ふたばこいがたり62コメント

1 流星 id:wMcvsuH.

2011-09-08(木) 22:00:46 [削除依頼]
付き合い始めて、どのくらいでデートをしましたか。
付き合い始めて、どのくらいでキスをしましたか。
アタシの友達は皆、全て三ヶ月ぐらいでしているようです。
ですがアタシは全くもって、早くした方がいいとは思いません。
それは自ら分かっているから。

お話を始めましょう。
一人の少女と一人の少年の、温かな優しいお話。

『ふたばこいがたり』。
それは恋の話とは思えない、恋の話。
  • 43 流星 id:qhjNpcM/

    2011-12-08(木) 18:41:09 [削除依頼]
    ガチャン

    鉄製の扉が、重い音をたてて閉まった。
    西日が入らず、何となく薄暗い。それでもお互いの顔は、はっきりと見ることが出来た。
    突然、俊也君が勢い良く扉を開けた。
    「っお前ら!」
    そのすぐ後に遠くから
    「きゃー☆」
    という、聞き覚えがある声が聞こえた。
    「…誰も居なくなったね、外」
    「ありがと、ね」

    しばらく間に言葉はなく、ただ二人で見つめあっていた。
    私よりずっと高いところにある瞳、それは真っ直ぐに私を見つめる。
    すごくドキドキしているけれど、何故だか安心できるのだ。

    駄目だ、私。完全に惚れてる。

    「…今まで話さなくて、ごめん」
    最初に口を開いたのは、俊也君だった。
    「好きって言われてから、何だかすごく意識しちゃって…。本当にごめん」
    「そんな事ないよ、全然」
    意識してしまうなんて、私だって一緒だ。
    今でさえ心臓がうるさいのに。

    そして、最後の沈黙。
  • 44 流星 id:qhjNpcM/

    2011-12-08(木) 18:56:18 [削除依頼]
    真っ直ぐ、俊也君は私を見つめる。
    真っ直ぐ、私も俊也君を見つめた。
    鼓動が聞こえてくるほど、自分の気持ちが高ぶっているのが分かる。

    君と仲良くなって3ヶ月、いろいろあったね。
    君の消しゴムから全て始まって、こうして一緒に居るんだね。
    大切なこの想いを君に伝えたあの日からも、2週間も経っちゃった。

    好きだよ、俊也君。君の気持ちが知りたいよ。

    お願い、聞かせて……。
  • 45 流星 id:qhjNpcM/

    2011-12-08(木) 20:22:03 [削除依頼]
    俊也君は私をしっかりと見据え、言った。

    「僕は、君のことが好きです。僕で良ければ、付き合って下さい」

    俊也君は自分のことを僕と言った。
    改まらなくたっていい、ただ君からその言葉が聞きたかった。
    ありがとう。本当にありがとう。
    怪我と言うハンデを負って、素直に笑えなくて、とっても地味な女子、坂本友希を。
    こんな私を好きになってくれて、本当にありがとう。

    「……はい」
    そう言って私は、俊也君に向かって笑いかけた。
    笑えてる気がした。頬が微妙にくすぐったい。
    俊也君も笑顔になった。何となく顔が赤くて、ちょっと可愛いなんて思ってしまう。
    「出来れば、結婚して下さい」
    「はい、て、えぇ?」
    「はははっ」

    私、坂本友希は恋をした。
    いっぱい悩んで、いっぱい泣いて、いっぱい幸せになった。
    そして今、私はこの好きな人、いや。
    愛している人、山川俊也君と結ばれた。

    今、双葉が顔を出した。
    暖かい日差しが照らしてくれる。
    そっと、優しく…。
  • 46 流星 id:qhjNpcM/

    2011-12-08(木) 20:32:07 [削除依頼]
    さて、みなさんおはようorこんにちはorこんばんわ。
    更新が遅すぎる事に定評がある流星です。

    みなさん!
    この小説は、流星の以前の小説とは違います。

    まだこのお話は、続きます。

    友希ちゃんと俊也君の今後、きちんと書いていきたいと思います。
    最近は何故かリア友がこの話にハマってしまったようなので…。
    暇なときしか更新しませんが、もうしばらくのおつき合いをよろしくお願いします!

          流星
  • 47 流星 id:qhjNpcM/

    2011-12-08(木) 20:42:53 [削除依頼]
    それからの話をざっとしよう。

    私のこの後の4年生の生活は、真っ黒になった。
    そう、いじめに遭った。
    俊也君に助けを求めない、ただそれだけは譲らなかった。
    彼の悲しい表情を見るくらいならば、私だけ苦しもうと、そう思った。

    5年生になって、俊也君とクラスが離れてしまった。
    私をいじめていた首謀者は、幸いにも転校した。
    私は普通の生活を送っていた、ただ、愛する人抜きの。
    そしてこのクラスでも、私は良く思われていなかった。
    陰で悪いように言われてることには、薄々気付いていた。


    そして私、坂本友希は今、6年生になった。
    物語は残暑が厳しい9月から始まる。
  • 48 まぁちゃん id:QHZGbwP/

    2011-12-08(木) 20:44:30 [削除依頼]
    小説読みました!
    すっごく面白いです♪
    更新楽しみにしてます^^
    友希ちゃん、流星!
    これからも頑張って下さい><
    長文ですみません(汗
    失礼します!
    byハマってしまったリア友
  • 49 流星 id:qhjNpcM/

    2011-12-08(木) 21:00:58 [削除依頼]
    「友希ー!早く早く!」
    「ちょ、待ってよ…。トランペット持って走るのって…」

    私、坂本友希は今、廊下をトランペットのハードケースと走っている。
    ただでさえ残暑のせいで、脱水症状を起こしかけているのに…。
    お陰様で私は、鼓笛の楽隊の唯一の管楽器、トランペットになった。
    6人中1人の女子、それでも頑張った。

    「歩美、ペース落ちてるよ!走れって言ったの歩美じゃんかぁ!」
    「ほら走れー!」

    6年生の委員会は、俊也君と一緒になった。
    久しぶりに真面目に顔を合わせた。
    と言っても、毎年バレンタインやホワイトデーで毎年会っていた。
    でもそれだけ。

    何とか昇降口に着いた。
    「友希、大丈夫…?」
    「無理…、脱水症状寸前なんだよ…」
    息を荒くしながら、私はその場に座り込んだ。
    頭がぼんやりする。何となくだが、気分も悪い。

    それが全ての始まり。

    その刹那だった。
  • 50 流星 id:qhjNpcM/

    2011-12-08(木) 21:03:04 [削除依頼]
    まぁちゃん!
    来てくれたか〜、嬉しいぞ☆

    まぁ、成長していく二人を見守ってね(*^^*)
  • 51 まぁちゃん id:QHZGbwP/

    2011-12-08(木) 21:07:28 [削除依頼]
    うん!きたよ♪
    もちろん!
  • 52 流星 id:qhjNpcM/

    2011-12-08(木) 21:11:43 [削除依頼]
    Thanks☆
    コメあげは、他の所もよろしくねm(_ _)m
  • 53 流星 id:ZXXZhju.

    2011-12-13(火) 21:26:27 [削除依頼]
    「大丈夫?」

    それはとっても懐かしい声だった。
    少し大人びてきて、でも幼さも残る声。
    こんなに身近に聞くのは、とっても久しぶりの事だった。

    「あ!ゆ、友希…!」
    歩美はすごく驚いて、動揺している。
    私はゆっくり後ろを振り返った。

    そこには、俊也君がいた。
    隣には、俊也君の友達の啓太がいる。
    彼は心配そうな顔をして、私の顔を覗き込んだ。
    っ近い、顔…!
    「だだ、大丈夫…。ちょっと頭が痛いだけ…」
    私はしどろもどろに、返事をした。
    顔が熱い感覚におそわれて、まともに俊也君の顔が見れない。
    「…そう?無理、しないようにね」
    「うん、ありがとう…」
    彼はそう声をかけた後、啓太と一緒に外へ駆けていった。

    「友希ったらぁ、赤いぃ〜」
    「言わないの、てか言わないでっ!」
  • 54 流星 id:ZXXZhju.

    2011-12-13(火) 21:37:32 [削除依頼]
    「ただいまー」
    家の中に入ると、自分の声が響いた。
    ふう、と私は一息吐く。
    姉ちゃんは部活、お母さんはPTAの集まりでいない。
    私は今、一人ということだ。
    「…おやつはバームクーヘンか、うま」
    机の上にあったバームクーヘンを口に放り込む。甘い感覚が、口いっぱいに広がった。
    その時目に入ったのは、親からの置き手紙だった。

     ディズニーのおみやげのストラップ、好きなの2つ取って良し!

