白黒虎と少女主.11コメント

1 雅 隆太 id:3JOeX320

2011-08-09(火) 15:59:34 [削除依頼]

 登場人物.


.緋雨 -ヒウ-

黒蘭と白蘭の主。
幼い頃から父親がいないため
母親と二人暮らしだったが…。
自覚はないが隠された能力がある。

.黒蘭 -コクラン-

普段は人の姿をしているが
実の正体は“闇”を司る黒虎(コクコ)。
黒髪に金の瞳をもつ妖魏。
主.緋雨に反抗的だが心では慕っている。

.白蘭 -ハクラン-

黒蘭と同じく人の姿をしているが
実際は“光”を司る白虎(ビャッコ)。
白髪に銀の瞳をもつ妖魏。
主.緋雨には従順に服従する。

.緋翠君子 -ヒスイクンシ-

人間名は緋翠(ヒスイ)。
妖魏(ヨウギ)を束ねる魔世の妖王。
緋雨と大きな関係が……。
  • 2 雅 隆太 id:3JOeX320

    2011-08-09(火) 16:08:33 [削除依頼]

     挨拶.


    小説板の皆さん.初めまして!
    俺の名前読めますでしょうか?

    「みやび りゅうた」と申します!
    「が りゅうた」じゃないよ(^_^;)

    名前に反して.全然“みやび”じゃない
    小説と作者ですが…
    まぁそこはご愛嬌ということで((w

    あ.ちなみに作者は名の通り♂です。
    オカマではございませんのでご承知を。

    それではスタート(●´∀`)ノ!
  • 3 雅 隆太 id:3JOeX320

    2011-08-09(火) 16:12:20 [削除依頼]

     始めに.


    この作品では作者が勝手に作った
    いわゆる“雅語”((言わねーよw
    というものが出てきます。

    人物紹介の欄にある
    [妖魏].[黒虎].[白虎]などが
    それにあてはまります。

    雅語は大抵.読み仮名がふってあるので
    多分すぐ分かると思います。

    定期的に意味などをまとめて
    書いていくので.ご承知下さいm(__)m
  • 4 雅 隆太 id:3JOeX320

    2011-08-09(火) 16:29:05 [削除依頼]

     壱.

    「緋雨様でいらっしゃいますね?」とそう聞いてきたのは白髪の方だった。
    幼い頃から飼っている飼い猫の写真集を見ていた少女は.突然部屋に現れた二人の男を前に.動揺しつつも頷く。
    事実.彼女は緋雨という名前であった。

    部屋に音もなく.突然現れた二人の男は.顔形や背丈.服装に至るまで瓜二つであった。
    双子なのかと緋雨は始めそう思ったが.二人の男には決定的に違う箇所が二つあることに気がついた。
    一つは.男にしては長めな髪の色.そしてもう一つは猫のように鋭くも美しい宝石のような瞳の色である。

    緋雨から見て右側の.むっつりと黙り込んでいる男の髪は.闇に染まったような深い黒。
    長い前髪から覗く鋭い瞳は金色で.深くしっとりとした黒髪に映えて美しかった。
    反対に左側.にこやかに笑みを浮かべた男の髪はそれと対照的に白く.瞳もまた銀色と.やはり美しく輝いている。

    どちらも端正な顔立ちをしていることに間違いはないが.それと同時にひどく精巧な人形が.対になって立ち並んでいるように見えて.緋雨は少し背筋を強張らせた。
    何故だろう.この二人は普通な気がしない。
    緋雨は直感的に意識を二人にのみ尖らせ.静かに写真集を閉じた。
  • 5 雅 隆太 id:3JOeX320

    2011-08-09(火) 16:43:11 [削除依頼]

    「そんなに怖い顔しないでくれよ」
    言葉を発するに発せられなかった緋雨に.気だるそうな黒髪の男が忌々しそうに言った。
    まるで何かに苛立っているようなその口調から.緋雨は素直に緊張を解く。

