___dElEtE.9コメント

1 そらとり。 id:N/Q1ZY4/

2011-08-14(日) 05:48:07 [削除依頼]


 

 
 
 

これらの22個の項目をゴミ箱に移動しますか?
 
        OK
 
 
 
 
  • 2 そらとり。 id:N/Q1ZY4/

    2011-08-14(日) 05:48:55 [削除依頼]
    いつもいつでも探してる
    世界のどこかで探してる
    心の置き場を探してる
    皆誰でも探してる
    それでもなかなか見つからない
  • 3 そらとり。 id:N/Q1ZY4/

    2011-08-14(日) 05:50:40 [削除依頼]
    prologue.

    玄関の屋根の向うの空を見上げるとぽつりと一つ大きく真っ白な入道雲が凄い速さで横切っていった。
    無色って言うのは本当は透明な空気みたいな色の筈なんだけれど、あの雲のような白を連想してしまうのは何故だろうか?
     それは多分、無というものを見た事が無いからだとおもう。
    見ようが無いではないか? ないのだから。

     今日は無色(シロ)の服を着て全てをやり直すためにここに来た。
    だけど中には入らずに玄関先の階段に何分も座ったままだった。
     コンクリートで出来た白っぽい建物は私を歓迎するでもなくただ澄ましたようにたたずんでいる。
    それを眺めれば眺める程、私が来たのが間違いなのではないかという不安で動けなくなってしまう。
    我ながらたいした小心の持ち主だと思う。
     元々自分は怖がりだという事は分かっている。
    暗くて誰もいない部屋ではいつも根拠の無い気配を感じてびくびくしていたし、床の木目なんて叫びを上げる人の顔に見えてしょうがなかった。
     幽霊を信じる信じないではなくただ怖かった。
    暗くて分からない。
    いるような気がする。
     それと同じように初めての場所初めて会う人に対しても“分からない物に対する恐怖”得体の知れない未知のものをみるような恐怖が付きまとっていた。
  • 4 そらとり。 id:N/Q1ZY4/

    2011-08-14(日) 12:19:05 [削除依頼]
    「こんにちは」
     突然そう声をかけられびっくりして横を向くと長めの白衣のような服を着た人が立っていた。
    そこまで驚かれると思っていなかったらしく少しすまなそうにくすりと笑うとその人は私の隣に腰を下ろした。
     私は恥ずかしさで顔が真っ赤になっていただろう。
    見たわけじゃない、顔がほてるのが分かった。
     私が驚いてしまった事、勝手に玄関前に座っていた事、ここにいるわけなど

    何を話していいか分からずに口ごもるとその人は小さな紙袋を手渡し問うた。
    「今買ってきたクッキーだよ。食べる?」
    「あ、ありがとうございます」
     袋から一つ貰う。丸型のシンプルなプレーンクッキーだった。

    「私はプレーンが好きなんだ。チョコが乗ったりジャムが挟まっているのに比べたら味気ないかもしれないが、素朴でいいだろう?」
     そう問いかけられて私は頷く。
  • 5 そらとり。 id:N/Q1ZY4/

    2011-08-14(日) 12:21:43 [削除依頼]
    >3 早速出だし段落忘れ誤変換ありд 大目に見てやってください
  • 6 そらとり。 id:0F4YUmy1

    2011-08-14(日) 22:10:54 [削除依頼]
     その人は微笑むと男とも女ともとれる中性的な声でみすかすように言った。
    「大丈夫。君が来た理由は大体わかっているつもりだから」
     自分もクッキーをほお張ると私に問う。
    「君はどうやってここまできたんだい?」
     その質問に私は少し首をかしげ答える。
    「歩いて来ました」
    「ごめん。そういう意味じゃなく『どうやってここまでの道を知ることが出来たのか』が知りたかったんだ」
     的の外れた返答をしてしまいまた顔が赤くなっている気がしたけどそのひとは全く気にしていないようだった。
    「こんな外れに偶然来る事なんて滅多に無いだろうし、広告も出していないここの事を知っている人なんてまずいないから」
     そう言って静かに笑った。
    その屈託の無い顔を見て私は思った。
    この人なら私の話を聞いてくれるだろうと。
    「自分でも信じて無いけど夢を見たんです。私――
  • 7 そらとり。 id:Xe0Fxb7.

    2011-08-15(月) 23:22:24 [削除依頼]
    0*1=0

     うっそうと茂る木々の中やっと開けた場所に出たのはついさっきの事だった。
    視界の中央には白っぽいコンクリートの建物、端には昔は建物だったのかもしれない瓦礫が点在している。
     ジュリは服についた葉を払いながらこれで目的の場所に着かなかったらこの道を教えた占い師をぶん殴ってやろうと決心した。
     コンクリートの建物周辺は近づいてみると案外綺麗に整備されている。
    どうやら彼女が居るのは建物の裏手のようだった。
     人がいるなら道を尋ねようとコスモスのような花が植えられている花壇に沿って表に回ると玄関の前に白い服を着た二人が座ってクッキーを頬張っていた。
    一人は白いワンピースの少女でもう一人は白衣だ。
     少女は傍目からでも分かるくらい赤くなっていた。カップルかもしれない。
    ジュリは少しだけうらやましいと思った。
     邪魔してはいけないと思い立ち去ろうとすると少女がジュリに気付いたようだ。
    その視線を追って白衣の彼も彼女に気がついた。

    「こんにちは。君もクッキーたべる?」
     彼は紙袋を差し出しジュリに近づいてきた。
    突然の事にジュリが面食らっていると彼はいう。
    「大丈夫。依頼だよね?」
    「えっと、あなたは……」
    「ああ、うん、そうだった」
     そうつぶやいた彼は手馴れたように片手で白衣のポケットから紙を取り出しジュリに渡す。
    追憶の館 館長 0 とだけ書かれた名刺だった。
    「よろしくね。読み方はゼロでもレイでもかまわない。ほかにあるのならそれでもいい」
    「追憶の館……。あの、忘却の館はどこにあるんですか?」
     0は少し困ったように笑った。
    「ここだよ。記憶を棄てに来るよりも思い出してもらう方が私としては仕事冥利に尽きるんだけどね」
    「なら、あたしの記憶を消してもらえませんか!」
    「その依頼を受けるかどうかは別として中に入ろうあの子も待ってるみたいだ」
     彼は白い服の少女の居る玄関までゆっくり歩いていった。
  • 8 そらとり。 id:iJ9jrvQ1

    2011-08-16(火) 14:35:51 [削除依頼]
    ちょっとあげ
  • 9 砂糸 id:D4.52eX0

    2011-08-16(火) 14:45:59 [削除依頼]
    すごく文章がきれいであこがれます
    頑張ってください
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