記憶喪失の彼女13コメント

1 黒猫 id:yfv45160

2011-09-24(土) 11:09:45 [削除依頼]
2015年6月22日、俺は残りの自分の寿命を知る事になった。
いわゆる、余命宣告を受けた、ということ。

―余命3年―

長いようで短い、高校2年生である俺にとって、余計に短く感じられる年月だった。
長く生きられても、20歳が限界。

もしかしたら20歳まで生きることは自分にとって不可能なのかもしれない。
  • 2 えま id:iD6yFoZ.

    2011-09-24(土) 11:12:45 [削除依頼]
    初めまして

    小6ツンデレな恋と小6私の恋、楽しぃ最高ないじめをナリデ書かれています

    削除依頼に協力してください

    お願いします
  • 3 黒猫 id:yfv45160

    2011-09-24(土) 11:19:31 [削除依頼]
    まぁ状況は分かったが……
  • 4 黒猫 id:yfv45160

    2011-09-24(土) 11:25:03 [削除依頼]
    今まで本当に健常者として、この世の中を生きてきた。
    普遍的な生活を送ってきた。

    高校に入って、サッカー部に入り、2年生ながらもレギュラー。
    友達もたくさん出来て、高1のときからの彼女もいる。
    成績も学年の順位の半分よりちょっと上。
    全国のどこかを探せば、どこかにいるような普通の男子高校生だった。

    しかし、体調を崩し、病院にいったところ、大きな病院を紹介され、そこで受けた余命宣告。

    突然の事すぎて、病名なんて聞ける余裕など俺にはなかった。
  • 5 黒猫 id:yfv45160

    2011-09-24(土) 11:27:08 [削除依頼]
    まぁなんか色々ありましたが、
    改めまして、黒猫です。

    こういうジャンルを書くのは自分は初めてなのでよろしくお願いします♪

    皆さんに面白いって思ってもらえるような作品にしたいと思うのでよろしくお願いします^^
  • 6 黒猫 id:yfv45160

    2011-09-24(土) 11:38:32 [削除依頼]
    第一に本気で愛している彼女である、明紗(メイサ)を思い、第二にサッカーのことを思った。
    彼女に打ち明けるべきか、サッカーをしている場合ではないのだろうか。

    医者から聞いた話によると、死ぬまでほとんど何の症状も出ず、健常者として、最後の1日以外は生きられるらしい。

    それが俺にとって良い事なのか、悪い事なのか、よく分からなかった。

    ただ、
    ―余命3年―
    の4文字が頭の中をうずまいていた。
  • 7 黒猫 id:iROD7mr.

    2011-09-25(日) 16:05:27 [削除依頼]
    翌日、2年間愛用している自転車、通称ママチャリに乗り、何食わぬ顔で、学校に登校した。
    皆には、ただの風邪だったと嘘をついた。

    サッカー部はそのまま続け、明沙には次のデートで打ち明けることにした。

    自分が、余命3年だということを。

    しかし、その決断を実行することは中々出来なかった。
    なぜなら、明沙の笑顔を見ると、この笑顔にずっと寄り添っていたい、この幸せを壊したくない、と思ったから。
    次、次のデートで……とずっと先延ばしにしてきた。
    そのたびに、
    「あのさ、明沙……」
    「ん? どうしたの? 春途(ハルト)?」
    「あ、いや、なんでもない」
    「なにそれ気になるよ〜」
    と、何の意味もない会話が繰り返されることになった。

    しかし、俺が余命宣告を受けてから半年後。

    明沙は、下校途中、交通事故に遭い、

                記憶を失くした。
  • 8 黒猫 id:VQonl/2.

    2011-09-27(火) 17:38:09 [削除依頼]
    春途は明沙が事故に遭ったことを聞き、病院へ自転車を走らせた。
    時刻は夜中の12時を過ぎていた。

    しかし、病院についていた頃にはもう、明沙はベッドに綺麗に寝かせられていた。
    呼吸さえ、見た感じでは分からないほど、明沙は静かに眠っていた。

    明沙の病室は個室で、3階だったので窓から見える真っ白に染まった、葉っぱのない木が見えた。

    季節はとっくに、冬を迎えていた。

    枕元の机みたいなところには、もうすでに、花瓶に花が添えてあった。
    花の名前に興味はなく、知識もなかったので、その花の名前は分からなかった。

    春途は何も言わずに、明沙のベッドへ足を運んだ。
    明沙の母親がいたが、構わずに明沙の頬に、右手の人差し指で触れた。
    「明沙……」
    「あなた、春途くんね? 明沙に聞いたことがあるわ」
    明沙の母親が春途に向かって言ったようだった。
    まさか、自分のことを知っているとは思わなかったので、少し驚いたが、春途は少しも様子を変えずに、明沙の母親のほうを向いた。
    「あ、はい……」
    「明沙は命に別状は無いらしいんだけど、まだ意識不明らしいの」

    命に別状はない、と聞いて春途は、無意識にホッとしていた。

    なにか、心に張り詰めてあった糸が一気に緩んだ感じだった。
  • 9 エリオ id:m7O9j4l0

    2011-09-27(火) 17:43:44 [削除依頼]
    お気に入りに保存しました!続き待ってまーす!
  • 10 黒猫 id:VQonl/2.

