処刑番号2ー94コメント

1 南雲 id:i-5r6r4w2.

2011-08-15(月) 23:07:28 [削除依頼]
「ちっ!ガキが一人逃げた!!!」
月光に包まれた暗闇の中で、
二人の男達が蹴る砂利の音と
焦り喚く声が耳を抜ける。、
「っ!逃がせば首が飛ぶぞ!!向こうも探せ!」

「は、はい!!」

「早く!!行けっ!!」


片方の男が散っていった
ものの数秒後に
逃亡者らしき影が近隣の森に飛び込んだ

「相当焦ってんな」
命令口調の男を横目に
逃亡者は二ッと子供らしい笑みを見せ森の奥へと消えた。
ーーーーーーーーーー
8月15日。
処刑番号2ー9。

蒸し暑い真夏の夜更けに


逃亡に成功しました。
  • 2 南雲 id:i-5r6r4w2.

    2011-08-15(月) 23:53:19 [削除依頼]
    キーンコーンカーンコーン―――・・・

    狭い教室に歓喜のチャイムが響く。

    「おっわりぃ!!」

    上機嫌で鞄に筆箱だけ詰める。

    早く帰って新作のゲームを・・・「智也!一ノ瀬智也っ!!!」

    バンッ!!

    勢い良く俺が持ち上げた鞄をその倍の力で上から抑えつけられる。
    「一ノ瀬、あんた今週掃除当番でしょ」

    ・・・・最悪だ。

    俺の頭はフルスピードで「回避」するための逃げ道を探す。

    じりじりとドアの方へ後退りする俺を捕まえようと
    前屈みになった菊地は足元に転がっていた雑巾につまずいた

    ズルッ!
    「えっ!!」

    俺はこのチャンスを見逃さない
    「ッわりぃ菊地!!」

    教室のドアを抜け
    階段を転びそうな勢いでかけおり、
    玄関で靴に履き替え、
    小走りで家に向かった。

    「雑巾に助けられた」
    と苦笑しながら薄暗い近道を選ぶ。
    サッサと帰って新しいゲームを・・・とにやけていると突然背中を凄い勢いで押された。

    「いっ!?」
    「黙れ、喋んな」



    →続く
  • 3 南雲 id:i-bvC09Q60

    2011-08-16(火) 00:43:20 [削除依頼]
    「金」
    短く低い声で要求する。

    このご時世に恐喝?
    しかも目の前でナイフをちらつかせてるのは
    どう考えても子供。

    高二の俺から見ても
    せいぜい小学校高学年か中一と推測できる。

    「わ、分かったから、手、どけてくれないかな」

    苦しいと言わんばかりに頼むと子供は俺から手を放した。
    「な、ナイフも下ろしてくんね?」
    と二度手間に頼むと
    いとも簡単にナイフを近くに投げ捨ててしまう。

    投げちゃったよ
    と心の中で心底驚きながらも、子供から目をそらさないように後ろポケットに手を伸ばす。

    「とろい、早く」
    と子供は急かす

    こいつホームレスかなんかか?
    容姿は
    断髪で黒髪
    サイズのあってない汚れたTシャツに短パン、
    それに裸足・・・・
    ホームレス・・・だ・・よな??

    急かされて取り出した財布を見せると、
    俺の手から引ったくって、中身だけ抜いて俺に投げ返した。

    はぁ、やっと帰れる。
    そう思ってため息をついたのとほぼ同時に目の前の子供がそれを妨害する発言をした。

    「で、・・・お前名前はなんての?」


    →続く
  • 4 南雲 id:i-bvC09Q60

    2011-08-16(火) 04:45:12 [削除依頼]
    完全に気が緩んでいた俺は、
    「一ノ瀬智也」
    と、まったく普通に返事を返してしまった。

    「へー」
    と言いながら俺から取り上げた札を折り畳む。

    聞きたいことはそれだけなのか、沈黙の後を追うように
    気まずい空気が流れた。


    会話続けたほうがいいんだろうか?
    まぁとりあえず悪い空気を壊すために
    知りたくもない恐喝犯の名前を聞く
    「お前は?」

    財布を後ろポケットにねじ込み、チラッと子供の様子を伺う。


    少し眉をくぐもらせているだろうか、
    悩む仕草を見せた

    「2ー9(ニック)」
    ボソッと何かを言ったけど声が小さすぎて、聞き取りきれない。

    「ニック?・・」
    と、問い返すと

    「何?」
    とこっちを向いた。

    さっきまでの子供とは
    まったくと言っていいほど違う大人しいオーラを出している。


    ニックって日本人のくせにおかしくないか?
    こう見えて実はハーフ?

    「なんでもない」

    ははと苦笑して、
    警察に届けようか
    とか
    このまま逃げるか
    とか色々考えていると、
    目の前で大欠伸しながらニックが口を開いた

    「さーてと、そろそろ行くか?」

    「・・・は?」
    多分俺は今すっごくアホな顔してる

    「は?じゃないから、俺がちゃんと逃げきるために智也にはしっかり働いてもらう」

    あんぐり口をあける俺の前で
    ケケケと馬鹿にするように笑うニックの手には、
    いつのまにか拾い上げたナイフと
    俺の上着ポケットにしまってあったはずの
    携帯が握られていた。

    →続く
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません