交剣知愛、続96コメント

1 笹かま id:jLxaBJU/

2011-09-24(土) 15:38:22 [削除依頼]
(ありがとう>(^ω^`)<笹かまです)
あと少しで書き込めなくなりそうなんで
新しいスレッドでやることにしました!

内容が変わることはないのでご安心をm(_ _)m
そろそろ交剣知愛も終わっちゃいます
応援よろしくです('-`))

前のスレッドも
よかったらどうぞo(^-^)o
  • 77 笹かま id:rKoS3KO/

    2011-10-04(火) 05:36:10 [削除依頼]
    『それでは、
     バレーボールの第一回戦を開始して下さい』
    ピ―――ッ!!!

    「梓っ、くるよっ!」
    「うん」
    相手チームのサーブが私の方にきた

    「はいっ」
    私が高くレシーブで上げた

    「はいっ!梓、もう1回お願いっ」
    バレー部の子がそれをトスで上げた

    スパイクなんてあんま打ったことないけど…っ
    「っ!!」
    私は高くジャンプして、ボールを打った

    そのボールは相手のコートに落ちて
    私たちのチームに得点がはいった

    「すごい梓っ!次も頼むね」
    「あ…はい」
    またやんのか…

    そして私達は戦い続けた
    若干剣道とは関係なくなってしまったけど、戦った

    ―表彰式
    『女子の部第一位、3-1』
    けっきょく1位は3年生だった。でも

    『第二位、1-2』
    「やったぁぁ!!!」
    「梓のおかげだよっ」
    1年にしては凄いんじゃん的な雰囲気が
    体育館全体をつつんだ

    そして男子の表彰も終わり
    昼食だと思ったら

    『優秀選手賞、1-2、黒木梓さん』
    「…えっ?」
    表彰されてしまった
  • 78 笹かま id:rKoS3KO/

    2011-10-04(火) 05:43:54 [削除依頼]
    「梓っ」
    「一緒に食べよっ」
    お弁当の時間になった

    「うん」
    バレーボール以来、クラスの人とも仲良くなれた気がする

    私がみんなの方へ行こうとした時
    「ごめんね、梓ちゃんは生徒会室で食べるから」
    突如現れた沖永先輩に拉致されてしまった

    ああ…
    友との親交が…
  • 79 笹かま id:rKoS3KO/

    2011-10-04(火) 05:55:43 [削除依頼]
    沖永先輩に連れ去られ、来た場所は…

    「先輩、生徒会室で食べるんじゃ?」
    「まあまあ♪とりあえず食べよ」
    生徒会室の窓からちょうど見える庭だった

    「いただきまーす」
    先輩は私より先に食べ始めた

    「…いただきます」
    私もしぶしぶここで食べ始めた

    「梓ちゃん、表彰されてたね」
    「ああ、見てたんですか」
    恥ずかしかった…

    「次は先輩ですね。バスケ」
    「…うん」
    先輩は、少し下を向いた

    「?」
    「僕、勝てるか不安になってきたな」
    らしくないな

    「梓ちゃん、僕のお願い、聞いてくれる?」
    「ヘンなことでなければ」
    「大丈夫。ヘンなことじゃないから。お願い」
    先輩が手をあわせてお願いしてきた

    「…わかりました。なんですか?」
    「うーん、そうだなー」
    先輩はなぜか生徒会室を見上げて
    何かを確認してから

    「梓ちゃん補給ー」
    私の肩に手をのせ、私のおでこにおでこをあてた

    「お願いって、これですか?」
    「うん。すっごい助かる」
    まったく、ヘンな人だな

    それからずっと
    この体勢のままだった
  • 80 笹かま id:rKoS3KO/

    2011-10-04(火) 05:58:10 [削除依頼]
    ―生徒会室
    「斎木ー、どうした?さっきから庭ばっか見て」
    「…いや、なんでもない」
  • 81 笹かま id:hunHhos0

    2011-10-05(水) 04:50:07 [削除依頼]
    ―体育館
    「黒木さんっ!ボール確認した!?」
    「はい!大丈夫です」
    昼食が終わり、バスケ担当の私は仕事をしていた

    「よし!これでまずはOKね
     黒木さんは試合でケガ人がでたら手当てしてあげて」
    「はい」
    私は一息つき、体育館を出て、すぐ横の、裏庭に向った
  • 82 笹かま id:hunHhos0

    2011-10-05(水) 05:09:57 [削除依頼]
    ―裏庭
    「はー…」
    やっぱり外の方がスッキリする

    「今日中に、決めなきゃ…か」
    私は今日あったことを思い返してみた

    沖永先輩と学校に行って、
    実行委員の仕事して、
    会長にもう1回告白されて…あ、
    その前に、夢を見たんだっけ。会長の

    「…あれ?」
    なんか、会長のことが、多いな
    そんなことを思っていると

    「黒木?」
    うしろからその人の声が聞こえてきた

    「会長!どうしたんですか?」
    「いや…少し考え事をな。スッキリしたくて」
    会長が考え事なんて珍しい

    「なんか、らしくないですね、会長」
    「え?」
    「いつも私の力になってくれる会長なら
     このあとのバスケも、絶対勝てます!大丈夫です!」
    「…?」
    あれ、バスケのことを考えてたんじゃ?

    「えっとー、あれ?違いましたっ?」
    私があたふたしていると

    「そうだな。ありがとう、黒木」
    いつもの笑顔でこう言った

    でも、少したつと
    「……っ」
    会長はなんだかもどかしい表情になった

    「会長?」
    私は心配になって顔をのぞきこんだ。その時

    「わっ…」
    力強く会長に抱きしめられた

    「すまない黒木。少しだけだから…」
    「…はい」
    会長は私の肩のあたりに顔をおしつけ
    もっとギュっとした

    「ようやくさっきのお前の気持ちが分かったよ」
    「えっ?」
    「俺もやいていたようだ。やきもちを」
    会長が私にやきもち?
    なんで?いつ?だれに?
    私がグルグル考えていると

    「ありがとう。頑張るから。応援してくれ」
    会長が腕をほどき、肩に手をのせ、こう言った

    「はい…」
    そして会長は体育館にもどった


    なんだか
    今ので
    分かった気がする
    自分の気持ちが
  • 83 笹かま id:hunHhos0

    2011-10-05(水) 05:35:21 [削除依頼]
    『バスケットボール、第一回戦、開始』
    ピ―――ッ!!!

    「頑張れーっ!!」
    「2組ファイトーッ!」
    みんなが応援してるなか、私は

    「黒木さんっ!ユニフォームこっち!」
    「はいっ」
    ユニフォームを運んだり

    「そこのボールこっちー!」
    ボールを準備したり
    実行委員の仕事におわれていた

    「すみませーん!ケガです」
    えっ、ケガ早くないか

    「はい!そこに座ってください。足首ですか」
    「はい。痛たたっ」
    私は彼の足首を外側にする。痛そう

    「ひねっただけです。すぐ治ります」
    「はい…」
    私はテーピングをとりだした

    「あっ、動かないでください」
    「その…痛くてっ」
    痛いならなおさら動くなっ

    どうしよう
    上手くテーピングできない

    私が焦っていると
    「貸してみ。オレやっから」
    横から原島先輩が出てきて、代わってくれた

    「お前、絶対動くなよ?」
    「は…はいっ」
    原島先輩のオーラは尋常じゃなかった

    「はい完了。梓パスッ」
    「あっ、ありがとうございました」
    テーピングを渡され、お礼を言った

    「あ、梓。あれ見てみ」
    原島先輩が指した所には、会長がいた

    「会長もう試合やってるんですね」
    「あいつ今日のためにけっこう頑張ってたぞ?」
    「え?」
    「絶対勝たなきゃっつって毎日筋トレと走りこみ」
    へー…

    「ま、誰のためかは目に見えてるけどな」
    「え?」
    「…お前、気づかないの?斎木も、光も
     お前のために本気でこの試合してんだ」
    私のため…?

    「だから、真剣に考えてやってくれ。な?」
    原島先輩は、知ってるんだ

    「…はい」
    この時の私は、もう決心がついていた


    黒野、
    これであってるよね?
    大丈夫だよね
  • 84 笹かま id:hunHhos0

    2011-10-05(水) 06:00:08 [削除依頼]
    『これより、決勝戦を行います』
    体育館全体がシーンとした

    決勝戦にあがったのは
    3-1と3-3
    会長と沖永先輩のクラスだ

    「やっほー、進君。まさかほんとになるとはねー」
    「お前が仕組んだんだろ。責任とれ」
    整列した状態で2人は何か話してるけど
    ぜんぜん聞き取れない

    『決勝戦、開始』
    ピ―――ッ!!!

