復讐弧6コメント

1 香菜 id:9FDGNw9/

2011-08-06(土) 18:57:38 [削除依頼]
「おいおい…どうすんの、コレ」

「逃げるか…?」

「だけどよぅ、逃げるとバチがあたるぜぇ」

「はっ!そんなの迷信だろうよ。今日は帰っぞ」

数人の青年達がサッカーボールを片手にゾロゾロと神社を去っていく。
数分前まで青年達のいた場所には、首が落ちた『お稲荷様』があった。

 

い…たい。
いた……いよぉ。
痛い。
痛い痛い。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い…。
  • 2 香菜 id:9FDGNw9/

    2011-08-06(土) 19:08:14 [削除依頼]
    夜の街。
    たくさんの人があふれる表通りとは反比例するように、裏通りは柄の悪いヤグザや、裏商売、カツアゲなんてものがたくさんいた。
    そこのゴミ箱や廃棄処分予定の机、いすに座っている青年達も、またそれと同類であろう。

    「でよ、この前神崎さんが壊した稲荷像あるじゃないっすか。あれ、気になって調べてみたら、昔あそこの近くの川で大洪水が起きた時にたまたま通りすがった狐を川の近くに埋めたらしくて、そいつを祭ってるのがあの像なんだってんですよ」
  • 3 香菜 id:9FDGNw9/

    2011-08-06(土) 20:30:09 [削除依頼]
    「はっ!そんなん迷信に過ぎねぇよ」

    「そうっすかねぇ…」

    そんな事を話している青年達の方に歩み寄る1つの大きな影。

    「おぅい。てめぇらまさかそんなのにビビッてるわきゃあねーよなぁ」

    「か、神崎さんっ!」

    どうやら神崎と呼ばれた男はこのグループのリーダーらしい。

    「んなに怖ぇえなら確かめに行くかぁ?今からよぉ」

    「おおっ!それいいっすね!!」

    「俺も神崎さんについて行くっす」

    「賛成」「了解!」

    その場に居た5〜6人の青年達全員が賛成し、これから『度胸試し』が始められる事となった。
    これが『あんなこと』になるなんて思わぬまま−
  • 4 香菜 id:9FDGNw9/

    2011-08-06(土) 21:01:52 [削除依頼]
    「ここっすよねぇ。夜にくるとまた雰囲気が違いますわ」

    「懐中電灯あってよかったすね、神崎さん」

    「んあぁ?てめぇ怖ぇーのかぁ」

    数人いる青年のうち、少しおびえたゆうな言葉を言い出した小柄の青年に向かって巨体のリーダがガンを飛ばすように睨みを効かせて近づいた。

    「俺のチームにはそんな腰抜けがいるのかぁ?んならよう、これから来なくていーぞ」

    空いての小柄な青年の胸倉を掴み、怒りを露にして怒声を響かせている神崎。

    「ひっあぁっ…うぅあ」

    さらに怯え、涙目になっている青年に神崎は ふっと笑みをこぼすとこう言った。

    「どうしても残りたいってんなら懐中電灯なしで神社一周して戻ってこい」

    顔は笑っている。
    顔だけは。
    青年の胸倉を掴む手にはドンドン力が入っている。
    追い込まれた青年の方は逃げ場を失い、涙ぐみながら

    「はっ、はひぃ…」

    と情けない声を漏らしながら地面に落とされた。

    「じゃ、そっちの奴から行ってこい。神社一周だぞぉ?逃げ帰ってきた奴はわかってるよなぁ?」


    それから30分ほど経って、最後の順番があの青年に回ってきた。

    「逃げんなよっ!」

    「なぁに、こんなの楽勝だって」

    「あ、ああ…」

    懐中電灯を持たずに神社の周りを半周ほどして、ようやく目も慣れ、もうすぐ仲間のいる場所に着くというところで最後の難関、『狐の祀り石』のところまで来た。

    「うぅ…速く通り過ぎるかぁ……」

    いまだにおびえた声を出す青年が少し足を速めたその時−


    うぎゃあああぁぁぁぁぁ……

    「!」

    「あれ、この声…」

    「んぁ、あの腰抜けの声か」

    「へへっ。あんなのでビビッてんのかよ。俺、ちょっと見てきますわ」
  • 5 香菜 id:9FDGNw9/

    2011-08-06(土) 21:04:51 [削除依頼]
    「さぁて、どこに居っかなぁっと」

    気楽に歩きながら青年を探すチームの一人、松本。
    そのとき、

    「うっうあああぁぁぁ!誰かいるならた、助けてくれぇえ!!」
  • 6 香菜 id:9FDGNw9/

    2011-08-06(土) 21:10:40 [削除依頼]
    全泥まみれの、小柄な少年…もとい本田が松本にしがみつくようにすがってきた。

    「うおっ!てっめ、汚ねーぞぉ」

    「ひっ、いや…ゆ、幽霊がでたぁんだよっおぉ…」

    涙でぐしょぐしょの本田を笑いながら

    「幽霊?んなもんいるわきゃあねぇだろ!」

    「いっ、いや本当にぃ…」


    ※今日はここまで
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