんと…
     そんなことをしているうちに時間は過ぎていく。
    私の口はパクパクいうだけで言葉にならない。
     そのうち先輩は過ぎ去ってしまった。
     どうしよう。
     そう思っていたとき、あの先輩と一緒に帰っている
    一年生らしき子にこういわれた。
    「先輩に、ばいばい、って言われたら、さようならって
    かえさなきゃダメなんだよ」
     もうだいぶ遠くにいたから、大きく叫んでいた。
     そうだ。
     そのとおりだ。
     当たり前のことなのになぜか私は涙がでそうだった。
  • 25 湖海+ id:2p.GT1Z.

    2011-12-02(金) 20:32:46 [削除依頼]
    すみません
    なんかテストとかいろいろあって
    しばらく書いてませんでした…orz
  • 26 湖海 id:2p.GT1Z.

    2011-12-02(金) 20:43:17 [削除依頼]
     私が今日無視してしまった先輩は岡本 理奈(オカモト リナ)
    先輩というらしい。春ちゃんから聞いた。
     理奈先輩と双子の万里先輩はクラの先輩だった。
     
     家についたが、なんだか今日のことが気になった。
     確かに理奈先輩のことについては明日謝ろうと思う。
     いくらテンパってたといっても無視してしまったことに変わ
    りはない。
     理奈先輩に関してはいいとしてなんか唯ちゃんの態度が気に
    なった。
     考え出すときりがなくなって明日の部活がだんだん嫌になっ
    てきた。
     吹奏楽は土日も休みがない。
     むしろ土日の方が長くなる。
     
     そのときまだ私は気づくはずもなかったけど、今の私の部活
    に対しての嫌気はまだまだ序の口だった。
  • 27 湖海+ id:v5Siy7x.

    2012-03-12(月) 20:14:02 [削除依頼]
    大分 久しぶりです…

    なんかいろいろすみません
  • 28 時雨 id:v5Siy7x.

    2012-03-12(月) 20:34:17 [削除依頼]
     今日は月曜日。
     部活時間は一週間の中で一番短い。そのことに少しほっとし
    ている自分がいた。
     あたしはちょっとしたことにでも嫌気がさしたり、悲しくな
    って泣きたくなる。
     はたからみればこういうのばかばかしいんだろうな。
     そう思って一日を過ごす。
     
     かつての英語の時間のあと柚菜とはもう移動教室を一緒に歩
    く仲にまでなっていた。
     柚菜とあたしの趣味が合うこともあるだろうが、柚菜の性格
    が私は好きだった。柚菜と話していると嫌なことを忘れられた。
     教室にいるときはずっと笑っていた。


     でもやっぱり部活の時間は定刻にやってくる。第一音楽室に
    入る。ほとんどまだ誰もいない。あたしは特にすることもなく
    ハジマリのミーティングが始まるまで待っていた。
     
     そこでいきなりだった。

     水色のメガネをかけた肩までの髪のかわいらしい子が、かわ
    いらしい声で話しかけてきた。
    「ねえねえ、オールブラスどこまで終わった?」
     なんでこんなこと聞くんだろ。あたしこの子と話すの初めて
    なんだけど…
    「うんとねえ、まだ50くらいだよ〜。」
     愛想よく答えた。
     するとその子はこういった。
    「あのね、鈴奈もうあと3つなんだ〜。」
     うれしそうに笑顔でそう言った。
     なんでこんなこと言うんだろ。
     嫌味っぽいな…。まあいいけど。
     あたしは持ち前の愛想でやり過ごす。
    「うち、山路鈴奈(ヤマジスズナ)。ねえ友達になろ?」
     いまどきそんなこというやつがいるんだ。
    「うん。よろしく。」
     

     さっきの会話について考える余裕もなくミーティングが始ま
    った。続いて楽器をだす。その時、理奈先輩にあった。
     あたしはとっさに言った。
    「こんにちは。」
     楽器が置いてある小部屋はまだまだ人が少ない。今の声は確
    実に理奈先輩に届いている。
     でも、返事はなかった。
     理奈先輩は、軽くこっちを見て、あとは何もなかったかのよ
    うだった。

     怒りはない。当然だ。あたしが悪い。
     いつかは返事を返してくれる日がくるのかな…。
     そんなことを考え楽器をだした。
     理奈先輩の双子である万里先輩が来たので挨拶をした。

     万里先輩は軽く会釈して、「こんにちは」といった。
  • 29 湖海+ id:v5Siy7x.

    2012-03-12(月) 20:35:14 [削除依頼]
    すみませーーーん!!!! 再び間違えました!!!! >>28私です! ほんとすんません
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