めろんもも44コメント

1 桃子.。*((*U∀U*艸))゜+。 id:5eR052W.

2011-08-10(水) 12:54:35 [削除依頼]
◆序章
 
めろん、もも、めろん、もも。

「あれ、めろん聞こえる? 起きて。いつまでも眠り続けるのやめて」
わたしは愛犬――チワワのめろんに起きろと命令を続けた。
だが起きなかった。
「めろん、仮病使うのはいい加減やめてよ。今日はドッグランに
 お友達の舞ちゃんと行く日でしょ。だから目を開けてよ……」

おかしい。
ただ眠り続けているだけなのに涙が溢れてきた。
「お母さん……めろんが冷たく固くなってるんだよ」
  • 25 新奈 id:OBtrEp/.

    2011-08-22(月) 18:04:58 [削除依頼]
    なにか温かい感じがした。でもやはり本物の犬とは違う――。
    触った時に感じる体温や感触も感じられない。
    いつも同じ体温、感触だ。
    これだけ可愛い犬のぬいぐるみなのに、やはり本物の犬とは違うのか……。そう思うと少し残念だった。
    やっぱりぬいぐるみの犬と本物の犬は違うのだ。今回そのことを身をもって感じてしまった。
    大人に近づく、と言うのはこういうことだろうか。
    前は現実の犬のように可愛がっていたのに。
    そう思い、二階にある自分の部屋へ向かった。

    勿論、ぬいぐるみは抱いたままだ。
    部屋に入り、ぬいぐるみをおろす。
    おろすというよりは投げ下ろした。
    健太のバカ。そう言いたいところだが彼には何か理由があるはずだし、それを見つけるのがわたしの仕事となってくる。
    かかわりを持っていくうちにもしかすると自分のことを打ち明けてくれるかもしれない。
    次に問題になってくるのはどうして健太とかかわりを持っていくか、ということ。
  • 26 新奈.。*((*U∀U*艸))゜+。  id:C66GkJX/

    2011-08-23(火) 19:44:30 [削除依頼]
    めろんごめんね、あなたの良い飼い主になれなかったね。
    心の中でそう唱える。語る、というよりは唱える、の方だ。
    私も今からめろんのいるところに行くからね。
    そう唱えて目を閉じ、ベランダへ向かった。
    今出てくることはひとつ。ごめんねという言葉だ。
    愛読している漫画ですら読みたくもない。
    そんな事はどうでもよかった。そんなことより早くめろんの所へ行かないと寂しがる……!
    甘えん坊なめろんはきっと今でも私の名前を呼び続けているだろう。
    ベランダの窓から飛び降りよう。
    そうすればめろんのいる所にいける……。
    後もう少しの辛抱だからね、めろん。
    必死でそう語りかけた。なかなか覚悟が決まらない――。
    だめだな、自分は。
    めろんのためというのに行動に出られないだなんて。
    さあ、行くぞ、行け――。
    その声と同時に私は手すりから手を離し、飛び降りようとした。
  • 27 新奈.。*((*U∀U*艸))゜+。  id:C66GkJX/

    2011-08-23(火) 19:49:44 [削除依頼]
    見事天国にたどり着いた。
    あれ、なんかおかしい。意識があるではないか。
    どうしたのだろう……。空気が全くと言っていいほど読めなかった。
    「やめてっ!」
    その時、誰かにギュッと抱きしめられた。
    「あほかお前ー! 落ちたら怪我するじゃん! 落ちたら死ぬじゃんか……! 落ちたら……」
    その男の子は健太だった。そう、ロゼの飼い主――。
    わたしは泣きそうになった。でも健太の前でだけは涙を見せたくない。
    そんな葛藤の中、健太は言った。
    「大丈夫なのかよ……怪我はしてないのかよ」
    相変わらず強く乱暴な口調だったがその中には少し弱さが入っていた。
    わたしは涙なんか流さなかった。
    寧ろ強そうに見せかける。
    「健太くんに助けられるなんて、うちも落ちたもんやな」
    健太は驚いたようだ。
  • 28 新奈.。*((*U∀U*艸))゜+。  id:C66GkJX/

