人生大逆転!!18コメント

1 舞姫 id:zMiNEZ60

2011-09-20(火) 17:06:50 [削除依頼]
いつもと変わらない朝だった。
岡崎美緒は、友達の三先優衣と一緒に学校へ行っていた。
すると後ろから声がする。
「岡崎美緒さんですよね?あの、中休みに屋上へ来てください、待ってます」
そう言った人を見てみる。長身、痩せ型。まあまあありかな、と思った。
彼の中休みの用件が、大体分かった。きっと、美緒に告白がしたいのだろう。まあ、無理もなかった。
美緒は、身長170cm、体重45kg、頭はいいし、スポーツもでき、おまけにかわいい。所謂才色兼備だった。
そんな美緒に告白する人はあとを立たないが、すべて断っていた。
理由は…
  • 2 虹乃 id:T2NnXn41

    2011-09-20(火) 17:09:02 [削除依頼]
    楽しみ!!

    更新頑張ってください♪

    私の 「いじめ  −なんて楽しいゲームー」

    是非来てください!

    ヒマだったらの話です^^;
  • 3 舞姫 id:zMiNEZ60

    2011-09-20(火) 17:15:23 [削除依頼]
    >2 コメありがとう^^ 今から見に行きます 更新はその後…
  • 4 舞姫 id:zMiNEZ60

    2011-09-20(火) 17:31:44 [削除依頼]
    理由は…
    美緒には好きな人がいるからだ。
    学年の男子ほぼ全員に告白されたが、未だ彼には告白されてはいない。
    「美緒、また?」
    優衣が聞く。きっと、告白のことを聞いているのだろう。毎日のようにこう声を掛けられるため、いつもウンザリされる。
    「あたしだって好きで声掛けられてるわけじゃないんだからね」
    美緒はそう反論する。これがいつも行われるやり取りになっていた。
  • 5 舞姫 id:zMiNEZ60

    2011-09-20(火) 18:10:46 [削除依頼]
    学校に着くと、天野星羅が声を掛けてきた。彼女も美緒と同じでモテる人だった。いつも、モテる人ならではの悩みを言い合っている仲だ。
    「ねぇ星羅」
    「ん?」
    星羅は返事がそっけない。でも、一年の時に比べればまだましになってきた。二年間で彼女なりの努力をしたのだろう。
    「一年に呼び出しされた。行くのめんどいわ」
    この高校では、胸ポケットに付いているワッペンの色で学年がわかるようになっているのだ。最初それを知ったとき、おもしろいシステムだ、と思ったのを覚えている。
    「それよりさ」
    星羅が言う。
    「何?」
    そう言ったのと同時にチャイムが鳴った。
    「後で言うね」
    そう言い、星等は前に向き直った。
  • 6 舞姫 id:zMiNEZ60

    2011-09-20(火) 21:11:53 [削除依頼]
    一時限が終わり、5分休憩の時間になった。星羅がくるっと後ろを向く。
    「さっきの事」
    星羅はそう言い、なぜか好きな人を一瞥した。
    「玲緒が美緒の事好きらしいよ」
    玲緒とは、美緒の思いを寄せている人だ。美緒より5cmほど背が高く、スポーツが万能な爽やか好青年だ。
    星羅は、この手の噂に詳しく、よく聞かされる。たいていはふざけているのだが、たまに真剣な顔をして話す。その時は噂は本物だ。
    星羅の顔は、真剣そのものだ。本物だ。
    「あたし、玲緒に告る!」
  • 7 舞姫 id:zMiNEZ60

    2011-09-20(火) 21:23:26 [削除依頼]
    中休み。美緒は勇気を出して玲緒に話しかけた。
    「今、いい?話があるの」
    すると玲緒は、指で小さな丸を作り、立ち上がった。
    「おまえってさー」
    いきなり、玲緒がいった。美緒は自分より少し高い位置にある玲緒の顔を眺めた。
    「可愛いよな」
    まさかその言葉が出てくるとは思わず、驚いた。
    「…え?」
    やっと落ち着きを取り戻し、出てきた声がこれだった。
    「好きだ」
    しばらく沈黙が続く。それを破ったのは美緒だった。
    「あたしも」
  • 8 舞姫 id:zMiNEZ60

    2011-09-20(火) 21:34:07 [削除依頼]
    それからのことは、全く覚えてなかった。ただひとつ覚えていたことは、今日の放課後にデートに誘われたという事だった。
    放課後、校門まで玲緒と一緒に行く。心臓の音が聞こえるんじゃないか、というぐらい緊張していた。
    「美緒、もっと話そうぜ」
    ドキッ、心拍数が倍になる。
    いきなり話しかけられたことと、いつもは岡崎だったのに美緒と呼ばれたことがその原因だった。
    玲緒の手を握った。
  • 9 舞姫 id:1WTdi8S1

    2011-09-21(水) 07:13:30 [削除依頼]
    玲緒の手は大きく、暖かみがあった。それに、以外と指が長いことに気付いた。
    「美緒、どうした?」
    「だめ?こうしてちゃ」
    玲緒のかおを見上げる。こうして、自然に上目遣いができるのも玲緒のいいところだ。
    「いや、いいけどいきなりでびっくりして…」
    玲緒は緊張しているようだ。その様子が口調からうかがうことができた。
    それからしばらく歩いた。デートというよりは散歩に近い状態になっていた。
    「あっ、そろそろ時間だ」
    美緒がそう言う。
    「送っていくよ」
    玲緒のその優しさにまた心を奪われた。
    「…そこの角を左」
    玲緒に説明をする。手は繋いだままだ。
    「ここ、家」
    「じゃーな」
    「明日、一緒に学校行こう」
    その質問には答えず、玲緒は優しい微笑みを見せた。
  • 10 舞姫 id:1WTdi8S1

    2011-09-21(水) 07:36:18 [削除依頼]
    次の日、家を出る支度をしていると、よびりんが鳴った。こんな朝早くになんだろう、そう思いながら家のドアを開ける。
    「美緒、おはよ」
    玲緒だった。
    「玲緒、ちょっと待ってて」
    そう言い、美緒はフルスピードでしたくをする。
    「おはよ」
    満面の笑みで美緒はそう言った。
    「美緒、今日もデートな」
    強制的に決められた。この時、初めて玲緒が勝手に決める姿を見た。仲良くなるとこうなるのだろう。
    「え〜?今日も?…なんて冗談だよ、いいよ」
    二人の後ろに怪しい人影があったことなど、知る由もなかった…
  • 11 舞姫 id:1WTdi8S1

    2011-09-21(水) 13:35:26 [削除依頼]
    学校に着くと、星羅が話しかけてきた。
    「美緒、よかったじゃ〜ん」
    冷やかし口調でそう言われる。もう知られているのか、と思った。さすが星羅だ。
    「美緒」
    玲緒の声がする。顔を上げると、
    「ちょっといいか?」
  • 12 舞姫 id:1WTdi8S1

    2011-09-21(水) 15:52:47 [削除依頼]
    「なに?」
    返事をするとクラスメートの一人が言った。
    「ラブラブー、ヒューヒュー」
    玲緒は黙って美緒の腕を引く。
    「玲…緒?」
    そう聞いたが玲緒は黙っている。怒っている感じだ。
    気まずい空気の中、美緒と玲緒がたどり着いたのはひとけのない廊下だった。ひんやりして、学校の怪談に出てきそうな場所だ。こんな場所で、玲緒は何をしようとしているのだろう。考えていると、不意に玲緒が抱きしめてきた。
    「玲緒、どうしたの?」
    「いいか?このまま話して」
    小さく頷く。玲緒もそれを確認したようだ。
    「お前が、ほかの男と話してると、なんか…」
    言葉を濁す。そのあと、こう続けた。
    「お前が可愛くてたまんない。抱きしめたかった。でも教室でやるとほかの奴等が冷やかしてくるから、ここまで連れてきた」
    「そう思ってくれて、嬉しいよ」
    すると、自分の唇と玲緒の唇が重なった。
  • 13 舞姫 id:1WTdi8S1

    2011-09-21(水) 16:36:22 [削除依頼]
    この衝撃的な出来事にしばらく我を忘れて立ち尽くしていた。頭の中でさっきの出来事が何度もリピートされる。
    玲緒が、私にXXXなんて、到底信じられることではなかった。
    我にかえったのは、玲緒の一言だった。
    「美緒、ごめん」
    首を横に振る。それを見た玲緒は、安堵の息を吐いた。きっと、美緒が嫌がっていたと思っていたのだろう。
    「それより玲緒、そろそろ時間。朝礼が始まっちゃうよ」
    すると玲緒は、ポケットに忍ばせた携帯電話で時間を確認する。時間を見て、彼の顔がみるみる青ざめていった。
    「あと五分」
    二人は猛ダッシュで教室まで駆けていった。ギリギリセーフだった。
    美緒が異変を感じたのは、中休みだった。
  • 14 舞姫 id:1WTdi8S1

