おいかけてくる59コメント

1 ストレンジ id:ez-yhxr31W0

2011-08-11(木) 18:11:25 [削除依頼]


誰だよ、あんなこと言い出したのは。


「ゲームをしよう」
  • 40  裕果 σ(・ω・*) id:i-o1kLlNR/

    2011-08-13(土) 18:03:31 [削除依頼]
    >ストレンジ様*
    あ、私も生々しいの嫌です。 なんか人とかがグ((黙
    はい、楽しみに☆
    だんだん怖くなってきた…。
    更新ふぁいと(^^)v
  • 41 ストレンジ id:ez-sJEuzm60

    2011-08-13(土) 19:38:26 [削除依頼]

    裕果さん》
    裕果さんもでしたか〜(^_^;)
    いや、もうハロウィンとか見たあと気分悪くて仕方なかったです←

    ち、ちゃんと怖くなってますか…?
    それが気がかりでずっと携帯とにらめっこしてました笑
  • 42 ストレンジ id:ez-sJEuzm60

    2011-08-13(土) 23:02:18 [削除依頼]

    「み、見間違いじゃねーの」
    そうであってくれ、といいたげなヒロヤくんの顔。
    「…そうかも」
    一応肯定した。みんなの不安を煽っちゃいけない。
    俺はもう一度、影がいた場所へ目をやった。しかしそこには何もない。
    俺たちはまた歩き出した。
    嫌な予感がする。
    あの禍々しい影が後ろからついて来ているのではないか。
    冷や汗をかきながら、俺は無理やり前だけを見つめるようにした。


    どれくらい歩いたかな。いい加減人とかいてもいいのに。
    あたりには見慣れてしまった白いコンクリートばかり。
    みんな歩き疲れて、緊張も緩んできている。
    あの影も、見ていない。
    「今何時」
    ユウジが聞いてきた。俺は腕時計を見た。
    「九時半」
    「嘘だろ!みろ、夕焼け!」
    確かに街は赤色に染め上げられている。しかし、時計は夜九時半を指しているのだ。
    時計がいかれたのか、この場所がおかしいのか。あるいは、両方か。
    「でも、三時間は歩き回ってるわ」
    サヤカさんが、流石に疲れた顔で俺たちを見た。
    ユウジは頭を抱える。
  • 43 ストレンジ id:ez-4VNzkzQ.

    2011-08-14(日) 08:20:53 [削除依頼]

    あの電車、この場所の時間、そして影。
    俺たちは明らかに、得体の知れない場所に迷い込んでしまった。そうとしか思えない。
    どうすればいいかなんて案がなかったから、現実から目を背けてただけだ。
    「そろそろ休憩にしないか」
    ぼそっと、タケルくんが言った。
    「ミコトの足が限界なんだ」
    ミコトちゃんの足を見ると、酷い靴擦れが出来ていた。三時間近く、ヒールの高いサンダルで歩き回ったからに違いなかった。
    かなり痛いはずなのに、ミコトちゃんは何も言わず。
    「大丈夫。歩けるよ」
    血も滲み出している足が、大丈夫だとは誰も思わないだろう。歩きたくないとワガママを言ったりしなかった彼女は立派だ。誰も、ミコトちゃんを咎めたりしない。
    「でも休憩って…外でだろ?」
    ヒロヤくんは辺りを見回し、赤色に染められた白いコンクリートを忌々しそうに見つめた。
    ヒロヤくんが言いたいことも分かる。こんなところにじっとなんてしていたくない。留まるなんてまっぴらだ。
    でも家の中に入るのも、なんだかはばかられた。
    「おや」
    六人の声とはまた違う、落ち着いた声がした。
  • 44 ストレンジ id:ez-4VNzkzQ.