    「ファイトーッ!!」
    「いっけー!3組っ」
    笛の合図で、一気に盛り上がる

    決勝戦ということもあって
    両チームとも少し息があらい

    『3-3、2点はいります』
    「ナイッシュー!光っ」
    そんな中、
    沖永先輩がキレイなレイアップシュートを決めた

    「へへっ」
    気のせいかもしれないけど
    沖永先輩がこっちを見てニーと笑った

    『3-1、2点はいります』
    「進っ!お前すげーな!」
    すぐさま会長のクラスがおいつく

    「そんなことはいいから早く戻れ智久」
    「おっ、おう!」
    あ、あれお兄ちゃんか

    「…!」
    今のも気のせいかもしれないけど
    一瞬、会長と目があった気がした

    それからずっと
    点のとりあいになった

    「残り40秒…」
    得点は36対34
    会長のクラスが少しリードしている

    「…はっ、はぁっ」
    沖永先輩は汗をたらしながらドリブルをしている

    「…よしっ」
    そして目をキリっとさせて

    素早いドリブルで何人もぬき
    高くジャンプし、シュートを決めた

    『3-3、2点はいります』
    「すげーよ光!」
    「ははっ」
    先輩は、チームの人とハイタッチして
    ディフェンスのポジションにもどった

    「…あれ?」
    また気のせいかもしれないけど
    先輩が右足をかばっているように見えた

    まさか…あれって

    『3-1、2点はいります』
    考えてるうちに、また会長がシュートを決めた

    「…っ」
    沖永先輩がパスをうけ、ドリブルをした瞬間

    ピ―――ッ!!!
    『試合終了です。整列して下さい』

    終わった。試合が
    沖永先輩はとても悔しそうだった

    「「ありがとうございましたっ!!」」
    礼をしたあと
    先輩はすぐに体育館をでた

    私は心配になり
    そのあとを駆け足でおった
  • 85 笹かま id:WKZRsZo1

    2011-10-06(木) 04:21:04 [削除依頼]
    ―生徒会室
    「沖永先輩っ!!」
    先輩よりちょっと遅れて勢いよく扉を開けた

    「あれっ?梓ちゃん」
    先輩は床に座り、右の足首をさすっていた
    …やっぱり

    「先輩、足見せてください」
    私が近くに来てこう言うと

    「なんで、分かったの?」
    「見てれば分かりますよ!だから早く…」
    私が言葉を止めた理由は

    「…ほんとにもう、悔しいなぁ…」
    先輩の目から1粒だけだけど涙が流れたから

    「負けた上に、1番バレたくなかった子にバレちゃってるし…」
    先輩は、体育座りになって少しスネた

    「バレるバレないより、足の手当てをっ」
    私がこう言って先輩の足を見ようとすると

    「いいよ、別に」
    先輩にパっと手をつかまれて阻止されてしまう

    「もう、むりに優しくしなくて、いいから」
    なぜか先輩は哀しそうな表情だった

    「むりにって…なんでっ」
    「分かってるくせに。自分の気持ち」
    こう言われ、ドキンとした

    「早く行きなよ。今日中に言わなきゃでしょ」
    そっか。先輩は分かってたんだ
    …でも

    「はい、行きます。先輩のケガの手当てが終わったら」
    「えっ…」
    私は多少強引に先輩の足の手当てをはじめた

    「…ほんと、君には敵わないな」
    「えっ?」
    「そーゆーところが好きだったんだけど」
    サラっと言われ、恥ずかしくなる

    「おっ、終わりました」
    「ありがとう」
    なぜか沖永先輩は右手をだした

    「これも含めて、今までありがとう」
    「今までって…こちらこそ、ありがとうございます」
    そして私も右手を出して握手した
  • 86 笹かま id:oOSnkeO.

    2011-10-08(土) 13:09:22 [削除依頼]
    ―校庭
    「黒木ー!!1-2サッカー1位とったぞ!」
    賞状を持った東川くんが嬉しそうにこう言った

    「わっ、すごいね」
    私は軽く拍手した

    「黒木、どうした?疲れてるっぽいけど…」
    「え?あぁ、バレーボール頑張りすぎちゃったかな」

    沖永先輩と別れたあと、私は走って会長を探した
    でも、結局見つけられなかった

    ―閉会式
    『成績発表。第一位、3-1』
    アナウンスがかかり、クラスの代表が前にでる

    「あっ…」
    会長だった

    私は今にも飛び出しそうな自分をおさえて
    賞状を受け取る会長を見つめた

    「っ!」
    今、確実に目があった
    でも

    「…え?」
    すぐにパっと目をそらされてしまった

    私の中からズキンという音がした
    それは確実なものだった
  • 87 笹かま id:oOSnkeO.

    2011-10-08(土) 13:20:06 [削除依頼]
    ―3-1
    「すみませんっ!会長、いますかっ!?」
    スポーツ大会が終わり
    私はいそいで会長のクラスへ来た

    「あ、梓!」
    「お兄ちゃん!会長はっ?」
    私が聞くとお兄ちゃんは少し間をおいてから

    「うーん、確かさっき先生と話してたような…」
    「先生って誰!?」
    「えーっと、土浦先生!」
    「分かった!ありがとうお兄ちゃん」
    私は全力のダッシュで会長を探す


    「ほんとによかったのか?進」
    「ああ…。すまない」
  • 88 笹かま id:oOSnkeO.

    2011-10-08(土) 13:42:03 [削除依頼]
    「はぁっ…、はぁっ」
    校内中を探しても会長は見つからなかったから
    校庭にでてみた

    スポーツ大会の影響で
    今日の午後練はどの部活もなくなった
    そのため、今日の校庭はとても静かで、怖いくらいだった

    「いるわけないか…」
    こうつぶやき、教室にもどろうとした時

    ポツン

    「あ、雨…」
    鼻のあたりに一粒の雨がおちた
    その雨はだんだん強くなって、大雨になった

    「…」
    なぜか私はその場から動きたくなかった
    雨がおちてくる空をボーっと見た

    私のこと、避けてるのかな、会長
    嫌われちゃったのかな、私
    会長、なんでですか?
    今日も言ってくれたじゃないですか
    "好きだ"って…

    「…っ、うっ」
    雨にうたれながら、泣いた
    泣きすぎて、雨と涙の区別がつかなくなった

    「…もどんなきゃ」
    落ち着きをとりもどし、再び教室に戻ろうとした
    その時

    「あっ…」
    足が力をなくし、
    体がバランスをとれなくなった

    でも私は危ないとも思わなかった
    もうどうでもいいとさえ思った
    このまま倒れて、雨にうたれて、無くなりたい…

    そう思って目をとじた


    「…木っ!黒木っ!」
    少したち、誰かの声が聞こえた
    誰かに支えられてる感じがした

    この声、知ってる
    今、私が大好きでしょうがない人だ
  • 89 笹かま id:oOSnkeO.

    2011-10-08(土) 13:53:48 [削除依頼]
    「おーい、黒木っ!」
    「…ん?」
    私を呼ぶ声がした

    「よっ!久しぶりだなー」
    「黒野…?」
    あいつだった。何もかわってない、あいつ

    「生きてたの?」
    私が黒野の手を掴もうとした
    でも

    「えっ」
    掴めなかった
    スっと、すり抜けてしまった

    「ごめん、黒木。やっぱりオレ、死んでるんだ」
    こんなことを引きつった笑顔で言うから
    私は哀しくなった

    「そんな顔すんなって!」
    「でも…」
    私が下を向くと

    「見つけたんだろ?」
    明るいトーンで黒野がこう言った

    「お前のこと、大切にしてくれる男」
    黒野がいつもとは違う表情でこう言った

    「…そう、だったね」
    私、なに考えてたんだろ
    別にいいじゃん。会長が私を嫌ったって

    「私、頑張る!黒野の分も、幸せになる」
    私が会長のこと、好きなんだから

    「おう!それじゃ、またな」
    こう言って黒野は笑顔で私を見送った
  • 90 笹かま id:oOSnkeO.

    2011-10-08(土) 14:51:46 [削除依頼]
    「……」
    夢だった。本日2回目

    「最近よく夢みるなぁ…」
    こうつぶやいてグーンとのびた

    「って…、ここどこっ!?」
    目をひらいて8秒後、ようやく気づいた

    白で統一されているキレイな部屋
    壁には、E中の制服がかけてあった

    「まさか…」
    監禁!?
    どうしよう…お母さん、助けてー

    ガチャッ

    「っ!!!」
    意味はないけど、私はとっさに
    目をつぶり、息をとめた

    お願いします!
    なにもしないでください…!!

    「黒木?もう大丈夫なのか」
    「え?」
    完全に聞いたことのある声
    パチっと目をあけると

    「具合は大丈夫なのか?」
    エプロン姿の会長がいた

    「あ…はい」
    「おかゆを作った。食べてみろ」
    会長におかゆを渡され、食べ始める

    「美味しい…」
    「そうか、よかった」
    会長があの優しい笑顔で言うから嬉しくなった

    「ここって、会長の家ですか?」
    「ああ。驚いたぞ。あんな所で倒れているから」
    やっぱり、優しいな、会長は

    「会長、お話があります」
    私は気を引き締め、こう言った
    すると

    「ちょっと待ってくれ!皿、さげてくる」
    会長は焦った面持ちでこう言い
    立ち上がった

    「すぐもどるから…」
    「あ、はい…」
    このままでいいの?
    黒野と約束したのに
    また先延ばしにして
    会えなくなったらどうするの?

    黒野みたいに

    「会長っ!」
    私はドアノブに手をかけた会長をうしろから抱きしめた

    「く、黒木っ?」
    会長の耳は、あからさまに赤くなった

    「好きですっ、好きなんです!だから…っ」
    私が言ってる途中に、会長が

    「黒木…」
    微妙に震える手で抱きしめている私の腕に触れた

    でも、私はつづけた
    「会長が私のこと嫌いでもっ、私はっ」
    「な、何を言ってるんだ?黒木」
    会長が私の腕をほどき、向かい合った

    「だって、会長が私を避けてるように見えて…」
    「あ、あれは…」
    会長は手で口を少しおさえて

    「緊張…したんだ」
    こう言った

    「賞状を受け取って、お前と目が合った時
     今日、返事がくるって思って、怖くなった」
    まさかそれで…

    「今日、夢を見たんだ」
    「え?」
    会長が目線を右下にそらしてこう言う

    「お前の隣には光がいて
     2人でどこか遠い所へ行ってしまう夢を…」
    私も、そんな夢を見た気がする

    「ほんと、なんてバカなことしたんだろうな」
    「え?」
    「逃げたりして、かっこ悪いな」
    会長が誰かに似た無邪気な笑顔を見せた
    …わかった。あいつだ。あいつに似てるんだ

    「まだ、いい」
    「え?」
    「黒野くんと俺を重ねてて、いい」
    会長は、私の思ってることが分かったのかな

    「忘れろなんて言わない
     ただ俺は、お前を幸せにするだけだ」
    会長の言葉が、私には大人すぎて
    恥ずかしくなり、下を向いてしまう
    すると

    「黒木」
    「あっ…」
    左手を腰にまわされ
    右手は私のあごをそっと持ち上げた

    「んっ…」
    黒野とはちがう、大人なキスだった
    それは、とても優しかった
  • 91 ニョキ id:wqtdSN0/

    2011-10-08(土) 19:25:44 [削除依頼]
    ぎゃああああ
    ませすぎだよお、梓ちゃん!!!!(笑)
  • 92 笹かま id:etq0YT1.

    2011-10-09(日) 15:35:19 [削除依頼]
    ニョキ→お年頃なのさ(ω*)
  • 93 笹かま id:etq0YT1.

    2011-10-09(日) 16:27:22 [削除依頼]
    ―4年後
    『E高のみなさん、入学、進級、おめでとうございます』
    あっという間だった
    私は高2に、会長は卒業して大学1年生になった

    『次に、生徒会から。黒木さんお願いします』
    アナウンスがかかり、舞台に立つ
    私はけっきょく中1から今まで、生徒会の雑用

    「新入生のみなさん、入学おめでとうございます」
    台の上にある文を多少棒読みで読む

    「みなさんのように生き生きとした…」
    私が読んでいる途中、舞台の下から

    「黒木ー!紙ガン見すんなー!」
    東川の大きな声が聞こえた
    笑われてしまった

    「はぁ…」
    もういいや

    「おめでとうって言っても、この学校
     中等部高等部制だからあんまめでたくないんだよね」
    私は心の内に秘めていたものを吐き出した
    体育館全体がざわめいた

