闇色リアル83コメント

1 臍曲がり id:Q3s63th0

2011-08-06(土) 02:01:54 [削除依頼]
さて、どうしようか。
  • 64 臍曲がり id:ug6q.051

    2011-09-15(木) 21:38:15 [削除依頼]
    「あいよ〜」

     少しかすれた声が奥から聞こえ、ハナばあはのしのしと歩いてきた。少し黄ばんだ割烹着を身につつみ、灰色と白が混じった髪をしているハナばあは、一人でこの店を切り盛りしている。
     握りしめていたからか俺の体温で生暖かくなった百円をしわしわの手のひらにのせる。ハナばあは薄緑のビー玉のような目を細め、「まいど〜。また来てね〜」と笑った。

     そんな声を背で受け取り、太陽の元へと帰った。
  • 65 臍曲がり id:.0ri4x0.

    2011-10-04(火) 22:30:58 [削除依頼]
    あげる
  • 66 臍曲がり id:ZvDwVwY0

    2011-10-21(金) 19:29:23 [削除依頼]
    >64 溶けた。 自転車のかごに入っているクタッとなったアイスを右手で持ち上げる。 アイスが溶ける前に、と思い自転車をとばして帰ってきたものの、アイスは完全に溶けてしまったようだ。冷たさなんかすっ飛ばして生温かくなったそれを食べたいとは思えない。冷凍庫に入れておけば再度固まって食べれるようになるのだろうか。 そんな馬鹿なことを考える。頭が暑さで沸騰したのかもしれない。 ……とりあえず家に入ろう。はあ、と熱い息をはいた。 ぶああああ、扇風機が回る。 涼しい風に当たりながら、テレビをつけた。 アイスは冷凍庫へ放ってきた。再冷凍したら食べれる。そう判断したのだ。 美味しくなかったとしても一夏の思い出になるだろう、うん。 テレビからは愉快な笑い声が聞こえていた。
  • 67 臍曲がり id:ZvDwVwY0

    2011-10-21(金) 19:37:37 [削除依頼]
    独り言。
    放置。一ヶ月放置。あは((殴
    SSで繋げてたから描写は酷くない。そうだと言い張る。
    更新は再開。たぶんまた波のような気まぐれ更新だけど、読んでくれたら嬉しいです。
  • 68 臍曲がり id:JfJ8mIO/

    2011-10-22(土) 00:26:55 [削除依頼]
    「はー君、はー君、起きて、」
    「……ん、あー……」

    うっすらと目を開ける。どうやらいつの間にか眠っていたらしい。まだ白い靄がかかったような覚醒しきっていない頭で現状整理を試みた。
    母さんがいる、ということは仕事から帰ってきたのか。なら今は大体5時。俺は昼飯も食わずに5時間以上も眠っていたのか。うわ。今日一日をひどく損した気分だ。
    寝汗がひどい。額の汗を服の袖でぬぐい、はりついたシャツの気持ち悪さに眉をしかめた。


    「吃驚しちゃった。仕事から帰ってきたらはー君が死んでるんですもの」
    「母さん母さん。俺死んでない」

    あ、ごめんね、と母さんは大して悪びれもせず俺に謝った。人を勝手に殺すなよ。しかも大切な一人息子を。
    そんな事を考えながら黙々とスプーンを進める。
    ちなみに今日の夕飯はカレー。むろん、俺のは辛口である。母さんのは甘口。お子様用、とパッケージに表記されている、うんと甘いやつ。ちなみに俺はそれが大嫌いで、このあいだ辛口の代わりに食べたとき、あまりの甘さに吐き気さえ感じたのだ。ああ、思い出すだけでもおぞましい。
  • 69 臍曲がり id:JfJ8mIO/

    2011-10-22(土) 14:24:33 [削除依頼]
    ジャガイモもニンジンもどろどろに溶け込んだ、いわゆる田舎カレーを、小さな口で一口、二口と口に運ぶ。
    夏は食欲が落ちる。いつもなら15分で食べ終わるのに、夏になると30分は余裕でかかる。
    蝸牛も吃驚するくらいの遅さで食べていると、母さんがあ、そうそう、と話を切り出した。

    「はー君、研修の準備は進んでるの?」

    研修……? スプーンを皿において、考える。
    んあー、と唸る俺を見て、母さんがあきれたようにため息をこぼした。

    「はー君、忘れたの? 夏休みの半ばに研修あるでしょ、自然研修」

    その言葉を聞いて、ああ、と思い出す。
    自然研修。確か、夏休みはいる前にたんにんがいっていたような気がしないこともない。
    曖昧である。非常に。だってあれだ。夏休みの前にある話って毎年同じだから飽きる。というかもう飽きた。だから聞いていなかった。
    机に顔を伏せて、寝ていた。話が終わった後の宮野の何か言いたげな顔しか覚えていない。しかしこれは即効に消し去りたい記憶だ。

    「後で紙見とくー」

    スプーンを再び手にとって、そう返しておいた。
    すっかり冷めてしまったカレーはおいしくなかった。
  • 70 臍曲がり id:JfJ8mIO/

    2011-10-22(土) 16:34:35 [削除依頼]
    最後を書き直します。

    スプーンを再びとって、適当にそう返す。
    すっかり冷めてしまったカレーを一口。おいしくない、と呟けば、全部食べてね、と凄味のある笑顔が返ってきた。
  • 71 臍曲がり id:1UP5AKx0

    2011-11-23(水) 17:40:02 [削除依頼]

    「似合わない」

     一言、目の前の試着室備え付き全身用鏡に映る自分を見て感想を述べる。
    「似合いますよっ!」
    「似合ってると思うよー」
     途端、反逆の声。似合わない。ともう一度念を押すように言って、薄汚れた灰色のカーテンをしめた。
  • 72 臍曲がり id:6EeRkBc/

    2011-12-10(土) 23:26:11 [削除依頼]
     服を元の位置に戻して、広い通路を三人並んで歩く。
     馬鹿でかいショッピングセンター内は一つ一つの店が涼しげな青を中心とした商品が置かれていて、夏らしさが全面に出ている。うきわやかき氷を売っている店もあり、何となく気分が高揚する。
    「似合ってたのにー」
    「もったいないですよねー」
     俺の横でまだ文句を並べているのは言わずもがな浅野と呉羽。
     特に約束もしていないのにバッタリ会ってしまったのだ。陰で何か動いているんじゃないかと、若干心配になる。
     まあ、呉羽には用があったからわざわざ会いに行く手間が省けたからいいのだが。
    「なんで買わなかったのさー。はー君にはあれぐらい派手なやつがいいんだって」
    「嫌」
     話しているのはさっきまで俺が試着していた服について。ピンクや黄色の原色系の薄い長袖のパーカーだったのだが、普段から暗い色の服を好んで着る俺にはそういう派手目の物はどうしても拒否反応が出る。
     実際、似合っていなかったように思う。
     完全に服に押されていた。服のインパクトが大きすぎて、俺の顔とあっていないように感じた。
     本人が言うんだ。間違いはない。
  • 73 臍曲がり id:jHqMArk/

    2011-12-17(土) 11:36:40 [削除依頼]
    「立ち話もなんですし、ちょっとお茶しませんか?」
     浅野が目の前の喫茶店をみながら俺達に問う。しかしすぐに顔を曇らせ、「時間、大丈夫ですか……?」と不安そうに言った。
     こういう気遣いができるところ、さすが女子だな、と変に感心する。普段誰とつるむ訳でもないが、男子ならまずそんな心配はしないだろう。遊び呆けて気づけば夜、塾始まってるよまぁいいやサボろう、というのがおちで、時間気にせず遊ぶ。
    「俺は別に大丈夫だけど」
     そう言ってから呉羽を見る。つられて浅野も呉羽の方に体を向ける。
    「んー。30分だけなら」
     少し考える素振りを見せてから、一つ条件を出してOKを出した。
     何か用事があるのだろう。それでも時間をとってくれる呉羽はどうしようもなく優しい。
     浅野もそれを感じ取ったらしく、「ありがとうございます」と頭を下げた。
    「なら、決まりですね! 早く入りましょーよ混んじゃいますよ!」
     顔を嬉しそうにほころばせて、浅野は俺達の腕を引っ張った。
     普段は大人しめであるぶん、行動的な姿は新鮮で少し驚いた。
  • 74 臍曲がり id:X/U59FF1

    2011-12-22(木) 23:12:10 [削除依頼]
     浅野に手を引かれて中に入ると、視界がさっきよりいくらか暗くなった。
     店内自体が暗い。陰気な感じはしない、秋のようなもの悲しい空気が漂っていた。上をみると、電気は電球で、そこに黒いカバーが施されていた。しかも電球はLEDではなく、昔ながらの白熱電球で、暖かいぼんやりとした光。店内が暗いのはそのせいだろう。
     次に目をひいたのが、店の四隅にある観葉植物である。何故か葉をつけていない丸裸の状態で、客を見守るように置いてあった。正直、観葉植物と称していいのか迷う。鑑賞する為なのではなく、捨てそびれたただの枯れ木である。細く情けない枝が、垂れるわけでもなく天井を向いていた。
     他にも、ショーケースにおさめられているケーキやトレイに乗せられたパンはどれもおいしそうに輝いているし、店の中は珈琲の香ばしいにおいで満たされていた。好きな雰囲気だと思った。さわがしくない、しつこくない感じがいい。客も人数こそ多いものの大人な感じの人が多く、落ち着いていた。
    「あ、あそこ空いてますよ!」
     空き場所はないか、と見回していた浅野が、小声で俺達に言う。小声なのは、雰囲気を壊さないためだろう。
     頷いて、香ばしいにおいの中を進んだ。
  • 75 臍曲がり id:EmQYc4B.

    2011-12-28(水) 10:47:16 [削除依頼]
     浅野は椅子に座るや否や置いてあったメニューに目を通し始めた。ちなみに席は呉羽と俺が隣同士で座り、向かい側に浅野がいる。
    「何がある?」
    「えーっと……アイスコーヒー、ホットミルク、グリーンティー、アップルティー、アプリコットティー、ハーブティー、ピーチティー、ローズティー、」
    「……メニュー貸して」
     はっきり言って紅茶の類は詳しくないし飲まない。
     メニューには他にも“***ティー”とつけられたものが細々と書かれているが、どんな味がするのか検討もつかない。無難にコーヒーでいいだろう。
     呉羽にメニューを渡すと、「水があるからいいよ」、と半ば押しつけるような形で返ってきた。水。店員が運んできた水は、大きめ氷が浮かんでいる。別に家の水道水と変わらなさそうな水。たぶん呉羽はこの水を指しているんだろう。
    「メニューはお決まりですか?」
     近くを通ったウエトレスが顔をのぞき込むようにして尋ねる。コーヒーとケーキセットを一つずつ、と浅野が頼み、ウエトレスは去っていった。
  • 76 臍曲がり id:SW9z32p0

    2012-01-16(月) 22:14:18 [削除依頼]
    あげ。

    五ヶ月たっても完結しない←
    ……まんだむ。
  • 77 臍曲がり id:oz.YvHJ/

    2012-02-28(火) 01:09:25 [削除依頼]
    「二人は家族できたんですか?」
     浅野は指で氷水を混ぜている。カラコロ、と聞いていて気分が良くなるような、澄んだ音を出す。浅野の指を頬杖をつきながらぼんやりと目で追う。くるり、くるり、からころ、からころ。
    「俺は母さんと。自然研修の買い出しに」
    「日向君は?」
    「俺は一人で。この近くに用があるからついでに寄っただけ」
     話している間も氷は回る。スピードは一定。
    「浅野は?」
    「私ですか? 私は、……私も一人です」
     カラン、指を離して浅野は白い鞄からハンカチを取り出した。まだ回る氷。指の水を拭き取る。
     浅野の言葉が少し詰まったように感じたのは俺の勘違いだろうか。
     そういえば、浅野の両親を見たことがない。授業参観の日、クラスの大半が親の方をチラチラみたり隣の奴と話していても、浅野はそれをしない。見向きもせず、いつもより少し固い表情で授業を受けている。
     浅野の家庭も複雑なのだろうか。それはすこしいきすぎた推測。
  • 78 臍曲がり id:L/.OrXo1

    2012-03-03(土) 14:29:08 [削除依頼]
     浅野が指を拭き終わりハンカチを鞄にしまった時、頼んだものが運ばれてきた。
     俺が頼んだコーヒーは酸味があり、それでいてほのかに甘く、人気があるのもうなずける味だった。浅野に運ばれたケーキは、木イチゴのタルトだった。一番上に乗っていた木イチゴが申し訳なさそうにちょこんとしていて、それがなんだか浅野に似ていて一人笑った。小さな口で一口食べるごとにふわり笑う彼女を見ると、満足する味だったようだ。

     そのあと、研修のことや夏休みのことを話して解散となった。
  • 79 臍曲がり id:L/.OrXo1

    2012-03-03(土) 20:43:54 [削除依頼]

