I need you. 4コメント

1 りこ* id:pRwGQkt0

2011-08-21(日) 13:07:37 [削除依頼]


―なあ、佑輔?

うちはほんまに、
ほんまに誓えるんよ?

好きなんてもんちゃうねん...。


必要なんよ。


―愛結、ごめんな。

ほんまにごめんな。

俺は、俺はお前が必要や。

けど...。

俺はお前を幸せにしてやれん。
  • 2 りこ* id:pRwGQkt0

    2011-08-21(日) 13:33:54 [削除依頼]


    「ああーっ!」

    学校の屋上でぼんやりしていると、
    後ろから低い声の悲鳴。

    思わず驚いてこっちも発狂。

    「うわぁぁっ!?」

    …でも、
    冷静になって振り返ると、
    そこには半泣きの彼氏が。


    「え…、ゆっ、佑輔ッ?」


    なになになに?
    理解不能なんやけど…。


    「愛結が浮気してる!」

    「……」

    くだらん。

    もう一度前を向きなおす。

    「わっ、無視やん!」

    「当たり前や。 なに言うとんの」

    深いため息をついて空を見上げる。

    「だってよ、今絶ッッ対!
    あいつ見てたやんかっ!」

    そういって校庭を指さす佑輔。

    「あいつ…、って陸?」

    佑輔の指の先には、
    友達とじゃれあいながら歩く陸の姿。
    陸は、あたしの席の隣の男子。

    一言で言えばいいやつ。
    うん。


    「見てへんしッ!」

    「じゃあ何見てたんよ!」

    「木!」

    「き! ...ってなんや?」

    「植物の木やよ!」

    もう喧嘩気味。
    佑輔なんてめっちゃむき。

    あたしはもう一回深くため息をつく。

    その時、夏には珍しい冷たい風が吹く。

    「きもちー…」

    大きく伸びをすると、
    こぶしが思いっきり佑輔の顔に。

    「っでっ!」

    「…ぷっ、あははっ、
    なんよもう! 情けなっ!」

    言い争いのことなんかもうすっかり忘れて、
    2人は一緒に笑いあう。

    なんだかんだ言って喧嘩の原因は決まってる。

    佑輔のやきもちだ。

    束縛ってわけじゃないけど、
    ほんまやきもちやき。

    …愛されてるって実感がわくから、
    そんな風にふくれっつらになってる
    佑輔も好きだったりする。

    …から、本気で怒れへん。
  • 3 りこ* id:pRwGQkt0

    2011-08-21(日) 13:43:14 [削除依頼]

    「…佑輔」

    「なーん?」

    佑輔はそういいながら、
    座ってるあたしの隣に座ってきた。
    そして、
    手を重ねる。


    「……大好きやで」

    「……」

    返事は来ない。

    「…もぉ、返事してや。」

    そっぽを向く佑輔。
    覗き込んでみると、
    顔が真っ赤……。

    ってべたな少女マンガみたいな展開はそうそうなく。


    「ぐーっ…」

    「え、えぇっ?」

    爆睡中。

    おい。こら。

    おかしいやろ、その展開。

    なんで寝てんねんおんどりゃー。

    「…でも好きやー」

    もう一度繰り返す。

    「俺もやで」

    っ!

    「ちょっ、ちょっ!
    なんで起きてっ…!」

    「誰が寝てるなんて言うた?」

    そういって意地悪そうに
    笑う佑輔を、
    あたしは速攻で殴り飛ばしたのでした。
  • 4 りこ* id:pRwGQkt0

    2011-08-21(日) 14:00:44 [削除依頼]


    『ごめん、今日用事あるから送れへん』

    そういって苦笑いする佑輔が、
    どうも頭に残っていた。

    そんなことを考えて部屋に入ると、
    お母さんの声があたしを呼んだ。

    「愛結ー! 佑輔からやで」

    「え、ほんま?
    なんでやろ。 携帯に電話してくればえーのに」

    文句を言いながら電話を受け取る。

    「もしもし? 佑輔?」

    『あー、愛結? わりーな』

    …何か違う。
    けど、
    何かはわからない。

    「...」

    『愛結?』

    「あ、うんっなに?」

    佑輔に名前を呼ばれ、
    返事を返す。

    『あんな、俺と…。』

    「うん、なんや?」

    どーせ、
    明日から始まる夏休み、
    たくさん遊ぼうとか言う話やろーな。

    『別れて…ほしいねん』

    「…佑輔? おもろないし」

    笑いながら返す。

    やだ、だって嘘やもんね?

    冗談やろ?

    『…っ、嘘やないねんて。
    好きな子できたんよ』

    ……嘘や嘘や嘘や。

    やめて。

    「絶対嘘や、信じへん」

    『…俺が好きなら別れてくれや』

    冷たい一言が、
    耳に響いた。

    そして、
    電話が切れた。
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