私の気持ちは届かない。11コメント

1 プリン id:xRgLtGu/

2011-09-22(木) 16:33:44 [削除依頼]
小説書きます!

私、元貧乏ですわと一緒に書いていきます。

今回はあえて登場人物紹介はナシにします。
  • 2 プリン id:xRgLtGu/

    2011-09-22(木) 16:57:41 [削除依頼]
    「は〜い!カット!」

    朝のスタジオに声が響く。
    たくさんの人と物であふれかえっていたが、
    ひときわ輝いていたのは、とてつもない美少女。
    山下楓(やましたかえで)。

    楓は幼い頃から子役として有名で、
    なんといってもすごいのは、演技とは思えない程の
    感情の表現。
    泣いたかと思えば、一瞬にして笑顔に変わる。
    その切り替えの早さが、人々を引きつけてやまない。

    でも、楓には一つ問題があった。
    成績優秀で、運動神経抜群で、
    料理だってうまいし、スタイルも抜群。
    そして‥‥いつも一人。

    小さい頃から仕事で忙しかったため、
    幼稚園どころか家にいる時間もない。
    ほとんどは、仕事先のホテルで過ごす。

    でも、その演技には情熱があふれていた。
    誰もひとりぼっちなんて思わなかった。
    両親でさえも。

    そんな楓に転機が訪れた。
    ある学校への転校が決まったのだ。
    始業式の日、
    楓は髪を三つ編みにし、
    眼鏡をかけ、女優とは思えない格好をした。

    (ひとりぼっちの女優より、ダサダサの人気者で
    いたほうがいいわ。)

    名前を山下薫 (やましたかおる)と改め、
    学校に向かった。

    それからというもの、楓にはたくさんの友達で
    あふれていた。

    しかし‥‥‥

    「それでね‥ キャッ!」
    ある日の下校中、石につまずき、転んでしまった。
    それだけならいいが、楓の顔は真っ青だった。

    「薫ちゃん、大丈夫? えっ?山下楓‥!?」

    つづく
  • 3 プリン id:xRgLtGu/

    2011-09-22(木) 20:59:16 [削除依頼]
    「山下楓にそっくりだ‥」

    友達の一人が眼鏡の外れた楓に言う。
    「ほんとだ〜偶然だね〜」

    「あっえと‥その‥ぐ、偶然ね‥」
    「ほんとだね〜まさか自分でも気づかなかったとか〜」
    「ほんとっ私ったらほんとバカ!」
    キャハハアハハ

    「あ、あたしこの辺で。ばいば〜い」
    「ばいばーい」

    なんとかばれずにはすんだ。
    しかし楓は不安だった。

    (どうしよう‥‥‥みんなにばれるかも‥‥
    ばれたら、きっとみんな私と仲良くしてくれなくなるよ‥
    そんなの嫌だっ)

    いつのまにか、楓の目には涙があふれていた。

    「なんとかしてごまかさなきゃ‥‥‥あっでも‥‥」

    そのとき、楓の脳裏に思い浮かんできたのは、昔のテレビ収録の
    時の事だった。

    ー   ー   ー   ー   ー   ー   ー   ー
    『今日のゲストは、大人気の山下楓さんで〜す』
    『みんな〜こんにちは〜』
    『さて、今日は楓ちゃんに質問を観客の皆さんにしてもらいま〜す!
    ‥‥‥はい!どうぞ!23番の方!』
    『楓さんにとっての、友達とはなんですか?』
    『えっ‥(友達‥私にはいない‥)』
    『楓ちゃん?』
    『あっ、はい。‥‥‥友達は、なんでも話せて、一緒にいると、
    笑顔になれる人だと思います。嘘をついたり、作り笑いの笑顔
    では本当の友達にはなれないと思います。』
    『さっすが楓ちゃん!』

    ー   ー   ー   ー   ー   ー   ー   ー
    「私は、嘘をついていた‥」

    次の日

    「おはよう‥(みんな、昨日の事気にしてるかな‥)」
    「おはよう薫ちゃん!今日、席替えの日だよ!隣になれるといいね!」
    「ちょっと!薫ちゃんの隣になるのは私よ!」
    「嫌よ、私だっていってるでしょ!」
    「みんな‥‥」