    2011-08-14(日) 14:32:51 [削除依頼]

    「どうかなさいましたか」
    一人の男が俺たちを見ていた。丁寧な物腰と眉根を下げた人の良さそうな笑みは、簡単に人を信用させそうだ。
    こんなところにいる人間は、きっとまともじゃない。
    そんなことは分かっていた。
    でも、三時間歩き回った疲れと、人に会えたという喜びがそれを覆い隠してしまった。
    「俺たち…迷っちゃって」
    「おやおや。それはそれは。大変だったでしょう」
    相槌をうち、男は家の扉を大きく開いて、手招きした。
    「お疲れでしょう。お上がりください」
    「いいんですか?」
    「どうぞ」
    なんて親切な人なんだ。人間って素晴らしい。
    そんなふうに感動していた俺は馬鹿だ。少しくらい、疑えば、良かったのに。
  • 45 ストレンジ id:ez-4VNzkzQ.

    2011-08-14(日) 16:05:59 [削除依頼]

    促されるままに男の家に上がり込んだ俺たちは辺りを見回しながらお礼を述べた。
    男は月並みの顔に笑みを浮かべ、かまわない、と言う。
    「ずいぶんお困りのようでしたので」
    飲み物でも如何ですかと男が尋ねてきた。至れり尽くせり。ヒロヤくんとユウジは遠慮のかけらもなく、コーラをねだった。しかし、そこまでしてもらうのも悪いし、正直気味が悪かった俺とタケルくん、ミコトちゃん、サヤカさんは水をお願いした。
    程なくして、それらは運ばれてきた。ご丁寧にグラスに氷を浮かべてストローを立ててくれたようだ。
    「なんか、すみません」
    「いえいえ」
    まばらに並べられた椅子をすすめられ、飲み物を持ってそれぞれ座る。
    なんだか一人一人の間隔が広くて居心地が悪い。
    「昔は栄えていたのです」
    埃っぽい窓から外を眺め、男は言った。この場所のことだ。
    「ですが、今となっては、ここに住むのはワタシくらい…」
    ちら、とこちらを見た男の目は冷めていて、背筋がぞわりとした。
  • 46 ストレンジ id:ez-4VNzkzQ.

    2011-08-14(日) 16:19:56 [削除依頼]

    「あの、私たち電話をかして欲しいんです」
    ミコトちゃんが控えめにお願いした。男は部屋の奥に進み、俺たちに背を向けたまま、質問する。
    「携帯電話はお持ちではないのですか?電池が切れたとか?」
    世間話でもするような口調だが、その顔はどんな表情を浮かべているのか妙に気になった。
    「えと、信じてもらえないと思うんですが…」
    部屋の奥にはピアノがあった。黒々とした、艶やかなピアノ。男はそれの蓋を開き、呟いた。
    呟きにしては、はっきり聞こえた。
    「電波が、狂ったとか」
    俺たちは凍りついた。
    男はそんな俺たちに気づいているのかいないのか、細い指で鍵盤をなぞる。
    「いいですよ。お貸ししましょう」
    作り物めいた声色。男は振り返り、にこりと笑う。
    「電話。必要なのでしょう?」
    「あ、ありがとうございます」
    「じゃあ…」
    ユウジが立ち上がろうとする。グラスの中のコーラはすでになかった。
  • 47 ストレンジ id:ez-4VNzkzQ.

    2011-08-14(日) 16:43:40 [削除依頼]

    ユウジからグラスを受け取って蓋を開けたままのピアノのもとへ向かう男。
    「その代わり」
    グラスの氷がカラン、と揺れた。
    「ワタシと、遊んでくれますか」
    ちらりと見えた男の顔は、笑っているのか、怒ってるのか分からなかった。
    「すいません。俺たち急いでるんで」
    コーラをご馳走になっておいて何をと思ったけどヒロヤくんは堂々としてた。
    カシャーンと音がした。
    男の足元に粉々に砕けたグラスがあった。
    緊張が走る。俺たちは腰を浮かせた。
    「そうですか」
    淡々としていた。
    「では、仕方ありませんね」
    男は右手を高く振り上げ、ピアノの鍵盤に向かって降ろした。
    耳をふさぎ込みたくなるような不協和音が響く。鼓膜が破れそうだ。
    タケルくんが何か叫んでいる。ユウジはミコトちゃんとサヤカさんを先に行かせて、逃げ出した。
    俺もさっさと出て行こうとするけど足がもたついてうまくいかない。
    「そうだ。かくれんぼをしましょう」
    無邪気にも思える声に、俺が背後に視線をやると、そこに男の姿はなく、黒かったピアノから黒が逃げ出していた。まるで生き物のようなピアノの黒は、あの影そっくりだった。
  • 48 ストレンジ id:ez-5hq/2DP1

    2011-08-15(月) 15:24:30 [削除依頼]

    宿題に追われ、なかなかストーリーを練る時間がない…!
  • 49 ストレンジ id:ez-5hq/2DP1

    2011-08-15(月) 16:07:17 [削除依頼]

    そうだ。かくれんぼをしましょう。
    あなたがたは鬼から逃げて、そして、ワタシを探してください。

    くわんくわん鳴る頭の中に、あの男の声が鮮明にこびりついていた。
    全員なんとか逃げ出して、それぞれの安全は確認はできたけれど、どうにも胸騒ぎがする。
    かくれんぼ。鬼から逃げる。
    頭から、離れない。
    「っ、なんなんだよここ…!」
    息を整えていたヒロヤくんが喚いた。焦って裏返ってる。俺も、今しゃべったらそうなる。
    家から出た俺たちの目に映ったのは白いままの街だったけど、何かが明らかに違った。
    薄暗くて、不気味だった。
  • 50 ストレンジ id:ez-9urYS.g1

    2011-08-16(火) 11:07:37 [削除依頼]

    プレステ2が欲しい。
    古いと言われても欲しい。
  • 51 ストレンジ id:ez-9urYS.g1

    2011-08-16(火) 13:19:31 [削除依頼]

    「あの人、なんだ?もう訳わかんねーよっ…」
    あの男は俺たちに何がしたかったのか、分からない。分かりたくもない。
    ただ、今のこの状況はまずいってことくらいは理解できる。
    ざわりと音がした。
    全身が総毛立った。
    「あんた…顔色悪い」
    サヤカさんが俺を見て怪訝そうな顔をした。俺は震えが止まらなくてサヤカさんに助けを求めた。
    「なんか、止まんない。どうにか、なんない?」
    ガチガチ歯がなる。サヤカさんは何かに気づいたみたいに、勢いよく後ろを振り返った。
    みんなも、恐る恐る、後ろを見た。
    ゆっくりと何かが近づいて、きている。
    地面を這いずってくる。
    「手だ…」
    タケルくんが目を見開いて言った。
    「手だけが、這いずってくる…」
  • 52 ストレンジ id:ez-9urYS.g1

    2011-08-16(火) 13:28:50 [削除依頼]

    「あ、う、ああ…」
    俺たちはしばらく動けなかった。指を地面へ食い込ませぐんぐんこちらに近づいてくる手を見つめていた。
    その手は、肩から下の腕と手首とてのひら。
    普通、そんなものは胴体から離れてまで動いたりしない。
    「うわああああ!」
    ヒロヤくんを筆頭に、俺たちは弾かれたように走り出した。俺は震えてなかなか上手く走れなくて、サヤカさんが引っ張ってくれた。靴擦れができてるミコトちゃんはタケルくんとユウジが抱えて走った。
    俺たちは右に見えた細い路地に滑り込み、壁に肩を擦らせながら走った。
    「まだついてきてるっ…」
    後ろを振り返ったらしいミコトちゃんが泣きそうな声で叫んだ。路地は狭くて入り組んでて今にもみんなとはぐれそう。そうなったらお終い。幸いにも、サヤカさんがしっかり俺の腕を掴んでてくれるから大丈夫だけど。
    とにかく走る。後ろについてきてる手をまかなくちゃ。
  • 53 |●・ω・●|猫|●´エ`●| id:OZ7tbjp.