    2つ?なぜ私に、2つも?
    一瞬疑問が浮かんだ、けれど。

    私はあることを思い付いた。
    そしてハロウィンモチーフのストラップ、ペアを取った。
    明日か明後日か、私は少し悩んでいた。
  • 55 流星 id:ZXXZhju.

    2011-12-13(火) 21:54:35 [削除依頼]
    …ついに、帰りの時間になってしまった…。

    昨日選んだストラップ、その片方は俊也君にあげようと考えた。
    考えたはいいが、私は渡すタイミングを逃しに逃しまくった。
    そして、今に至る。
    「じゃーねー!」
    「バイバイ!」
    周りの挨拶なんか、知らない。
    今はただ、彼の班が帰るタイミングを…。

    「はいじゃあ、そろった班はー?」
    先生の呼びかけに、一番に手を挙げた俊也君の班。
    そのコンマ一秒後に、班長の私は手を挙げた。
    「はい、じゃあここの二つの班!一緒にさよならー!」

    え、ちょ、走るなぁーーーーーっ!!!!!
  • 56 流星 id:ZXXZhju.

    2011-12-13(火) 22:16:11 [削除依頼]
    走り出す私の班の男子。
    止まれ、止まってーーーーっ!

    案の定、私の体に後ろからの衝撃。私は横に吹っ飛ぶ。
    体育館の中、吹っ飛んだ先がマットだったから良かった…。

    ぼふんという音と共に、私は顔面からマットに倒れ込んだ。
    鼻の頭が、痛い…。
    「ったぁ…」
    小さい声で、私はうめく。
    「バーカ、友希こけてやんのー」
    通り際に田菜【←これ名字】に馬鹿にされた。頭に来るけど。
    その直後。

    「ほら」
    「え」

    差し出された右手、俊也君の顔。
    何だか、恥ずかしさなんかどこかに消えた。
    「あ、ありがとぉ…」
    「最近大変だね、本当に大丈夫?」
    「…たはは…」

    顔が熱くて、俊也君は優しい。
    駄目だ。私、今すぐ蒸発しそう。
  • 57 流星 id:U2ukZGD0

    2011-12-18(日) 17:29:26 [削除依頼]
    ふとポケットに入れた手が、何かに当たる。
    そっと出してみると、それは。

    今、渡せるかな。

    「どうしたの?」
    俊也君が、私の顔を覗き込む。
    反射的に熱い感覚。やばい、顔が赤い。
    「あ、あのね」
    「ん?」
    ここはダメ元だ、行け!
    「この前の土日に、ディズニー行ったの。その、おみやげ…」
    私は俯いたまま、ストラップを俊也君に差し出した。

    瞬間、手からものの感覚が消えた。

    顔を上げると、俊也君の手にはストラップがあった。
    「ありがと」
    そう言って俊也君は、昇降口に向かっていく。

    私は一人立ち竦んでいた。
  • 58 流星 id:Ekb3Q8J0

    2011-12-31(土) 17:08:25 [削除依頼]
    「ねえねえ!友ちゃん!」
    「ぅわぁっ!!!!っこらーーーー!!!!!」

    ところ変わって、ここは小学校から近いひとつの幼稚園。
    そこの体育館で私は、習字を習っているわけで。
    「ねー友ちゃん!終わったら一緒に外行こ!」
    そして今、私の後ろをうろちょろしてる女の子。
    彼女はなっちゃん、菜月ちゃんという3年生。
    「…つまり、あれかな?」
    「うん♪」
    私は頬を引きつらせる。その様子に気付かず、なっちゃんは用意してあった習字道具を持って、靴箱に行ってしまった。
    可愛い顔をして、あの子の考えている事は相当ハイレベルな事だ。
    先生に軽く挨拶して、私もなっちゃんを追って靴箱へ駆けた。
    「バイバイ友希!また明日ね!」
    背中の向こうから広絵の声がした。
    振り向いて手を振った後、私は小さな階段を駆け上った。

    ガチャ

    ドアを開けた瞬間、私はしゃがみ込んだ。
    この姿を見られてしまうのはよくある事で、しかも今日に限っては宣言されていた。
    でも私にだって!心の準備ってモンは必要です!
    「…大丈夫?」
    「……だ、いじょうぶ、平気…」
    あっちの方でなっちゃんの声がする。電灯の下で、二人が照らされる。

    …悟ってもらえたのかは分からないが、きちんと言おう。
    なっちゃんは、俊也君の妹だ。
    最近(というより、私と彼が付き合い始めてから)何故かこんな風に、俊也君がいるという事がたまにある。
    おかげ様で私は、毎週こんな有様なので。
    「じゃあ、また明日ね」
    「う、ん。また明日」
    そう言い残して、俊也君は車に乗り込んで、帰っていった。


    くそ、顔が熱すぎる。
    迎えが来るまで私はずっと、その場にうずくまっていた。
  • 59 流星 id:otFxloE0

    2012-01-18(水) 09:52:01 [削除依頼]
    その日以降も私は、俊也君との交流がたびたびあった。
    小さな優しさは今までと変わらず、私はいつも顔を赤くする始末。

    委員会の仕事を一緒にやった。
    たまに二人きりになった。

    クリスマスには、初めて二人だけで出かけた。

    時が過ぎるのは早いもので、私たちは卒業生としてこの小学校から巣立った。
    ほとんどの子が同じ中学、何も悲しくなはい。
    けれどもう、私は彼と同じクラスになれないだろう。それが寂しかった。

    案の定クラスが離れた。けれどもう、この感覚には慣れた。
    新しい生活が始まる。

    私達は、中学生になった。
  • 60 流星 id:otFxloE0

    2012-01-18(水) 15:11:39 [削除依頼]
    そんな私も、今日が入学式。
    クラスには何人か、同じ小学校の人がいた。
    「はい、では体育館に移動しまーす」
    新担任の臼居【頭も何となく輝いてる】先生を先頭に、私のクラス1年6組は歩きだした。

    入学式は中略しよう。
    何故なら眠くて、何も覚えてないから。

    終わってすぐに教室に入ろうとしたら、同じ学年の子がひとりでぼーっとしていた。
    茶髪で髪が長くて、雰囲気がほんわかとした女の子。
    「…ねぇ、どうしたの?」
    「ぅわっ!ご、ごめんね、びっくりしちゃって…」
    おどおどと話すこの女の子を、私は可愛いと思った。
    「何組なの?」
    「うち?うちはね、4組!」
    「あ、隣だね〜」

    話が弾んで、女の子とはすごく仲良くなった。
    名前も教えてもらった。
    「うち、大坂梨衣奈っていうんだっ!よろしくねっ!」
  • 61 流星 id:cZRtj.f.

    2012-01-20(金) 20:19:58 [削除依頼]
    今さらの訂正…。

    友希ちゃんのクラスが1年6組となっていますが、
    正式には1年5組でした。

    久しぶりの表記ミス、わああああorz
    ホントすいませんでした…(閲覧少ないけど)
  • 62 流星 id:YCzSR570

    2012-01-31(火) 19:18:36 [削除依頼]
    「ゆーうきっ♪」
    「あ、りーちゃん!待ってて今行く!」
    入学式のあの時から、りーちゃんこと大坂梨衣奈ちゃんと仲良くなった。
    何となく雰囲気が合うところ、そして…。
    「見て見て、新しいキーホルダー買っちゃった☆」
    「んーーー!可愛いぃ…」
    「やっぱりミク最高だよね!」

    そう、私とりーちゃんは2次元のヲタクだというところも合っていた。
    6年生のある日、ボカロ(※ボーカロイドの略称)に出会った私は今に至る。

    「あ・そうだ友希、一緒に7組行こ!」
    「ぇえ?!いっ、いいですっ!」
    「そんな事言うなって〜、ほらウチ山さんに用があるから〜☆」
    「や、だから!アタシはいいから!いいからぁ!!!!!」

    ここの学校は、階ごとに6クラス分の教室がある。
    けれど、一年前まであった旧校舎の都合で、3年生は5クラスしかないのだ。
    余った1クラス分はどうするのか、学校は考えた。
    そして、今年度入ってくる新1年を7クラスにして、余った教室を埋めた。
    だからこの学年は7クラスで、肝心の7組は3年生と同じ一階に教室がある。

    先輩に会うのは、どうって事ない。
    しかし、アタシは7組へ行くことに躊躇していた。
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