    2011-09-27(火) 18:02:10 [削除依頼]
    「そうだったんですか」
    もう一度、明沙を見た。
    「帰りの自転車で、トラックに撥ねられたらしいの。なんでもトラックの運転手が居眠りで信号無視だったらしくてね」
    「居眠り……」
    春途の心は、だんだんと怒りが増した。
    しかし、次の母親の言葉が、その怒りのボルテージが上がるのを止めた。
    「でもね、許してあげようと思うの」
    「え……?」
    明沙の母親は、初めて春途に笑顔を見せた。
    それが作り笑いなのか、自然と出たものなのかわからなかったが、そのまま続けた。
    「一生懸命謝ってたんだもの。もうあの人は居眠りなんて一生しないわ。本気の謝りだった。自分の会社なんて関係なく、一個人として精一杯彼は謝っていたと思うの。その後、すぐに花を持ってきてくれたしね」

    春途はこの人が、どれだけ寛大な人なんだ、と思い、初めて大人をここまで尊敬した。

    「事件じゃなくて、不運な事故だったし……彼の会社に、この人の罰は軽くしてやってくださいね。って思わず言ってしまったしね」
    話を聞いているうちに春途の怒りも、いつの間にか静まっていた。

    「ただ……この子が無事でよかった……」

    明沙の母親は、春途から明沙に目線を移し、さっきとは全く別の表情をし、少し涙を流した。

    春途はこの人は、親の鑑だ、と断言できると思った。
  • 11 黒猫 id:VQonl/2.

    2011-09-27(火) 18:04:58 [削除依頼]
    >9 コメ待ってましたぁ♪ ありがとうございます!ホント嬉しいです! お気に入りに保存してもらうなんてホント嬉しいです^^ 完結できるように頑張ろうと思うので、よろしくお願いします!
  • 12 黒猫 id:NzQ0e9K1

    2011-09-28(水) 14:11:15 [削除依頼]
    「あの、明日、土曜日で学校休みなんで、ずっとここにいてもいいですか?」
    春途は明沙の母親が涙を拭き終わったあとに、ゆっくり言った。
    「ええ、そのほうが明沙も喜ぶでしょうし。私からもお願いするわ。まだ小学生の子供がいて、もうそろそろ帰らなければならないの」
    「そうなんですか」
    「無理はしないでね。あと、明日の昼に明沙の荷物を置きにくるから」
    「わかりました。ありがとうございます」
    「いいの。あと、自己紹介遅れたわね。私は森野 和美(もりの かずみ)って言うの。これからもよろしくね」

    また、和美は春途に笑顔を見せた。
    「黒崎(くろさき)春途っていいます。こちらこそよろしくお願いします」
    和美は病室に出入りするためのドアの前に立ち、こう言った。
    「いい名前ね。名字も」
    そう言ったあと、和美は足音を立てずに病室を出て行った。

    急な睡魔が春途に襲ってきた。

    春途は前のめりになり、明沙の顔の横に頭をうずめ、ゆっくりと目を閉じた。
  • 13 黒猫 id:NzQ0e9K1

    2011-09-28(水) 20:48:26 [削除依頼]
    気付いたら、朝の7時を回っていた。
    だれかに起こされ、まだ眠い目をこすりながら、ゆっくりと体を起こした。
    「あの……すいません」

    それは、紛れも無く、ベッドに寝ていた明沙だった。
    「明沙! 大丈夫か?」
    春途は寝起きだったながらも、少し大きな声で言ってしまった。
    言ったあとに、病院だったと気付く。

    しかし、次の明沙の言葉が、春途の目を一気に覚ました。

    「あなた、誰?」

    衝撃的だった。
    明沙が目を覚ませば、いつもどおりの日々が戻ってくると思っていた、信じていた。

    春途の頭に、四文字の言葉が浮かんだ。
    記憶喪失。

    とりあえず、焦っていた春途であったが、明沙が目を覚ましたということだったので、一応ナースステーションに向かった。
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

最近作られた掲示板

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません