夜明けの電話3コメント

1 R id:4h5iQoW.

2011-09-22(木) 20:06:22 [削除依頼]
「次の授業ってパソコン室だっけー!?」
廊下の端から端まで届くようなその声に私は立ち止まった。でも次の瞬間にはちゃんと理科室に引っ込むことができたんだ。
私は理科室での授業を終えて廊下に2、3歩踏み出したところでその声を聞いた。
引っ込んだ勢いで私は理科の先生に思い切りぶつかったみたいだ。
「あさみ、どうした。」
先生も、周りの友達も不思議そうに私に視線を送っている。
「まちがえた」という言葉しか思いつかなく、それを言った私をみんな心配するような顔つきで見つめた。
「次の授業ってパソコン室だっけー」というなんともない言葉が私の頭に張り付いて離れない。
彼と別れて2か月半が経ったけど、私はまだその声に呼び止められたいと願ってるのだ。
  • 2 R id:4h5iQoW.

    2011-09-22(木) 20:22:21 [削除依頼]
    理科室は1年生の教室が並ぶ階にあるので、とても行きにくい気持ちになる。
    彼はよく廊下で友達と楽しそうに話してるからだ。
    そしてパソコンは2年生の教室が並ぶ階にあり、1年生の彼だってパソコン室を利用するときには私の教室の前を通過していく。
    だから絶対に、水曜日の昼休みになると私はベランダで過ごすようにしている。
    バカみたいかもしれないけど、彼の視線に自分が入ってしまうのを避けたいのである。
    「あさみってベランダ好きなー。」リョウが言った。
    「んー。サッカー部の先輩を見る習慣があったから、ベランダからグラウンドチェックするのがクセなんだよね。」
    「3年生引退しちゃったから、つまんないんじゃないの?」
    「1年生もかわいいよ、ほら、美少年がいるじゃん。みやちゃんのイトコなんだよあの子は。かわいー」
    「彼氏の前でそういうこと言うかー?」リョウは笑った。
    リョウとは去年のクリスマスに1度別れたけれど、2週間前からまた付き合い始めた。
    「おまえ年下すきだもんな。」
    リョウの言葉に私が真顔になったとき、クラス委員がベランダの窓を開けて私を呼んだ。
    「小林さんちょっと来てくれる?」
  • 3 R id:4h5iQoW.

    2011-09-22(木) 20:34:33 [削除依頼]
    クラス委員の伊藤に頼まれて私はその日の放課後にある図書室の掃除に駆り出された。
    たまにこういう事がある。しっかり者の伊藤にはノートを見せてもらったり、先生への言い訳を一緒に考えてもらったりそういう小さな頼みごとをけっこう聞いてもらってるのでお互い様というものだ。なにより伊藤の彼女のは私の親友という事でその関係が成り立っているようにも思う。
    それにしても図書館の大掃除に参加させられるのはちょっと予想外だった。誰もが嫌がる体力作業だからである。
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