glass of fairy15コメント

1 ももくり id:oIXC9oS1

2011-09-10(土) 19:53:09 [削除依頼]
妖精を体に宿す。
それができるのは、妖精の器と呼ばれる人間だけです。
  • 2 ももくり id:oIXC9oS1

    2011-09-10(土) 20:03:40 [削除依頼]
    題名を英語にしたのは初の試みですw←
    ももくりと申します(^ω^)

    ここで新しい小説を書き始めるのは、久しぶりです^^
    相変わらずの不規則ペースで書いていくつもりですー。

    ファンタジーと恋愛が大好きなので、それらをごちゃごちゃ混ぜてみようと思いまして((
    苦手な戦闘シーンをたっぷり詰め込んで、完結する頃には少しは上達していたらいいな。
    そんな気持ちです←

    温かいコメントが大好きなので、それを忘れないでいてくれたら嬉s((
    楽しんで書きます(´`人)
  • 3 ももくり id:oIXC9oS1

    2011-09-10(土) 20:11:56 [削除依頼]
    「鬱陶しい奴!しつこいって言ってるだろう?」
    「私の言う事を素直に聞けば良いものを」

    銀の髪と、金の髪。

    二人の男が、静かな夜の街を駆け抜ける。
    銀の髪の男が逃げ、金の髪の男が追う。銀の髪の男が舌打ちをし、金の髪の男は微笑を浮かべる。
    二人は、宿とパン屋の間の狭い路地に飛び込んだ。

    「お前なんかの言う事を聞くわけないだろう?このキザ野郎!」
    「私も、早くこの鬼ごっこを終わらせたいのですが」

    金の男は、右手に構えた長剣を振るう。
    それは少し前を走る銀の男の背中を、微かに掠めた。

    月光が石畳の床を照らす。
    幻想的に、不気味に。
  • 4 真紀 id:Dio8lEK.

    2011-09-10(土) 20:20:42 [削除依頼]
    更新がんばって下さい!!
  • 5 ももくり id:YCLbGj2/

    2011-09-11(日) 10:11:42 [削除依頼]
    真紀さん>

    ありがとうございます(^^)!
    もうコメント大好きなのですごく嬉しいです♪
    書くのがもっと楽しくなります(´`人)
    頑張りますねω
  • 6 ももくり id:YCLbGj2/

    2011-09-11(日) 10:28:04 [削除依頼]
    きっと、パン屋のものだろう。古そうな木箱が積み上げられて置かれており、それが余計に空間を狭くする。
    しかし銀の男は、とにかく必死で。そんな事を気にする様子もなく、乱暴に足と腕を連鎖させて逃げる。

    「仕方がない」

    金の男は、ふ、と上品に口元を緩めた。
    しかしその単純な仕草が、周りの温度を急激に冷やす。
    彼の瞳は冷酷に銀の男の背中を見つめ、まるでそれは視線で貫いてしまうような勢いだった。どこまでも冷たく、恐ろしく。

    「風音」

    技の名前だろうか、金の男の口が小さく動く。
    何かの終わりを告げるように、その声は果てない路地の奥へと吸い込まれる。

    刹那。一筋の風。
    銀の男は頬にそれを感じて、不審に目を細めた。そして次の瞬間には、焦りに瞳を見開く。その激しい異変に気が付いたのだ。

    「くそっ……!」

    彼が声を漏らした時には遅かった。
    ――風の刃。
    荒れ狂い始めた風が、銀の男を切り刻むように鋭く動いた。
  • 7 ももくり id:YCLbGj2/

    2011-09-11(日) 10:40:52 [削除依頼]
    台風でも竜巻でもない。
    紛れも無く、魔法。
    風は、規則的に同じところを行ったり来たり駆ける。光の速さで、何度も何度も。

