天使との1ヶ月148コメント

1 藍 id:vt-F5BjWv81

2011-08-29(月) 22:55:32 [削除依頼]
「あなたは死んでしまいました。」
私の前には『天使』らしき人(?)がいる。

――こんなにあっさり『死んだ』と言われても――

受け入れがたい。
  • 129 ☆*:.。.+o(美玲奈≧▽≦美澪愛)o+.。.:*☆ id:Q6Hegmy.

    2011-12-01(木) 20:44:52 [削除依頼]
    藍が復活祭ジャーい
  • 130 藍 id:vt-zoOa7VD/

    2011-12-02(金) 00:01:25 [削除依頼]
    4


    私は驚いたが、ははっと笑うと少女に冷たい目を向けた。
    「あなたについて行けば楽になる? それならみんながついていくでしょうね。そんなうまい話があるわけないじゃない?」
    「信じないのもあなたの自由よ。でも嘘じゃない。だってみんな私についてきたもの。ついてきて、みんな溶けて新しくなった」
    つまり、それって────
    少女がさらりと口にした言葉の意味を考える。
    溶けて──今までのことを忘れて
    新しくなった──全く別の自分を0から作って生まれ変わる

    「そんなこと、あるわけないじゃない」
    あって良いはずがない。


    「それはどうかしら。まぁ私も暇じゃあないの」
    と言って少女は去ってしまった。
  • 131 藍 id:vt-zoOa7VD/

    2011-12-02(金) 18:12:33 [削除依頼]
    美玲奈→
    今テスト一週間前だから息抜きだよ(笑)
  • 132 *苺 く n* id:AJO1rDT/

    2011-12-02(金) 18:20:08 [削除依頼]
    面白いです^^

    頑張って下さい(*^^)v
  • 133 藍 id:vt-zoOa7VD/

    2011-12-02(金) 18:39:09 [削除依頼]
    ? 人間になれない 1


    「ミホ!」
    「ミカエル様?」

    「こっちきて!」

    私はいきなり現れたミカエル様に手を引かれ、大天使の部屋に向かった。
    静かな部屋に二人きりになってしまった。
    「あの、ミカエル様?」
    「ミホ。私達はね、ミホの事をたくさん調べたんだ。
    なぜかって? 実際ならとっくに生まれかわるかなにかしてるはずだからだよ。
    10年間も堕天使でいられるはずがない」

    ミカエル様は私をいつになく神経な眼差しで見つめて続ける。
    「ミホは人間に生まれ変わりたいんだよね」
    「私に純白の羽が似合うとでも? 私は天使にはなれないし、なるつもりもないですが」
    皮肉にしか聞こえなくて、なぜか悔しいという気持ちからこんなことを言った。
    「あのね、ミホ。私が何を言っても驚かないで聞いてほしいの」
  • 134 藍 id:vt-zoOa7VD/

    2011-12-02(金) 18:40:46 [削除依頼]
    苺 く nさん→
    ありがとうございます!!
    でもテスト一週間前なので、息抜き程度です……
    すいません(;^_^A
  • 135 藍 id:vt-zoOa7VD/

    2011-12-02(金) 19:00:08 [削除依頼]
    2


    「内容にもよりますが」
    「うん、聞いてほしい」
    聞きますが。
    ミカエル様が真剣なので笑うわけにはいかない。

    「ミホ。あんたは堕天使なんかじゃあない」
    ミカエル様は深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出した。
    それに合わせるように心地よい風がそよそよとふく。
    「そしてミホは人間に生まれ変わることができない」
  • 136 藍 id:vt-44ogMKn1

    2011-12-03(土) 22:49:05 [削除依頼]
    3


    え…………?
    私は驚き戸惑ったのだが、ミカエル様の事だろうからまた嘘だろうと思い直した。
    もし、本当なら────

    「あは、はは……ミカエル様、その冗談。全然面白くないです」
    「そうでしょう。だって本当だから」
    「…………嘘」
    自分にも言い聞かせた。私の全身にその小さな呟きが響くようだ。
    「嘘じゃない。あなたは天使なの」
    「………………嘘」
    「信じて」
    無理だ。信じるなんて。
    私は天使じゃないし、人間に生まれ変われる。私は堕天使から、いつかは立派な1人の人間になる。
    なれないはずがない。


    『ミホって普通じゃないよね』

    そんな言葉が急に蘇る。
    違う、私は普通なんだ。違う……違う!


    「……し…って…………」
    力なくへなへなとしゃがむ私。
    私だって、普通の人間だったのに。普通の天使だったのに。
    瞳から私の感情が絶えず溢れだす。悔しい? 悲しい? 違う。情けない。
    私は『私』が情けないんだ。
    「ミホ」
    ミカエル様は私の隣に座り、私の肩を大切なものを包むように優しく抱いてくれた。
  • 137 藍 id:vt-u5CWY5w0

    2011-12-04(日) 14:18:45 [削除依頼]
    ? 私の仕事 1


    「ま、ミホは仕分け人みたいな天使なんだよね」
    一応落ち着きを取り戻した私は大天使の部屋へ行き、ミカエル様と話をしていた。もちろん、私の事を。

    「仕分け人?」

    「うん。サリエルっていうの」
    サリエル……私の本当の名前は、サリエルなんだ。
    あれ? じゃあ、白石美帆って誰?
    「マホも勝手だよね。ミホをサリエルにしちゃうなんてさ」

    「マホ?」

    「あ、西村真歩っていう人間。元・サリエルね。
    んで、マホが次のサリエルを決めるときにミホをサリエルに選んだってわけ。
    天使の中からじゃなく、死んでしまった人間からね」
    「私は人間だったの?」
    じゃあ、白石美帆もミホもサリエルも私?
    私の頭の中の情報をつなぐ糸が一気に絡まった。
  • 138 ☆*:.。.+o(美玲奈≧▽≦美澪愛)o+.。.:*☆ id:vXz7Etb/

    2011-12-04(日) 14:30:48 [削除依頼]
    よし、藍見習って更新する!!!!!!
    人居ないけど…←うちがね、
  • 139 藍 id:vt-u5CWY5w0

    2011-12-04(日) 17:42:17 [削除依頼]
    頑張ってね(^.^)b
  • 140 藍 id:vt-u5CWY5w0

    2011-12-04(日) 17:52:45 [削除依頼]
    2


    「サリエルはね」
    ミカエル様はすっと立ち、くるりと軽やかに回る。
    「天使の罪の重さを量り、堕天使と天使をわける。とても大切な天使なの」
    私の額を人差し指で軽く押す。
    「死を司る天使でもある」
    私の手を軽く引いただけだが、私は立たされた。そしてくるり。私は一回転した。
    「大切な天使」
    それらは私の心に刻まれていくようだった。

    「さあ、天使達を見に行こう」
    「でも……」
    私はこんな大切な天使にはなれない。
    「あんたは人間も堕天使も天使もやった。その分人の痛みがわかるはず。だからこの仕事はかなり辛いと思う」
    「そんな、どうして」
    私が辛いと思う仕事を……!?
  • 141 藍 id:vt-8H8Gf4i0

    2011-12-09(金) 16:20:09 [削除依頼]
    3


    「あなたのためだってこと。きっといつかわかるさ」

    「私、の……ため…………」

    「ん。じゃあそろそろ」

    ミカエル様はこうして私を外へ出した。ミカエル様が出てくるのを待っていると
    「何してんの? こっちなんだけど」
    ガブリエル様が後ろにいたようだ。
    「え? な、どこに行くんですか?」
    私が聞くと、ガブリエル様はふぅとため息をついた。
    「…………あんたの仕事場」
    そして面倒くさそうな呆れたような答えがかえってきた。


    それからは何も話さずに『仕事場』についた。
    「この天秤で罪をはかれば良い」
    さらり、と言うけれども私の前には羽の生えた純白の天秤があるだけで、説明書も何もない。

    「え、どうやって?」
    「なんとなく、かな」
    天秤はガブリエル様が触ったにも関わらずぴくりとも動かない。普通は少しくらい揺れるものなんじゃないのか?
    「これは罪をはかる道具だから、あんたと私達以外に触ることは許されてない。それを忘れないで」
  • 142 藍 id:vt-8H8Gf4i0

    2011-12-09(金) 16:27:56 [削除依頼]
    4


    「え?」
    急に言われたその言葉は、後に私だけでなく、アヤノやアズミの運命までも変えてしまう恐ろしいものだった。
    「大切な事は2回言わないから大切なんだよね……
    最後だからね?
    他人にそれを触られないで」
    「は、はい」
    「じゃあ」
    ガブリエル様はそこでどこかへ行ってしまった。
    私は1人、そこにいた。

    ──この後の悲劇なんて考えずに──
  • 143 藍 id:vt-8H8Gf4i0

    2011-12-09(金) 16:41:38 [削除依頼]
    ? 余裕からみる地獄 1


    あれから早いもので半年。仕事には慣れ、私の心には余裕がうまれてきた。

    そして今日も仕事をしていた。


    ────が。


    「あれっ? ミホじゃない?」

    「あ、本当だ!!」

    走ってきた二人の少女。
    「え……」
    何で来たの。
    何でわかったの。
    何でまだここにこれるの……

    「私達っ、生まれ変われるんだ! そのための試験やら検査の途中なの!!」
    「そう、で……
    何でミホはそんな格好をしているの?」
    「え、あ……」

    ばれた。ばれた。バレタ……
    まあそうだろう。私は天使のワンピースを来ているだけでなく、純白の羽が生えているのだ。

    「本当だっ!! 綺麗……っ!?」
    アヤノが私の羽に触れた時、静電気の様に青白い光が起こった。
    「何で…………?」
    アヤノは今に滝のように涙を落としそうなくらいだ。
    「ミホ、あんたまさか天使?」
  • 144 藍 id:vt-8H8Gf4i0

