バーカ41コメント

1 祈祷 彗月@レギオン パンダナ id:OyAEjAx.

2011-09-08(木) 19:01:41 [削除依頼]

 「お前本物のバカだろ」

 皆口を揃えていう、“バカだ”と。
 それを言った奴がバカなのだ!

 別に苛められているわけではない。
 “苛め”は自分が認めたら“苛め”なのだ。
  • 22 祈祷 彗月 id:nTftbII.

    2011-09-16(金) 16:32:50 [削除依頼]
     小さく声をあげ、しゃがんだまま固まった。
     キツイ。実にキツイである。この中腰のような微妙な体制は。

     「……さっさと席に着きなさい」

     冷たい幕街先生の言葉。眼鏡の奥の細い目は鋭く尖り、人をひきつけないオーラ。はっきり言って学校で嫌われ者ナンバー1の先生だ。
     そのためか、授業では一番静か。耳を澄ませば息遣いだって少しは聞こえる。皆目を付けられないように必死。
     先生の悪口を言った生徒がいたらしいが噂では数学で2を付けられてしまったとか。
     
     「はい、すっすいませんでした……」

     のどの奥から声を搾り出す。匡碑だって先生に目は付けられたくない。
     急いで数学の教科書類を取り出し、素早く広げた。自分で言うのもなんだが、結構な駿足だったと思う。それほど恐怖心が強いということだ。

     「教科書P63を開け。三秒で今すぐ開け」

     匡碑の準備が整った瞬間、幕街先生の厳しい声が教室へと響く。
     全員が一斉に教科書をめくり必死になってP63を探す。
     それは匡碑も例外ではない。右手にシャープペンを握り締めたまま教科書を開く。
     
     「……騎馬は……」
     「っ!!」

     ふとした幕街先生の言葉に反応した匡碑。
  • 23 なーc id:J2xLn/21

    2011-09-16(金) 20:28:14 [削除依頼]
    ・・!  楽しすぎます♪
    再新待ってますょ〜〜〜〜〜〜★ミミミ
  • 24 祈祷 彗月 id:nb8VpLw1

    2011-09-20(火) 06:59:48 [削除依頼]
    なーcs‡ 毎回コメ有難うございます!
          楽しみが過去形にならないよう頑張らせていただきますね。
  • 25 祈祷 彗月 id:nb8VpLw1

    2011-09-20(火) 07:11:03 [削除依頼]
    >22  ビクッと震え、教科書へと落とした視線が上げられないのだ。  否、上げたくない。  なんだが顔を上げれば幕街先生と視線がぶつかりそうで怖いのだ。  「おい、加来矢。お前、たしか騎馬と仲良いよな?」  さりげなく学校での問題児、騎馬 夜。  そして不運なことに仲の良い匡碑もグルだと勘違いされているらしい。ちなみに夜の悪ふざけには一度も手を貸したことがない匡碑。  それだけにこのほぼ学校全体の“勘違い”の原因が理解しがたいのだ。    「あ……。そ、そうですぎゃ……」  「騎馬が何処にいるのか知らないか?」  匡碑の最後の噛みを見事にスルーした幕街先生。  舌を噛んだ痛みで引きつる顔。匡碑はかすれる声を必死に絞り出す。  「え、あ、それは……」  目を泳がせる。一度は顔を上げたものの直視できるほどではない。  匡碑からしてみれば髪が蛇であるあの見たら石にされるという怪物より恐ろしい。もう石化したほうがマシだ。  (夜ー! なんで来ないんだよバカ畜生がぁーー!!)  心の中での叫びも虚しいだけ。  言葉が続かない匡碑は空気が張り詰めてきたのが伝わってきた。
  • 26 祈祷 彗月 id:nb8VpLw1

    2011-09-20(火) 18:36:24 [削除依頼]
     背中へと突き刺さるクラスメイトの視線。
     それは、幕街先生の怒りメーターと共に増加していく。そう、比例だ! ……なんてやっている暇はないが。
     きっとこのまま黙っていれば幕街先生の怒りはクラスメイトまで飛び、非難の目を向けられることになるであろう匡碑。
     冷や汗が流れてきそうだ。
     考えに考えを重ねればふと、先程新畝先生に呼び出されていたのを思い出した。
     もしかしたら夜は大人しく職員室に向かったのかもしれない。
     匡碑の顔が明るくなった。
     だがそれは夜の悪巧みした笑顔によって簡単に消された。
     あの夜が大人しく職員室へ行くわけがない。
     匡碑は再び苦悩に顔を顰めた。

     「おい、何か心当たりはないのか?」

     いつも以上に冷たい幕街先生。そろそろ我慢の限界だろう。
     もうダメだと諦めた矢先、脳が閃いた。

     「あ、俺……捜してきましょうか?」

     出てきたのはこんな言葉。
     だがこれは幕街先生のお叱りを流し、尚且つ授業を抜けられるという一石二鳥だ。
     生唾を飲み込み、考えるような仕草をした幕街先生の反応を待つ。

     「確かに、アイツを連れ戻すのには一番お前が適してるか」

     頷く幕街先生。
     どうやら意見は通ったらしい。心の中で小さくガッツポーズの匡碑。
     
     「じゃ、じゃぁ捜してきますねっ!!」

     音をたてて立ち上がった匡碑は幕街先生に一礼するなりドアへと向かった。
     見た目では冷静を装い、ゆっくり廊下へ向かうが心臓はバクバク。おまけに手汗が酷い。
  • 27 祈祷 彗月@レモン id:nb8VpLw1

    2011-09-20(火) 18:51:13 [削除依頼]
     やけに長く感じるドアを開け、視線を感じながらも教室という名の牢獄から一歩天国(廊下)へ。
     歓迎するように匡碑を通り去った風。牢獄(教室)とは違い、とても穏やかに感じる。
     
     「……よしっ」

     向きを変えた匡碑は気合を入れなおすように顔を引き締めた。
     まだ30分以上もあるこの授業を丸々サボるわけにはいかない。ならせめて夜を道連れに。
     最低だがそれが匡碑の考えだ。
     最初に向かうのは三階の上にある屋上。夜がサボるときは大体あそこにいるのだ。
     普通は鍵が掛かっているはずの屋上。もちろん、危ないから誰も入れないため。
     ならなぜそこに夜がいるのか。
     初めて知ったときはさすがに驚いた匡碑。夜はスペアキーを持っているのだ。理由は不明だが。
     
     「さっさと連れ戻すぞっ」

     ここは第二校舎の三階。屋上があるのは第一校舎だけなのでめんどくさいと言えばめんどくさいのだが。
     軽く手足を動かした匡碑は小走りで廊下を駆け出した。

    *†*

     同時刻。
     匡碑の考え通り、夜は屋上に居た。フェンスに寄りかかり、携帯を弄っている。
     
     「あーくそっ。カバン教室だよド畜生っ!」

     なにやらうめき声を上げ、フェンスを蹴り出した。
     八つ当たり。完璧八つ当たりである。
     雲ひとつない晴天が相応しい空を見上げ、太陽に目が眩んでは視線を落とした。
     体育の授業だろうか、どこかのクラスが外ではしゃいでいる。
     広い校庭を半分に別け、ソフトボールとハンドボールをやっているらしい。
     無心でそれを眺めていれば冷たい風が何度も夜を通り抜ける。
     そのたびに夜の前髪は頬へとぶつかりくすぐったい。
  • 28 祈祷 彗月@レモン id:nb8VpLw1

    2011-09-20(火) 19:15:02 [削除依頼]
     ふと近づいてくる足音に気づいた。
     振り返り、背後のドアを見つめていれば足音は確実にこちらへ向かってくる。
     先生だとしたら怒られること間違いなし。
     本当ならここで焦ってどこかに隠れることでもするのだろうが見つからないという自信が強い夜は動こうとしない。
     見つかったらそのとき対策を考えればいい。
     そんな人間だ。
     
     「誰……?」

     そう考えてはいても訝しげな声は自然と口から出た。首をかしげ、ドアを凝視する。
     
     「っぐぁっ!?」
     最初に聞こえたのは小さな何かがぶつかるような音。その次は苦しそうなくぐもった声。
     きっとドアを開くタイミングが遅れたのだろう。
     小さく笑い零した夜はドアの向こう側の人物が分った。

     「匡碑でしょ? 脳は生きてる?」

     笑いを堪えながらドアのノブへと手をかえる。
     鈍い音をして開いたドアの先に見えたのは、薄く茶色が掛かった匡碑の髪と手だ。若干震えながらも痛みに耐えている様子。
     反応がない匡碑。よほど痛いのだろうか。

     「…………」

     石になったようにその場から動かない、いや動けない匡碑。
     何を思ったのか、口元に手を当てた夜はにんまり笑った。
     それも爽やかで和みのある笑顔とは程遠い、言うならば“黒い笑み”。

     「夜、サボってないで授業ふごぉっ!?」

     匡碑の言葉は途中で驚きと悲鳴へと変わった。
     顔を上げ、屋上へ踏み込もうとしたら目の前に灰色の堅いものが見えたのだ。
     いきなりのことに避けるすべもなかったため、見事直撃。
  • 29 祈祷 彗月@レモン id:ZtNG8Z2.

    2011-09-22(木) 19:15:38 [削除依頼]
     先程と同じ痛み。
     なぜこうも自分は損な役回りばかりなのだ。
     
     「夜っ!! テメェっ!!!」
     
     怒りをそのまま声として表しドアを力任せに押す。
     夜がドアを押さえているかと思えば軽々しくドアは開いた。
     想像と違っていたため、若干前のめりの体勢で屋上へと踏み込めば、正面には夜がいる。鉄格子へ背中を預け、上から目線の夜が。
     
     「よっ! 匡碑。痛くなかったか?」

     言葉とは裏腹にまったく心配している様子がない夜。どちらかといえば楽しんでいるようにさえ見える。
     逆光のせいで夜の顔までははっきりと見えない。それでも肩が小刻みに震えているのは分る。
     (コイツ笑ってやがる……)
     半笑いを浮かべた匡碑。

     「痛いに決まってんだろ……」
     無愛想に呟き、夜の隣へと移動する。
     一発くらい殴って怒りたい気分だがどうにも夜相手ではそう簡単にいかない。
  • 30 祈祷 彗月@Danke id:aPyzDao.

    2011-09-27(火) 17:23:49 [削除依頼]
     さりげなくわき腹を抓ろうとすればすかさず避けられる。何気抜け目がないのだ、夜は。
     小さく息を漏らし、夜を盗み見た匡碑。

     「相変わらず楽しそうだな」

     風にのって匡碑のピアスが揺れ、太陽の光で反射する。それは爽やかな匡碑を言葉と共にいっそう爽やかにさせた。
     夜と目が合った。
     未だ子共のような輝きを失わない夜の瞳。素直に、純粋に綺麗だと思う匡碑。付け上がられるため、本人には言わないが……。
     
     「お前も俺がいるから楽しいだろ?」

     “俺が”を強調する夜はいつもと変わりなく自信に満ち溢れている。
     顔を見合わせ、二人は笑う。肯定も否定もしない匡碑。でもその笑顔が肯定を表していた。

     「俺、授業は嫌いだけど学校は好きかな」

     匡碑に背を向けた夜は校庭へと視線を移す。言葉に嘘はなく、本当に楽しそうだ。
     笑みを浮かべ、口を開いた匡碑は、何の前触れもなく動きが止まった。
     顔が硬直していき、苦笑いを浮かべる。

     「は、はははは……ははっ」

     棒読みに、実に下手糞に笑った。
     この場の雰囲気を壊すような笑い声に顔を顰めた夜。振り返り、不服そうな顔を匡碑へと向けた。
  • 31 祈祷 彗月@Danke id:aPyzDao.

