闇があるから、光だと分かる80コメント

1 匿名 id:i-FRmBLz51

2011-08-03(水) 10:08:25 [削除依頼]
家に帰れば、家族がいて、温かいご飯が出てくる。健康で不自由のない生活が送れる。学校に行けて、学問に集中できる環境がある。お互い信頼できる友人がいる。
・・・
世の中の人間はこれを幸せと呼ぶ。
・・・
刺激のない世界。退屈な毎日。・・・
一流大学に通う俺は、いつしか本来歩むべき道から逸れ、自ら幸せから遠ざかった。
・・・
世の中が言う幸せなんて、俺からしたら、面白味のない人生。・・・
光ばかりみる人間は、いつしか闇を忘れ、光の本当の美しさを忘れることになる。
  • 61 匿名 id:i-wEDHoee1

    2011-08-17(水) 09:35:26 [削除依頼]
    誤字訂正

    クラクション→クラッシュ
  • 62 匿名 id:i-wEDHoee1

    2011-08-17(水) 16:55:28 [削除依頼]
    (0)
    「ターゲットを見失いました。」
    「・・・感ずかれましたか。」「0!ヤツらのアジトをおさえたぞ!」
    「お見事です。」
  • 63 匿名 id:i-wEDHoee1

    2011-08-17(水) 17:02:36 [削除依頼]
    (0)
    数日後。
    「ばっ・・・馬鹿な。」
    このチームの副リーダーを務める私、黒崎淳一。私は目を疑った。SABのアジトをおさえ、局内にいた人員をすべて確保したものの、SABに関連するデータは全て消えていたのだ。・・・いやそれ以上に・・・SABのアジトをおさえたというのに、次の日、いつも通り裁きが続いたことが一番の問題だ。
  • 64 匿名 id:i-wEDHoee1

    2011-08-17(水) 17:16:58 [削除依頼]
    0・・・お見事だったよ。俺達のアジトを探しだし、局内にいた人間を全員確保した。だが・・・。お前達が全国の怪しい建物を手当たり次第調査していたのは、知っていた。あらかじめ、別のアジトを用意し、そこに上層部を含むほとんどの局員を移動させ、裁きを行わせた。そう・・・お前らがおさえたあの局では、大分前から何も行われていなかった。残っていた人間は移動が感ずかれないようにするためのダミー。
    ・・・
    0。お前は、俺を逃がしただけじゃない。お前はトラップにかかった。神の領域に踏みいった 罰だ。いずれ分かるだろ。持ち帰った・・・悪魔が。
  • 65 匿名 id:i-wEDHoee1

    2011-08-17(水) 21:38:13 [削除依頼]
    カランッカランッ・・・
    この音を聞いたのは二度目。九時を回った時計を見ながら、彼女を探す。そう・・・ここのオーナー。彼女は以前と同じく、テーブル後ろで挨拶をした。俺は前に座った椅子に腰を掛けた。
    「今日もこんな感じですか。」「はい。今日、初めてのお客さんです。」
    よくやっていけるな。そう思いながらコーヒーを注文した。
    ・・・
    彼女は高橋礼と名乗った。名前通り、とても礼儀正しい人だ。昔話で盛り上がった。
  • 66 匿名 id:i-wEDHoee1

    2011-08-17(水) 21:48:08 [削除依頼]
    「高校はどこの出身ですか?」相当な名門高を出ていそうだと思った。
    「貴京です。」
    貴京か。
    ・・・
    貴京?
    ・・・
    俺は自分が貴京出身だと思い出す。礼さんは私と同い年?
    「どうかなされましたか?」
    礼さんが俺の顔を覗き込む。
    「礼さん、俺と同級生だよ。」「えっ?神野さんも貴京なんですか?」
    「あぁ。
    」・・・
    沈黙が店内を包む。
    「すいません・・・下のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
    「敬。・・・神野敬。」
    礼さんの表情は明らかに一変した。綺麗な瞳が輝く。
  • 67 匿名 id:i-7c95gHW0

    2011-08-18(木) 13:57:55 [削除依頼]
    「あ、あの敬さんですか!?」礼さんは驚いている。
    「ど・・・どうかした?」
    礼さんの反応に思わず俺も驚いてしまう。
    「日本物理研究会に出た方ですよね?」
    「あ、あぁ。」
    「学校中、敬さんのファンだったじゃないですか。こんなところでお会いできるとは。」
    礼さんの瞳はまだ輝いている。・・・俺、そんなに有名だったのか。
    「あ・・・すいません。なんか一人で騒いでしまって。」
    「い、いや。そんな風に言ってもらえて嬉しいよ。」
    「大分、雰囲気変わりましたね。」
    「まぁ、大分経ってるしな。」
  • 68 甘夏(元かっちん) id:M4iPB7S1

    2011-08-18(木) 14:06:25 [削除依頼]
    匿名さん


    タイトルからして完璧です。
    ざっと目を通してみただけなのに整っています。
    なにしろ言葉が多彩で、失礼ですが他の作者さんより少し上だとと思います。

    そんな匿名さんにも私の小説を読んでいただいて評価をいただけたら嬉しいです。


    応援しています!
  • 69 匿名 id:i-7c95gHW0

    2011-08-18(木) 15:09:43 [削除依頼]
    甘夏>

    コメントありがとう。
    いやいや。(苦笑)
    今から見に行く。
  • 70 甘夏(元かっちん) id:M4iPB7S1

    2011-08-18(木) 15:21:14 [削除依頼]
    コメントありがとうございます^^
    勇気でました!
    これからも見てくれると嬉しいです♪
  • 71 匿名 id:i-7c95gHW0

    2011-08-18(木) 16:09:29 [削除依頼]
    (0)
    「出直しですね。」
    「さすがSABそう簡単には尻尾を掴めんか。」
    ・・・
    バタンッ!!
    「たっ!大変です!!黒崎さん!!!」
    「どうしたっ!手がかりが掴めたか!」
    「取調室で尋問をおこなっていたところ、SABの手下が急に血を吐いて死にました!」
    「なっなんだと!!」
    「取調室の映像を。」
    0は隣にいた男に指示する。
    「は、はい!」
    目の前のモニターに、取調室の映像が映る。
    ・・・
    「ば・・・馬鹿な。」
    SABの手下はぐったりと倒れ、床には血が広がっていた。
    「他の取調室の映像を。」
    別の取調室の映像が映る。
    ・・・
    (取調室)
    「SABはどこにいる。」
    「・・・」
    ・・・
    「こっちは何も起きていない。」
    「・・・いえ。」
    「・・・どうかしたか?0。」0はモニターから目を話さない 。まるで何かを
    「どっどうした。」
    「うっ・・・ぅぅぐぁ・・・」身体が震えている。痙攣が全身を襲う。
    「おっ・・・おい。」
    ブシャァ・・・。勢いよく血が吹き出る。
    ・・・
    「直ぐに取調室を封鎖し、尋問を行ったメンバーを別室に移動させてください。」
    0が指示を出す。
    やられた。
    ・・・
    SAB。私は、完全にあなたのトラップに引っ掛かってしまったようです。まさか・・・殺人ウイルスを使うとは・・・。
  • 72 匿名 id:i-7c95gHW0

    2011-08-18(木) 21:05:42 [削除依頼]
    0のチームでは、直ぐに全員の身体検査が始まった。しかし、何の異変も掴見つからず・・・ ただ死者が増えていくだけだった。数秒前まで健康だった人間が突然血を吐き死ぬ。そんな恐怖にチームは怯えていた。
    「どうやら今のところ・・・謎の死を遂げた人間はSABの手下、SABのアジトに先入した者及び、その者達と接触した者のようです。幸い、空気感染しにくいようです。」
    「・・・そうか。」
    チームはもはや、SABの捜査どころではなかった。
    ・・・
    (黒崎)
    プシュー。
    重い金属の扉が開く。完全な防備をして、俺は坂本、ウイルスに感染したと思われる俺の後輩の元へ向かう。ビニールのカーテンを開けると、坂本は様々な機械に包まれ、ベッドで横になっていた。
    「黒崎さん・・・」
    「様子を・・・見にきた。」
    坂本の顔色は悪く、酷く窶れていた。眠れていないのだろう。「僕・・・怖いですよ。」
    坂本は目からは涙が溢れていた。嗚咽にも力がない。
    「坂本、大丈夫だ。まだ感染したと決まったわけじゃない。」坂本の涙は止まらなかった。かける言葉が見つからない。自分の無力さを改めて感じる。坂本は俺の息子でもおかしくない程若く、まだ新米だ。なのに、SAB対抗組織に立候補した。正義感が強く、一生懸命なヤツだ。・・・俺は涙を堪えるのに必死だった。・・・
    許さない・・・絶対に。
  • 73 匿名 id:i-6zGj7TD1

    2011-08-20(土) 00:04:28 [削除依頼]
    (敬)
    俺は都内の公園に向かった。今日は由紀と会う約束をしているのだ。
    ・・・
    公園に着くと、由紀は既に待っていた。決して俺か遅いわけじゃなく、集合時間五分前に着く俺に対して、由紀はいつも十分前くらいにいる。
    「お待たせ。」
    由紀は振り向いてにっこりと笑った。相変わらず整った顔だ。・・・
    由紀が近くにおいしいカフェがあるというので、そこに行くことにした。
  • 74 匿名 id:i-6zGj7TD1

    2011-08-20(土) 00:20:51 [削除依頼]
    テラスがあるオシャレなカフェに案内される。店内には大学生がちらほら見える。由紀はお嬢様のわりに気取ったりせず、庶民的な遊びをする。
    ・・・
    席につき、一服していると、隣のテーブルに座っている大学生のグループがこんな話をしていた。
    「そういえば、あれっきり、0とか言うヤツ出てこないよな。」
    「どうせ、SAB様は捕まえられないさ。SAB様は神だ。」・・・
    0・・・か。何人くらい死んだだろうか。いや・・・0自体死んだのかもしれない。
    ・・・
    届いたコーヒーを飲む。・・・薄い。香りに深見もないし、舌触りも良くない。一口飲んでコーヒーカップを置く。
    「どう?」
    「あぁ。おいしい。」
    由紀は良かったと言って、笑みを浮かべた。
    正直、直ぐにでもBRIGHTのコーヒーを飲みたい気分だった。
  • 75 匿名 id:i-6zGj7TD1

    2011-08-20(土) 13:18:57 [削除依頼]
    由紀を家まで送り、俺は真っ直ぐBRIGHTに向かった。あの店にいると心が落ち着く。
    ・・・
    いつものように、ベルが鳴る。いつものように、礼さんに・・・
    「なぁ、ねぇちゃんっ!いい体してんねぇ!」
    酔っぱらいの若者が三人、礼さんに絡んでいる。きっと隣のキャバクラからでも来たのだろう。「にいちゃん、お店間違えてるみたいだね。ここは酔っ払いの来る店じゃない。」
    俺は酔っ払い達に言った。酔っ払い達は真っ赤な顔で俺を見た。
    「なんだお前!偉そうにっ!!」達の悪いヤツのようだ。
    「キャバクラならいくらでもあるでしょ。」
    「俺はこのねぇちゃんがいいんだよ!」
    礼さんは困った顔で俺を見つめる。
    「はいはい、とりあえず外に出ようか。」
    俺が金髪の男の肩を掴んだ瞬間、ヤツの腕が勢いよく動いた。来るか。俺はヤツの拳をかわした。
    「危ないなぁ。」
    「テェメ!」
    また来る。ヤツの拳が一回目と同じ軌道を描く。俺は拳を見送った後、ヤツの腕を捻り、カウンターに押し付けた。
    「いっ!痛てぇっ!!」
    ヤツはだらしなく声を上げた。「早く出てけよ。」
    ヤツらは勢いよく店を出た。
  • 76 匿名 id:i-KMuKZTJ/

    2011-08-21(日) 22:28:14 [削除依頼]
    コーヒーをゆっくりと口に運ぶ。・・・やっぱり、おいしい。コーヒー独特の苦味も美味しさとして味わいを出している。
    「本当にありがとうございました。」
    礼さんはさっきから何度も頭を下げている。
    「礼さんに何もなくて良かった。」
    この店に来るのは何度目だろうか。二十回は来たはずだ。二十回も来たのに、店内に俺以外の客がいたことは一度もない。普通だったらかなりおかしいことだが、この店の場合は当然だ。ここら辺は日中は人通りが少ないし、夜は酔っ払いの声が響くような店が商売を始める。礼さんは以前に気ままにやっていると言ったが、あまりにも寂しい店だ。父親が大手企業の社長だからやっていられるのだろう。・・・
    俺がお代を置いて帰ろうとすると、礼さんはお代なんて受け取れませんと言って、強く会計を拒んだ。無理矢理、お金を渡し、礼さんはしょうがなく受け取る。俺は店を出た。
    「あ、あのっ!」
    後ろから礼さんに引き留められた。初めて聞く礼さんの大きめの声。
    「連絡先・・・交換して頂けませんか?」
    ・・・
    礼さんはすごく緊張している様子だった。
    「あぁ。いいよ。」
    礼さんの笑顔がこれ程美しいと感じたのは初めてだ。
  • 77 匿名 id:i-uXlN3hZ/

    2011-08-23(火) 21:05:15 [削除依頼]
    (黒崎)
    「くそぉぉぉっ!」
    なにもできない自分に嫌気がさしていた。死んでいく後輩。突然の別れ。SABのアジトを押さえた瞬間、闇の世界は終わると思った。
  • 78 匿名 id:i-LFqoHxn.

    2011-08-25(木) 21:02:02 [削除依頼]
    (坂本)
    ・・・
    僕はいつ死ぬのだろうか。この部屋に隔離されて三日。恐怖だけが時間を埋め尽くす。手の震えが止まらない。そろそろ死ぬのは分かってる。もう終わりなんだな、俺。
    ・・・
    父さん・・・母さん・・・今までありがとう。仕送りしてやれなくてごめんな。・・・俺、もう駄目だ。・・・最後まで親孝行出来なかったよ。
    ・・・
    俺は隣にある小物入れからシャープペンを取った。
    ・・・
    (黒崎)
    ・・・
    「坂本・・・入るぞ。」
    俺はカーテンを開けた。
    ・・・
    「さっ・・・」
    ・・・
    いつもの真っ白なベッドは赤く染まっていた。
    「坂本ぉぉぉっ!!!」
  • 79 匿名 id:i-A070Dau1

    2011-08-28(日) 08:03:00 [削除依頼]
    俺は坂本の肩を揺らした。坂本の体は酷く固くなっていた。・・・坂本の喉には穴が空いていた。
  • 80 匿名 id:i-A070Dau1

    2011-08-28(日) 08:04:18 [削除依頼]
    俺は気づく。坂本の死はウイルスによるものじゃない。坂本の横には真っ赤なシャープペンが転がっている。
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