Rose*−罪なき姫君−11コメント

1 ぴっころ id:qWLWArb0

2011-08-29(月) 12:24:26 [削除依頼]

罪なき哀れな姫君は、静かにつぶやいた。

「−暗黒の世界がもうすぐ始まる・・・」
  • 2 ぴっころ id:qWLWArb0

    2011-08-29(月) 12:44:47 [削除依頼]

    *あいさつ

    みなさま、こんにちは。ぴっころです。
    小説は初心者の私ですが、精一杯頑張りたいと思います。
    よろしくお願いします。

    ※コメ・感想は大歓迎です!
  • 3 ぴっころ id:qWLWArb0

    2011-08-29(月) 13:37:26 [削除依頼]

    00 プロローグ

    ある満月の夜のことだった。

    リオン国の監獄所の門を一人の男がくぐった。
    男の名はミカル。ここの監獄所の見張り人だ。

    ミカルが監獄所の入り口にある、受付の前に行くと
    一人の女が立っていた。

    「ミカル、今日は来たのね」
    女が冷たくミカルに言った。

    「ああ、面白い話が耳に入ったからな」
    ミカルは羽織っていたコートをクローゼットに
    しまいながら言った。

    「面白い話?どんな話なの?」
    ミカルは一度ためらってから女に耳打ちをした。

    「ここの監獄所に姫君がいるっている話だよ」
    「姫君?それ本当なの?」
    「噂だが、嘘だとは否定できないな」
    ミカルの言葉に女は口に手をあてた。

    「でも、なんで監獄所に姫君がいるのかしら?」
    「さあ、そこまでは知らん」
    ミカルはランタンに火をともし何重にもなった鉄の扉を開けた。

    「あなた、その姫君の牢に行くんじゃないでしょうね」
    「さあ、どうかな」
    「図星ね」
    「なぜ分かった」
    女は一旦ため息をついて言った。

    「あなたのことならすぐわかるわよ。顔に書いてあるもの」
    「ははは、そうか。顔に書いてあったのか」
    「それに、姫君の牢にいくのはやめときなさい。
     嫌な予感がするわ」
    「分かった、分かった」
    ミカルは片手を軽く挙げて、扉の奥の暗い廊下を歩き出した。

                           ****
  • 4 ぴっころ id:1BOH3N3.

    2011-08-30(火) 12:20:07 [削除依頼]

    *おしらせ

    文の最後に****と書いてあったら、続きますという意味ですので。
    プロローグはちょっとばかり長いのですが、ご辛抱を・・・。
  • 5 ぴっころ id:1BOH3N3.

    2011-08-30(火) 13:01:31 [削除依頼]

    ****

    バタン、と勢いよく鉄の扉が閉まった。
    ミカルはランタンの光を左右の鉄格子に照らした。
    その中に一人の囚人が、頭をうなだれて座っていた。

    「番号!」
    「1309番 リドラス」

    囚人の男は、か細い声でつぶやいた。
    ミカルはランタンを床におき、その前に正座した。
    すると囚人はミカルの顔を見るなり、静かに告げた。

    「お前、囚われの姫を知ってるか」
    「−囚われの姫?ああ、あの噂の姫か」
    囚人は顔をあげると、不気味に笑った。

    「あいつがもうすぐ動き出す。気をつけろよ、見張り人」
    「動き出す?どういうことだ」
    「何か起こすって言う事だ」
    「でもあの姫は噂だろう?まずこんな物騒な監獄所に
     姫なんかがいるとでも思うか?」

    囚人はほうと息をついてから言った。
    「信じないんだったらいいんだ。でもいずれ分かるよ」
    「・・・なに−?」
    「くるんだよ、もうすぐ」
    そのとき、ランタンの灯が怪しく揺らめいた。
    同時に、ミカルの胸に嫌な予感がよぎった。

    −囚人はゆっくりと、つぶやいた。

    「始まる、暗黒の世界が。一人の罪なき姫によって・・・−」

                   
                          ****
  • 6 ぴっころ id:1BOH3N3.

    2011-08-30(火) 13:22:49 [削除依頼]

    ****

    このとき囚人が言ったことは嘘ではなかった。

    実際に、この国には暗黒の世界が訪れたのだから。

    それは、一人の罪なき姫、黒薔薇姫によって作られた世界。

     
    −終わりなき、闇の世界−

                              
                                     >>
  • 7 ぴっころ id:1BOH3N3.