    2011-08-23(火) 19:56:30 [削除依頼]
    「何かあったのかよ……俺、母ちゃんに追い出されたんだよ。
     偶然外を歩いてたらお前が、お前が」
    強気な健太だが泣きっ面をしている。そこはまだ小さな子どもだ。
    健太なりに助けるのが必死だったのだろう。
    だがわたしは助けられる必要性なんかなかったのだ。
    「まあ、助けてくれてありがとね」
    私は静かにそういった。
    他人に助けられたら一応謝るのが礼儀だから。
    すると彼は赤い顔をして反発するように言う。
    「俺は助けたわけじゃないよ!」
    ははあ、本当は私のことでも好きになったのか。
    赤い顔をして……。たとえ言葉では反発していても関係ないぞ、ガキ。
    こっちは健太のことなんか好きでもないのに。
    「でも姉ちゃんが生きててよかった……」
    今度は泣き始めた健太。いまどきの小さい子は感情の波が激しいなあとつくづく感じる。
  • 29 新奈.。*((*U∀U*艸))゜+。  id:C66GkJX/

    2011-08-23(火) 20:04:12 [削除依頼]
    今犬の問題を思い出した。
    彼には犬を捨てないという大きな課題をクリアしなければならない。
    この際、その話題に触れてみるのも手だ。
    「健太くんは何で追い出されたのかな」
    私は恐る恐る質問する。
    ここから問題の糸口が見つかるかもしれない。
    と、そう思ったからである。
    すると零れた涙を手で拭きながら、健太らしい口調で返事をする。
    「そんな事、姉ちゃんには関係ない」
    まだいまひとつ信頼関係が築きにくいのか。
    よし、ここはひとつ――。
    「私、牧野新奈って言うよ。健太くんの苗字は」
    そこで健太は顔を赤くする。そうして答えた。
    「……高橋だ。新奈ねぇって呼んでいい?」
    こんな軽い自己紹介をする事から信頼関係が築かれるのだとか。
    「いいよ。高橋健太くんか、良い名前だね。
     じゃあ次に質問。何でわんちゃんを捨てちゃうのかな」
    答えてくれると思い、そう質問するがやはり回答はなかったのだ。
  • 30 ('`)b新奈..〓 id:l50ch360

    2011-08-27(土) 17:15:16 [削除依頼]
    緊張のせいか、生唾が出てきた。が、すぐ呑みこむ。
    健太は壊れたパソコンがフリーズするように固まっている。やはり言いにくいのか。
    考えてみれば知らない人に事情を聞かれて困るのは無理がない。
    「言いたくないならいいよ。でも絶対に捨てちゃだめだから」
    そう言うしかなかった。他に言葉が出なかったから仕方ない。
    この言葉に対して、後悔する面はあるが……。
    そのタイミングで健太は言った。
    「でも……でも…………」
    でも、としか言わなかった。なんとなく無理がないような気もするし、期待した私がバカだったのか。
    だがここでは諦めたくない。
  • 31 ('`)b新奈..〓 id:l50ch360

    2011-08-27(土) 17:22:03 [削除依頼]
    「でもじゃないよ。何で素直になれないの……」
    私は健太と向かい合ったまま、彼の肩辺りを握り締める。
    すると健太は大粒の涙を流した。
    弱い口調で健太は語りだす。
    「俺はロゼじゃない。だからロゼの気持ちなんかわかんないんだよ」
    犬の気持ちがわからない。
    そんな理由で健太はロゼを何度か捨てようとしていたのか――。
    彼に身に付けて欲しいのは、他者の気持ちを理解する力である。
    これはロゼを含め生き物と接していく事で身に付けられるのだろう。
    だから決して犬を?捨てておしまい?なんかではないのだ。
    「私も……はっきりロゼちゃんの気持ちがわかるわけではないよ。
     でもね、必死でわかろうとしてるんだよ。だから健太くんも」
    私がそういった時だった。
    自宅の隣にある家から炎が出てきた――。
  • 32 ('`)b新奈..〓 id:l50ch360

    2011-08-27(土) 17:27:48 [削除依頼]
    「あっ……火事ですよ! 健太くんちょっといいかな」
    そう言って私は健太を抱き上げた。
    健太は小さい身体であるため簡単に抱ける。
    「みなさーん! 中野さんのお家で火事ですよ!」
    必死で声を大きくしてそういった。
    みんなが無事だといいが。ただそう願うしかなかった。
    「なんですって」
    その時に高橋家から健太の母親が出てきてそういう。
    それと同時に自宅から両親が出てきて騒ぎになった。
    健太はただ激しく泣くだけだった。
    「高橋さん! 忘れてますよ、ロゼちゃんを」
    切羽の詰まった空気が漂う中、ロゼを連れてくるよう私は促した。
    すると高橋さんは家に戻り、ロゼをつれてきた。
    その時消防車が到着し、何とか火事はおさまった。
  • 33 【('`)b新奈..〓】 id:l50ch360

    2011-08-27(土) 17:32:56 [削除依頼]
    中野さんの奥さんと主人が来て言う。
    「はあ、何とか無事でした」
    奥さんも主人も顔から汗を流している。
    絶妙なタイミングで家の母が言ったのだ。
    「あぁ、怖いわね。でも皆無事でよかったわ」
    ああ、せっかく健太から本音を聞きだすチャンスだったのに。
    なんとなく残念な感じがした。
    「健太くん……」
    心の中でそう呟いて私は高橋さんの方に振り向いた。
    だがそこにロゼの姿はなかった――。
    「大変です、ロゼちゃんが居ません」
  • 34 【('`)b新奈..〓】 id:l50ch360

    2011-08-27(土) 17:40:02 [削除依頼]
    あたりを見回したがロゼの姿は見当たらなかった。
    もしもロゼが逃げていって事故でも巻き込まれたら……。
    そんな事を考えていると寒気がする。
    まだそんなに遠くには行っていないだろうからとにかく早く捜さなければならない。
    すると健太は泣きながら零したのだ。
    「ロゼー! ……どこ行ってもいい。糞ロゼなんか!」
    悔しさのため八つ当たりしているのか。
    八つ当たりは許されないのだ、といいたいところだがそこは堪える。
    「勝手に行け。勝手に逃げろ。どうせすぐ鳴いて戻ってくるんやろ」
    そう暴言を吐く健太に、彼の母親はピシっと頭を叩く。
    しかし効果はなく、健太はすぐギャーと激しく泣く。
    それも赤ちゃんが泣くように。
    「そんなに暴言吐くなら、ごはんあげないよ」
    彼の母親もそう吐き捨てて家へ戻り、鍵をガチャと閉めてしまう。
    「あーあ、閉められたー」
    健太はそう零したが内心は辛いのだろう。
  • 35 新奈☆ id:T1biiok1

    2011-08-29(月) 18:47:48 [削除依頼]
    健太が悪いのは言うまでもないが、少し彼が可哀想な気もしてきた。
    「健太く」
    そう言おうとした時だった。
    母がわたしを呼び戻そうとしたのである。
    「新奈、もう夜遅いのよ。いい加減帰りなさい」
    そういった母はわたしの肩をぽんぽんと数回軽く叩く。
    早く家へ戻らなければならない。しかし健太の事が気になる。
    わたしはそんな複雑な気持ちに見舞われたのだった。
    早く帰ろうとするわたし。
    健太を守ろうとするわたし。
    この二人のわたしが戦っているのだ。
    すると健太は優しくわたしを気遣うようにして言う。
    「姉ちゃんもう帰ってええよ」
    そういって健太はまた涙を流した。
    「泣き虫やな、健太ちゃーん」
    健太の頬を人差し指で突いた後、わたしは母の言うように自宅へ戻った。これの方が健太にとっても幸せかもしれない……。
  • 36 新奈☆ id:T1biiok1

    2011-08-29(月) 18:55:22 [削除依頼]
    家へ帰り、夜遅いからと戸締りをした。
    玄関の壁に貼り付けられた?とじまりひょう?――。
    これは確か小さい頃に書いたものだった。
    戸締りできたか確認するためのものだったのである。
    私が戸締りをしたらそこに母がスタンプを押してくれるのだ。
    なんだかとても懐かしい気分になった。
    そんな思い出に浸っている私に母は語りかける。

    「さっきの男の子って誰なん」

    私は数秒沈黙した。
    なんて答えたらよいのだろう、と考えていたのである。
    「健太くんっていうの。飼い犬を捨てる癖があるみたいや」
    これは数秒考えて口から出てきた言葉なのである。
    母はその答えを聞いて、ふぅとため息を吐く。

    「よかったやない。新奈にもお友達が出来て」
    「うん、良かったわ」

    本当ならまだトモダチのトにも至ってないと思うが、さすがにそれは言わないで置いた。話が複雑になるだけだし。
  • 37 新奈☆ id:T1biiok1

    2011-08-29(月) 19:00:08 [削除依頼]
    「お母さん、新奈が小さい時友達できんかったから心配やったんよ」
    そうか、そんな心配までかけていたのか。
    家族である母に対しても、申し訳ないと思ってしまう。
    「新奈は小さい時から気がきつくて口が悪かったやろ。
     せやからお母さんほんまに心配しとった。でも安心したわ」
    心配……かけさせていてごめんね。
    そう言いたい所だがなんとなく言いづらい。
    「気が強いのは今もやで」
    わたしはいつもの口調で釘をさす。
    すると母は呆れた口調で言う。
    「ほんまやー、今も気強いな」
  • 38 いろはP id:9X3RgR2.

    2011-08-30(火) 19:31:15 [削除依頼]
    にーなの小説は、
    心理描写がリアルで純粋で、
    すごく好きだな(TωT 泣けるよ……(;m;
    書籍化したら来年の感想文で書きたい((

    健ちゃんが犬を捨てようとするのは
    お母様にも原因がありそうに見えるな←
  • 39 新奈☆ id:opCEXaH.

    2011-08-30(火) 20:24:20 [削除依頼]
    出たなっいろは〜〜!!
    コメントあり〜!
    待ってたよんいろは〜((落ち着け
    わたし描写の中で心理描写が一番好きなんだよね。
    書籍化しなくて今でもいいから書けよ←
    わたしも現実世界ならお母さんに問題あると思うわー
  • 40 いろはP id:9X3RgR2.

    2011-08-30(火) 21:45:30 [削除依頼]
    心理描写が好きなのか^^
    私は人の気持ちをリアルに書こうとすると
    却ってグダグダになるんだよね(苦笑
    本気で感想文に書こうか考えたけど、
    夏休みがあと1日しか残っていない件w←
  • 41 新奈☆ id:opCEXaH.

    2011-08-30(火) 22:08:34 [削除依頼]
    題名 めろんもも
    内容 犬を捨てる癖のある10歳の健太。
       彼にはどんな理由があるのだろうか。
       (後、感想を書く)
      
       これはネットのとある小説で見たものです。
       ○○先生、どうかお許し下さい。

    見たいな漢字で書けばw
  • 42 いろはP id:9X3RgR2.

    2011-08-30(火) 22:34:46 [削除依頼]
    でも担任の先生、お堅い人だからなぁww
    提出したら

    先生(以下「先」)「なぜネットの小説の感想なんだ、
    あとで特別室に来い。」
    い「石頭にはこの小説の良さが判らないでしょうねw」
    先「何だと…………そんなに良い小説なのか、内容を教えろ」
    い「ペラペラ(あらすじを語る)」
    先「この感想文を特別に認める(泣」

    てなことになりそu((ry
  • 43 新奈☆ id:VC8Pl9z.

    2011-08-31(水) 11:51:12 [削除依頼]
    >いろは
    いや、それはないw
    それなら
    先「今時の子はネットとかわけわからんわい」
    い「そんな事言わないで下さいw」
    先「小説のひとつくらい、本屋で買ってきなさい」
    い「まあ見てくださいよ」見せる
    先「こ、これは…いろは、よくやった!
      お前はこんな小説を書く事が出来たのか!!」
    い「ぁ゛」(実はいろはの小説を見せていたのであった)
  • 44 いろはP id:9ReqCEe/

    2011-08-31(水) 12:14:18 [削除依頼]
    >>43 私に先生を唸らせるほどの文才があるとしたら どれだけ受験に役立つことだろうかww((妄想 私、国語は苦手だからなぁw PCと漫画で培った漢字力でなんとかもっている程度だy((ry
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