この感情は理解し難い。123コメント

1 菊 id:P7GgF0I0

2011-08-20(土) 10:51:26 [削除依頼]
※BLです・・・(汗)
ごめんなさぁぁぁい!!!
  • 104 菊 id:jnMTUCB/

    2012-01-07(土) 10:53:31 [削除依頼]
    「・・・俺が??何で?」
    「行動で全部わかるんだよ
     なんたって俺人間観察好きだし」
    「っそうじゃなくて!!!
     どうして俺が廉をそっそういう目で
     見なくちゃいけないの!!??
     友達だよ!!??」
    母が1階にいることをほとんど忘れ、
    思わず大声で言ってしまった。
    「・・・しらねぇよ・・・」
    「っ」
    巧が、まるで自分のことのように、
    悲しそうな目をしてうつむいて言ったのに、
    凌真は思わずハっとする。
    「巧・・・俺は廉のことそういう風に思ってないよ」
    冷静になって、巧の目を見て言った。
    「そうやって逃げるのかよ」
    「え   」
    自分でも知らない、
    けれど巧に言われてドキリとした。
  • 105 菊 id:jnMTUCB/

    2012-01-07(土) 11:00:51 [削除依頼]

    「逃げてないよ。
     俺の本心だよ。」
    本心なんて、俺は嘘の言葉を放った。
    わからない。
    それが本心だから。
    「じゃあ気付かせてやるか?」
    「・・・?」
    巧の意味深な言葉に眉間を寄せる凌真。
    「お前がそうやって、
     自分のこともちゃんとわかんねぇ奴
     俺は嫌いだからな」
    そして
    「廉は俺のモノにしていいんだ?」
    「!!!!!」
    「廉がもしお前のこと好きでも、
     無理やりにでも俺のモノにしていいんだろ?」
    「そんなこと・・・!!」
    巧が何を言っているのか、
    正直意味がわからなかった。
    もし、誰か女の子と、廉が付き合ったら。
    そういうことを考えた事がある。
    でも俺は男。付き合う人は女の子。
    そしたら俺の居場所はあるんだ。
    けど、
    巧?
    「・・・なんで・・・?巧が・・・?」
    「お前自分の気持ちに気づけ
     そのあと、廉の気持ちも理解しろ」


    この日をきっかけに、
    凌真は少し考えるようになった。
    とある事件のようなもの。
  • 106 菊 id:jnMTUCB/

    2012-01-07(土) 11:04:58 [削除依頼]
                        ―第6章―     
                         事件 
                          完


    気分が悪い1日だった。
    何がしたいのかわからない、
    何をしたのかもわからない。
    自分の気持ちに気付くことは
    簡単なのに
    頭が理解しようとしない。
    まるで拒んでいるようだ。

                              ―第7章― 
                               伝える
  • 107 菊 id:EBX8tyn.

    2012-01-08(日) 07:33:00 [削除依頼]
     
    「ふっぁ」
    「れ・・ん・・・」
    先ほどまで人気の無かった路地裏に、
    廉と巧、
    いや正しく言えば、巧と巧に無理やり連れて行かれた廉。
    そしてここにきてからもまた、
    無理やりキスをしている。
    「っはったくっみ」
    いつもよりも長いキスに、廉は息が上がる。
    いつもより、というのは、実はここ1週間、
    人気のないところで巧に出会うとこんなことがしょっちゅだからだ。
    「廉可愛い・・・
     これくらいでぽわぽわしちゃって
     さすが童tぶほぅ!!」
    廉が巧に言われたく無いことを言われ、
    思い切り巧を殴る。
    「五月蝿い・・・!!
     そこどけろ!俺もう帰るから! っ」
    「ダーメ・・・」
    巧を無理にどかそうとした腕を、がしりとつかまれる。
    「もっとしよ?」
    「!!!!」
    嫌な汗が、廉の頬をつたった。
    巧がまた、影のある笑みを浮かべた。
  • 108 菊 id:umxzx5r/

    2012-01-11(水) 15:45:24 [削除依頼]


    「廉が夢にまで・・・!!」
    その夢を見たのは一昨日のこと。
    今日は月曜日。
    普段朝は廉と凌真は一緒に学校へ向かうのだが、
    今日は凌真にとって運はよく、
    廉は朝練があるらしく一人で登校したのだ。
    「本当今日は運良かった・・・
     でも明日から・・・!!ひぃぃぃ」
    凌真も、巧にあのようなことをいわれ、
    変に意識をするようになった。

    廉は実際、朝練があったのだが
    行けなかった。
    登校中に巧に出会ってしまったのだ。
    時間は戻る。


    「なんでお前いるんだよ・・・」
    「生徒会ってめんどうだよね
     朝早くから学校行って、
     知らない生徒にも挨拶をしなきゃいけないなんて」
    「っ生徒会の仕事でかよ・・・」
    巧は生徒会書記。
    毎週月、金が挨拶の担当の日らしい。
    「うん
     めんどいからここらへんでさぼろうかと
     思ってたんだけど・・・
     ねぇ」
    「!!」
    そして先ほどの行為へ。
  • 109 菊 id:umxzx5r/

    2012-01-11(水) 16:07:49 [削除依頼]

    「やっだっつってんだろうがああ!!!」
    「痛いっ痛いってば廉!」
    「お前何しようとしてんだよ!!
     ベルトに手かけんな!!」
    「あ!路上だもんね!!恥ずかしいかな廉は!」
    「何言ってんだお前!!??」
    朝っぱらの路上で馬乗りされている廉と
    している巧。
    「そろそろ学校行かねぇとダメなんだよ!」
    「え!?それって今度なら良いってこと!?」
    「だからお前は何言ってるんだよ!!」
    正直、学校はすぐそこに見えている。
    だが廉は近くで巧につかまってしまったため、
    長いことこういうやりとりをしている。
    「チャイム!!今聞こえただろ!!」
    「いや俺には廉の声しか聞こえないよ」
    「おっ前はあああ!!!」
    「・・・え?」
    大きく腕を振りかぶる廉。
    巧がその後どうなったのかは、廉しか知らない。


    「遅刻の理由を言いなさい」
    ようやくのことで巧から逃げて
    周りより遅れて教室に入ってきた廉に最初に言われたのは
    おはようでもなんでもなく、その言葉。
    本当のことを言っても
    廉は決して悪くは無い。
    しかし出来事が出来事だ。
    せめて可愛い女の子にナンパされたとか
    だったらどれほどいいことだろうか。
    言い訳を探す。
    「・・・世界一周の旅へ行ってました」
    「見苦しい言い訳だな」
    「ごめんなさい」
  • 110 菊 id:umxzx5r/

    2012-01-11(水) 16:15:06 [削除依頼]
    そして遅れて、
    巧も教室に入ってきた。
    「いっつぅ・・・
     あ、皆はよー」
    「!!!たああくみいい!!!!」
    「・・・あ、おはよ」
    「!!!」
    まるで何も知らないかのように。
    「おい、水野、お前もか
     なんで遅れてきた」
    教師が当たり前のように尋ねる。
    「え?そりゃぁ」
    そして巧もまた、当たり前のように応える。
    「廉と一緒に
     歩くのが大変そうなおばあさんを
     家までおんぶして行ったので」
    「え、あ、そうか・・・」
    「!?」
    教師はあまりにも巧が何の動揺も見せずに
    返事をするので信じてしまった。
    廉と、というところは
    さっき廉が変な言い訳をしたところを
    気にするべきなのだが
    特に気にせずに席に着け、と言い、事態は終わった。
  • 111 菊 id:umxzx5r/

    2012-01-11(水) 16:27:00 [削除依頼]

    「廉」
    語尾に音符をつけたくなるような
    言い方で廉を呼んだのは紛れも無く巧。
    「んだよ・・・」
    何故だかいらいらしている廉を尻目に、
    巧はにこっと笑って言葉を繋ぐ。
    「朝の、俺すごくなかった?
     御陰で廉も何事もなかったんでしょ?」
    廉が腹立っているのは、正直そのことだ。
    巧に上手くまるめられたのが苛立つ。
    「だからなんだよ・・・」
    「お礼は?」
    「い゛っ?おれいっ?」
    目を丸くしてオウム返しをする廉。
    嫌な予感しかしないのは、
    話ているのが巧だから。
    「うんお礼・・・」
    すると大体予想通りに廉に顔を寄せる巧。
    「ふざけんな!
     どっか行け!」
    「ひどー。まあいいや。
     うーん・・・そうだなぁ、
     凌真のところにでも行って来なよ
     楽しいと思うよー」
    「ああ行くさ!そのつもりでいたんだよ!」
    巧といるときはやたらと声を張る機会が多い廉は、
    ほぼ駆け足で巧の下からいなくなった。
    「ぁぁ・・・
     楽しいのは俺か」
    つけたすように
    巧がつぶやいた。
  • 112 菊 id:YEZUIWk.

    2012-01-12(木) 16:51:59 [削除依頼]
    「凌真ぁ」
    廉は巧から離れた後、まっすぐに
    凌真のもとへと表れた。
    「・・・?
     あ、廉・・・・」
    凌真も廉に名を呼ばれて、振り向いた。
    だがこの間、巧に言われたことを思い出し、
    胸を痛める。
    「っふぅ、やっと見つけた
     教室にもいねぇからどうしたのかと思ってたんだよ」
    「あ、あぁ、ごめん・・・」
    「・・・?」
    廉は凌真の態度がいつもと違う気がした。
    「どうした凌真?」
    「え?」
    突然廉は凌真の顔を覗き込む。
    「なんか変じゃね?具合悪いのか?」
    「!!やっ」
    急に距離が縮まってしまったのが恥ずかしかった
    凌真は、廉を思い切り突き飛ばしてしまった。
    「痛っ・・・」
    「あ、ぁ、ごっごめん」
    「いや、大丈夫」
    「!!」
    廉は大丈夫といっているが、
    廉が抱えている頭、手の隙間から血がでていた。
    「血・・・」
    「ん?あぁ、これくらい大丈夫だって
     ほら、あそこにデコぶつけただけだからよ」
    「でっでも」
    「いーからいーから
     とりあえず俺保健室行って来る」
    ふら、といつもより遅い足取りで保健室へ向かった。
    「ぁ・・・俺・・・」
    凌真は「なんてことをしてしまった」
    というような、青ざめた顔になって、
    その場にしゃがみこんだ。
  • 113 菊 id:YEZUIWk.

    2012-01-12(木) 17:04:52 [削除依頼]


    「みーちゃーん」
    廉は保健室にノックなしで入ると、
    保健室に先生の姿は無かった。
    「あれ?みーちゃんいねーの?」
    みーちゃん、というのは
    保険医 阿部美乃里のこと。
    生徒からは親しまれていて、
    あべちゃん、みのりちゃん、みーちゃんなどの
    あだ名で呼ばれている。
    「・・・どしよっかなぁ」
    とりあえず勝手に引き出しから血を止めれそうなものを
    探し始める廉。
    「くっそ何がなんだかわかんねぇな」
    だが色々なものがあり、
    今の廉の症状には何をすればいいのかさえもわからない。
    そして悩んでいる最中。
    「廉・・・」
    凌真が保健室の中に入ってきた。
    「あ、凌真。
     どーしよみーちゃん今いないんだよな」
    「俺・・・俺・・・」
    「?あ、別にさっきのは謝んなくていいぜ?」
    今にも泣き出しそうな凌真。
    左手で傷口を押さえ、右腕で凌真を優しく撫でる。
    「ごっごめんねっ痛いよねっ」
    撫で始めると、凌真は泣き出した。
    廉にとってはかえってそっちのほうが気が楽になれた。
    「大丈夫だからさぁ泣かなくていいから」
    「うっん・・・っぐずっ」
    「・・・」
    最後にもう一度頭を撫でた。
  • 114 菊 id:YEZUIWk.

    2012-01-12(木) 17:13:41 [削除依頼]
    「これでいいのか?」
    「ん!!おっけー!」
    あの後、凌真は急いで美乃里を探して、
    見つけてすぐに廉のことを話し、
    手当てをしてもらったのだ。
    「みーちゃん怪我人いるときぐれー
     保健室にいろよー」
    「あっははごめんごめん!
     コーヒー飲みたくなっちゃってさぁ!
     職員室居たんだよねぇー」
    「ったくダメ保健医だな」
    雑談を何分かして、授業開始のチャイムが鳴る。
    「あ、そろそろ俺いかねぇと」
    「授業早く出ないと成績下がるわよ!」
    「あっは、あんたが無駄話し始めたんだろーが
     じゃ、お世話なりましたー、
     行こうぜ凌真」
    がらら、と保健室のドアが閉まる。
    「ふふ・・・凌真君も優しいこと・・・」
    美乃里は保健室の花に水を与えた。


    保健室から教室へ向かう途中。
    「ごめんね・・・」
    「まーだ言ってんのか
     俺気にしてねぇからもうそれいうのやめろ」
  • 115 菊 id:YEZUIWk.

    2012-01-12(木) 17:20:12 [削除依頼]
    「でも・・・」
    「でもじゃねぇよ、 
     つか元はと言えば俺が・・・」
    俺が、で廉の言葉は詰まってしまった。
    「顔近づけたから」つづくのだが、
    もし顔を近づけて凌真が俺を突き飛ばしたのならば
    それは所謂恥ずかしいから、みたいな
    という考えが頭に浮かんだからだ。
    「っ」
    廉がそこで詰まるのを見て、
    凌真も何も言えなくなってしまった。
    凌真も廉を同じことを考えてしまったせいだ。
    「あ!!その、びっくりしちゃったんだよね!」
    「っ、あ、そうそう、そうだよなぁー」
    お互い、気持ちに嘘をついているのか
    かなり動揺した様子でその場は終わった。
  • 116 菊 id:YEZUIWk.

    2012-01-12(木) 17:42:28 [削除依頼]


                     ―第7章―
                      伝える
                       完


    お互い自分の気持ちに気付いているけど、
    あまりそのことを認めようとしない。

    「・・・・・・」
    「・・・・・・」
    久しぶりの一緒の下校は沈黙が続いた。
    「あのさ」
    先に沈黙を破ったのは廉。
    「今日はありがとな」
    「?え?俺なんかしたっけ?
     むしろ怒られないとダメじゃないかな」
    「んー、いや・・・まいっか」
    「え!?何!?何!?」


    どうしようもなく俺は凌真が好きらしい。
    ああ、
    多分今日の怪我は
    いつまでたっても気持ちをはっきり表すことの出来ない
    俺へむけての罰かもしれない。


                        ―第8章―
                        バースデー
  • 117 菊 id:YEZUIWk.

    2012-01-12(木) 17:53:43 [削除依頼]

    「今日は誰の誕生日でしょうかー!!」
    岡田賢弥は尋ねた。
    「・・・」
    「・・・」
    突然尋ねられた廉と凌真は沈黙を貫く。
    「はい、俺です!!俺なんです!!!
     周りがちょっと変な空気になってますが、
     紛れもなく俺なんですねぇ!!!」
    「うるせぇよ声のボリューム考えろ」
    賢弥は昼休み、
    あいにくの雨の昼休みの教室で
    自分のバースデーを発表した。
    「いや、もうちょっとさぁ、
     おめでとうとか、マジ!?とかないの
     何そのリアクション
     むしろリアクションですらねぇよ」
    「賢弥本当うっさいー」
    「うぉ!凌真までもが言うのか!!」
    実際、廉と凌真がここまで言っているのは、
    相手が賢弥だから。
    賢弥はぶっちゃけ何と言っても笑ってくれる。
    まぁ心の広い面白い人だからそんな態度。
    「で?何、
     どーせ祝えとかって言い出すんだろ?」
    「わお正解!」
    「はぁ・・・」
    廉と凌真は同時に小さなため息をついた。


    「で?何これ?」
  • 118 菊 id:YEZUIWk.

    2012-01-12(木) 18:04:35 [削除依頼]
    「何って・・・
     お前誕生日なんだろ?ケーキだよ」
    「・・・!!お前ってやつはああ!!
     ありがとおおおお!!」
    廉が賢弥にケーキを買って来たのが以外だったらしい。
    最初は戸惑いを見せたが、
    すぐさま感謝の言葉を並べる。
    「あ、俺お菓子とジュースいっぱい買って来たー」
    「凌真ぁ!
     いや俺絶対こういう雰囲気楽しめねぇと思ってた!」
    「俺も高校生になってまでダチの誕生日祝うとは
     思って無かったよ」
    廉は、やれやれといいながらも
    その顔は少し楽しそうだった。


    まぁ誕生日という口実で、
    ほぼ祝う雰囲気というよりも、
    色々なもの食べてテンションあげて
    ふざけたおしているかんじだ。
    そんなこんなでおふざけをしていると
    あっというまに夕方。
    「もう6時かぁ」
    凌真が一番に時間に気付く。
    「ん?あぁ、別に何時までいてもいいぞ」
    賢弥が言う。
    するとまたふざけて廉が
    「じゃぁ今日は泊まるかぁ」
    と言った。
    本当にふざけて言ったのだが、
    実際8時くらいまで遊んでいようとしていた。
    しかし
    「あぁ、いいぞ別に」
    「・・・まじ?」
    「ホント・・?」

    こうしてお泊りが決定した。
  • 119 菊 id:YEZUIWk.

    2012-01-12(木) 18:16:55 [削除依頼]

    「明日部活どーしよ俺」
    金曜日なので、学校、授業はないのだが、
    廉には部活がある。
    「いーじゃんか、どーせ午後からだろ?」
    寝巻きのジャージ姿の賢弥が言う。
    「それかいっそ賢弥の家から部活行っちゃえば」
    となりでジャージの凌真がけらけら笑いながら言う。
    「あー、午後からだもんなぁー。いっか別に」
    「そうそう。
     こういう日ぐれーモノ考えんのは適当で良いんだよ」
    賢弥は365日年中無休で適当な考えなのだが。


    「電気消すぞ」
    「早くね?」
    「でも賢弥の家族に迷惑かかるよ?
     あんまり夜中にまで騒いでたら」
    「そっか・・・
     じゃ賢弥電気消して」
    「ん」
    すっかり夜になり、
    夕食もカップ麺で軽く済ませた3人は
    地味に広い賢弥の部屋に3枚の布団を敷き、
    一番右に凌真、真ん中に廉、左に賢弥という形で
    寝ることになった。
    「じゃぁおやすみさぁーん」
    「何だそれ」
    最後までぼけとつっこみをして、
    部屋は暗くなった。
  • 120 菊 id:SKfOJ.d.

    2012-01-13(金) 13:00:51 [削除依頼]

    午前2時、
    廉はひとり、目がさめてしまった。
    ぼやけた視界、真っ暗な部屋。
    寝返りをうとうとしたが、何かが邪魔をして
    身動きが出来ない。
    「?」
    廉は気になり、
    右側を見る。
    目が慣れて、やっとわかったのは
    自身の腕に凌真ががっしりしがみついていた。
    「っ?」
    しかも顔はけっこう廉の近くにあり、
    少し照れくさくなった廉。
    これで寝返りがうてないのか、とわかったと思うと、
    次に腹のあたりに違和感があった。
    「・・・?」
    これも気になり左手を動かそうとするが、
    「い゛っ」
    思わず小さな声を出してしまった。
    賢弥が廉の真横で、
    賢弥の右手は廉の左手を、
    そして賢弥の左手は廉の服の中に。
    「ぅ・・・あみ・・・」
    前カノの名前を呼んでいる。
    久しぶりに人と同じ部屋で寝たから
    間違えたのだろうか。
    それでも性質が悪い。廉は起こさないように
    賢弥の右手から逃る。
  • 121 菊 id:SKfOJ.d.

    2012-01-13(金) 13:09:25 [削除依頼]
    しかし賢弥の左手はどんどん
    廉の服の中へ侵入してくる。
    「うぁ・・・」
    賢弥の手は冷たくて、
    触り方がなんだかくすぐったくなるような。
    笑い出したいがそうすると
    二人が目覚めて今の状況を知ったら
    微妙な空気になりかねない。
    どうしても声を漏らさぬよう、歯を食い縛っていた。
    「ふっ・・・ぅ・・・」
    賢弥が無意識でやっているというのが腹が立つ。
    前の彼女も無意識でこういうことをしていたというなら、
    別れた原因はわかる。
    「ぁ!!」
    思わず少し声を張ってしまった。
    「こいつ・・・どこ触ってんだよ・・・」
    と廉は思いながら、
    そろそろちゃんと眠らないと、という考えが出てき、
    くすぐったくて軽くそらしていたからだを布団につけ、
    起こさないようにそっと賢弥の手をどける。
  • 122 菊 id:SKfOJ.d.

    2012-01-13(金) 16:44:16 [削除依頼]
    「ふぅ・・・」
    ため息を軽くついて、
    欠伸をして2度目の睡眠をすることにした。


    「起ぅっきろおおおぉぉぉ!!」
    「んに゛ゃ!!!」
    朝っぱらから凌真の上にスライディングする賢弥。
    ちなみに廉は賢弥とほぼ同時に起きて、
    先ほどまで普通にゲームをやっていた。
    「ほら、朝飯!!持ってきた!」
    「え、ありがとぉございます・・・ふにゃ・・・」
    「凌真っ寝るなっ」
    そして凌真をいそいそと起こし、
    わざわざ廉と凌真の分まで作ってくれた
    賢弥の母に感謝しながら朝ご飯を食す。
    「凌真」
    「ん」
    またいつものように口元に米粒をつけた凌真に
    世話を焼きわざわざとってあげている廉。
    賢弥については、どうやらそういうのには
    慣れてしまっているようだ。
  • 123 菊 id:SKfOJ.d.

    2012-01-13(金) 16:54:09 [削除依頼]
    10時になると、
    廉と凌真は賢弥の家を出て行った。
    「おっじゃましましたー」


    いつもの学校帰りのように、
    廉と凌真はアホみたいな会話をしながら
    それぞれの自宅へと帰っていった。
    「部活部活♪」
    何も知らない廉は家へ帰ると
    部活の準備をし、昼にパンを軽く食べ、
    またも外の世界へと。
    「あ、先輩」
    「ん」
    「ちゃっす」
    「おぅ」

    何も知らずに。


                       ――――

    大きなまとまりはここで一旦終わりです!!
    今までのは軽い伏線と言いますか(笑)
    まぁそんな感じです。
    ここまでちゃんと恋愛してないんですけど、
    次からはモロ恋愛しますので、ご注意を←じゃ書くなw

    では!!
    「この感情は理解し難い。2」にいきます^^
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