    白髪の男はそれを見てとると.黒髪の男を小声で嗜めてから.改めて笑みを浮かべた。
    「緋雨様は.私共の言うことなど.お気にかけずともよろしいのですよ。申し訳ありません.黒蘭はなにぶん口が悪くて」
    耳慣れない名前に.緋雨は僅かばかり顔を顰めて問い返す。
    「…コクラン…というのは?」
    「あぁ.失礼致しました。名乗るのが遅くなりまして。私.本日から緋雨様の護妖(ゴヨウ)となりますハクランと申します。
    白い蘭と書いて白蘭です。以後お見知りおきを」

    「ハクラン」…それが彼の名だとしたら.さっき白蘭が言っていた「コクラン」というのが.おそらくその右にいる黒髪男の名前なのだろうと緋雨はそう予測をつけた。
    緋雨の推測は正しく.白蘭はコクラン――正しくは黒蘭と書く――の紹介も丁寧に済ませてくれた。
    しかし当の黒蘭の方は.どうやら白蘭ほど礼儀正しくはないようだ。
    見た目はそっくりでも.性格は正反対らしかった。
  • 6 坂本望☆ id:AOAWF5c/

    2011-08-09(火) 16:50:49 [削除依頼]
    おもしろそう・・・!!
    でも・・・
    みっちり書きすぎてるかな・・・
    もうちょっと改行したほうが
    いいんじゃないでしょうか?
    良かったら、私の、
    『猫ですけど何か?・・・ww』
    も見てみてください!!
    感想いただけるとうれしいです!!
  • 7 雅 隆太 id:3JOeX320

    2011-08-09(火) 16:55:44 [削除依頼]

     弐.

    白蘭のおかげでとりあえずこの男たちの名前は知ることができた。
    しかしこの二人への疑心までもを捨て切れる訳はない。
    知りたいことは山ほどある。

    そもそも何故この見も知らぬ男たちは.自分の部屋に突然現れたのか。
    どうやってここまで入って来たのか。
    二人の男たちがいたのに.緋雨が気がついたのはついさっき。
    それまでこの部屋の中は.物音一つしてはいなかった。

    しかもこの男たちはただ侵入してきただけでなく.何故か自分の名前も知っている。
    白蘭に関しては.さっき意味の分からないことを言ってはいなかったか。

    『私.本日から緋雨様のゴヨウとなります.白蘭と申します』

    ゴヨウ…とは何なのか。
    男たちは自分の「ゴヨウ」になると言っていた。
    何かになる目的でここにやって来た…?
    ではそのゴヨウとかいうものになるのが目的なのだろうか。

    緋雨には訳が分からないことだらけだった。
    分かったことと言えば.男たちの名前と性格くらい。
    しかもそれももしかしたら.偽名かもしれない。
    人を疑うことなど.騙すことなど簡単だと…緋雨は思った。

    疑いの視線を.白蘭.黒蘭にかけずにはいられない。
  • 8 雅 隆太 id:3JOeX320

    2011-08-09(火) 16:58:43 [削除依頼]
    >6 坂本望☆さん 面白そうなんて言ってもらえるだけで 超×100感動です! あ〜…なるほど.たしかに 書きすぎて読みづらいですね…。 もうちょい改行に気をつけてみますね。 アドバイス.参考になります! 坂本sのも是非是非読みに行かせて もらいますね(●´∀`)ノ
  • 9 雅 隆太 id:3JOeX320

    2011-08-09(火) 17:17:01 [削除依頼]

    緋雨が軽く黒蘭の顔をねめつけると.その視線に気がついたらしく.黒蘭も緋雨の顔を睨みつけてくる。
    聞きたいことは山ほどだが聞くに聞けず.仕方なくそのまま白蘭へ視線を移すと.今度は優しげな笑みが返された。
    睨み返されるのもいい気分はしないが.こうも穏やかな笑顔を無言で見せつけられると.かえって目を合わせづらい。

    緋雨が困惑していることを見透かしたかのように.白蘭は笑った。
    「…突然のことで訳が分からないと言った御顔ですね」
    図星をさされて.緋雨は何と返していいのか分からず口ごもる。
    「え…あ.えっとその…」
    「お気を遣わずともよろしいのですよ。押しかけてきたのは私共の方なんですから。緋雨様には私共から情報を聞き出す権利があるのです」
    白蘭に屈託のない言葉を投げかけられて.緋雨はおずおずと視線を上げた。
    この際.聞いてみてもいいのだろうか.と思いきる。
    「…じゃあ.ちょっと聞いてもいいですか…?」
    「何なりと」

    その一言で吹っ切れた緋雨は.疑問に思ったことを.思いついた端から白蘭に問うた。
    掘り下げた質問や答えにくいであろう問いにも.白蘭は嫌な顔一つせず丁寧に答えてくれた。
    あいかわらず黒蘭の方は.仏頂面でいただけだったけれど。

    大体の細かい質問に関して.白蘭の答えは決まっていた。
    「私共はある御方から指示を受け.緋雨様の護妖にとこちらに赴きました」
    その答えを聞いて.緋雨には最大の疑問が浮かび上がってくる。
    「さっきから言ってるそのゴヨウ…?とか言うのって.何なんですか?」
    すると白蘭は少し驚いたように.笑顔を不意に消した。
  • 10 雅 隆太 id:DhXVM121

    2011-08-10(水) 23:00:08 [削除依頼]

     参.

    「これは…驚きました。何も知らせていないとは聞いていましたが.まさか護妖のことまで御存知ないとは…」
    「だから俺は言ったんだ。人間界に染まりきった小娘なんかには従えないと」
    毒づく黒蘭と.驚く白蘭の顔を見比べつつ.緋雨は頭に?を浮かべる。
    白蘭は慌てて穏やかな笑みを顔に戻すと.花柄のシーツがかけられたベッドに腰かけて静かに体勢を正した。

    「どうやら全て始めから説明する必要があるようですね。……緋雨様。
    今から私が言うことは.これからとても重要になってくることです。
    私共にとっても――緋雨様にとっても」
    「私にとってこれから重要になってくる……こと?」
    「そうです.ですからよく御聞き下さい。これから話すことは全て真実です」

    急に改まった口調で話し始めた白蘭に戸惑いつつも.緋雨は言われた通り真剣に耳を傾ける。
    ベッドの柵にもたれかかり腕組みをする黒蘭も.心なしか真面目な表情になった。

    緋雨には――何かとてつもないことが.今始まったかのように感じられた。
  • 11 雅 隆太 id:DhXVM121

    2011-08-10(水) 23:18:39 [削除依頼]

    「緋雨様はさきほど私に問いましたね。
    ゴヨウとは何か…と」
    緋雨は本当にそれが何なのか分からなかったので.素直に頷いた。
    それを認めて.白蘭は嬉しそうに笑む。
    すると黒髪の方――緋雨に何かと喧嘩腰な黒蘭が.珍しく笑った。
    とはいっても白蘭のような穏やかな笑みでなく.明らかに緋雨を小馬鹿にしたような意味合いだったが。

    「分からないことを素直に分からないと言えるのはいいことだ。
    分からないくせに分かったふりをする.知ったかぶりをする人間よかよほど潔い。
    …まぁ無知なことに変わりはないけどな」
    「黒蘭」
    嫌味な言葉を向ける男に.優男の白蘭が少しきつい目を向ける。
    「緋雨様はこちらの世界で御育ちになられた方。
    …今は何も御存知でないが.いずれ必ず緋雨様の存在があちらでは必要となる。
    その時のためにというあの方の命で.我等は今ここへ来たのであろう」

    さっきまでの優しげな口調が一変.白蘭のそれは自信と英気に満ちた.強いものであった。
    やはり一向に訳が分からないことを口走られて戸惑う緋雨だが.さっきよりかは大分意図が見えてきた気がする。

    この二人は誰かから命令を受けて.ここへ来た。
    そしてその命令というのが.自分のゴヨウになるということ。
    ――つまりこの二人の他の誰かが.自分の存在を必要としているということではないだろうか。

    (だけど…一体誰が.私のことなんか…)

    緋雨は言葉には出さなかった。
    けれど自分が“必要”と言われると…自然と心が下がる。
    気持ちが萎える。
    昔からずっと引きずってきた.自分への劣等感が心の中で自然と膨らむ。

    父に捨てられた自分など.誰が必要とするのだろうか…と。
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