    2011-08-30(火) 13:52:43 [削除依頼]

    01 リオン国

    「ねえ、黒薔薇姫って知ってる?」

    主人の言葉に、セイラは息を呑んだ。

    「黒薔薇・・・姫?それはなんですか?お嬢様」
    「いま、宮中で噂になってるの。
     黒薔薇姫って言う悲劇の姫がいて、復讐のために、
     リオン国を暗黒の世界にするんだって」
    「はぁ・・・」
    「でねでね、その姫が宮中にいるらしいの!
     えっとね、宮中の中にあるリオン国監獄所って言うところに」
    「それでは囚人ではないですか」
    「そうなの。姫が囚人っておかしな話でしょ?」

    笑顔ではなす主人の姿を見てセイラはため息をついた。
    「お嬢様、それは噂でしょう?なんとも嘘っぽい話ですわ」
    「もう、セイラったら。信じてないわね!」
    「そりゃ、決まってます。こんな平和で豊かなリオン国に
     暗黒の世界が訪れるなんて考えられないですもの」

    セイラはそう訴えたが、主人のミヤは全く聞いていなかった。

    「セイラ、私はその話が頭の中にいっぱいで、
     勉強にも手につかないわ。ねえセイラ、その黒薔薇姫とやらの
     情報を集めてくれないかしら」
    「ミヤお嬢様、それはあなたが勉強をしないための言い分です。
     だめですよ。勉強をしなさい」

    セイラが厳しくしかりつけるとミヤお嬢様は猫なで声で言った。
    「ええ〜セイラなら頼みごとを聞いてくれると思ったのに〜。
     だって〜セイラもうすぐ宮中に入るんでしょ〜?
     そこで情報をもらってきてよ〜、ねえねえ〜」
    「だめです!だめですったらだめ!」

                           ****
  • 8 ぴっころ id:oSKkHtT0

    2011-09-01(木) 11:36:16 [削除依頼]

    「ええ〜セイラのけちんぼ」
    ミヤお嬢様は口を尖らせると机にうつ伏せになった。
    セイラは腰に手をあててミヤお嬢様に言った。
    「ほら!寝てないで勉強!今日は方程式のお勉強をしましょう」
    「やだやだやだ!」

    地団駄を踏むお嬢様を見てセイラはため息をついた。
    「お嬢様、今日くらいはきちんと勉強してください。
     私がここにいるのも今日が最後なのですよ」
    「えっ、明日から宮中に入るの?」
    「当然です。明日の王の戴冠式から私は宮中の巫女なんですから」
    セイラはうっとりとした表情で言った。

                               ****
  • 9 ぴっころ id:oSKkHtT0

    2011-09-01(木) 11:55:57 [削除依頼]

    セイラはこの国の者ではない。
    リオン国の隣に位置するラジュ国の者だ。
    ラジュ国といえばたいそう貧乏な国で、
    セイラも少女時代は貧乏な生活をしていた。

    だが、セイラには夢があった。
    セイラの亡き母カオスはリオン国の優れた宮中巫女だった。
    巫女として王様に仕える母の姿を見て、
    セイラはいつか自分も母のようになりたいと思った。

    そして16になったセイラは、ラジュ国を出て、
    リオン国の名家の一人娘の家庭教師として仕えながら
    宮中巫女の試験を受け、見事合格した。

    「明日から宮中の巫女なんて、夢みたいだわ」
    セイラはブラウンの髪にそっと触れた。
    その様子をミヤお嬢様は、ふてくされた様子で見ていた。
    「なーんだ。セイラったら自分の事ばかりじゃない。
     つまんないのー」

                         ****
  • 10 ぴっころ id:Et99QDS0

    2011-09-03(土) 11:50:50 [削除依頼]

    ****

    「なにが!つまんなくありません!巫女になるのは私の夢だったのですから」
    「でも、今は私の家庭教師ですからね、セイラ」
    「お嬢様、なにがいいたいのでしょう?」

    お嬢様は鉛筆を放り投げてニッと笑った。
    「私の命令に逆らわないでね。もし逆らったら今月の給料なしですから」
    ミヤお嬢様の言葉にセイラは一気にしぼんでしまった。

    「そ、それだけはやめてくださいまし・・・」
    「じゃ、きいてよ。まず一つ目!今日は遊んでいい事にする」
    「それはだめです!私は家庭きょうー・・・」
    「給料なし!」
    ミヤお嬢様が瞬時に言葉をさえぎった。
    セイラが静かになると、お嬢様は満足げに笑った。

    「よし、いい子。二つ目!宮中で、黒薔薇姫の事を調べよ」
    「お、お嬢様、正気ですか?それ」
    「うん。何かつかめたら報告してね」
    さっさと勉強道具を片付けながら、お嬢様は言った。

    「きょうは何して遊ぼうかしら?ああ、気が楽だわ」
    「お嬢様、本当にそれ・・・」
    「命令は絶対よ。じゃなきゃ給料なし!」
    「うっ」
    セイラはぐっと言葉を飲み込んだ。

                             ****
  • 11 ぴーさん id:Et99QDS0

    2011-09-03(土) 17:30:15 [削除依頼]

    *よろしくたのむ

    おもんない小説ですが、応援していただけると
    誠に嬉しいです!
    お願いします^^
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