あの空に向かって17コメント

1 実蔓*Mitsuru* id:FM5M.fy.

2011-08-12(金) 16:58:57 [削除依頼]
-*Plorogue*-

あの空に向かって。

大きく手を伸ばして…

今日も私は貴方を想う。

-*-*-*-*-*-*-

-+登場人物+-

成瀬 來-ナルセ ライ- 女

大家 澪-オオヤ レイ- 男

-.自己紹介.-

お初です(´。・ω・。`)

初心者なのでつまらなくなるかもですが
気に入ったら読んでやってくださいっ

コメント待ってます(笑)

※荒らしとかはいりません。

よろしくお願いします(´__ゝ`)(笑)

by...実蔓*Mitsuru*
  • 2 実蔓*Mitsuru* id:FM5M.fy.

    2011-08-12(金) 17:55:10 [削除依頼]
    *Episode1*  來編

    暑苦しい太陽が照りつける今日。
    季節は夏。
    私は今日、誕生日を迎える。
    そして、好きな人に告白をする。

    「來ーっ 早く降りて来いーっ」

    階段の下からはお兄ちゃんの声がする。
    今年は、去年とは違って、
    お誕生日会にお母さんがいない。
    これからもきっと、ずっと…
    だから誕生日ケーキは市販のホールケーキだ。

    「今行くぅーっ」

    お洒落をして、メイクをして。
    お兄ちゃんとお父さんが待っている下へと降りる。

    ガチャ…

    私が扉を開くと共に、
    パーンッ という大きな音が部屋に響く。

    「おめでとう來」
    「わっ、えっ…え!?」

    誕生日だとは知っていたけど、
    ここまで大きな誕生日会になるとは知らなかった。
    机の上には今までより大きなケーキが中央に置いてある。
  • 3 実蔓*Mitsuru* id:FM5M.fy.

    2011-08-12(金) 18:27:58 [削除依頼]
    「今年からママがいないから、來寂しがるかな…って」

    お父さんは、悲しそうに微笑んだ。
    でも、どこか優しく嬉しそうに微笑んでいた。

    「うん…、大丈夫だよ!! ありがとねお父さん」

    私の言葉を聞いて
    私の表情を見て
    お父さんは安心したように今度は大きく微笑んだ。

    「ちょちょちょ!! 俺は!? 來っ…おい來っ」

    お兄ちゃんは、ピラフとケーキにがっついている私に声をかける。

    若干顔をお兄ちゃんの方へ向けるが、
    すぐにまたピラフに戻った私。

    …お兄ちゃんとの会話つまんないもん。
    今はピラフとケーキ優先だもんっ。

    私は結局、
    話しかけてくるお兄ちゃんを無視し続け、
    16歳の誕生日を楽しんだ。
    やっぱり予想通りだ。
    私とお兄ちゃんを見て、
    お父さんは笑っていた。
  • 4 実蔓*Mitsuru* id:FM5M.fy.

    2011-08-12(金) 18:50:07 [削除依頼]
    ━━━━━

    お父さんは、今年の春に去って行った。
    お父さんとお兄ちゃんと対立してしまったみたいで。
    私…止めに入ったんだけどな。
    結局、力になれず無残な結果に終わった。

    「今までありがとうね…それと、ごめんなさい」

    お母さんは、荷物を抱えてそれだけ言い残して去って行った。

    ━━━━━

    夜。

    「…はぁ、やばい。めっちゃ緊張するよ…」

    私は、好きな人の番号を目の前にして躊躇っている。
    やっと1週間前に「告白する」って決意したのに…
    当日になってものすごく焦る私がいる。

    この着信音の向こう側には、澪君がいるんだ…
    どうしよう、どうしよう…
    耳に付くか付かないかの所からの着信音。
    中々出てくれない澪君に、戸惑いを感じる私。
  • 5 あ:ちゃもん id:5BoGP3i/

    2011-08-12(金) 21:27:18 [削除依頼]
    來c ファいとッ^^


    更新がんばってください^^
  • 6 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 13:19:56 [削除依頼]
    **あ:ちゃもんサン**

    コメントありがとうございます!!*

    來ちゃんには頑張ってもらいたいです(笑)

    ありがとうございますっ

    頑張るので良かったらまた来てください^^*
  • 7 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 13:35:14 [削除依頼]
    『…もしもし?』
    「あっ、もしもしっ…來ですけどっ…」

    やばい。
    声を聞いただけで緊張する…
    これじゃあ、告白なんてできないよ…
    折角、逢って告白しようとしてたのに。

    『おぉ、來?? どした??』
    「あっ…あの…」

    優しく対応してくれる澪君が好き。
    逢いたい、逢って話がしたい。
    もちろん、この二言は言えるはずなくて。

    「…しゅっ…宿題終わったっ??」
    『まだだけど。夏休みこれからだからなぁっ』
    「じゃっ…じゃあさっ…」

    “一緒に宿題しよう”
    これが言えなかったら、
    この夏休みは澪君に逢えない気がした。

    「逢いたかったしっ、一緒にやりたい…な、何て…」

    あぁぁあぁ!!
    どさくさに紛れて“逢いたい”って言ってしまった…
  • 8 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 13:50:09 [削除依頼]
    『良いよー。んじゃ、ちょうど良いし今から行くわ』

