7兄弟の恋愛関係。13コメント

1 如雨露 id:JVQ37uo.

2011-08-29(月) 15:28:33 [削除依頼]
私、篠? ゆいは、
母の再婚を機に、
新しい家族のもとに向かうことになりました。

新しい苗字は、「東雲」。
そう、私は東雲 ゆいになるのです!

でも、そんな「新しい家族」は、
とんでもなく大人数なのでした…。
  • 2 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 15:36:40 [削除依頼]
    「えっ、再婚!?」

    私は思わず立ち上がった。

    父を病でなくして13年。
    私が今、16歳だから、父とは3年過ごしてない。
    いや、むしろ顔もほとんど覚えていないくらいだ。

    そんな私が、唯一の肉親である母に、
    大事な話があるなんて言われたから、
    一体どんな話かと思えば…。

    「ゆいちゃん、やっぱり嫌?」

    お母さんは不安げに私に聞く。

    「…ううん、少しびっくりしただけだよ。
     お母さんが再婚して、
     幸せになるんだったら、それでいい」

    私は笑って言った。

    だって、私を13年も一人で育ててくれたんだもの。
    そろそろ、私だって一人立ち出来る頃だし、
    お母さんには楽してもらわないと。

    すると、お母さんは安心したように息をついた。

    「あ、でも、お母さんを幸せに出来ない人は、
     ぜーったいに駄目だからね!」

    私がそう言うと、お母さんはいつもの笑顔で、
    優しく笑った。
  • 3 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 15:40:38 [削除依頼]
    聞くところによると、
    その再婚相手の男性は、
    お母さんの中学の同級生で、
    昔からお母さんに片思いしてたんだとか。
    で、つい3カ月ほど前の同窓会で、
    お母さんに会って、今にいたる、と…。

    でも、相手の人も、
    病気で奥さんを亡くしたことがあったらしい。

    苗字は…「東雲」さん、だっけ?

    まぁ、もうすぐ、その人が私のお父さんになる。
    少し不安だけど、きっと大丈夫。

    だって、お母さんが選んだ人だもの!
  • 4 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 15:44:16 [削除依頼]
    そして、私とお母さんは、
    その東雲さんの家に引っ越すことになった。

    引っ越し当日ー…。

    今まで住んでいたアパートは、
    荷物も何もなく、しんとしていた。
    私は部屋を見渡して、大きく深呼吸をした。

    「ゆいちゃん?もう行くわよー」

    お母さんの声に振り替えて、
    元気よく、はーい!と返事をした。

    そして、もう一度部屋を見渡す。

    「さよなら…」

    私はその言葉を部屋に残して、
    お母さんを追いかけた。
  • 5 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 15:50:18 [削除依頼]
    「わー…。超普通ー…」

    私が東雲さんの家を見上げて呟くと、
    あとから来たお母さんが、

    「こら!そういうこと言わないの!」

    と、言った。
    そんなお母さんの顔は、とても楽しそうだ。

    門を通って、玄関のインターホンを鳴らした。

    どちらさまですか?と、
    なんだか若々しい感じの声が聞こえてきた。

    …ホントにお母さんの同級生…?

    「篠?ですが」

    お母さんが普通に答えると、
    その声の主さんは、あぁ、と呟いて、
    インターホンを切った。

    …なんか、新しい家族に対して冷たくない…?

    たくさんの疑問が頭の中をぐるぐると巡る中、
    カチャ、と鍵の開く音がした。
  • 6 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 16:03:50 [削除依頼]
    そして、ドアが開く。

    中をのぞくと、外観通りの普通さよりも先に、
    私と同じくらいの歳に見える男の人がいた。
    しかも、かなりのイケメンぽい。

    ぽい、というのは、私が男の人に対して鈍いらしく、
    あまりカッコイイとかが分からないからだ。
    まぁ、クラスの皆だったら、
    こんな感じの人好きそうだなーって思う、かな。

    「篠?さん、中へどうぞ」

    その男の人は、くるくるの柔らかそうな髪を
    少し掻き上げて言った。

    …この人がお母さんの再婚相手!?嘘でしょ!?

    お母さんはその人に笑ってありがとう、と言った。
    すると、その人は私に今気付いたように、
    少し目を見開いた。

    「娘さんがいらっしゃったんですか。
     まぁいい。どうぞ、中へ」

    …まぁいいってどういうことですか。
    っていうか、私の存在知らなかったの?
    お母さんってば説明してなかったのー!?

    そんな私の心情を無視して、
    その人とお母さんは中へ入っていく。
    私も慌てて中に入った。

    すると、リビングらしいところに、
    お母さんと同じくらいの男性がいた。

    もしかして、この人が再婚相手の人…?

    じゃあ、あの人は…。
    そう思って振り返ると、
    さっきの彼の姿がない。

    そう思っていると、いきなり誰かに引っ張られて、
    私はリビングの奥に入ってしまった。
  • 7 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 16:15:56 [削除依頼]
    驚いて辺りと見回すと、
    畳の床に壁にはかけじく。
    どうやら和室みたい…ってそんなことより。
    振り返ると、さっきの若い男の人。

    その人は笑って言った。

    「ねぇ、君。娘さんって本当?
     俺、そんなの聞いてなかったんだけどなぁ…」

    なんか、表情と台詞が合ってないというか、
    この人、なんか…怖い…!!!!
    なんだか分からないけど、
    すごく恐ろしい何かがある気がする…!!

    笑顔がこんなに怖いと思ったの、初めて…!!

    すると、どこからか階段から人が
    降りてくる音がして、
    角からメガネがよく似合う、
    いかにもお兄さんって感じの人が現れた。
  • 8 〜シャナ〜 id:nR8tP6C.

    2011-08-29(月) 16:18:40 [削除依頼]
    面白そう!

    頑張ってんねw
  • 9 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 16:24:48 [削除依頼]
    「やめなよ、輝。
     全く、君は聞いてなかったのかい?
     父さんが16歳の娘さんがいるって、
     そう言ってたじゃないか」

    すると、笑顔が怖い方の人は、
    怖い笑顔を消して、お兄さん風の人と、
    私を交互に見比べた。

    「昂兄さんがそう言うんだったら、信じるけど」

    そう言って、彼はじーっと私を見つめる。

    「な、なんですか…?」

    すると、彼が口を開く。

    「君、色気ないね?」

    …!!?

    え、何、この人!!!
    明らかに失礼ですよね!?
    しかも初対面なのに!!

    「なっ、なんなんですか!?
     いきなり失礼です!!」
    「あ、冗談ダヨー、あはは」

    絶対冗談じゃないでしょ…!!

    「輝、いきなり人をからかうのはよせって、
     いつも言ってるじゃないか」
    「だって、面白いんだからさぁ、
     しょうがないでしょ?」

    この人達、兄弟なんだよね?
    さっき、兄さんって言ってたし。
    じゃあ、私の兄弟になる人ってこと?
    …そーなんだぁ。

    「あ、自己紹介が遅れたね、
     僕は東雲 昂(シノノメ スバル)。長男だよ。
     ほら、輝も」
    「ちぇー、めんどくさいなぁ。
     東雲 輝(シノノメ ヒカル)。二男でーす」

    昂さんに、輝さん…か。

    「えーと、篠? ゆいです」
    「わぁ、名前にすら色気がない♪」

    …ホントなんなの、この人ー!!!
  • 10 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 16:26:40 [削除依頼]
    ▼シャナさん
    ありがとうございます!
    頑張ります^^
  • 11 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 16:43:29 [削除依頼]
    「おいでよ。他の兄弟も紹介するから。
     ついでに、家の案内も兼ねてね。」

    昂さんは優しく手招きした。

    「あ、はい!」
    「じゃ、俺も楽しそうだから、
     ついていこーっと!」

    正直、輝さんは来なくていい…。

    …そうか、今気付いたけど、
    私、輝さんが苦手なのか…!!!

    ま、そんなことはいいや。
    私は昂さんを追いかけて歩き出した。
  • 12 如雨露 id:JVQ37uo.

    2011-08-29(月) 17:03:15 [削除依頼]
    玄関から見えていた廊下の突き当たりには、
    二階へとつづく階段があった。
    昂さんはここから降りてきたみたい。

    「今はたぶん、和くらいしかいないかな…」

    そう呟きながら、昂さんは階段を昇っていく。
    それに続いて、鼻歌を歌いながら輝さん、
    そして私が昇って行った。

    二階は広い廊下に扉がいくつもあって、
    何部屋かは空き部屋なんだろうな、とか、
    私はそんなことを考えながら歩いていた。

    すると、扉の一角で昂さんが立ち止まる。
    そして、その扉をノックして、
    中に入った。

    返事もしてないのに、入っていいのかな…?

    「どうせ寝てるからだいじょーぶだよ」

    私の心の中を見破ったかのように、
    輝さんが言った。
  • 13 如雨露 id:0s4kxWG/

    2011-09-02(金) 18:44:01 [削除依頼]
    「和?起きてるかい?」

    綺麗な星空が描かれたカーテンで、
    外の光を遮っている部屋の中は、
    薄暗くてどこか神秘的な雰囲気があった。

    そんな部屋の中で、
    やはり星空が描かれている布団が、
    もぞもぞと動いている。

    「ん〜…昂くん…?」
    「と、輝くんでーす♪」

    星空の布団の中から聞こえたのは、
    甘く透き通るような声だった。

    「あれ…二人と違う…におい…?
     …女の子、いる…?」

    布団がまた動く。
    すると、少し頭が出たかと思うと、
    綺麗な顔立ちの男性が、
    眠そうな顔をひょっこりと出した。

    ホント、綺麗…。

    それは、神秘的なこの部屋に
    負けないくらい…、ううん、
    この部屋にすごくふさわしいような、
    すごく素敵な雰囲気。

    「うん、篠?さんの娘さんだよ。
     つまり、僕らの妹になる子」
    「妹…?」

    すると、背後の輝さんに、
    とん、と背中を押されて、
    私はその人の前に出された。

    私が振り返って輝さんを睨むと、
    輝さんは舌を出して目をそらした。
    まぁでも、自己紹介は必要だしね…。

    「えーと、篠?ゆいです。
     よろしくお願いします」
    「ん…東雲 和(シノノメ アエル)…」

    和さんはそう言って、
    また布団の中にもぐっていった。

    「じゃ、行こうか、ゆいさん」
    「あ、はい!」

    そして、私達は部屋を出て行った。
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