ChRoNus.9コメント

1 そらとり。 id:Rg/dnh0/

2011-09-07(水) 09:40:19 [削除依頼]
Do you wish to alter the past? Yes Start the time_Machine.exe >>2 SFリレー小説【ChRoNus.】概要
  • 2 そらとり。 id:Rg/dnh0/

    2011-09-07(水) 09:41:01 [削除依頼]
    【ChRoNus.】は
    トライオンさん
    Snaweさん
    夢羽さん
    nameさん
    そらとり
    QeeQさん
    の計6人で創作するSFリレー小説です。
    メンバーはほぼ固定で今のところ追加募集はしていません。
  • 3 Snawe id:/BBGnbX.

    2011-09-20(火) 21:05:48 [削除依頼]


    ある冬の日のことだ。
    小さな湖の畔、動くことをしない並木道を、乾いた風がただ、空間を一閃する朝だった。

    その脇、閑静な住宅街からまたひとつ奥まった立地に、とある煉瓦造りの小屋がある。
    家主は文字どおり、酔って狂ったかのようで、あろうことか大窓を解放して、その古めかしい家は室内において、雨風をしのぐだけのでくといった様相にて、ただ鎮座していた。
  • 4 Snawe id:ejBGtYH1

    2011-09-21(水) 00:02:13 [削除依頼]


    枕元を吹き抜ける冷気に、僕はたまらず目を覚ます。
    思えば昨日に限って、へべれけになった挙げ句背広のままベッドへ飛び込み、あまつさえ北枕で熟睡に陥ったあたりが、いくぶんか今日という日を暗示している。
    朝を迎えるにあたって、ろくな見繕いを終えていないことには、幸運な一日は訪れるわけもないのだ。

    とはいえもちろんのこと、今の僕には大仰な恩師の言葉より、もっとも優先するべき事項があった。
  • 5 そらとり。 id:F9/Oezq1

    2011-10-08(土) 12:27:56 [削除依頼]
    【タイムマシン】

    単語でいい表わせばそうなる。
    別にウェルズの小説を気にかけてるわけではない。
    時空間を超え過去や未来へタイムトラベル出来る【モノ】

    荒唐無稽で莫迦莫迦しい使い古されたネタの夢物語じゃあるまい。
    信じるか信じないかの二択なら僕は迷わず信じないと答えるだろう。
    だがそんな僕にもちょっとしたユーモアのセンス位は持ち合わせている。
    そう。ちょっとしたジョークに乗って、やっぱり嘘だったじゃないかと悪態をついて、友人たちと莫迦笑いするくらいの。
    笑えなかった。
    悪態もつけなかった。
     本 物 だ っ た 。
    客観的にみるとしたら酩酊していたぼくの虚妄と言ったところだろう。


    脳髄に響く鈍痛に耐えながら大窓を閉め小さな二人掛けのソファに腰を下ろした。
    治安がいい方だとはいえ窓を開けっ放して寝ていたなんて昨夜は本当に狂っていたのかもしれない。
  • 6 そらとり。 id:F9/Oezq1

    2011-10-08(土) 12:28:38 [削除依頼]
    友人の結婚式に参加した後何を思ったか背広のまま家でも酒のボトルを開け始め普段あまり気にも留めないパソコンのメールを整理していた。

    送信者:ChRoNus.
    件名:Do you wish to alter the past?

    Do you wish to alter the past?
    “あなたは過去を変えたいと望みますか?”

    普段なら胡散臭い宗教のスパム位に思って見ずに消去していたころだろう。
    だがあの時の僕は内容を読みそのうえで正体不明のプログラムまでダウンロードしてしまったなんて昨夜は本当に狂っていたのかもしれない。
  • 7 そらとり。 id:F9/Oezq1

    2011-10-08(土) 12:30:52 [削除依頼]
    >>6 修正 消去していたころだろう。 消去していたことだろう。 ほんとさーさん
  • 8 name id:aVPbsry/

    2011-10-10(月) 19:20:04 [削除依頼]
    ダウンロードしたファイルを開いてみると、中にはtime_Machineと名のついた実行ファイルが一つあるだけだった。
    テキストファイルも存在せず、ただそのタイムマシンと名のついた物だけが激しい自己主張をしていたのである。早くクリックしろと、それ自体がしゃべっている感覚だった。

    過去を変えたいという質問に対して、僕は首を横に振ることができない人生を歩んできた。人間というのは誰でもそうだ。と、分かってはいるのだが、僕は確実に他の人間より過去を変えなければならない存在だ。
    過去に執着し、後悔する日々を心からやめたいと願っていたところだった。どうしようもなく、前にある未来を向く事が出来ず、後ろにある過去にばかりを振り向く日々だった。

    僕の人生は後悔ばかりだった。

    酔いで十分に回らない頭なのに、僕はそれをフル回転させ、今までを振り返っていた。
    僕の人生で俗に言うターニングポイントはいくつもあった。あの時失敗を犯さなければ、あの時選択を間違わなければ、あの時あの場所にさえ言っていれば。
    頭の中にいくつもの過去が現れては消え、現れては消えていった。だが、その過程で僕は、強烈な光を放つ一つの過去に出会った。

    例えば、あの日あの時。あの死を防ぐ事が、このタイムマシンによって出来るのなら。そう思った。
  • 9 QeeQ id:vt-tsuqZX11

    2011-10-15(土) 22:29:34 [削除依頼]
    ・・・・・・だが僕は本当に酔っているのかもしれない。


    --あの星は地球から何億キロ離れた位置にあったのだろう。
    星の輝きがどんなに優しく微笑んでくれたとしても、人が以前の時空に遡るということはないんだ。


    頭の中には帰り路に見上げた夜空があった。その残されたフィルムを心に映写しながら、手元にはないものをぼんやりと投影してみる。少し気持ちが落ち込んできていた。別にアルコールが僕を幻惑させているせいなんかじゃない。そう、あの星は確かにあるんだ。僕はとりとめのないことを考えてしまった。
    嗚呼、そうだった花に水をやらないといけないんだ。僕の体は重力に支配されている。僕はメールを閉じて立ち上がるつもりだった。明日眼がさめたら花に水をやるんだ・・・。それがすんだら朝食の準備をしなきゃいけない。焼き上がったトーストと陶器のカップに入った液体を摂取しながら、一日のスケジュールを確認しなければならないんだ。いつか朝になるんだ。この夜は未来につながっていく朝なんだ。重力が支配している。
    けど僕は・・・・・・。僕は、実行ボタンを押していたんだ。
    部屋の中に何かやわらかい香りが漂ってくるような気がしたから、僕は少し安らかな気持ちになった。プログラムの実行インジケーターはフルに満たされていく。時空のひずみは唐突に訪れ僕を飲み込んでいったんだ。
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