    「もしかしたら別の中学から来た人もいるかもね
     大丈夫です。この高校は楽しいから。安心して下さい」
    私がこう言うと、なぜかざわめきは止まった

    『黒木さん、ありがとうございました』
    軽くため息をついて舞台からおりる

    「やっぱ黒木はこーじゃないとな!」
    東川君に背中をたたかれた

    「いったー」
    東川くんもこれまで一緒に生徒会を続けてきた

    「あ、進くんとはどうなの?」
    「え?…まあまあ、かな」
    「なんだよそれー!」
    会長とは、2歳差ということもあって
    少し距離ができちゃったけど
    今も、ずっと優しい

    「会ったりしねーの?」
    「今日会うよ」
    「わっ、急だな」
    今日は、月に一回の
    黒野のお墓参りの日なんです
    毎回必ずといっていいほど、会長と2人で行く

    「なーんだ、ラブラブじゃん。午後行くの?」
    「ううん。今日入学式だけだからそのまま」
    「え、まさか学校で待ち合わせ?」
    「うん。来てくれるって」
    「さっすが進くん。優しいね〜」
    ほんとに、優しい
    去年の私の誕生日も
    受験勉強で忙しかったのに来てくれた…

    「久しぶりに会えっかなー」
    「うん、多分」
  • 94 笹かま id:etq0YT1.

    2011-10-09(日) 16:28:44 [削除依頼]
    ―校門
    「黒木!」
    桜の木の下に、会長がいた
    私が会長のところに行こうとした時

    「梓ちゃんっ!」
    「久しぶり、梓」
    桜の木のうしろから沖永先輩と原島先輩が出てきた

    「先輩っ!」
    「進君が学校に行くって聞いてね。ついてきたんだ」
    「そうなんですか。東川君ならそろそろ…」
    私が言いかけた時

    「黎さーーーーーんっ!!!」
    昇降口の方から東川くんが全力で走ってきた

    「おー竹!久しぶりだなーっ」
    「黎さあああんっ」
    そして原島先輩に抱きついた

    「ねえ梓ちゃん、僕らも行っていい?お墓参り」
    「光!それは…」
    「いいですよ、みんなで行きましょう」
    私は原島先輩の言葉をさえぎってこう言った

    「いいの?」
    「はい。黒野にみんなを紹介したいんです」
    私は笑顔でこう言った

    「それじゃあ、行くか」
    会長を先頭に、校門を通った。その時

    ドンッ

    なにかが私にぶつかった
    「わっ、大丈夫?君」
    沖永先輩がそのぶつかったなにかに手をかした

    「すみませんでした、大丈夫です」
    背中まである長くてキレイな黒い髪で
    顔が小さく目はパッチリしてる女の子だった

    「あ、これ落ちたよ」
    そう言って沖永先輩が渡したのは
    たくさんのメイク道具が入ったケースだった

    「あっ、ありがとうございます。それではっ」
    それを受け取り、なぜか急いで校門を出た

    「メイク道具…」
    なんでだろ。全然メイクしてるように見えなかったけど

    「高1かな?」
    「そうっぽいな。なんか急ぎの用か?」
    まだ全然キレイな制服だった
    確かに1年生っぽい

    「なんとなく梓ちゃんに似てなかった?あの子」
    「あー!それオレも思った!」
    沖永先輩と東川くんの意見が始めて一致した

    「そうですか?髪が似てるだけじゃ」
    「ミステリアスなとこも似てたぞ」
    原島先輩がこう言った
    私ってミステリアスなキャラなのか?

    「そんなこと言ってないで、早く行くぞ」
    さすが会長。まとめ役

    そして私たちは、黒野のお墓参りへ向った


    今日が終われば明日が
    明日が終われば明後日が

    この連さのおかげで、私は黒野と出会い
    会長と、先輩たちと出会うことができた

    私は感じた
    新しい物語が動き出す匂いを
  • 95 笹かま id:etq0YT1.

    2011-10-09(日) 16:35:54 [削除依頼]
    (おわたー>(^ω^`)<笹かまです)
    交剣知愛、おわりました!
    てかムリヤリおわらせました!

    いやぁ、なんか新しいの書きたいなーと思って
    頑張って終わらせました'∀`)b

    新作では、最後に登場した黒髪ガールが主人公になります
    梓や会長。まさかのJ中メンツとも絡んできそうです

    できるだけ早く投稿しますんで
    見かけたらコメントお願いしますm(_ _)m

          

              (早くタイトル決めなきゃ…>(∵`)
  • 96 ニョキ id:LRC9Ni11

    2011-10-10(月) 09:57:55 [削除依頼]
    お疲れ-
    次回のやつも楽しみにしてま-す
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