邂逅バイブレーション77コメント

1 雲 (元:蒼人) id:GJBSQEb.

2011-09-11(日) 20:46:05 [削除依頼]
中2男子と(たぶん)中学生の女の子が携帯使って空飛んだりはしないお話です←
そして文章力ありませんorz
あまり更新出来ないかも分かりませんが読んでくれると泣いて喜びます^p^

なんかすぐ終わっちゃいそうな気がしないでもな(ry
  • 58 雲 id:AnZ2aNm/

    2011-12-11(日) 23:05:50 [削除依頼]
    先輩が心から喜んでたら話は別か。

    この人の感情…あんまり読めないんだよな。
    たいていニコニコしてるし、
    それ以外の表情は希少価値といえる。
    今の悲壮エピソードを語ってるときも、
    そんなにヘコんでる顔じゃなかったし。
    以上の理由により、
    僕には先輩の感情はよく読めないと思います。
    逆に読める人間はいるのか。

    とかなんとか推測していると、知らない間に
    三階の二年と三年の分岐点に到達していた。

    「じゃあそういうことでー。
    休み時間にはまた来るから」
    何がそういうことでなのかとツッこみたくなったが、
    その後の、『休み時間にはまた来るから』
    という言葉にツッこみたくなった。

    ひと段落した、と教室に入ると雷夢が言った。
    「あの人…何考えてるか分かんねぇよな」

    同じようなこと考えてんな、お前と僕。
  • 59 雲 id:ydxtw3b0

    2011-12-17(土) 20:56:27 [削除依頼]
    忠告どおり、先輩は毎回の
    休み時間に僕らの教室へやってきた。
    女子も騒がなくなったし、馴染んできたのか。
    人見知り気味だから
    もし僕が転校したら100%浮くね。
    1日で100%馴染みそうな雷夢は遠い所で
    やっぱり先輩と二人で話してる。
    何話してんだろ。
    窓にもたれかかりながら耳を澄ます。

    「よく見ると雷夢くんもイケメンだよねー」
    「からかわないでくださいよ!
    先輩の方がマジイケメンですって!」

    「とかじゃない?」
    気が付くと、僕の隣で愛理がニヤニヤしながら
    二人の会話を勝手に憶測していた。
    「じゃねーよ!」
    変な妄想するんじゃねーよ!
    僕の考えていることがなぜバレた!
    「基尋くん顔に出やすいよねー」
    マジで?雷夢にさえ言われたことないぞ。


    −−−−−−−−−−−−

    愛理さん久しぶり
  • 60 雲 id:ydxtw3b0

    2011-12-17(土) 23:08:52 [削除依頼]
    「だってまじめにじーっと
    昇先輩と雷夢くんの方見てるんだもん!」
    愛理がやっぱりニヤニヤしながら二人の方を見る。
    別にじーっと見てたわけじゃないんですが。
    他人の目にはそう見えてるってことか。
    そう思うとなんか恥ずかしい。

    ってことは愛理も僕のことずっと見てたの?
    「うん、みんなと喋りながら見てた」
    喋ってんのに別の方向向いてたんかい。
    さぞ、みんなからは不思議に見えただろーな。
    どうでもいいけど
    なぜこっちをずっと見ていた?
    愛理は『えっ、あぁっ…』言葉を詰まらせ、
    「えーと……なんとなく、かな?」
    と作り笑いを浮かべた。
    なんか怪しいぞおい。これだから女子は。

    「まぁそういうこともあるよな」
    「あるよー」
    話をあわせて置きゃああとは流れるだろ。

    その時ちょうど、授業開始のチャイムが鳴った。
  • 61 雲 id:bKk.H4p/

    2011-12-18(日) 20:58:17 [削除依頼]
    クラスのやかましい人間(大半は雷夢の仲間たち)が
    次々ともといた席に戻っていく。
    戻っていくと同時に、
    先生が教室のドアをがらら、と開けた。
    次は僕の数少ない得意教科、数学だ。
    要点のとこだけ覚えとけばいいや。
    それまで寝よ寝よ。

    授業が中盤を迎えた頃だったか。
    「基尋ーっ!ここどうやんのーっ!?」
    離れた席にいる雷夢からラブコールがあった。
    この騒がしいなか、頑張って寝ついたのによー。
    完全にこっちにイス向けてるよ、
    先生からの非難の目が怖えーよ(通信簿的な意味で)。

    しかし雷夢が積極的に授業を受けるとは珍しい。
    隣近所の秀才に聞きなさい。
    「お前が一番話しやすいんだよ!」
    そりゃこっちだって同じだよ。
    答えないとしつこく聞いてくるだろう。
    適当にあしらっとこう、そうしよう。

    起きたついでにノートも取っとかないとな。
    あっ、先生黒板消さないで!ねぇ!
    考えてみれば雷夢が起こして(?)くれなきゃ
    本日の要点取るの逃してたんだな。

    久しぶりに、雷夢に感謝したわ(棒)。

    −−−−−−−−−

    かっこ多すぎだべ←
  • 62 雲 id:a2ZW7nx.

    2011-12-21(水) 21:08:52 [削除依頼]
    昼放送

    「今週もやってきました、雷夢と基尋の」
    『あーもうそういうの飛ばし飛ばし!めんどい!』
    「そういう問題じゃないんだよ?」
    『そんで今回の噂は!』
    「携帯女子の話ですね、ではまた来週ー」
    『強制終了だと!?別の話だから聞けって!』
    「前と同じだったら強制終了な」
    『分かったよもう…
    話題は15歳の転校生です』
    「某母親みたいに言うな」
    『このあたりの中学を転々としてるみたいです。
    親の仕事とかだったら遠くに行くはずなんですよね。
    じゃあいったい何のために?っていう』
    「何のためなんですか?」
    『それが最近分かったんですよ!』
    「微妙に話かみ合ってませんよ」
  • 63 雲 id:GPIguWO.

    2011-12-24(土) 21:41:36 [削除依頼]
    『戦後とかの金持ちさんはこう…許婚とかいますよね?』
    「うわーあるある展開ですね」
    『15歳の転校生さんは実は幽霊で、
    ご自分の許婚を未だに探していらっしゃるんだと!』
    「どんくらい前からなんすかね?」
    『13年くらい前ですかね』
    「そんな半端だったんだ…今年で死後何年経ったん?」
    『風の噂では60年くらい前ですね』
    「60年!?戦後間もないじゃないすか」
    『戦後には結婚とかの制度も変わって』
    「その辺長くなりそうなんでカットしてください」
    『なんだよせっかく勉強してきたのに』
    『二人の生い立ちは、
    その許婚さんが先に亡くなっちゃって』
    「亡くなっちゃって?」
    『……………』
    「分からないとか言うなよ?」
    『なぜ知ってる?』
    「雷夢さんのネタが切れたので今週はここまでです、
    ではさよーならー」
    『え、ちょ、ネタ切れじゃな』
  • 64 雲 id:GPIguWO.

    2011-12-24(土) 22:55:13 [削除依頼]
    「あーっも!
    なんであそこでカットしちゃうの!?」
    「給食タイムギリッギリだったしなぁ」
    教室で机を拳でばんばん叩きながら
    ひとりキレている学年2位さん。
    あんたはプライドがないんですか。

    学年2位さんの隣の席で
    本を読んでいた愛理が読書を中止し、
    「でも雷夢くんの話面白いよね〜」
    と励ましてくれた。ありがたい。
    「やっぱり!?
    そのへんを基尋は理解してねぇよなー」
    いや誰も面白くないとは言ってねぇよなー。
    今まで何回も思ったけど開き直り早っ。

    愛理がクエスチョン。
    「放送の内容の情報ってどこから仕入れてるの?」
    「あー、それ僕も気になる」
    最初っから思ってたよ。
    雷夢がわざとらしく頬杖をつく。
    「ネットからだぜー」
    そしてこのどや顔。
    「嘘つけ!」
    ローカル性の高い情報が
    簡単にネットで見つかるわけないだろう。
    「え…じゃあ図書館は?」
    「『じゃあ』ってなんだよ!?」
    なに?情報源隠したいんですか?
  • 65 雲 id:7y.FUh50

    2011-12-25(日) 20:36:08 [削除依頼]
    「えー…じゃあ…」
    だから『じゃあ』は結構。
    「あ!ご家族から聞いたとか?」
    「そう!それそれ!」
    こういうのを鶴の一声と呼ぶんだな!

    …じゃなくて!
    「結局おまえはどこから情報を仕入れてきた?」
    「その口調、取調べみたいだからやめて!」
    「取り調べてんだよ」
    すると雷夢は、さも取り調べ中の犯人のように
    イスに手をかけ、そっぽを向き、
    「俺はなんもやってねぇよ」
    と、自発的に悪ノリ。
    別に僕は狙っていたわけじゃないんだが。
    「さっさと吐いちゃえよ、
    カツ丼食うか?」
    便乗して僕も悪ノリに興じる。
    ところでコレに愛理は
    ついてきているんだろうか。
    ついてきてなかった。
    むしろこっちを何かこう数歩後ずさりして
    冷ややかな眼で見つめている。
    そして一言。
    「コワっ…男子のノリ怖っ…」
    「怖っ!?」
    「そうだよ基尋くんコワーっ」
    お前がことの発端だろ!
  • 66 雲 id:L5a3H4g.

    2011-12-28(水) 23:49:06 [削除依頼]
    「お前はっ…!雷夢!」
    「うわぁ、基尋が怒った!」
    ニヤニヤしていた雷夢の顔が
    ちょっとだけ引きつった。
    別に怒ってないし誰のせいだか。

    「喰らえ!俺の魂!」
    「あり?基尋くんて
    そんなキャラだったっけ?」
    傍観者に徹していた
    愛理が呟いた。
    おそらく、
    そんなキャラじゃなかった
    と思います、はい。
    標的がいつにないほど
    騒がないうちに
    軍事的制裁的なやつを加えよう。
    なぜか逃げる
    素振りも見せずに
    座ったままの標的に近づき、
    人差し指一本で
    鳩尾を勢いよく突っつく。

    久しぶりだから
    威力下がってっかな?
    「痛ってぇええぇぇぇえぇ!?
    やっぱ基尋のは
    すっげーダメージ!」
    クリティカルヒット。
    どうやら威力は
    下がってないようだ。
    だからといって、
    何に役立つわけでもない。
    制裁を横で見ていた愛理は
    「基尋くん、
    かのチカチーロも倒せるんじゃないの?」
    という感想を口にした。
    「チカチーロって誰すか」
    「ロシアの殺人鬼だよ」
    んな恐ろしい奴と戦えるか!
    僕ならとっとと白旗立てて降伏するね。
    「えー」
    抗議したって無理なもんは無理!

    キリのいいところで、
    リンゴーン、と聞きなれたベルが鳴った。
    戻んなきゃな。
    「戻るわ」
    「またねー基尋くん」
    「………」
    まだ根に持ってるのか
    痛みが続いてるのか知らないが、
    雷夢は恨めしそうに僕を見る。おーこわ。

    こういうのを
    自業自得って言うんだぜ。


    −−−−−−−−−−

    書いたけど長すぎだろjk←
  • 67 雲 id:690WaBv0

    2012-01-08(日) 22:39:08 [削除依頼]
    時刻は午後4時半を回った。
    今日も委員会でこんな遅いですよ…。
    玄関で靴を履き替えながらため息をつく。

    部活が終わったのか、
    野球部、バレー部、テニス部が
    順にスクールバッグを取りに、
    騒ぎながら室内へ入っていく。
    そんなスポーツ精神溢れる人たちを眺めてから、
    ひとりで玄関を出る。

    「ありがとうございましたー!」
    「ありがとうございましたー!!!!」
    野球部には劣るが
    この威勢の良い声たちは
    サッカー部のものだ。

    ちなみに最初に
    『ありがとうございました』
    を言ったのは
    サッカー部主将の雷夢だ。
    日ごろの生活だけでなく、
    部活でも声出すようになったな。
    部長は先輩が選ぶのだが、
    先輩はなんでこんなの選んだんだろう。
    受験前だが頭のよさそうな複数の先輩は、
    引退せず、未だに部活に参加している。

    直後、次々に部員たちが一斉に
    バッグを置いているテラスに駆け寄る。
    そのなかに、もちろん雷夢がいた。


    −−−−−−−−

    あけましてめでたいですね
    今年もこいつらをよろしくお願いします。

    文章少しは読みやすくなってるとイイナー
  • 68 雲 id:KKoeO4d/

    2012-01-11(水) 22:31:32 [削除依頼]
    バッグを取った後、すぐ僕に気づいた。
    右手を挙げてスマイル。
    「あっ!基尋ー!
    委員会終わったの?」
    終わったのじゃねぇよ。
    現在だけに限って
    委員会忙しいんだから部活休めバカ。
    「一日でも休むと翌日の
    筋肉退化痛がやべぇんだよ!
    一回運動部入ってみ!お前がバカ!」
    そう言い訳をしながらスポーツバッグを
    ぶんぶん振り回す雷夢。重いだろそれ。
    あと絶対イヤです、めんどくさい。
    筋肉退化痛って初めて聞いたよ。

    「今日の昼休みと
    5時間目の休み時間だけ、
    昇先輩2年教室に来てなくね?」
    橋を歩きながら、
    雷夢が独り言のように言う。
    「あー、そういえば」
    全然気づきませんでした。
    「それこそ委員会とか
    あったんじゃない?
    部活優先のお前とは違うんだよ」
    「あのね、俺のは放課後のハナシ!」
    分かってますよそんなもん。

    −−−−−−−

    運動部じゃないけど筋肉退化はわかる
    一日でも休むと〜は帰り際友達が言ってたことでs
  • 69 雲 id:6Md/uXO/

    2012-01-22(日) 22:27:53 [削除依頼]
    「つぅかお前、
    1年とき野球やってなかったっけ?」

    野球かー。
    確かに僕は今も野球部に籍を置いている。
    が、部活には1年の9月くらいから参加していない。
    どうせやってもつまらんし、そんなに好きでないから。
    部員や顧問は何も言わないので、
    僕は完全に(一人で)幽霊部員化している。
    新人戦や中総体の壮行式は一応出ているが、
    試合には行っていない。
    練習試合には何度か行った。
    そんときの顧問の感想は『得点圏でのみ打つ』だった。
    要はランナーがいる時しかヒットを打たない。
    別に意識しているわけではない。
    その代わり、投げる球は他人より遅い。

    「やめたわけじゃないのに
    何で部活行かないん?」
    「そりゃーめんどいから。
    貴重な休日を好きでもないものに
    費やしたくない」
    「へー、そういうもんなの?」
    「サッカー好きなお前には理解できねー話だな、
    毎日サッカー出来るとか嬉しいっしょ?」
    「土日まで練習できるしな!最高!」
    ちくしょう、一人だけ喜びやがって。

    −−−−−−−−−−

    実際雷夢みたいなリアル友人は
    毎日サッカー出来て楽しそう!
    俺は楽しくねーけどな!(ドヤァ
  • 70 アリメ (雲 id:2bv9X840

    2012-02-04(土) 23:26:30 [削除依頼]
    毎日が充実の雷夢の話を
    適当に聞き流していると、
    話が途切れ途切れになることが、数回あった。
    そろそろネタの宝庫の貯蓄も
    切れてきたようだった。
    「え、もうネタ切れっすか」
    「最近面白いことないでしょー」
    マジでネタがないような感じで、
    雷夢がカラカラ笑った。
    「イヤ転校生とか、転校生とか、
    色々ネタあるだろう」
    「えー、あれはもう…
    最近のことじゃないっしょ」
    もう最近のことじゃないらしい。早えーな。

    「あ、思い出した!基尋、知ってる?」
    おもむろにバッグから携帯を取り出した雷夢は、
    ストラップを意思のままに弄り始めた。
    「また転校生が来るらしいぜ!」
    僕は思わず足を止めてしまった。

    またかよぉおおお!?珍しいなおい!
    「一応聞くけど、それ、誰情報?」
    「鍵借りに職員室行ったら、
    先生たちが忙しそうにそう話してた!」
    よく聞こえたな!
    「喜べ、基尋!
    会話から想像するに女子で2年生だ!」
    キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
    心に期待が某鳴戸のように渦巻く。
    そりゃー楽しみ。
    「…というのが今現在の情報だ!
    じゃあまた明日!」
    ぴっす。

    転校生か…かわいかったらいんだけどな。
    ってさっきから何考えてんだ自分。
    こんなんだから雷夢に笑われんだろうな。
  • 71 アリメ  id:QJ86nhP.

    2012-02-15(水) 22:21:18 [削除依頼]
    別に笑われてもいいけど。

    後方から足音が聞こえた。
    誰かは知らないけど一応無視。
    無視はしたけど…
    −足音、速くなってきてない?
    とたとた。とたとたとた。
    とたとたとたとた。とたとた。

    「基尋さん?」
    「ふぉおお桜子!!??」
    突然後ろから話しかけられることの
    驚きの大きさといったら!
    「えへへ…びっくりしました?」
    びっくりしたよ十分に!
    「桜子も学校帰り?」
    「え、はい、まぁ…」
    曖昧だなぁ。
    珍しく桜子が、下を向いて言葉を濁した。
    「あの…基尋さん、
    大変言いづらいんですが…」
    「ん?」
    吹っ切れたのか、顔を上げて微笑んだ。
    「明日から、そちらに通いますから」
    「えっ!?」
    聞き返した時には、
    桜子はもう目の前にいなかった。

    えぇええ?
    それって家に来るってこと?

    うちの学校に、転校してくるってこと?
    えぇえええ?
  • 72 アリメ  id:pLyWr160

    2012-03-10(土) 23:25:23 [削除依頼]
    通常通りあんま寝てねぇし。
    どっちかっつーと寝れなかった。
    理由は桜子のことだ。
    『明日から、そちらに通いますから』
    ってのは普通に考えると
    この中学にやってくるということだ。
    しかしそれはないだろ、と
    自問自答し続けた結果がこれだった。
    考えることがないって幸せだったのな。

    「ハイおはようございます」
    「今日の基尋、
    なんかすごくやつれてる!?」
    後ろの席の友達に
    体を向けながら(椅子は向いていない)、
    律儀に僕の異変を指摘する雷夢。
    「何があったん?」
    その後ろの友達、
    石崎疾風(はやて)も
    興味を持ってしまっていた。
    なぜ分かるかというと、
    単にニヤニヤしてるから。
    彼は野球部の主将だったり
    同部のエースだったりする。
    名前通り、足がめっちゃ速い。
    僕はいつも疾風から
    人数が足りないという理由で
    部活に来るよう言われているのだが、
    その誘いには一切乗っていない。
    「ゲームしてたら
    いつの間にか3時だった」
    「なるほど納得ー」
    バカな雷夢はなるほど納得。
    疾風はというと、
    「えー、早く寝なよー」
    あぁ、納得すか。
    こんな簡単に納得するもんですかね。
  • 73 アリメ  id:fLil94C.

    2012-04-04(水) 14:45:27 [削除依頼]
    秀才もバカも脳内の
    構成は同じなんすかね。
    いや、雷夢はふつうに頭いいけども
    行動が伴わない。

    「で、噂の時点ですが、
    寝不足基尋くんによいお知らせー」
    「なんですかニヤニヤした雷夢さん」
    「でゅるるるるるるるr」
    疾風はいらんドラムロールしなくていいから!
    「てれんっ!
    待望の女の子の転校生、今日来ます!」

    沈黙。

    「寝不足関係ないじゃん」
    寝不足解消グッズの宣伝かと思ったわ。
    「イヤ!そこじゃなくて!
    転校生!TENKOUSEI!」
    発音は
    ティーイーエヌケーオーユーエスイーアイ、だ。
    今、僕のクラスではローマ字に変換して
    アルファベットで単語を発音するのが
    流行っているらしい。
    どういう流行だそれ。

    「…転校生?」
    「転校生?」
    あとに言ったのは疾風だ。
    どうやら疾風も初耳らしい。
    偶然それが耳に入った
    周りのクラスメイトも
    『え、マジ?』
    『聞いてないんですけど』
    とかざわつき始めた。
    「それもご待望の女の子です。
    俺なんで二回も言ってんの?」
    っへー。
    「なるほど、良い情報をありがとう」
    「え!?感想そんだけ!?」
    疾風はなにかに驚いているが、
    「僕は眠いんで朝の会始まるまで寝ます。
    おやすみなさい」
    と、僕は自分の机について、
    自学ノートを出し登校カバンを片し、
    机に突っ伏して寝ることにした。

    眠るまでの間、
    雷夢のこんな独り言が聴こえた。
    「基尋…相当眠いのかな…」
    眠いよ。
    突っ伏してから1分くらい経ったあと、
    僕は朝から眠りの世界へと落ちていった。
  • 74 アリメ  id:fLil94C.

    2012-04-04(水) 16:28:29 [削除依頼]
    「きりーつ」
    今日の日直の声で、やっと目を覚まし、
    急いで要求どおりの起立をした。
    周りがやかましい
    読書タイム中も寝てたから、
    30分くらい経ったのか。
    学校でそんなに
    寝れるもんかね、とか、
    寝すぎると頭痛することがあるけど
    今回は珍しく平気だな、
    とか考えていると、
    今日は簡単に
    朝の会が終わってしまった。
    なんか行事とかあったっけ?