    向こう側から、少しだけ嬉しそうに笑った声が聞こえた。

    「あっ…あのっ…」
    『んー??』

    澪君、今日が私の誕生日だって知っててそう言ってるのかな…??
    優しい澪君の声に、少しだけ期待してしまう。
    もし、何かもらえたら…ちゃんとお返ししなきゃだなあ。

    「あっ…うんっ…ありがとう!!」
    『あ…おう』

    嬉しい。
    私嬉しいよ、澪君。
    今、ものすごく嬉しいよっ!!

    ガチャ…

    私は、宿題を手に待ち合わせた近くの公園へと向かった。
  • 9 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 14:37:16 [削除依頼]
    公園へと続くこの道のりが怖い。
    色んな意味で緊張する…
    今までそんな事なかったのに。
    やっぱり、澪君の方が私より早く着いていた。

    「…ごめん!! ちょっと遅れた…??」
    「大丈夫だよ。…あ、そうだ」

    着いたばかりの私の横に来て、
    何かもぞもぞし始めた澪君。
    そして、私の目の前には、小さな袋が現れた。

    「えっ??」
    「來、誕生日だったよな?? ごめん、何もなくてさ…」

    さっきまでの怖さと不安は一気になくなり、
    感情が“嬉しい”へと変化した。
    …覚えててくれたんだ。
    …もっと好きになった。

    澪君は、ちょっと困ったように気まずそうに微笑んでいる。
    私は、ありがとう!!と同時に、持っていた宿題をすべて落とした。

    「お前っ…何してんだよ!!」

    澪君は、私が落としてしまった宿題をしゃがんで拾ってくれる。
    いちいち、そういう澪君の優しい行動にどきどきしてしまう。

    「あっ…ごめんっ…舞い上がって調子乗ったっっ」

    私もしゃがんで宿題を拾い始めた。
    超至近距離…
    澪君が近い…
    あぁ、また緊張し始めたよ私。
  • 10 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 14:56:21 [削除依頼]
    「わっ…ごごごっ…ごめんなさい!!」

    私は、触れてしまった手をとっさに自分へと引いた。
    …ちょっと、近かったかな??

    「…俺こそごめん」

    若干、ほんと若干だけど、少しだけ距離をとった。
    3mm〜5mmぐらい。
    …若干すぎるか。
    私は、困ったように少し微笑んだ。

    「えっ…」

    澪君の顔が近づいてくる。
    …悲しそうな表情をして澪君が近づいてくる。
    躊躇ってるのかな??
    私も、びっくりして若干躊躇った。

    …1mm。
    …後1mmの所で澪君が止まってしまった。
    時が止まったようなこの時間。
    体制は変わらず、沈黙が続く。
  • 11 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 15:12:40 [削除依頼]
    *Episode1* 澪編

    俺は、今日もまた友達を家に泊めている。
    その友達は、親友に近い存在だ。
    …嫌、もう親友と呼んでいいのかもしれない。

    「澪ーっ、風呂借りる!!」

    そいつは、自分のパジャマを手に風呂へ向かった。
    それから俺は、ベッドに寝転がりながらずっとテレビ。

    あ、そういえば…今日來の誕生日だったような…

    **♪〜♪〜♪〜♪〜♪**

    運がいいのか、悪いのか。
    絶妙なタイミングで、來からの電話。

    「…もしもし??」
    『あっ、もしもしっ…來ですけどっ…』

    知ってるよ、と思いながらも、返答をする。

    「おぉ、來?? どした??」
    『あっ…あのっ…』

    動揺する來を、可愛いと思ってしまう。
    …それよりも、何で電話してきたんだ??
    俺は、少しだけ不思議な感情に包まれていた。
  • 12 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 16:19:11 [削除依頼]
    『…しゅっ…宿題終わったっ??』

    俺が、夏休み序盤に宿題を開始する訳がない。
    中間ぐらいで始めて、全て終わらせる奴だ。

    「まだだけど。夏休みこれからだからなぁっ」

    とか言いつつも、
    今のところ遊びまくる訳ではなく、
    ただ友達を泊めて、しゃべって寝てるだけ。
    いわゆる、ダラダラ男だ。

    『じゃっ…じゃあさっ…
     逢いたかったしっ、…一緒にやりたい…な、何て…』

    そういう事言ってもらえると嬉しくなる。

    俺は今ちょうど暇だから、

    「いいよー。んじゃちょうどいいし今から行くわ」

    と返した。

    すると、電話の向こうで
    何かを言いたそうにもずもずしている來がいる。
    …結局、ありがとうだけ言われて電話は終わった。
  • 13 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 18:25:59 [削除依頼]
    待ち合わせは近くの公園。
    俺は、來より先に着くように、
    バイクに乗って走った。

    俺が公園に着いてから数分後。
    來は宿題を片手にやって来た。

    「…ごめん!! ちょっと遅れた??」
    「大丈夫だよ。…あ、そうだ」

    來の顔を見ていたら、
    誕生日プレゼントを持ってきてた事を思い出した。
    ひょいっ、と來の目の前に小さな袋を出す。
    中身は…ピアス。
    実は、俺のとお揃いの片方だったりする。
    しょうがない、何もなかったんだ…

    「えっ??」
    「來、誕生日だったよな?? ごめん、何もなくてさ…」

    事実を言った。
    偉いぞ!! 俺!!
    來は、ありがとう、と言って持って来た宿題を全て落とした。

    「お前っ…何してんだよ!!」

    こんなにたくさん宿題持って来て…
    俺1つしか課題持って来てねぇのに。

    「あっ…ごめんっ…舞い上がって調子乗った!!」

    必死になって宿題を拾う來が可愛く見えて仕方ない。
  • 14 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 18:37:23 [削除依頼]
    俺と來の距離は約1cm。
    …近ぇー!!

    …っ…

    同じ宿題に2人の手がついて。
    2人の手が触れ合った。

    「わっ…ごごごっ…ごめんなさい!!」

    來は、自分の手を急いで引っ込めた。
    …そんなすぐ引っ込めなくていいのに…
    こんな事は心の中でしか言う事ができなくて。

    手を引っ込めたのと同時に、
    少しだけ俺との距離を開けた來。
    …このままの距離でよかったじゃん…
    やっぱり、これも心の中でしか言えなくて。

    やっべぇ…俺臆病になったな。

    「…俺こそごめん」

    來の行為に、少しだけショックを受けた。
    だって…
    だって俺…っ
    來を見ていたら、我慢ができなくなった。
  • 15 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 19:01:22 [削除依頼]
    「えっ…」

    後1cmの所で、來が驚く。
    嫌だ、嫌だよ?? そんなの。
    俺は、唇がつくかつかないかの寸前。
    1mmの所で進むのを止めた。
    …本能のままに動いたのに…
    來が嫌そうだから止めてしまった。
    それで、動く気力をなくしてしまい、
    そのままの体制になる。
    このまま話し始めたら唇が触れてしまいそうだ。
    目の前には、來の耳があって…
    思わず、來の事をぎゅっと抱きしめてしまった。

    「…ひゃ!! 澪君っ…どうしたの??」

    なぁんか、今日の俺可笑しい…
    何回も、來の事“可愛い”とか思ったり…
    急にキスしようとしたり…
    いきなり抱きついたり…
    …どうしちゃったんだ、俺。
  • 16 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 19:27:27 [削除依頼]
    「…ごめん、寝すぎたのかも」

    そう言った俺は、すぐに來から離れた。
    分かるよ、自分で分かってるよ。
    今日の俺が、頭が可笑しいって事ぐらい。
    それはきっと…
    來から電話もらえたから。
    いつも、俺からかける事の方が多くて…
    來から電話もらえたから、
    來が急に可愛く見えて。
    だからきっと可笑しいんだ。

    「…てか、もう“澪”でいいよ??」

    いつまでも“澪君”って言われるのは、我慢できない。
    俺だけ“來”って呼び捨てしてるのも可笑しいし…
    來にも俺の事呼び捨てで呼んでほしいんだ。
    その方が、俺も呼び捨てしやすいし。

    「あ…うん…」

    気まずそうな顔をしてコクンと頷いた來。
    また、“可愛い”と思ってしまった…
  • 17 実蔓*Mitsuru* id:ibuR46C/

    2011-08-13(土) 20:51:01 [削除依頼]
    「…それっ…俺のピアスの片方だからっ…」

    持っていた來の宿題を、
    來の胸に押し付けてから俺は立ち上がった。

    「あっ…嘘!?」

    予想した通り、來はびっくりしている。
    俺は、嘘じゃないよ、と微笑んだ。
    本当は…ものすごく恥ずかしいけど。
    だって…
    だってだって…

    「いっ…いいよ!! れっ…澪の大切なピアスでしょ!?」
    「さっきお前“ありがとう”っつってたし」

    よし!!
    痛い所ついてやった!!
    たぶんこれで來は返して来るのをやめる。
    俺は不自然に微笑んだ。

    「…れっ…澪の馬鹿っ…」

    來は、俺があげたプレゼントを握り締めていた。
    少しだけ、赤く染まっている來の頬。
    あぁ…
    また“可愛い”と思ってしまった。
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