ラストナイン8コメント

1 k id:3Km7LcQ1

2011-08-02(火) 15:41:02 [削除依頼]
全世界の人口は、およそ二万人にまで減った。

地球外生物により、人類は滅ぼされる寸前まで追い詰められた。
なんとか一命を取り留めた人数が、確認されている時点で二万人。
その全人類、二万人がいる国、それが島国‘日本’であった。

しかし、まだ生存者はいるのかもしれない。

その生存者を助けるために、国際的に活躍してきた特殊部隊は危険を冒す。
  • 2 k id:3Km7LcQ1

    2011-08-02(火) 16:00:09 [削除依頼]
    「なにこれ! 生き残ったの私達だけっていうの?」
    そう言いながら国生舞は、首以外は海面につかっていた体を粗末に作られた小船にあがろうとした。
    「まだわからねぇだろ、俺らの他にもいるかもしれねぇ」
    既に小船に乗っていた森山彰は、舞の手を強引に掴み、一気に引き上げた。
    「なんか言ってから引き上げなさいよね、びっくりするじゃない」
    「礼ぐらい言ったらどうだ」
    彰と舞は小船の中にあったオールを使い、真っ暗な海の中にある小船を漕いだ。

    「これ、どこに向かってるの?」
    ふと、舞に聞かれたが彰は答えなかった、いや、答えられなかった。
    特に目指す場所もなく、明かりも綺麗に輝いていた月からの明かりしかなかったからだ。
    舞もこのことに気付いたのだろう、何も言わなくなった。

    生きていてもまだ試練は続くのか、いや、生きていたほうが辛い、彰はしみじみそう感じた。
    でも、生きなければ。

    ただただ、この小船は太平洋のど真ん中を彷徨っていた。
    気付くと舞は、小船の中で静かに眠っていた。

    こんな状況でよく寝られるな、彰はそう思ったが、十分後には彰もその横で眠ってしまっていた。
  • 3 k id:3Km7LcQ1

    2011-08-02(火) 22:07:28 [削除依頼]
    目が覚めた時には、既に太陽は青い空を昇っていた。
    これでだいたいの方角は分かった。

    舞は未だに横でぐっすりと寝ている。
    すると、水平線の向こうから小さくではあるが、見覚えのある、緑色の船が見えてきた。
    助かった、それと、まだ生きている仲間がいた、と両方の思いが生まれた。
    とりあえず舞を起こした。
    「おい、俺ら助かったぞ。それと多分、まだ仲間は生きてるかもしんねぇ」
    舞の体を揺すると、まだ眠いのだろうか、目をこすりながらゆっくりと体を起こした。
    「なに? なんか一気に言われると分かんないんだけど」
    舞の頭は、まだ完全に眠りから覚めていなかったようだ。

    「とりあえず、助かった」

    今の状況を、短く、簡潔にまとめた一言だった。
    その一言の直後、太平洋に舞の嬉しさが爆発した声が響き渡った。
  • 4 k id:3Km7LcQ1

    2011-08-02(火) 23:21:23 [削除依頼]
    「うるせー!」
    冗談交じりの半分本気で彰は言った。
    もう23歳になる舞だったが、まだ子供の部分が完全に残っている。
    「いいじゃない、助かったんだから。彰ももっと喜びなさいよ」
    彰は心の底から無視をした。


    見慣れた緑の船に乗り込むと、安心できる人物がいた。
    彰と舞が入っている特殊部隊の日本人の仲間、榊原陽介である。
    彰は涙が出そうになったが、グッとこらえた。
    陽介も半泣きのようだったが、声までは震えていなかった。
    「よかった、生きててくれて。無線も繋がらないから最悪の場合も考えてたんだよ」
    「無線は海に飛び込んだ時に壊れたんだよ。それと、他の皆は?」
    「部屋にいるけど、数えるぐらいしかいないんだ」
    「そっか……」

    大方予想はついていたが、現実に起こると、やるせない気持ちでいっぱいになった。
  • 5 k id:Ll3VetY0

    2011-08-03(水) 12:05:13 [削除依頼]
    舞がいなくなっていたのに、今更ながら気が付いた。
    「あれ? 舞は?」
    「舞は多分、部屋にいったんでしょ」
    「そうか、んじゃ俺もそうしておこう」

    この船の大きさに改めて感心する。
    ‘船’というより‘ホテル’という感じだった。
    彰の部屋は、3階の311号室で広さも充分すぎるくらいだった。

    彰はすぐにシャワーを浴び、ジャージに着替えた。
    不思議と腹は減っていない。

    ベッドに横になり、今までのなりゆきを思い返してみることにした。
  • 6 k id:MsEHhAW0

    2011-08-05(金) 19:54:58 [削除依頼]
    アメリカ合衆国での訓練の途中、空から見たこともない丸い物体が落ちてきた。
    直径約四mの銀色の丸い円を描いた物体。
    見たこともないものだった。
    訓練の途中だったが皆、足を止め、その物体を凝視した。

    「なんだ、あれは」

    佐久間隊長が声を上げ、慎重に近づいていった。
    佐久間と銀色の物体の距離が、二mもなくなったところだった。
    空からその物体と瓜二つのものが多数落ちてきた。
    それと同時に、最初に落ちてきた物体が真っ二つに割れ、中から推定二mあるかないかの奇妙な生物が二足歩行で歩いて出てきた。

    彰はそれを見た瞬間、背筋が凍った。
    なんというか、人間のような容姿をしているのにも関わらず、目は真っ赤で、歯と爪は鋭く、黒い尻尾が生えていた。
    昔から人類が想像を含まらせてきた、悪魔とヴァンパイアを融合させたような感じで、何より危機感を感じさせられた。
  • 7 mega id:MsEHhAW0

    2011-08-05(金) 23:07:38 [削除依頼]
    いやぁ面白いっす!
    自分の好きなジャンルなので頑張ってください!
  • 8 k id:4HeaeNh.

    2011-08-07(日) 15:31:19 [削除依頼]
    コメントめっちゃ嬉しいです♪
    ありがとうございます^^
    これからも頑張ります♪
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