    「がはっ!」

    銀の男のコマンドは一つに絞られる。
    走る事もできなければ、防ぐ事もできない。勿論、反撃も不可能だ。
    ただ、痛みに声を上げるだけ、だ。

    「う……ああっ!」

    粒子のような血が跳ぶ。壁に跳ねて、地面を濡らして。
    びしびしと斬られる体は激しい痛みに襲われ、立ち続ける事すら難しくなる。無数の傷が体中に広がった。

    「はあっ!」

    銀の男の叫びを、金の男は汲み取らない。
    ただ先程と同じ柔らかい笑顔でその様を見続ける。楽しそうに、見下すように。
    そして、一言。

    「やはり妖精は人間の出来損ないですね。何の価値もない存在だ」
  • 8 ももくり id:YCLbGj2/

    2011-09-11(日) 10:52:57 [削除依頼]
    ――やがて。
    風はぴたりと吹き止み、金の男の攻撃は終わる。
    木箱にまで届いた血が、静かにゆっくりと垂れた。
    銀の男は、その場にぐったりと座り込んだまま、動こうとはしない。荒く弱い息を繰り返して、たまに咳き込む。
    体に抱えた傷が、痛々しく血を流していた。

    「さあ、妖精の器は何処にいるのですか?教えなさい」

    金の男は、銀の男に寄る。そして、長剣の先を向けた。きらり、と月光に光る。
    何も答えない彼に対し、さらに言葉を掛けた。

    「私に差し出しなさい」

    優しい声の中で見え隠れする圧力。
    微かに近づいて来た長剣に、銀の男は小さく溜息を吐く。この状況に似合わず、気だるそうに肩を落とした。
    それは諦めというよりも、挑発に見える。

    「お前にあいつは渡さない」

    凛とした声が、夜の街に響いた。
  • 9 ももくり id:VFF3/Y6/

    2011-09-19(月) 12:17:42 [削除依頼]
    に、と。
    銀の男の口元が吊り上る。

    そして次の瞬間には、彼の姿は綺麗さっぱり消えていた。
    長剣の先には捕えるべき獲物が居なくなり、空っぽの空間が出来上がる。
    金の男は、冷たい視線でしばらくそこを見つめていた。そしてやがて、ゆっくりと顔を上げる。月が浮かぶ方角を、静かに見据えた。

    「精力を使うから、飛びたくなかったんだけどな」

    上から降り注いだ声に、彼は少しだけ目を細める。
    銀の男は、闇の中に浮かんでいた。
    正確には、空に浮かんでいた。
    まるで見えない床の上に立つように、仁王立ちで金の男を見下しながら。
    その行為は、明らかに彼が人外の者であるという事を示していた。

    「妖精の器に近づくなと?」
    「当たり前だろ」

    火花を散らす二つの声が、響いた。

    それだけ答えて、闇に紛れた銀の男。
    金の男は、一人きりになって、長剣を下ろした。

    銀、金、長剣、夜、街、静寂、妖精の器。
    その全てが、何もかもを狂わせる。
  • 10 かいと id:iafqa0p.

    2011-09-19(月) 12:22:01 [削除依頼]
    漢字がよめんぞぉーーーー!!!!!!!!
    ももくりぃーーー(泣)
    俺が読めるように努力しちょくれ(泣)
    わがままゆるしチョンマゲ☆
  • 11 かいと☆ id:iafqa0p.

    2011-09-19(月) 12:23:26 [削除依頼]
    名前に☆つけんのわすれてたぁーー!
    (まさかの失敗だよぉーう)
  • 12 ももくり id:VFF3/Y6/

    2011-09-19(月) 12:38:47 [削除依頼]
    1 一人きり

    きらきら、朝。
    街のど真ん中。

    少女は、伸びと大きな欠伸で、光を全身に受け止めた。
    彼女の茶色の腰まで伸びた髪は、その仕草によって揺らめく。その時に、ふわりと異様な匂いを振り撒いた。
    少女の隣を通り抜けたおばさんが、眉間に皺を寄せる。そして彼女を軽蔑するように、睨んだ。

