夜歩き8コメント

1 アユム id:PcRM4Zk1

2011-08-08(月) 19:44:22 [削除依頼]
歩けば、空に星が見えた。
眩く輝きながら「私はここにいる」という声が聞こえる気がする。
……星になりたい。
人間でいるより、常に輝き、圧倒的な存在感がある星になりたかったと馬鹿げたことを思う。
私はただ、歩く。
暗く、どこか寂しさを感じさせる夜のなかを。
居場所を見つけるために、ただ、歩き続ける。
  • 2 アユム id:PcRM4Zk1

    2011-08-08(月) 19:49:50 [削除依頼]
    こんばんは、アユムといいます。

    「夜歩き」
    ファンタジーものになる予定です。
    あくまで予定なので変わるかもですよ!?
    ソコはおさえてくれると嬉しい(殴

    ずらずら書いていくのでよろしくお願いします(`´)★!
  • 3 アユム id:PcRM4Zk1

    2011-08-08(月) 20:48:40 [削除依頼]
    窓を開けると、心地よい風が吹く。
    私、奥村ワタルの少し癖のある髪が揺れる。
    窓のすぐ傍に生える名も知らない大樹の枝に飛び乗る。立派すぎてか飛び乗っても音はせず、ただ葉がざわざわと動いた。

    「ちょろい、ちょろい」

    舌を出し悪戯な笑みを浮かべ、地面に降り立つ。
    最近、私はつまらなくなるとこうやって脱走をはかる。当てもなくふらりと出て行き、目的が見つかれば立ち寄るようなそんな小さな旅。
    自分の最近のあだ名は“脱走兵”だ。
    すぐ近くにあるコンビニエンスストアに入る。エアコンの効いたそこはひんやりと肌に染みる。少し肌寒い。
    棚いっぱいのお菓子に目移りしながらかごにお気に入りのポップキャンディーとチョコレートを放り込む。
    家に帰ったら、漫画を読みながらお菓子を食べよう。

    「230円です」

    レジ独特の音は何故か耳に残る。
    お金を出すと、店員さんは営業スマイルであろう笑みを浮かべた。
    ありがとうございました、と高い声で言われ、少し苛々するのは私だけだろうか。
    街灯が気味悪いコンクリートの上をまた歩く。
  • 4 アユム id:PcRM4Zk1

    2011-08-08(月) 21:28:32 [削除依頼]
    薄暗い道。街灯には虫が群がり、小さな翅を羽ばたかせていた。
    ビニール袋を握り締めると大通りに出た。
    まだ車はそれなりに走っていたが、信号は1日の役目を終え、眠りについていた。
    お疲れ様、と信号に心の中で声を掛ける私。
    横断歩道を渡り、路地に入る。ごみ箱が置いてあり、道を塞いでいるがその上をひらりと飛び越え、何もなかったように歩いた。
    少しひらけたと思えば、また、路地が広がる。だが、少し胸が踊る。
    小さな、小さな、中学3年生の冒険。
    目がきらきらと今の私は輝いているのではないだろうか。

    「あぁ、自由になりたい」

    ぽつりと口に出してみる。誰も聞いてくれしない、私の願い。
    両親は勉強にうるさく、高校も進学校に入れという。そんなの私の勝手だというのに。
    だから少し嫌気がさして、こうして夜に出歩くのだ。少しでも気を晴らすために。自由になるために。
    それと……もう1つ、私には願いがある。
    この男の子のような名前を変えたい。
    “ワタル”なんて名前を女の子につけるなど両親はどうかしている。おかげで幼い頃からからかわれる。

    「もうやだなぁ……」

    家出でもしようかな。まぁ、そんな簡単に出来るものじゃないけど。
    好きなことが出来れば、受験とかもうどうでもいいや。
    とりあえず、自由になりたい。思い切り遊んでみたいし、ふざけてみたい。
    願いを誰か、誰か私の話を聞いて。

    「自由になりたいのか」
  • 5 アユム id:ca7hAQc1

    2011-08-09(火) 10:33:17 [削除依頼]
    少し高い男性の声がした。顔を上げてみれば、少し先に立つ1人の影があった。影は口元に笑みを浮かべる。

    「誰、あんたは……」

    初対面の人でも乱暴な言葉遣いをしてしまう自分にため息をつく。だから余計に浮いてしまうのだと分かってはいるのだが。
    性格はなかなか直せるものではない。だから「変わりたい」と願うのだ。
    自由になりたいと思うのだ。

