君の全てに触れさせて‐She is mine‐6コメント

1 一期一会 id:ydIl0dd/

2011-08-15(月) 09:50:35 [削除依頼]


俺だけを見ていればいい。
他には何も要らない。

手を絡み合わせて、
鼓動を合わせて、
それだけでいい。

君に触れられる時間全てが、
愛おしく、恋しく、
そして切ない─。

君の全てに、触れたい。
ただ、それだけなんだ。


「君の全てに触れさせて‐She is mine‐」


  • 2 一期一会 id:ydIl0dd/

    2011-08-15(月) 10:03:17 [削除依頼]


    こんにちは(●´・ω・)ノ
    作者の一期一会(いちごいちえ)と申しますヽ(´Д`ヽ*)

    今回の作品は前回のが消えてしまったものの
    「改」つまり改めたものを更新したいと思いますヾ(o′エ`o)ノ
    ご迷惑をおかけします_| ̄|○

    出てくる人物は大した変わりはありません|・ω・`)

    それでは更新に集中したいと思いますので
    ここら辺にしておきますね(@´ー`)ノ゙
  • 3 一期一会 id:ydIl0dd/

    2011-08-15(月) 10:13:51 [削除依頼]
    (1)


    To樹里
    From成宮廉
    題「ごめん」
    今日、帰れなくなった。
    撮影が深夜までかかりそう。
    ごめん。
    明日はすぐ帰る。
    樹里に会いたい。


    さっきまで作り置きの鯖の煮物は、もうとっくに冷めていた。
    樹里はテーブルに膝をついて、成宮の帰りを待っていた。
    よそっておいたご飯からは、もう湯気も立ち込めない。

    成宮さんは忙しいんだもん。
    家に帰っていられるほどの時間も無ければ、会える時間も無い。
    人気者っていうのは、大変なんだな……。

    ソファーの上に置いてあったクマのぬいぐるみを、抱きかかえた。
    ぎゅっと、ぎゅうっと、強く。
    寂しさを紛らわすように。
  • 4 一期一会 id:ydIl0dd/

    2011-08-15(月) 10:25:04 [削除依頼]
    (2)


    急に携帯の着信音が1人きりの部屋に、鳴り響いた。
    私は夢中で携帯の画面を見た。

    “成宮さん”

    と確かに写っていた。
    私は静かにボタンに手を乗せて、ぐっと指先に力を込めた。
    ピッと小さく電子音が鳴る。

    「……もし……もし?」
    『樹里?』
    「成宮さん……?」
    『樹里。良かった。』
    「えっ?」
    『もう、電話出てくれないかと思った。』
    「そんな……。」

    低く耳に残る落ち着く声で、私の名前を呼ぶ。
    その度に胸の底からぐっとこみあげる愛しさが、私を強くさせた。
    どんなに距離があっても、側にいるようで─。

    『樹里。』
    「何ですか?」
    『俺、樹里のこと、愛してる。』
    「……えっ。また、そんな……。急な……。」
    『だから、今、樹里に会いたくて、しょうがない。』
    「私もです。成宮さんに……会いたいです……。」
    『キスしたい。』
    「また……。」
    『俺、樹里のその慌てる声が、好き。』
    「成宮さんは、いじわるですから……。」

    またそんな風に、私のこと、からかって。
    子ども扱いするんだもん。
  • 5 一期一会 id:ydIl0dd/

    2011-08-15(月) 10:34:35 [削除依頼]
    (3)


    『ほんとに。』
    「……そんな、からかわない下さい……。」
    『いっぱいいっぱい、キスしたい。あと……。』
    「あと?」
    『家帰ってからな。その続き。だから待ってて。』
    「……はい。」
    『またな。』

    その言葉と同時に、ブツリと不器用に音が切れた。
    成宮さん、きっと忙しかったんだろうな……。
    それでも、時間をぬって私に電話をしてくれたんだ。

    些細な優しさが、私の胸にぎゅっと響く。
    愛しさがぐっと溢れてきそうなくらいに、押し寄せてくる。
    「好き」っていうのは、こういうことなんだね。

    私は広いベッドに倒れた。
    左手に携帯をぎゅっと握って。
    そして静かに、眠りについた。
  • 6 一期一会 id:ydIl0dd/

    2011-08-15(月) 10:51:42 [削除依頼]
    (3)


    まだ夢の中かもしれない。
    それでも、チャイムがなったような気がして、私は重い体を起こす。
    目をこすりながら玄関へと歩を進める。
    ドアに手を掛けた。

    目の前には笑顔の成宮さんの姿があった。

    「樹里。」
    「成宮……さん?」
    「おう。」

    ようやく会えた、私の世界で1番大切な人に。
    成宮さんは重たそうなリュックを下ろす間も無いように、私の肩をぐっと掴む。

    「なりみ……。んっ、んっ……。」

    いつもの優しいキスよりも、ずっと強くて、激しかった。
    成宮さんの心にかけられていた錠前が、綺麗に外れるように。
    唇に触れる成宮さんの熱が、伝わる─。

    「んっ、ん……。ハアッ……ん……っ。」

    息継ぎをさせる時間も無く、ただ夢中になった。
    唇は離れることなく溶けるように、熱くなっていくのを感じた。

    「ハアッ……ハアッ。あっ、んんっ……。」

    少し間が空いたその次の瞬間に、成宮さんの唇が角度を変えて重なる。
    すると、生暖かいものが口の中に紛れる。

    “チュッ……チュッ……。ヌチュッ……”

    甘い音が2人きりの空間を作り出す。

    「まっ……あ、んんっ、ん……っ。ふ、んっ……。」

    乱れる呼吸が、真っ直ぐに見つめる成宮さんの瞳に、私は夢中になるばかりだった。
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