連鎖する世界は覆せない。3コメント

1 藍菜 id:pvs/h9y.

2011-08-31(水) 18:27:51 [削除依頼]
「付き合って」

桜の花びらが完璧に散ったある日の放課後、
俺はクラスメイトの女子生徒に告白された。
でも、これは彼氏彼女として付き合っての意味ではない。

「くす、私、今からあなたを殺.します」

さっきまで、普通“だった”クラスメイトがニヤリと笑った。
  • 2 藍菜 id:pvs/h9y.

    2011-08-31(水) 19:14:56 [削除依頼]
    ♯001
    主席入学で、優秀な俺は生徒会長だった。
    小さい頃から、ずっと大人からは褒められ、同年代の奴等には羨ましがられ(或いは恨まれ)、とにかく小さい頃から大人受けが良い奴だったと言う事だ。

    「黒夜、君、絶対に恨まれるからねっ」

    教室に行くと、幼馴染の時雨が右手の人差し指を立てて、忠告して来た。
    朝から、元気な奴。

    「俺に忠告する愚民は初めてだ」

    「だーかーら、その物言いが反感を買うんだってばっ」

    「何を言うか。俺は完璧で、俺以外の奴は愚民だ」

    時雨は怪訝そうな顔をする。
    コイツのこの顔にはよく慣れている為、あまり気にも留めない。

    「ま、お前は俺の幼馴染だしな。その辺の愚民よりかはマシな位に位置するとは思うぞ」

    「それは嬉しいと言って微笑むべきかなー、ま、黒夜はずっとこの調子だもんね。15年間も」

    「何がだ?」

    「よーし、さて、黒夜、今日はわたし、お弁当を作って来たんだよ」

    大きな弁当包みに包まれたソレを俺の机に置いた。
    今度は俺が怪訝そうな顔をする。

    「結構だ」

    「そんな遠慮しないでよ。えへへ、結構自信あるんだから」

    何も知らない時雨は微笑む。
    こう見ていると、コイツは確信犯じゃないかと思ってしまう。
    しかし、俺は今回もこの微笑みに勝てなかった。
  • 3 藍菜 id:pvs/h9y.

    2011-08-31(水) 19:28:16 [削除依頼]
    グフッ……
    玉子焼き(最早、真っ黒い塊)が戻って来るのを堪え、俺は生徒会室に向かっていた。
    時刻は4時過ぎ。
    授業が終わり、俺をこんな目にしやがった時雨は笑顔で部活に行った。
    反対に俺は笑顔になれない。

    ガチャ

    ドアを開けた時、途轍もない吐き気がしたが、何とか堪える。
    生徒会室の出入り口で吐いた生徒会長なんて噂が流れたら、それでこそ堪らなかった。

    「待ってたよ」

    俺の吐き気が消えた。

    「くす、来るの遅いって。もう、殺.意しか芽生えませんって感じー」

    生徒会役員ではない愚民が俺専用の車輪が付いた椅子に座り、くるくると回っていた。
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