    「名前は言わないよ。
     また君が自由になりたいと思ったときに教える」

    「必ず思うっていう保障はないでしょ」

    刺々しい言葉は彼に伝わったのだろうか。薄暗く、不気味な街灯のしたへと姿を消した。
    突然会った、謎の男性。自由になりたいのか、と問いかけてきた。
    だったらどうするの。願いを叶えてくれるの、あなたは。
    何度願っても解放されないこの現実を取り払ってくれるの。
    ……そんな夢のようなこと、出来るわけがないんだから。
    あんなことを言う彼も馬鹿だけれど、無理なことを願う私も十分、馬鹿である。
    買ったばかりのポップキャンディーを頬張り、引き返した。
    また、木をつたって部屋に戻らなければならない。現実を見なければ。
    目を逸らしてはいけない。向き合わなければ。
    だが、私にはもう限界だったのだ。
  • 6 アユム id:ca7hAQc1

    2011-08-09(火) 10:55:25 [削除依頼]
    家に帰る頃にはポップキャンディーはすでに口の中で溶けていた。
    枝にぶら下がり、体を持ち上げる。自分でもなんて身軽なんだろうと感心する。さすが、脱走兵。
    窓枠に足をかけ、スニーカーを屋根へと隠す。
    ある意味、これは両親に対しての“完全犯罪”だ。
    ……さすがに大げさだろうか、と苦笑する私。床に乱暴にビニール袋を放り、キャンディーの棒をごみ箱へと投げる。こんなこと、両親の目の前でしたら殺されるかもな。

    「さてと、漫画読もう」

    お気に入りの漫画を手に取り、ベッドに寝転がる。お日様の匂いなのか洗剤の匂いなのか分からないが心が落ち着いた。
    チョコレートを舌に乗せ、遊びながら漫画に見入る。
    この漫画はファンタジーな妖精の話。とても小さくて可愛い妖精たちが主人公と一緒に幸せに暮らす話。私はこれを見てある種の現実逃避をする。
    まずこの世に妖精なんてありえないし、存在するはずもない。
    だから漫画というものは面白い。
    ありえなくなければ、漫画は面白くないし、楽しんで読むことは出来ないと思うのだ。
    ……こんな漫画を描きたいと両親に言ったこともあったな。
    だが、もちろん答えは見えていた。

    『無理に決まってるでしょう。
     漫画家なんかになってどうするのよ、あなたは』

    じゃあ、あなたは漫画家の存在を否定するのか。
    子供ながらに殺意のようなものが芽生えたのを覚えている。
    夢を壊すなんて、親のすることではない。
    本気で応援して、時には厳しくあたることも必要だけれど、壊していい夢などないのだ。
    色んな人の夢があって、仕事があって、この世は成り立っているのだ。そのなかにお前も生まれたんだ。感謝をすべきだろう。
    だから冷めるより仕方がなかった。
    ただ願い、思うことは自分の勝手なのだから。
    漫画のページをゆっくりとめくり、チョコレートを口に入れた。
  • 7 アイシック id:HXHGMbu1

    2011-08-10(水) 00:08:46 [削除依頼]
    評価に来ました、アイシックです。 早速評価の方に移らせてもらいます。 まず、ストーリー性ですが。 これは、まだ最初の方なので、評価はできません。 決してストーリーが悪いというわけでは無いので安心を。 なので、書き方についての評価をします。 まずは、主人公の感情が感じにくいという所です。 喜怒哀楽があまり感じられません。 例えば、>3 の所で ありがとうございました、と高い声で言われ、少し苛々するのは私だけだろうか と書かれていますが、これでは本当に苛立っているのかが分かりません。 しかし、もし主人公が無感情な性格ならば、それでいいかもしれませんが、そうで無いのならば、その文の前後に行動を入れると良いと思います。 最後に、総合評価はB+です。 まだまだ始まったばかりなので、これからの展開に期待、という意味でつけさせてもらいました。 これから、頑張って下さい。 質問・文句がありましたら、評価板にて。
  • 8 mey id:ez-9eAF1eS1

    2011-08-10(水) 00:39:55 [削除依頼]
    コメント失礼します。
    凄く読みやすくて思わず感動してしまいました!
    これからも更新頑張ってください^^
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