    2011-12-09(金) 16:59:39 [削除依頼]
    2


    「ミホは天使でアヤノは生まれ変わり、か」
    アズミは言った後に後ろを向いてしゃがんだ。
    すると……

    「アズミ……」
    「さらに、この天秤。罪でもはかるの?」
    口調が変わった。
    アズミが天秤に手を伸ばす。
    「ダメっ!!」
    私は慌ててアズミの手を叩く。するとアズミは怒ったのか、
    「何すんのよ、馬鹿っ」
    私の頬を叩いた。
    パシンと乾いた音がする。
    「ミホ、前のミホはどこに行っちゃったの?
    ミホは何があっても私達を叩くはずがないよ……
    アズミ、アズミもアズミだよ……アズミはそんな子じゃなかった!!」

    「うるさいっ!!」


    アズミはキッとアヤノを睨んだ。
    ──アズミじゃない──

    アズミがおかしい。
    何が?
    すべてが
    何で?
    私も知りたい
    いつから?
    アヤノなら知ってるかもいや、もしかして……
    そんな言葉が頭を回る。
    「アヤノ! あんたには黙ってたんだけど、私は禁止事項を犯した堕天使なんだ。私は生まれ変われないの」
    今のアズミはアズミじゃない。

    「もう苦しいの、疲れたの」
    涙声でアズミは叫び、ふらふらと私に向かってくる。
    「私の罪は……」
  • 145 藍 id:vt-GFVeITs0

    2011-12-10(土) 18:24:43 [削除依頼]
    3


    「どれくらいなの?」
    「だめっ!!」
    私は走った。全力で。
    アズミ、やめて!!
    声にならない思いが頬を伝って地に次々と落ちる。
    「止めないで、ミホ。私はこれに触ったら罪になることなんて知ってる。
    ……て、私触れないし」
    久々にアズミの微笑みをみた。でも、それはきっと。
    きっと──……

    「アズミっ!!」
  • 146 藍 id:vt-GFVeITs0

    2011-12-10(土) 18:44:48 [削除依頼]
    4


    叫んだのは私じゃない。

    「あ……アヤ、ノ」

    -カラーンっ-


    アヤノの鳴らしたミニサイズの鐘が切なく鳴り響く。
    「アズミ、ごめんね? 私にはこんな事しかできないの。ごめんね? だから私は馬鹿なんだよね……」
    いつもの泣きそうなアヤノではない。悲しさで溢れたような私の知らないアヤノ。

    -カラーンっ-


    「私、知ってたの。アズミがだんだん溶けてきたってこと。知ってたの」

    -カラーンっ-

    アヤノの手に浮かぶ小さなその鐘は、時間を永く感じさせた。
    「アヤノ…………あんた、まさか」
    「私ね、本当は天使なんかじゃなかったの。私は……私は、ね……

    お願いミホ。私の罪の重さは?」

    「……いいよ」

    でも見たくない。知りたくない。
    アヤノの切なさとか、苦しみとか。
    アズミの罪とか、つらさとか。
    聞いてもわかってあげられないし。
    そういうのって、自分ではかるしかないんだよ。


    「私にははかれないと思うけどね」
  • 147 藍 id:vt-GFVeITs0

    2011-12-10(土) 23:42:20 [削除依頼]
    ? 罪と天秤


    「ミホに罪がはかれない……?」
    「その通りよ」


    凛とした、よく通る声が響く。
    きっと声の主は、
    「「ラファエル様!!」」

    私とアズミの声。アヤノは……うつむいている。それはどこか寂しそうだった。
    「ミホ、やっと気がついたんだね」
    「はい」

    こんな事で気がつくなんて、私って馬鹿だな。もっと早く気がつけよ私。
    「アズミ、あなたの罪はCLEARにします。試験を受けなさい」
    「ありがとうございますっ!!」
    アズミは急に目を輝かせた。
    そしてそれを気にしないラファエル様はアヤノに言った。
    「そろそろ起きなさい」
    「はい……」
    へらっと言うアヤノ。
    「サリエル、いいえミホ。あなたは人間になりたい?」
    「もちろん」
    私がきっぱりと言う。するとラファエル様は寂しそうだった。(本当は寂しくなかったかもだけど)
    「じゃああなたも試験を受けなさい。そして忘れないで」


    ────『自分の罪は他人にははかれない
    自分の罪を自分ではかり、自分で罪を償えばいい』
    ということを────
  • 148 藍 id:vt-GFVeITs0

    2011-12-10(土) 23:52:01 [削除依頼]
    あ と が き (・ω・*)


    ありがとうございました!
    これで、天使との1ヶ月の完結です。
    考えればまだあるかもですが、私が来年気が向いたらこれの改定番を書こうかなぁとか。
    この話で何かを感じて欲しいです。
    生きる事は素晴らしいことですよね
    でも、命には限りがありますよね
    だから私は今を大切に生きようと思います。


    2011 12 10



    今日は皆既月食でしたね*
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません