ある聖人の告白5コメント

1 三角四角 id:HLCgyyE.

2011-08-17(水) 18:33:55 [削除依頼]
告白

昔々、ある村のはずれに“聖人”と呼ばれる者が住んでいた。彼は貧相な身なりで、手に入ったどんな物も人々に分け与え、どんな者にも分け隔てなく親切だった。まさに聖人にふさわしく、村の人々は彼を深く愛していた。


ある日、一人の男が彼を訪ねて来た。(彼は村のはずれの森の小さな小屋に住んでいた)
その男は著名な新聞記者だった。ただし、彼は音に聞こえる人のスキャンダルを暴露し。大衆の悪い意味での好奇心を刺激するという意味でよく知られていた。今、この男からもスキャンダルを得ようと画策して訪問した。


「長い道のりだったでしょう。おかけなさい」


年老いた聖人が言った。


「ところで、今日はどうしたご用件ですか?」


「ええ、実は、あなたのことについて、もっとよく知りたいと思いましてね」
ここで新聞記者は不敵に笑った。


「高名なあなたのお話をもっと詳しく聞きたいと存じまして」


外には雪がこんこんと降っていた。木でできた部屋は冷え冷えして寒かった。
「そうですか・・。では今日は少し違った話をしましょう。そういえば、あの時も雪が降っていた・・。」
こうして聖人の告白が始まった。


「私は実は昔は底なしの放蕩息子でしてね」
聖人はゆっくりと言った。新聞記者はこれには少なからず驚いた。しかし、これは彼にとってまたとない好機だった。まさか、向こうの方からスキャンダルを言ってくるとは・・。
彼は心の底からほくそ笑んだ。
「賭博、飲酒、女遊び、はては暴力沙汰まで、ありとあらゆる悪事をしました」
  • 2 三角四角 id:HLCgyyE.

    2011-08-17(水) 18:47:58 [削除依頼]
    「そんな私に優しくしてくれる女がいました。名は“さよ”といいました。彼女はいつも静かで、もの麗しげで、目が綺麗に透き通っていました。」


    「ある真冬の夜のことです。風が吹く繁華街の中を私は酒に酔ったまま一人寂しく、心虚ろな状態でとぼとぼ歩いていました。(私はその時期何にも希望を見出せなくなり、絶望を酒で忘れているような状態でした)
    そして、いつものように娼店に勤めているさよに会いに行きました」


    明かりがついている宿の扉を開けて、私はいつもの席に座ると、さよに己の弱さ、ふがいなさ、鬱積とした思いを散々ぶつけた後、自己憐憫に陥り、ざめざめと泣いて机に突っ伏した後、最後にこう言いました。
    「僕はこの世の誰からも愛されていない。誰からも必要とされていない」
  • 3 三角四角 id:77zKifc.

    2011-08-22(月) 16:37:50 [削除依頼]
    告白

    昔々、ある村のはずれに人々に“聖人”と呼ばれる者が一人ひっそりと住んでいた。貧相な身なりで、手に入ったどんな物も人々に分け与え、どんな者にも分け隔てなく親切だった。彼は突然、この村に現れて一人で住むようになった。彼がこの村に来たいきさつを知るものはなく、彼がこの村に来るまでどのような生活をしていたかは誰も知るよしはなかった。しかし彼はまさに聖人にふさわしく、村の人々は彼を深く愛していた。


    ある日、一人の男が彼を訪ねて来た。(彼は村のはずれの森の小さな小屋に住んでいた)
    その男は著名な新聞記者だった。ただし、彼は音に聞こえる人のスキャンダルを暴露し。大衆の悪い意味での好奇心を刺激するという意味でよく知られていた。今、この男からもスキャンダルを得ようと画策して訪問した。


    「長い道のりだったでしょう。おかけなさい」


    年老いた聖人が言った。


    「ところで、今日はどうしたご用件ですか?」


    「ええ、実は、あなたのことについて、もっとよく知りたいと思いましてね」
    ここで新聞記者は不敵に笑った。


    「高名なあなたのお話をもっと詳しく聞きたいと存じまして」


    外には雪がこんこんと降っていた。木でできた部屋は冷えこんでして寒かった。
  • 4 三角四角 id:77zKifc.

    2011-08-22(月) 16:38:21 [削除依頼]
    「そうですか・・。では今日は少し違った話をしましょう。そういえば、あの時も雪が降っていた・・。」
    こうして聖人の告白が始まった。


    「私は実は昔は底なしの放蕩息子でしてね」
    聖人はゆっくりと言った。新聞記者はこれには少なからず驚いた。しかし、これは彼にとってまたとない好機だった。まさか、向こうの方からスキャンダルを言ってくるとは・・。
    彼は心の底からほくそ笑んだ。
    「賭博、飲酒、女遊び、はては暴力沙汰まで、ありとあらゆる悪事をしました」
    「そんな私に優しくしてくれる女がいました。名は“さよ”といいました。彼女はいつも静かで、もの麗しげで、目が綺麗に透き通っていました。」


    「ある真冬の夜のことです。風が吹く繁華街の中を私は酒に酔ったまま一人寂しく、心虚ろな状態でとぼとぼ歩いていました。(私はその時期何にも希望を見出せなくなり、絶望を酒で忘れているような状態でした)
    そして、いつものように娼店に勤めているさよに会いに行きました」


    明かりがついている宿の扉を開けて、私はいつもの席に座ると、さよに己の弱さ、ふがいなさ、鬱積とした思いを散々ぶつけた後、自己憐憫に陥り、ざめざめと泣いて机に突っ伏した後、最後にこう言いました。

    「僕はこの世の誰からも愛されていない。誰からも必要とされていない」

    「あら、それは間違いよ。あなたを愛している人間はここにいるわ」

    私はぱっと顔を上げて、じっとさよの方を見ました。さよは顔に疲れたような静かな微笑を浮かべながら私の方を見ていました。

    「本当かい!!じゃあ僕と結婚してくれ」
    私は唐突にそんな事を言いました。冗談のつもりでしたが、言ってみると、だんだんその思いに夢中になり、どうせ今の自分のままではろくな未来しか待っていまい、自分を変えねばならないという思いがだんだんこみあげてきて、しばらくすると本気で結婚して生活を変えよう、いや、ここで変わらないと破滅だ、もう今までのような無意味な生活に戻りたくないという気になっていきました。
    「僕が今頼めるのは君しかいない。お願いだよ、さよ。もし君にも裏切られたら、僕は本当にダメになってしまう」
    無我夢中でしゃべりまくりました。

    「・・わかった。いいわ」
    そうさよは一言言いました。
    「本当かい?」

    こうして私とさよは同棲することになりました。

    生活は大変苦しいものでした。さよは毎朝固くなった指で洗濯をして、午後は飯屋で働き、夜は例の店で働きました。時という歯車は残酷で、我々を生活するために、それを毎日のように回し続けなければならないのでした。
  • 5 三角四角 id:77zKifc.

    2011-08-22(月) 16:39:28 [削除依頼]
    すいません、1,2は無視して3,4を見てください


    感想お願いします!!!!
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