    2011-09-21(水) 17:00:50 [削除依頼]
    中休み、やることが無い為、優衣の席に行く。
    「優衣」
    すると優衣は冷めた視線でこう言った。
    「あんたなんか玲緒とだけ仲良くしてればいいの、離れて」
    「優…衣?」
    優衣は聞こえてないかのように本を読んでいる。
    じゃあ星羅と話そう、そう思った美緒は、自分の前に座っている星羅に話しかける。
    「せーいら」
    だが返事はない。もう一度話しかけても同じだ。
    この状況に戸惑っていると、性格の悪いクラス委員長の本村奈和実(なおみ)がやってきた。彼女は、何かと美緒に文句を言ってくる為、美緒は彼女のことが好きではない。
    「みて分かんない?みんなあんたを無視しているのよ」
    高飛車な口調でそう言う。
    それくらい分かる、そう言おうとして、止めた。喧嘩は面倒なため、避けたかったのだ。
    「あんたが玲緒と別れたら、無視は止めてあげるけどね」
  • 15 舞姫 id:1WTdi8S1

    2011-09-21(水) 19:22:13 [削除依頼]
    無視は止めてほしい。でも、玲緒と別れる事なんて出来ない。まさに究極の選択だった。
    「あらどうしたの岡崎さん、まさか、玲緒と別れることが出来ないって言うんじゃないでしょうね。そうなったら、無視では済まされないわよ、分かった?」
    すると、いいタイミングで玲緒が教室に入ってきた。教室の真ん中にいる美緒と本村をみる。
    「美緒っ、どうした?」
    そう言い、美緒に駆け寄る。
    「玲緒…何で来たのよ」
    横で見ていた本村はそう吐き捨て、気まずそうにそそくさと自分の席に戻る。他のみんなに注目されていた。
    「美緒、朝の所で話を聞かせてくれ」
    美緒は返事をし、玲緒の制服の袖をちいさく握る。美緒は背の割に手がちいさいため、こういった仕草をすると男にうけると前、星羅に聞いたことがあった。
    暗い廊下にたどり着いた。休み時間のためか、朝よりかは幾分人が増えているが、やはり人通りは少なかった。それに、窓がないので暗い。こんな所、誰も近づかないだろうと美緒は思った。
    「美緒、教えてくれ」
    美緒はこの休み時間にあったことをありのままに語った。
    語り終えると、玲緒は何も言わずに抱きしめる。そして、頭を撫でながらこう言った
    「俺が守るから」
  • 16 ゆい id:QQuTKed.

    2011-09-21(水) 23:09:50 [削除依頼]
    舞姫s、ゆいです。
    夜遅くですが、来させていただきました。
    舞姫sの話、とてもおもしろいです。
    ありがちな話といえばありがちですが、その中でもとても
    おもしろくて、リアリティーがあると思います。
    私のほうもぜひ参考にさせていただきます。
    美緒と玲緒、絶対いいカップルになれますね(笑)
    それでは、また機会があれば読ませていただきます。
    長文失礼しました。
  • 17 舞姫 id:hjau2/y.

    2011-09-22(木) 16:37:24 [削除依頼]
    >16 コメ有り難う御座います^^ また読んでください!
  • 18 舞姫 id:hjau2/y.

    2011-09-22(木) 17:15:46 [削除依頼]
    「ありがとう」
    美緒はそう言う。まだ抱きしめられたままなので、心拍数は倍になっていた。
    「平気だって。それに、好きな女を守るのは男の役割だからな」
    玲緒は優しい爽やかな笑顔を見せながらそう言う。白い歯が口の中から覗いた。余計に爽やかさが引き立つ。この笑顔があればどんな人の心も掴めるだろう、と思った。
    美緒から体を離す。まだ少し、玲緒の温もりが残っていた。
    「俺と別れなきゃいけない、ってさっき言ってたけど、どうする?」
    「ダメ、離れないで!!あたしには玲緒しかいないの。玲緒が離れたらあたし、いじめに負けちゃう。玲緒は、絶対離れないで!」
    玲緒の制服の袖を強く握りながら言った。
    「俺がいないとダメなら、絶対離れないから」
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