    「……もう、何よ」

    少女は、おばさんの背中をぎんと睨み返し、小さく怒った。
    せっかくの良い天気も、街の活気も、果物屋の匂いも。全部を台無しにされたようで、少女は溜息を一つ。

    しかし、そんなちっぽけな溜息で解決されるような問題ではなかった。
    少女の近くを過ぎて行く人々は、皆決まって軽蔑の表情を浮かべた。
    先程のおばさんのように睨む者、ひそひそと噂をする者、おまけには舌打ちをする者。性別も年齢も関係なく、若い男も皺塗れの老人も小さな子供も。誰もが少女に嫌な意味で特別扱いをしていく。
    こんな明るい朝の街で、少女は黒い気持ちに包まれた。
    ――しかし。

    「ふん」

    彼女は悲しむよりも、怒りを露にして、歩き始めた。
    「何よ何よ、朝の散歩をしていただけじゃない」とどすどすと足音を立てる。
    朝市の色鮮やかなテントが、人々を吸い寄せる。その間を堂々と通り抜けた。
  • 13 ももくり id:zqScphl.

    2011-09-20(火) 11:38:44 [削除依頼]
    かいと☆さん>

    見てくれてありがとうございます(^^
    漢字が苦手な私の小説なので、読めないのは気のせいなはずw←
    気合でどうにかしてくださいな((
  • 14 ももくり id:zqScphl.

    2011-09-20(火) 11:51:16 [削除依頼]
    何故、少女はそこまで人々に睨まれているのか。
    理由は、とても簡単であった。

    ――彼女が、人とは違うから。

    人間は、自分と違う匂いの者を差別して受け入れない事が多い。それと同じ原理である。
    こんな小さな街では、彼女の話は有名だ。誰もが知って、誰もが嫌う。

    「ただいまー」

    彼女はそう言って、小さなレンガ造りの建物に踏み入れた。

    彼女が人とは違う点、その一。
    一人で図書館を経営していること。

    彼女の視界を埋め尽くす、大量の本。小さな空間の中に詰め込まれた本棚に、ぎゅうぎゅうと押し込められている。
    窓が一つしかないため、非常に薄暗い。おまけに古本独特の匂いがこもって、彼女の髪に纏わり付く。それは強く濃く深く。
    しかし、彼女はこの雰囲気が大好きであった。
    他界してしまった両親の図書館。それを譲り受け、彼女はこの街で暮らす。

    若い女が一人で図書館を経営している。
    それだけで、彼女は周りからの視線を感じるだろう。
    しかし、睨みの理由はもう一つあった。

    彼女が人とは違う点、その二。
    妖精を信じていること。
  • 15 ももくり id:zqScphl.

    2011-09-20(火) 12:02:13 [削除依頼]
    少女は、隅に置かれた小さなソファに体を預ける。どすん、と聞き慣れた音が鳴った。
    いつの間に手に取ったのか。彼女は一冊の分厚い本を広げた。
    いかにも古本らしい黄ばんだページが捲られ、彼女好みの匂いが漂う。

    「……素敵」

    ぽつりと呟くと、温もった静寂が訪れた。
    彼女の目の行き先には『妖精』の文字が浮かんでいる。
    これは妖精に関する書物であり、彼女の宝物だった。
    もう何回読んだか分からないページ。まるで魔法にでも掛かったかのように、目が離せない。

    いつからだろう、彼女はとにかく幼い頃から、妖精の存在に憧れてきた。
    太古の昔に、この世界を動かしていたのは妖精。そして妖精は今もこの世界に存在し、生き続けている。
    人々がそれを聞いたら「ただのおとぎ話を馬鹿正直に信じて阿呆らしい」と軽蔑するだろう。
    しかし、彼女にとってそれは真実であり、夢であった。

    「……素敵」
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