クローズデイズ12コメント

1 真城 id:Liv23wF/

2011-09-13(火) 21:20:48 [削除依頼]

モノローグ

彼女はベンチに座っていた。
隣には息を呑むほど綺麗な男。彼女につりあうほど完璧でシャープな鼻と切れ長の目が冷たい印象を与える、男。

「ふんっ。それくらいで泣くかっつーの」
「本当に酷い人ですね」

彼女は笑っていた。その笑顔は人を見下すようでありながら、切ない笑顔だった。


一方僕は。
混乱していた。彼女が僕以外の男といる訳が無いし、それ以上に彼女はあんな表情をするわけが無い。僕の知っているはもっと頼りなくて泣き虫で、でもとびきり優しい彼女だった。
まったく、全く違う。彼女じゃ無いみたいだ。それにあの男。まるで古くからの友人みたいではないか。

訳が分からなくなった僕は足早にそこを立ち去った。
  • 2 真城 id:Liv23wF/

    2011-09-13(火) 21:25:11 [削除依頼]
    初めまして
    違う名前でいままで書いていました。
    訳の分からない部分も多々あると思いますが、暖かく見守ってくれるとうれしいです。
  • 3 真城 id:Liv23wF/

    2011-09-13(火) 21:42:03 [削除依頼]
    「ああっくそ」
    泣きたい気分とはこういう気分である。金田春貴はぐったりと体を伏せた。標準より一回りほど広いらしいこの高校の教室に一人それは随分寂しい眺めである。春木はたった今クラスメイトの北上亜梨紗が去っていった扉を見つめた。
    彼女の残像はもう消ている。あの笑顔。春貴が一世一代の告白の返事をしたときの笑顔。その笑顔が春貴を猛烈に凹ませていた。

    「ごめん。付き合ってる人がいるの。でも、嬉しい」

    セピア色の空が彼女を照らしていて、息を呑むほど美しかった。亜梨紗は振るその瞬間でさえ、春貴を更に惚れさせた。それほどに彼女は綺麗な女で、だから春貴は平凡な自分と彼女が付き合えないことくらい分かっていた。
  • 4 ジャック id:AszYVey1

    2011-09-13(火) 21:52:16 [削除依頼]
    学園ものですか?

    頑張ってくださいマシロs
  • 5 真城 id:Liv23wF/

    2011-09-13(火) 22:02:38 [削除依頼]
    彼氏がいることも知っていた。春貴は唇を噛むとぐっと拳を握った。

    (彼女の中に俺の存在が少しでも刻まれればよかった)

    春貴が彼女に惚れた理由は、彼女の見た目が良いことでは無かった。高校に入学したての頃、彼女は学校で話題の人だった。その理由は二つ。一つは途轍もなく美人であること。もう一つは彼氏である(といわれている)榊麗夜が彼女に負けないくらい美しいこと。
    その話を聞いた春貴はたまたま同じクラスだった二人を興味本意で観察してみたのだ。そしてすぐおかしなことに気がついた。
  • 6 真城 id:Liv23wF/

    2011-09-13(火) 22:40:37 [削除依頼]
    ジャックさん

    頑張ります。ありがとうございます
  • 7 ジャック id:AszYVey1

    2011-09-13(火) 22:46:27 [削除依頼]
    読みはマシロでよかったのか気になるジャックです。

    麗夜君名前もかっこいい
  • 8 真城 id:RDhUXJV1

    2011-09-14(水) 19:47:35 [削除依頼]
    >ジャックさん
    マシロもしくはシンジョウどちらでも可です。自分としてはマシロのつもりでした。

    麗夜は冷哉にするか迷い結局こちらに。気に入ってもらえて嬉しいです
  • 9 真城 id:RDhUXJV1

    2011-09-14(水) 19:59:07 [削除依頼]
    何というのが正しいのか分からないが、亜梨紗は"偽者"なのだ。言葉も行動もあの花のような笑顔でさえ、偽。春貴は鋭い観察力からそれを見破った。麗夜といるときのみ違う、僅かな瞳の色を彼は観察を続けていくうちにいつしか判別できるようになった。
    稀にほんの少しかいま見る、彼女の本性は驚くほどリアルで退廃的だった。

    (俺の前で本性をさらけ出してほしい)

    いつの間にか春貴はそう願うようになった。本人も自覚できないように小さい恋の芽が芽生えた時だった。
  • 10 真城 id:3gbolm30

    2011-09-16(金) 18:47:25 [削除依頼]
    簡単では無いのは分かってる。あれほどに堅く、完璧に仮面を被っているのだ。なにかしらの訳があるだろうし、彼女の本性を引き出すにはよっぽどのことがなければいけないだろうと。

    (だから、っせめてきっかけが欲しかった)

    そのきっかけがさっきの告白になればと春貴は考えたのだ。亜梨紗が少しでも困っているような顔をしてくれれば、それでよかった。ほんの少しでもその綺麗でワンパターンな笑顔を崩せればまんぞくだった。だが、彼女のほほえみはいつものそれだった。

    (でも、それはまだいいっ)

    だが、春貴にはそれ以上にくやしいことがあった。

    (俺、あの時北上の笑顔、嘘だって思えなかった)

    もう暗くなり始めた空。春貴は電気もつけず、うつむき続けた。
  • 11 真城 id:kTKMtAb1

    2011-09-18(日) 14:55:57 [削除依頼]
    あげ
  • 12 真城(h.r.k) id:a38Ynxy.

    2011-11-20(日) 17:10:43 [削除依頼]
    懐かしいな、あげ
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