    2011-09-27(火) 17:37:31 [削除依頼]
     「何? ここ笑うとこじゃないけど」

     僅かに唇を尖らせている。
     フェンスへと完全に寄りかかり、少し咎めるように匡碑を睨んだ。
     (コイツの精神年齢は幾つなんだ……)
     心の中で疑問を浮かべた匡碑。
     だが今はそんなことどうでもいい。自分がなぜここに来たのかを思い出した匡碑にやることは一つしかなかった。
     
     「夜? ちょっと来てくれない?」

     何も知らない夜へ黒い笑みを向ける匡碑。
     怪しい。口調が怪しい人物である。ここが学校の屋上じゃなくて夜が他人だとすれば通報されているかもしれない。
     じりじりと、ゆっくり夜へと歩みよる。

     「な、……何?」

     背後はフェンスなため下がることが出来ない夜。何か怪しいものを感じ、先程の匡碑のように苦笑いになる。
     声は枯れ、迫ってくる匡碑を訝しげに見つめる。

     「いや? ちょこっとねぇー……。夜と一緒に行きたい場所があるんだけどぉ」

     怪しいしおかしい。明らかに何かある。それも、よくない“何か”が。
     夜の本能に近い何かがそう告げる。「今すぐ逃げろ」と声が聴こえてくるようだ。
     それでも逃げられないのは単に後ずさりできないのが理由というわけでもない。
     動けないのだ。
     匡碑の黒い笑みで体が石のように重い。
  • 32 祈祷 彗月@Danke id:aPyzDao.

    2011-09-27(火) 17:51:01 [削除依頼]
     「いーやーだーぁぁぁぁぁあああっっ!!!!」

     断末魔のような叫び声。きっと手加減なしで叫んだであろう。
     しかも運悪く叫んだ場所はよく響く階段だ。聞こえないはずもない。
     小さい子が駄々をこねるような夜の姿。
     だが今度は精神年齢など考える暇もなかった匡碑。もう夜を引っ張るので精一杯だ。
     
     「夜っ! 往生際が悪いっ」

     あの後、無理矢理屋上から連れ出された夜の現在の状況だ。
     必死に壁、手すりに捕まる姿はもう見ていられない。ドアを開け、こちらを見つめてくる生徒や職員に僅かに頬を染める匡碑。
     恥ずかしい。叫び、暴れる夜よりもむしろ匡碑のほうが恥ずかしい。

     「数学は俺の天敵だっ!」

     冗談でもなんでもなく真顔で言う夜。見開いた目はどこか血走ってさえいる。
     やっとの思いで夜を屋上から連れ出すことに成功した匡碑だが限界が近づき始めている。体力は衰える一方で教室までの道のりが遠い。
     額から汗を流し、夜へと懇願する。

     「頼むからっ! 俺の人生掛かってるからっ!!」

     なんと大袈裟な。
     夜に負けないくらい真顔で言い放った匡碑。手に汗まで握っている。
     そしてあれこれ階段で五分近く経過。
  • 33 祈祷 彗月@冬眠期デスネ id:YrOhSDQ/

    2011-11-27(日) 17:47:31 [削除依頼]

    ちょっと上げてみる。
    まだ諦めてません(笑)
    でも更新してなくてすいません。
    近々カメさん更新でもしようかなと…(´ω`;)
  • 34 祈祷 彗月@Der Mond id:KO3oMYF.

    2011-11-30(水) 17:31:40 [削除依頼]
    >32  結局、根性負けしたのは匡碑だ。  自分で情けないと思いつつも、気力と精神力、そして行動力では絶対に夜に勝てないを分かっていたからなのか、特別悔しいとは思わなかった。  手すりに掴まって肩で呼吸をしていれば、夜が大きく息を吸った音が聞こえた。    「はぁーー……。匡ちゃん、お前しつこいにも程があるぞ」  「……国ちゃんって……。それにお前が悪いんだろ」  「なんで俺?」  「…………はぁ」  疲れる。  罪悪感という言葉とは程遠い夜には一生この苦労は分かってもらえそうにない。
  • 35 祈祷 彗月@Der Mond id:KO3oMYF.

    2011-11-30(水) 17:41:49 [削除依頼]
     そして、“一生”と自分で言っている時点で、ずっと一緒なのだと確定してしまったような匡碑は気持ちのやり場に困った。
     
     「んじゃ、教室にでも行くか?」
     
     力なく肩を下げていた匡碑に、夜の言葉聞こえたような気がした。目を見開き、ゆっくり顔を上げれば得意げな表情でピースをする夜が居る。
     気づけば周りの先生や生徒達も各自の授業に戻っており、廊下は静かになっていた。
     除々に、気分が上がってきた匡碑の目に、夜越しで時計が見えた。特に気にしてはいなかったのだが、無意識に時間を確認してしまった。

     「……嘘だろ……」
     
     願望のような匡碑の悲痛な声。信じたくないものでも見てしまったようだ。
     時計に背を向けている夜には何がなんだか分からずに目をぱちくりさせている。そして、ゆっくり振り向き、時計を見た。
     
     「……あらま」

     夜の口から出た他人事のような言葉。
     いや、夜にとって大嫌いな(天敵の)数学が終わったのだ、むしろ喜ばしいのかもしれない。
     ただいまの時刻は9時35分。
     歓喜に満ちた瞳を浮かべている夜はさておき、匡碑は悔やむべきか喜ぶべきが迷った。確かに、数学の授業が終わってくれたのは嬉しい。あんな重苦しい空気の中、誰だって授業はやりたくないはずだ。
     それでも素直に喜べないのはこの後、幕街先生に叱られる可能性が高いということを知っているからである。
  • 36 祈祷 彗月@Der Mond id:KO3oMYF.

    2011-11-30(水) 18:00:12 [削除依頼]
    今からどうするべきか。そっと夜を盗み見た匡碑は、背中が重くなっていくように感じた。
     (夜……)
     まったく何も考えていない。単細胞とは夜のような人間をいう為にある言葉だろう。どうせ再確認のようなものなのだが、匡碑はたしかにそう思った。
     
     「んじゃ教室にでも戻りまっか!」

     (夜さん、楽しそうですね……)
     出掛かった本音を押さえた匡碑はズンズン前を歩く夜の散歩後ろを歩いた。
     上機嫌な夜を見ているとこんなことで悩んでいる自分がとてつもなく阿呆に感じる。
     幕街先生に出会わないことを必死に祈りながら、こそこそと、体制を低くして教室へと戻った匡碑。
     運よく見つからずに教室に着いたときは大きく肩を落とした。
     自分の席に着くと、うつ伏せになった。

     「なぁなぁ匡碑ぃー。俺考えたんだけど、今度教室のドアに黒板消しぶら下げてみない? そんで来た先生にぶつけんの!」
     
     疲労のせいで疲れきっっている匡碑へ楽しそうに話しかける夜。
     ものすごく自慢げに話す夜へ冷めた目を向けた匡碑は何と返してやろうか頭の中で考えた。
     そして、数秒後……。

     「……それは古典的過ぎる。お前の考えは普通すぎてつまんない」
     「……え……」

     楽しさを重視する夜に“つまんない”は衝撃的な言葉のはず。
     そう考えた匡碑のとっておきの言葉だ。無論、言葉だけでは衝撃が軽すぎると考え、わざと突き放すような口調で言った。
     成果はあったのか、真顔になった夜の口は半開きだ。
     少しは懲りてくれた。
     そう思い、僅かに頬を緩めた匡碑。
  • 37  僕  id:er9ZfeF.

    2011-11-30(水) 22:51:21 [削除依頼]
    文長いっすね・・・。
  • 38 祈祷 彗月@Der Mond id:gg147R3.

    2011-12-01(木) 16:59:58 [削除依頼]
    僕さん‡
     まぁ、セリフだけじゃ小説になりませんし((笑
     申し訳ないと思いつつもあまり減らせないですm(_ _)m
     ある程度描写を入れていかないといけないので(´∀`ι)
  • 39 祈祷 彗月@冬眠期デスネ id:YCYvz9k0

    2011-12-03(土) 17:08:55 [削除依頼]
    >36  だが匡碑の考えは甘かった。そんな言葉は夜にとっては痛くもかゆくもなく、ただの刺激にしかすぎない。真顔になったのは匡碑からは考えられない以外な言葉が出たからだからだ。  その証拠に、先ほど半開きな口が嘘のように目を輝かせている夜。  匡碑は予想外な反応に腰を抜かしてしまいそうになった。  「そうだよなっ! さすが匡碑だっ。もっと凄いの考えるぜっ」    親指を突きたててハイテンションになった夜。もう自分の世界に浸かってしまったようだ。  さすがの匡碑も言葉を失い、無邪気な子供のような夜にどう対処するか考えが浮かばなかった。    「騎馬っ。やっと見つけた! 職員室へ来いといっただろう」     匡碑が肘を付きながら夜を白い目で見ていれば、教室のドアが勢いよく開き、明らかに怒気を含んだ声が聞こえた。  しかも、その声の主が夜を呼んでいる。  また何かやらかしたのか。  今度は誰だろうと匡碑が振り返れば新畝先生だ。息を切らせながらドアへと寄りかかっている。  そういえば、と桂のことを思い出す匡碑。結局職員室へは行っていないらしい夜。    「あ、先生。すみません、忘れてました」  「え、あ、あぁ。まさかこんな素直に騎馬が謝るとは思っても見なかったが……」
  • 40 祈祷 彗月@冬眠期デスネ id:YCYvz9k0

    2011-12-03(土) 17:22:44 [削除依頼]
     言い訳をするかと思いきや素直に謝った夜。新畝先生のもとまで歩いていけば素直に頭を下げた。
     新畝先生も驚き、つい本音が漏れてしまったようだ。しかも、クラスメイトまで目を白黒させている。
     何かある。夜が素直に謝るには何かわけがある。
     怪しいと思った匡碑は教室中をぐるりと見渡し、時間割表のところで目が留まった。

     次は四時限目。理科だ。始まるまではあと五分。理科担当の大倉(オオクラ)先生は優しいことで有名だ。ちょっと居眠りしていたって怒られはしない。だがら四時限目を受けるためにさっさと怒られてしまおうという作戦ではないのか。
     普通のクラスメイトならばそこまで考えないと思うが相手は夜だ。
     そうとも知らぬ新畝先生は度肝を抜かれ、怒るに怒れない。
     匡碑は頭を軽く、何度も下げる夜を見ていると、だんだん夜の背中が笑っているように感じた。今にでも『さっさと帰れ』などという言葉が聞こえてきそうなもだ。ズルイと思いつつも流石とさえ思ってしまう匡碑。
     お説教は一分ほどで簡単に終わり、新畝先生が教室を出たのを確認した夜は匡碑へと両手を前へと出し、ダブルピースをした。しかも満面の笑みだ。
     
     「お前、次が理科だったから素直に謝ったんだろ?」
     「ん? さすが匡碑だね。ご名答〜。その通りだよ」
     「はははは……。お前、恐ろしいな」

     胸を張って堂々という夜。もしこれが新畝先生にバレたら余裕で一時間は説教だろう。そう思った匡碑は背筋が寒くなる思いだった。
  • 41 黒の組織 id:CTo7p/s1

    2011-12-04(日) 13:35:42 [削除依頼]
    *黒の組織*小説評価サミット
     【小説評価】
    スレッドに評価を依頼して下さったので御伺い致しました。
    [祈祷 彗月@冬眠期デスネ]さんの小説は非常に描写がしっかりしていて、
    比喩もとても上手です。ジャンルは日常と書いていましたが
    それがとてもよく伝わります。また、多種多様の語句を使い分けている
    のも素晴らしいと思います。欠点は見つけられませんでした。
    参考になるような評価でなかったらスミマセン。
    今後の小説投稿期待しています。

     小説評価:黒の組織(小説準備・会話‐*黒の組織*小説評価サミット)
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