我らの夏12コメント

1 *゜*kty*゜*  id:dK8m2lN.

2011-08-31(水) 15:03:24 [削除依頼]
終わった。

夏が…
   
        終わった。
  • 2 *゜*kty*゜*  id:dK8m2lN.

    2011-08-31(水) 15:10:45 [削除依頼]
    「おーい、りつー!」
    あたしを呼ぶ声がする。
    悠輝だ。
    「りつ、キャッチボールしよーぜ。」
    悠輝がボールを投げてくる。
    あたしは、柳律子。女。中2。
    でも、あたしは野球をやっている。
    ピッチャー。背番号1。打順4番。
    正真正銘の、エースピッチャー。
    悠輝はキャッチャーで、バッテリーを組んでいる。
    あいつは中1だけど、あたしのボールをとれるのは、悠輝
    だけ。
    あたしは年齢じゃなく、能力でヒトを見る。
  • 3 *゜*kty*゜*  id:dK8m2lN.

    2011-08-31(水) 15:19:35 [削除依頼]
    「よし、りつ、キャッチはこれくらいにして、そろそろ…。」
    悠輝が捕球の体勢になる。
    そして、悠輝のミットめがけて、ボールを投げ込む。
    バンッ!!
    心地よいミットの音が響く。
    それを見ていたコーチが、
    「うでをあげたなー、律子。でも、あんまり飛ばし過ぎな
    いようにな。」
    「はーいッ。」
    でも、力を抜いた野球はつまらないだろ?
    18メートル先で、悠輝が小さく笑う。
    同じことを考えてるのだろう。
  • 4 *゜*kty*゜*  id:dK8m2lN.

    2011-08-31(水) 15:25:20 [削除依頼]
    「悠輝、行くよっ!」
    「おぉ!」
    バンッ!!!
    さっきのボールよりも威力は強い。
    コーチが苦笑する。
    チームのみんなが笑う。
    「コーチ、手を抜くわけないですよー。」
    そう。
    こうやって、ボールを投げるのが、楽しくて仕方がない。
    みんなも、同じ。
    このチームは、サイコーだ。
    あたしは、このチームが大好きだ。
  • 5 *゜*kty*゜*  id:dK8m2lN.

    2011-08-31(水) 15:29:24 [削除依頼]
    「よし、そろそろ終わりにするかー。」
    コーチが言う。
    もう、時計の針は9時をまわっている。
    このチームは、学校の部活じゃない。
    クラブだ。
    リトルリーグではない。
    軟球の、クラブ。
    <青空ウインズ>
    それがチーム名。
  • 6 *゜*kty*゜*  id:06wTCtW.

    2011-09-01(木) 20:33:12 [削除依頼]
    あたし達の中には、学校の部活に拒否されてはいった人が多い。
    あたしも、その一員。
    拒否というか、女だから?
    もし野球部に入るなら、保護者が付きっきりじゃないとダメらしい。
    ま、それは一理ある。
    でも、あたしの家は、高校生の兄と店をやってる父しかいない。
    付きっきりなんて無理。
    だから、そんなきまりのないこのチームに入った。
  • 7 *゜*kty*゜*  id:06wTCtW.

    2011-09-01(木) 20:37:47 [削除依頼]
    でも、見た目が怖くて拒否や、上手すぎるから先輩にいじ
    められて、というヒトもいる。
    これはひどい。
    野球をやっている者として恥ずかしくないのか。
    このチームのやつらは全員、本当に野球が好きで、真剣
    にプレイしている。
    見た目で選ぶなんて、間違ってる。
    人は、中身だろう?
  • 8 *゜*kty*゜*  id:06wTCtW.

    2011-09-01(木) 20:47:00 [削除依頼]
    「律子センパーイ!!かえろーよー。」
    「お、お前、律子先輩を独り占めとする気だな!?この俺が
     許さんっ!!」
    誠太と康平だ。
    2人ともまだ1年生だがベンチメンバーの実力者。
    軟派で軽いが、野球には真剣で努力家。
    スタメンの悠輝も含めて、1年生3人がベンチ入りしている。
    だが2年生や3年生の先輩の誰も、3人を疎むことなく、1年
    生なのにすごいと感心、尊敬している。
    みんな、互いの努力を理解しているのだ。
  • 9 *゜*kty*゜*  id:06wTCtW.

    2011-09-01(木) 20:50:20 [削除依頼]
    みんな、中身を見ている。
    そんなこのチームは、強い。
    みんな野球が好きで努力をし、互いを理解しチームワーク
    も良い。
    そんなチームは強くなる。
  • 10 *゜*kty*゜*  id:cnV5H830

    2011-09-04(日) 14:19:05 [削除依頼]
    「律子、今日、克輝さんいるか?」
    タメの、龍樹。
    見た目は怖いけど、人一倍仲間想いで優しい。
    「克輝ー?あぁ、いると思うよ。」
    克輝とは、あたしの兄貴。
    2歳年上で、高1…のくせに甲子園常連校のエースピッチャー。
    克輝に影響を受けて、あたしは野球を始めた。
    「龍樹、克輝になんか用?」
    「いや、用っていうか…。」
    そう言って、龍樹は目をそらした。
    そこに、恭雅が、
    「龍樹、ただ克輝さんと話したいだけだろ?ファンだもんな。」
    龍樹が恭雅を軽くにらむ。
    本当のようだ。
  • 11 *゜*kty*゜*  id:cnV5H830

    2011-09-04(日) 14:26:05 [削除依頼]
    「克輝のファン!?うっそ、あんな奴の?」
    克輝は野球はすごいけど、すっごくかるくて、ちょっとへタレ。
    それはみんな、知っていることだった。
    恭雅は龍樹をなだめながら言う。
    「いや、あんな奴って…それは言い過ぎ。龍樹はさ、見た目でビビられて、俺らとくらいしかつるめないだろ?だから、人当たりもよくて、人気のある克輝さんを尊敬してんだよ。もちろん、野球もふくめて。」
  • 12 *゜*kty*゜*  id:cnV5H830

    2011-09-04(日) 14:28:47 [削除依頼]
    龍樹がまた目をそらす。
    「マジで?龍樹。」
    龍樹は小さくうなずく。
    「今日、家いってもいいか?」
    龍樹は遠慮しつつ言った。
    「いいよ。みんなも来る?」
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