熱帯プリン12コメント

1 楽々 id:ez-kWRbVvd.

2011-08-05(金) 17:57:15 [削除依頼]

 何か意義のある事をしたいと考えたり、これはきっと将来的に大きな意味を持つだろうと考えながら取り組むことがある。俺の経験からしてそういったことはまず続かないし、結果的にほとんどの場合に「いやん」と手で顔を覆いたくなるくらい無駄な時間となる。
 意義や意味は過去を振り返った時のみ確認出来る。だから、出来る人間は常に過去から学ぶのだ。俺は決して出来ない人間じゃないのだが、結果的に「いやん」と顔を覆うのを何回か繰り返している内にそれが癖になった口で、つまり俺は出来ないように見えて実は出来る人間なのである。しかしそれは端から見れば出来ない人間にしか見えないので、結果的に俺はまた「いやん」と顔を覆うのであった。
 「出来る」「出来ない」ってのがどういう事を言ってるのかは別にして、つまりコレはそんな繰り返しから抜け出すまでの物語。
  • 2 楽々 id:ez-kWRbVvd.

    2011-08-05(金) 18:14:21 [削除依頼]
    【ご挨拶に見える懺悔】

    や、やぁ!……楽々です。

    純度100%の無計画作品です。まず、タイトルが無計画です。私がプリンを食べている横で、母がゲリラ的な雨に対し「ここは熱帯デスカ!」と洗濯物を取り込んでいたので、
    熱帯+プリン=熱帯プリン
    すみません。熱帯地域特産の果実をふんだんに使ったジューシープリンを想像した皆様、すみません。「ねったいプリン。えっ、ねったいってどんな?」新感覚プリンを想像した皆様、すみません。何か……こう……熱を帯びたプリンを想像した皆様、ご自宅のプリンを温めてみて下さい。

    えー、タイトルに意味はありませんが、今作にあたっての欲はあります。それは熱帯ともプリンとも関係ありませんが、愛すべき莫迦を書きたいという事です。いえ、私の事ではありません。

    長くなりましたが、とりあえずの挨拶とさせて頂きます。
    私と一緒に莫迦を見守ってもらえると嬉しいです。では、宜しくお願いします。
  • 3 楽々 id:ez-kWRbVvd.

    2011-08-05(金) 18:46:32 [削除依頼]
    【1】

     夏休みまであと二週間弱。なんだかこの季節になると、毎年のように異常気象だ。と天気予報のお姉ちゃんは大袈裟な臭い演技で話し出す。異常が常識。そんな共通認識がうっすらと出来上がってる気がするのは俺だけなんだろうか。
     そんな事を考えながら、俺は魚肉ソーセージを食っていた。
     自分の中で何が異常かと言えば、ここ最近の魚肉ソーセージの摂取量がかなりヤバい。しかも、特に好きな食べ物でもないの。今日は、今はそれに加えて更に異常だった。現在が授業中で、俺がいるのは校舎の屋上だからと言うのもあるけど、横で寝転がって空を見上げてるのがさっき退学した三国 策真だからというのがデカい。

    「どーすんのさ」

     俺は魚肉ソーセージを包んでいたビニールを丸めて、下の中庭へ放り捨てながら言った。
     三国はフーッと鼻から息を漏らし、どーすんのかね、と呟いた。別に俺も慌てている訳じゃないが、三国はやたら呑気だ。
     フライパンみたいな屋上のコンクリートによく寝転べるな、と何気なく思う。やり過ぎなくらい青い空にやたら絵になる入道雲まで浮かんでいて、如何にも「青春!」って感じなのに、そこに爽やかな風はなかった。従って上空方面に腹が立ってくる。
  • 4 楽々 id:ez-8IcFqiF0

    2011-08-06(土) 00:12:59 [削除依頼]
     今、担当授業の無い一部の教師達は俺達を捜して校内を練り歩いている事だろう。

     三国が校長室に乗り込んだのは一時限目の授業中だった。
     俺は何か吹っ切れたようにハイになって廊下を猛進する三国の背中をトボトボと着いて行っただけだったのだが、まさか本当に、しかも校長へ直々に退学届を出すとは思わなかったので、校長室のドアをノックも無しに開けたのには驚いた。

    「失礼しまーす」

     宅配便を届ける配達人の如く軽いノリで入室する三国。おいおいと焦り、呟きながら後を追う俺。なんだ君は。と不信感剥き出しに声を発する校長。まったく、校内一の問題児の顔くらい覚えとけってんだ。
     意気揚々と進む三国君。応接ようの低いテーブルとソファを通り越して、校長のデスクの前にとりあえず仁王立ち。
     校長は操作していたパソコンから目を離して三国をじっと見ている。睨む、というには余りにも唖然とした表情だった。俺はというと、なんとなく部外者ですよ。という事でいたかったので、校長室の入口でドアに寄りかかり二人のやり取りを傍観することに。
  • 5 楽々 id:ez-8IcFqiF0

    2011-08-06(土) 09:33:49 [削除依頼]
    >4 地味に変換足らずでした。 応接よう→応接用 失礼しました。
  • 6 リキュラ id:CNTdQOH0

    2011-08-06(土) 16:34:18 [削除依頼]

    予想外の題名の由来に
    思わず吹き出してしまいました。

    僕には書けないですね
    こういう洗練されたコメディーは…。

    更新楽しみにしていますね。
  • 7 楽々 id:ez-PYl8SJp.

    2011-08-09(火) 13:43:09 [削除依頼]
    「校長、ブブ校長! ボクがなんでここに来たか分かりますかっ?」

     何故か溌剌としている三国。俺は三国が自分の事をボクなんて呼び方をしていることに一人で吹き出していた。
     校長の不審な目つきは変わらない。まぁそれが普通だけども。

    「私は武部だ。君らが何をしに来たのかは知らんが、どんな用件があるにしても事前にアポを取ってくれ」
    「……じゃ校長、ボクの名前分かります?」

     三国が校長の名字すら正しく知らなかったのは置いておくとして、自分の学校の生徒以上に優先するモノがあんのか? という怒りは俺と三国も同じ筈だった。しかし、普段なら簡単に拳が出るコイツは今日は妙に楽しそうな落ち着きがある。
     探偵が自らの推理を披露する時のように、校長の机の前を三、四歩ずつで行ったり来たりする三国。

    「全校生徒600人以上なんだぞ? 流石に一人一人は覚えとらんよ」

     当たり前だろ? と言わんばかりの校長の表情。確かに。覚えていないのは当たり前だろう。だけどこっちとしては腹が立つ。腹が立つのもまた当たり前って話だ。
  • 8 楽々 id:ez-PYl8SJp.

    2011-08-09(火) 13:47:48 [削除依頼]
    >6 せ、洗練されてますか! 謝謝! いや、これが「洗濯する前に練乳イッときますか!」の略だとしてもこのお言葉は有り難く頂いときます。はい。
  • 9 祈祷 彗月@ツキ id:.jRJNA91

    2011-08-09(火) 13:50:37 [削除依頼]

     おぉ!!
     なんか題が面白かったから開いて(?)見ればっ。
     なんかはまりそうな予感←
     そして>2に吹いてしまった人です。

     がんばれぃ。
     壁から応援してまっs((
  • 10 反政府ゲリラ☆雛 id:OYRxETB.

    2011-08-09(火) 14:38:57 [削除依頼]
    タイトルの由来に吹いたw

    僕は地下から応援させていただきます(ぇ
  • 11 楽々 id:ez-bdGBngm0

    2011-08-13(土) 09:07:27 [削除依頼]
    >9+10 じゃあ屋根裏から執筆しますか← コメ謝謝です。いやいやホント有り難い。有り難いんだが、タイトルの由来についてのコメばっかり……いや、気のせいだ。気のせいだっ!
  • 12 楽々 id:ez-bdGBngm0

    2011-08-13(土) 09:52:26 [削除依頼]
     俺は校内ではお利口さんよりはやんちゃ坊主に部類される。更にどういう意味でやんちゃなのかを分類すれば、クラスのムードメーカーよりはクラスのムードブレイカーに部類される。そんなモノになるつもりはさらさらなかったのであるが、学校の備品をブレイクしたりしている内に自然となってしまった。中身はこんなにキュートなのにクラスメート達は恐れて近寄らない。そんな状況にイライラする俺はむしゃむしゃと魚肉ソーセージを貪るのだ。
     三国は俺と同じ分類の人間である。従って、校長の前に立った三国が何をしでかすか予想がついた。

    「俺の名前はぁ……」
    「三国!」

     いち早く気付いた俺がとっさに掛けた声で、振り上げられた拳は校長の鼻を潰す前に止まった。
     我に返った三国は怯える校長を見て「イカンイカン」と頭を掻く。

    「俺、じゃねぇや……ボクの名前は三国 策真。今日限りでこの学校を辞めさせて貰います」

     尻ポケットから折れて皺のついた封筒を取り出し、どや顔で校長に突き出す三国。封筒には退学届とボールペンで書かれている。呆れた感情を隠し切れない表情で校長は退学届を受理した。俺としてはもう勝手にしろって感じ。
     とまぁ、これで済んでりゃあまだ良かった。問題はこの後。

    「ふぅ」

     校長室から出ようと三国がドアの前に立った時だった。疲れたように、やっと厄介払いが出来ましたと言わんばかりに校長が小さく溜め息をついた。凄く些細な動作だ。そんなのどうだっていいだろうと言う奴もいるだろう。だが、俺達にはその溜め息がこの上なく頭に来た。
     三国はスイッチを入れられたロボットのようにパッと身を翻して、無駄も躊躇いも無い動きで校長に正拳をお見舞いしていた。俺も拳は握っていたんだけど、その三国の正拳を見て我に返った。嗚呼やっちまったってね。
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