    楓は胸がいっぱいになった。
    でも知らなかった。
    それを利用しようとされている事を‥

    つづく
  • 4 理沙(アリス) id:xiDilFA/

    2011-09-22(木) 21:09:24 [削除依頼]
    プリンsきたよ!
    とってもおもしろい!!
    頑張ってくださいねッ☆
  • 5 プリン id:xRgLtGu/

    2011-09-22(木) 21:16:10 [削除依頼]
    来てくれてありがとうございます!
    今日は更新できるか分かりませんが、
    がんばります!
  • 6 ルーシー id:GNrlMnd.

    2011-09-22(木) 21:39:56 [削除依頼]


    頑張ってください★
  • 7 プリン id:xRgLtGu/

    2011-09-22(木) 21:42:50 [削除依頼]
    今日こそは、みんなに言おう。
    もう嘘の自分なんてごめんだわ。

    楓は、こう決めていた。

    ガラガラッ
    「あ、あの、私、みんなに言う事があります!」
    「え、なになに?」

    みんなが楓の周りに集まってくる。
    もう後には引けない。

    「い、いままで、私は嘘をついていました。
    私の本当の名前は‥」

    ガラッ
    「山下楓‥‥‥‥そうでしょ。」
    「山森先生!どうして!」

    そこまで楓が言いかけたとたん、
    ある女性が入ってきた。
    担任の山森真澄(やまもりますみ)先生だ。

    「やっといったわね‥‥ひとりぼっちの
    売れっ子女優さん。」
    「薫ちゃん‥‥どういうこと?」

    楓は黙ったまま拳をぎゅっと握っている。

    「さぁ、あんたからも言っちゃいなさいよ。」
    「うぅ‥うぅ‥」
    楓は半分泣いている。
    「女優のくせにうじうじしないで!」
    「うっ、私は、山下‥楓‥です‥みんなに、
    嫌われたく、なくて‥うそを‥ついたんです。」
    「!」
    「え?」
    「ゲ?」

    クラスメートがみんなびっくりしている。

    「ほ〜ら、みんな見なさ〜い。嘘つきって、
    こういうもんなのよ〜」

    先生は楓の襟をつかむと、みんなに見える様に
    前にたたせた。

    「う、うっ、や、やめてください‥」
    「生徒が教師にくちごたえしないで!
    「‥‥先生。先生って言うのもそういう物なのですね‥
    よくわかりました。」

    ある生徒が言った。
    桐谷寛和(きりたにかんな)だった。


    つづく
  • 8 プリン id:xRgLtGu/

    2011-09-22(木) 21:43:22 [削除依頼]
    ルーシーさんもありがとうございます。
  • 9 プリン id:ZlP127Y/

    2011-09-23(金) 18:36:55 [削除依頼]
    「いまなんといった?寛和さん。」
    「生徒の悩みをみんなにどうどうと、くだらなそうに
    言うのが先生だと思ったんです!間違えてますか?」

    「な、なんてことを!」

    ヒソヒソボソボソ

    「おい、桐谷ってあんなキャラだったっけ?」
    「ぜんぜんちがうわ。いつももじもじしてて、比較的影薄いもの。」

    寛和はあまり話さない。
    先生にはっきりと意見を言うなんて、初めてなのかもしれない。

    「はぁ?意味分かんないわ。そこまでして私を怒らせたい?
    第一、私そんな事してないし。」
    「‥‥今、かお‥楓さんの悩んでる事を、クラスのみんなに
    くだらなそうにいいましたよね。しかも嘘つきだと。
    楓さんは悩んでるからこそ嘘をついたのに。
    それっていけない事じゃないですか?」
    「‥‥もういいわ!寛和、楓と一緒に廊下に‥」
    「立ってなさいでしょう。分かりました。でも、楓さんが立たされる
    理由は‥」
    「うるさい!さっさといきなさい!」
    「‥‥‥理由は‥わかりま‥せん。」
    「(あっ!寛和さん‥‥泣いてる) あっあの!」
    「(ギロッ)あなたもこんな目にあいたい?結局は自分が損するのよ。」
    「これは私の気持ちだからで‥」

       ダッ

    「あっ、まって!寛和さん!」
      
       ダダッ

    楓は廊下に飛び出した寛和を追いかけていった。

    「お、おいまてよ!」
    「さあ、他の人は授業が始まっているんです!静かにしなさい!」


    「うっ、ううっ‥‥」
    「寛和さん‥私のせいで‥‥ごめんね‥」
    「‥あやまらないで‥私、楓さんの友達‥かな?」
    「えっ?」

    つづく
  • 10 プリン id:e2iDzBA.

    2011-09-25(日) 14:51:53 [削除依頼]
    (やっぱりそうなんだ。
    嘘つきの私なんか友達だと思ってないんだよね。
    私が悪いんだからしかたないよね。
    寛和さんは何も悪くないんだもんね。)

    「‥私、嘘ばっかついてたもん。楓さんにも。」
    「!‥‥‥」
    「友達に暗いとか言われまくって、話に取り残される気がして、
    見てないドラマの話しとかしてても、嘘で友達に話し合わせてて、
    私って最悪の人間だよね。」
    「そんなことない!」
    「う、嘘よ!私なんか最低よ。」
    「嘘じゃない!最低だと思うひまがあったら、前に進んで!
    私がテレビの仕事しててもみんな嘘ついてるわ!
    相手の気持ちを損ねない様にお世辞とかいってる!
    でも、その分自分の気持ちを伝えられる人もいるの!
    寛和さんだって伝えられる!私だって!」
    「私に‥そんな事‥出来ないわ」
    「出来るわ!寛和さん、山森先生に、思いを言えたでしょ!
    すごい勇気だと思うわ!」
    「!」
    「うん。」
    「私が‥楓‥ありがとう。(にこっ)思いを伝えられたわ。楓に。」
    「寛和‥私もありがとう」

    二人は笑いながら握手を交わした。

    「ごちゃごちゃうるさいわね!」
    「山森先生!」
    「ふん! (どんっ)」
    「きゃあ!」

    ところが、そこに入ってきたのは、
    山森先生だ。
    山森先生は、二人を押し倒した。


    「お、おい、どうしたのかよ!」
    「赤くはれちゃってるわ!大丈夫?」
    「え?」

    そのとき、クラスメートが飛び出してきた。
    「えと、どうしてここに?」
    「話、みんな聞いていたわ。」
    「うっそ〜私そんな声大きかった?」
    「あぁ、ついでに楓も。」
    「ちょっと!ついでって何よ!ついでって!」
    「まぁ、いいじゃない。みんな、大切な友達なんだから。」
    「え、山森先生が二人?」

    そのとき、廊下から歩いて来たのは、
    もう一人の山森真澄先生だった。

    つづく
  • 11 プリン☆ id:BMCnj6t.

    2011-10-08(土) 20:15:18 [削除依頼]
    え?うそ?先生が二人?!
    どーゆーこと?

    「悪いけど、私のまねはしないでほしいわ」
    「あら、それはこっちのセリフね。」

    どっちの言う事聞けばいいの!?
    もー分かんない!

    「う〜ん‥それじゃ言わせてもらうけど、あなた、女優と先生って
    たいへんでしょ。人気ドラマのロケもあるみたいだし。」

    え?
    じょ、女優?てことは私の知ってる子?
    この声‥どっかで聞いた事あるような‥
    し‥白水由井菜(しらみず ゆいな)!

    「も、もしかして、白水由井菜さん?」

    そのとたん、真っ青になったのは、山森先生。
    あ、廊下から歩いてきた方じゃないよ。

    「な、なぜそれを‥‥」
    「だって、声もそっくり!背も体系も、由井菜さんそのもの!」
    「く、失敗だったわ‥‥」
    「どうして、こんな事を‥‥」
    「勝てっこないから‥‥」
    「え?」
    「あなたが、山下楓がいる限り、私は、仕事をあなたに取られるから!」

    つづく
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