     はー君、もう来週でしょう。
     なにが。
     もう……研修のことっ。来週でしょう? 準備終わったの?
     ああそっか。大丈夫、この間買い揃えたので全部だから。
     ならいいけど……。
     それより。
     え?
     それよりさ、
     なあに?
     母さん、無理しないでよ。俺、母さんが夜遅くまで起きてるの知ってるから。
     まあ。無理なんかしてないわ。それに、子供がいっちょまえに親の心配なんかするんじゃありません。
     母さん、
     なあに? まだなにかあるの?
     母さん。あんたこのごろまた眠れてないんだろ。頼むよ、母さん、寝てくれよ。なあ。俺が研修行ってる間に倒れてたとか、洒落になんねえから。
     ……大丈夫、母さんこれでも体強くなったのよ? 心配しないで、いってらっしゃい。
     ……約束だから、
     はいはい。さあ、ご飯にしましょう? 


     いただきます。
     いただきます。
  • 80 7秒0 id:Exe/Uxc.

    2012-03-04(日) 23:48:43 [削除依頼]
    コンテスト以来ずっと読ませて頂いておりました


    更新ペースが半端無く乱れていますが面白いですww
    頑張ってください
  • 81 臍曲がり id:Zmta/6P/

    2012-03-05(月) 17:33:28 [削除依頼]
    ※返信
    7秒0さん
    コメありがとうございます。
    久しぶりに本編以外の文を打っているのでなんか緊張してます。←

    更新ペースの件はお口ミッフィーで((
    直書きなので時間がかかるのです。PSPですしね!((
    流れもぼんやりとしか決まっていませんし、その流れも2つ3つ先のことまででラスト決まってないのです。

    頑張ります。時間が経ったら評価のほうもお願いしようかなあと思っているのでその時はまたお願いします。


    コメント長い。まんだむ。
  • 82 臍曲がり id:SLsp9Pn/

    2012-03-10(土) 21:55:27 [削除依頼]
     たとえ早朝だとしても、今は真夏な訳であって、蝉のコーラスは大盛況。お天道様はにかにかとこっちをみてるし、アスファルトの地面は熱を発している。
    「えぇと、バスが到着したので移動してくださあい!」
     隣のクラスの担任が声を張り上げて号令をかけた。生徒は面倒そうに足を引きずりながら歩く。アスファルトと靴底とがこすれる音があちらこちらで聞こえる。
     俺と並んで歩いていた呉羽は観光バスをみるとうぇっとえづいた。こいつは乗り物酔いをしやすいタチなのだ。
     
     バスの中はクーラーが効いていて涼しかった。入った瞬間に汗が乾くぐらいに冷え込んでいて、肌寒いほどに。
     後ろの方の席に、呉羽と並んで座った。嘔吐用の青い袋が前の椅子のポケットについてあるのをみて、呉羽は安堵したように息をついた。顔を手で覆ってぼそぼそと言う。
    「俺、観光バスとかの……ていうか乗り物のにおいが無理なんだよねぇ……。特に観光バスのにおいは強いから……。吐いたらごめん。薬飲んだけど効くかな……」
     尻すぼみになっていく言葉。ずいぶんと参っているようだ。
  • 83 臍曲がり id:xNnszp/0

    2012-03-11(日) 00:36:37 [削除依頼]
     確かににおいはいいものとは言えない。消毒のにおいと、冷えた灰皿の煙草のにおいが合わさって、濁った空気となって充満している。呉羽はこれが駄目みたいだ。おいおい、まだ発進する前だぞ、と背中をさすってやると、苦しそうに呻いた。
    「全員そろってるかー」
     宮野の太い声が響く。周りを見渡しても誰かが抜けているようには見えない。きっとそろっているだろう。学級委員が数を数え、宮野に報告した。全員そろっていたようで、お願いします、と宮野が運転手に頼み、バスが揺れ始めた。道路は整備がされておらず、揺れる、揺れる。
     横を見ると真っ青な呉羽。吐く吐く吐く吐く……と黒魔術のように何回も繰り返し、涙目で下を向いている。背中をさすりながら、空気を入れ替えるために窓を少し開けた。外の乾いた空気が入り、濁った空気はいくらか薄くなった。呉羽が窓に顔を近づけ、深呼吸で体を落ち着かせているのを苦笑して見ていた。
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません