ホワイトレター4コメント

1 玄冬 id:v7wFxlU.

2011-09-03(土) 00:05:04 [削除依頼]
人は生きて、だから世界は在るんだと       >>2
  • 2 玄冬 id:v7wFxlU.

    2011-09-03(土) 00:06:23 [削除依頼]
    ファンタジーじゃないお話を書きたいです
    未熟者ですが、よろしくおねがいします
  • 3 玄冬 id:v7wFxlU.

    2011-09-03(土) 00:23:49 [削除依頼]
    「魚釣り」

     夏のある日のこと、蝉の熱烈な求愛の歌が飛び交う中、彼はひとり歩いていた。生えている草は濃い色をしていて、茂ったそれの下には蚊が屯していそうでとても入る気にはなれない。茂みを避けると、自然に獣道というにはいささか土が固まりすぎている道を通ることになる。彼は黙々と、夕立のせいでぬかるんだその道を登っていった。
     彼が背負う迷彩柄のリュックサックは見た目軽そうで、履き古したような黒と白のスニーカーは泥まみれでくたびれていた。安っぽいTシャツは皺くちゃで、ジーンズにはお洒落でない破れ目がいくつもあった。そんな彼が持つ荷物の中で一際目につきやすいものが、長い長い竹の竿だった。先に進むほど細く、稲穂のようにしなり垂れた竹はしかし丈夫そうな若竹色をしていた。彼はそれを釣竿に使うつもりだった。糸と小道具は鞄に入っている。
     足場の悪い道をゆく彼にはひとつの目標があった。彼が進む先には湧き水が湧いている、それは綺麗な泉がある。そこに住む“主”を釣るのが、彼の目指すところだった。
  • 4 玄冬 id:v7wFxlU.

    2011-09-03(土) 16:16:13 [削除依頼]
     じりじりと容赦のない日差しは、葉に遮られてなおも衰えずに彼の頭を焼いた。帽子は中に熱気がこもるから嫌いなのだ。熱気がこもるか日光に焼かれるか、どちらがマシかと考えれば返答に詰まるところだったが。玉のような汗を顎に伝わせながら、なんで俺はこんなところにいるのだろうと、彼は暑さに朦朧としかけた頭で考えた。そして昨日のクラスメイトとの言葉を思い出す。
     ああ、そうだった。皆が泉の主なんて都市伝説だというから、主は居る、と言い張ってしまったのだ。そしてその証明をするために、この息の詰まりそうなほどに熱い空気の中、主を釣りに来たのだった。彼は一日前の自分を叱ってやりたいと思った。安易な考えで守れそうにない口約束をするな、と。
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