    「今日はなんと!」
    「転校生がいます!」
    何フライングしてんだお前。
    「…フライングしないの、雷夢」
    なぜ知ってるのかはつっこまないの!?
    あと担任・森谷先生がかわいそうだろ。
    そういえば今朝のおやすみ前に
    雷夢が言ってたな、転校生。女の子の。
    僕は睡魔でそれどころじゃなかったから
    そんなに食いつかなかった…と思う。
    それよりなんか転校生に
    心当たりがあるのは気のせいか。

    「もうおいでー!」
    森谷Tが合図し、
    ガラスの戸が自重気味に
    がらら、と開いた。

    「あ…!?」
    僕は教室におずおずと入ってきた
    転校生の顔を見た途端、
    あまり大きくない
    (頑張って抑えたから)
    声を上げた。

    「じゃあ定番で、
    黒板にお名前書いて!」
    「は、はい…」
    −この声…
    そして数秒後、確定した。
    かわいい字体で黒板に書かれた文字は、
    『放生 桜子』
  • 75 アリメ  id:3p7qRVF.

    2012-04-05(木) 17:28:21 [削除依頼]
    そこで、僕はようやく思い出した。
    昨日、彼女は言っていた。

    『明日から、そちらに通いますから』

    眠気でそんなのぶっ飛んじゃってたよ。
    あれ、でも朝に起きたばっかのときは
    覚えてたな。どこで飛んだんだ。
    教室に入ったときか。
    校則に引っかかることを考慮したのか、
    桜子は長かった髪を
    肩より少し下ぐらいにバッサリ切っていた。
    昨日会ったときはいつも通りだったから、
    あのあとに切ったんだろう。
    制服は、昨日と同じセーラー服。
    ただ、うちの学校とはデザインが少し違う。
    まだこの学校の制服を買ってないのか。

    周囲の反応はというと。
    まず、
    やかましい女子の反応。
    「かわいー!」
    「大人しそうで優しそうな子じゃね?」

    そして、
    やはりやかましい男子の反応。
    「可愛いじゃん!俺の彼女候補だな」
    「失敗すればいいのになー」
    ただの雷夢と疾風の会話だが。
    今の時代に珍しい大和撫子だからか、
    他人受けは良いようだった。
    「席はこの列の一番後ろねー」
    机増えてたの気づかなかった。
    奇しくも(?)その列は雷夢の列だった。
    が、班も同じではないので
    一緒に給食を食べることはできない。ざまぁ。

    「じゃあ、終わりにしまーす!
    桜子ちゃんに色々教えてあげるように!」
    その森谷Tの合図で、あいさつをし、
    散会となった。
  • 76 アリメ  id:78jPEW50

    2012-05-03(木) 00:45:51 [削除依頼]
    散会直後。
    「ねー、桜子ちゃんはどこの学校から来たのー?」
    「いえ、あの…」
    「どこで生まれたのー!?」
    「前の学校はどんなとこだったのー?」
    案の定、桜子は席に群がったやかましい女性陣に
    質問攻めにされていた。
    あんままともに答えられてないなぁ。
    男性陣も様子を見ながら、
    ちょこちょこ集まってきている。
    や、僕も空気を読んで
    その群れに入ってたりするけど。

    「彼氏はいるのー?」
    誰だそんなこと聞く奴。
    ああ、雷夢しかいねぇか。
    「いや…あの…」
    膝に両手を置き、下を向いて緊張した様子の桜子。
    そのなか、
    ようやく僕の存在に気づき、
    こちらに顔を向ける。
    「基尋くん…」
    やめて!
    涙目で上目遣いに僕を見ないで!
    どう助けろというの!
    この子は僕という知り合いがいなかったら
    どうするつもりだったのだろうか…
  • 77 アリメ  id:UN9XNMg.

    2012-05-04(金) 23:42:30 [削除依頼]
    「えっ、なに、もとは桜ちゃんと知り合いなの?」

    転校生に早速あだ名を付けて
    質問するのは疾風だ。

    『もと』は『基尋』からの
    あだ名だと思うが、
    『ひろ』って呼ぶ少数派も
    いないわけではない。

    要は『基尋』を分割されてる。

    「えっ…まぁ…そうですね」
    びくんと体を震わせながらだが、
    今度は答えることができた。
    と、言ってる場合でもなく。

    周囲のざわめきと共に、
    「マジかよ!?そうならそうと言えよ基尋くん!
    お前もスミに置けねぇなぁ!」

    何でスミに置けないのかは知らんが、
    ある意味空気を読んだことを言う雷夢。

    「痛いから背中叩くの
    やめてもらえますか」
    「なに言ってんだ!
    俺はお前を称えてるんだよ!」
    称えられる理由などない。

    「あぁっ…あの…すみません…」
    桜子がさっきよりも
    さらに泣きそうな目で見つめてきた。
    「謝ることないって!」
    それ、僕が言うセリフなんだけど
    フライングしないでくれ
    疾風と女子の皆さん。
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