    2011-08-16(火) 14:36:02 [削除依頼]
    手が追ってくる・・・怖い><
    更新頑張です
  • 54 ストレンジ id:ez-9urYS.g1

    2011-08-16(火) 16:32:22 [削除依頼]

    「こっち!」
    ヒロヤくんが手招きをする。後先考えてる暇なんかないから、飛び込んで、すぐに振り返ってユウジたちを手伝う。手はまだいる。
    「はやく!閉めて閉めて!」
    サヤカさんが腕をふる。こんなアグレッシブなサヤカさんははじめて見た。
    俺とユウジはわたわたしながら扉を閉めた。
    俺たちが入ったのは空き家のようだった。朽ち果てかけてぼろぼろだが、骨組みはしっかりしてる。
    いかんせん薄暗いけどあの手から逃れられるならどうでも良かった。
    みんな息を切らして、固まって端に寄りながら神経を研ぎ澄ましていた。あの手が、またいつ襲ってくるか分からない。
    そもそもあれはなんなのか、自分たちは何に巻き込まれているのか。
  • 55 ストレンジ id:ez-9urYS.g1

    2011-08-16(火) 16:45:21 [削除依頼]

    ばんっ!
    「わあぁっ!?」
    固く閉じた扉が揺れた。軋んだ。壊れるんじゃないかと新たな不安。心臓が痛いくらいに動いている。
    ミコトちゃんが頭を抱えて震えてる。みんな静かに、息を呑んで扉を見つめた。
    あの手は、まだ、いるのか。
    そこに。
    ばんっ!
    「…っ、なんだよぉっ!」
    ヒロヤくんが喚く。涙目でガチガチ歯を鳴らして。
    サヤカさんは比較的落ち着いてきて、俺に向かって言った。
    「手伝ってくれない?扉の前にものをおきましょ」
    気休めにはなる。そういうサヤカさんはすごく頼もしい。でも扉に近づくのは怖い。
    俺はそろそろ立ち上がってサヤカさんに続いて扉の前に立った。
    扉は小刻みに揺れて、外から入り込む光がちらちら黒くなって、俺は震えた。
    サヤカさんと二人で蕎麦にあった石とか壊れかけの机とかをドアに押し付けるように置いた。
  • 56 ストレンジ id:ez-9urYS.g1

    2011-08-16(火) 16:49:00 [削除依頼]

    猫さん》
    コメありがとうございます!
    いやー、人間か手だけかで迷って手だけにしたというアレです←
    更新したいのですが遅筆なのが悩みですp(´⌒`q)
    携帯だとうまく打てないですね…
  • 57 ストレンジ id:ez-9urYS.g1

    2011-08-16(火) 16:50:14 [削除依頼]

    誤字した!
    そばが蕎麦になってる!

    みなさんすみません。
    脳内返還お願いします(^_^;)
  • 58 ストレンジ id:ez-scebqNM1

    2011-08-18(木) 17:27:08 [削除依頼]

    お腹すきました(^O^)
    ご飯の前に更新します。
  • 59 ストレンジ id:ez-scebqNM1

    2011-08-18(木) 17:33:30 [削除依頼]

    「この扉、だいぶ脆くなってる」
    そんなの分かってる。サヤカさんはなおも続ける。もう、時間の問題だと。
    ギシギシ軋む扉。めりめりなんて音も混ざりだして、俺は胃がひっくり返りそうなくらい緊張していた。
    薄暗い部屋。閉塞感。息が詰まりそう。
    出たい。この部屋から出たい。
    ばきっと、音がした。扉はもう限界だ。
    「みんな、すぐ走って」
    サヤカさんが言った。途端、扉が開く。壁を伝って手が室内に入ってくる。
    もう無我夢中だった。
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