透明少女の夢25コメント

1 飴空 id:JXYL689.

2011-07-26(火) 18:21:30 [削除依頼]
地面と空が、くっつく気がした。
  • 6 飴空 id:JXYL689.

    2011-07-26(火) 19:02:47 [削除依頼]
    僕の名前はアーシュ。
    これも、案山子がつけてくれた名前

    僕がいるここは、宇宙って言う所らしい。
    案山子に、

    「ここはどこ?」

    って聞いた時に、

    「ここは宇宙だよ。」

    って教えてくれて

    「宇宙って何?」

    って聞いたとき

    「ここのことだよ」

    ってあやふやだけど確かな答えをされたから
    分かんないと言えない僕が黙ってると、
    まるで心を見透かしたみたいに

    「分からないなら、見つければいいよ」

    って言われたから

    僕はあいつに言われた通りに、旅をすることにしたんだ。
  • 7 飴空 id:JXYL689.

    2011-07-26(火) 19:58:08 [削除依頼]
    旅をすると決めたここ、宇宙は
    無限だった。

    朝も夜も分からなくて、
    時計もなくて、
    カレンダーだってなくて

    今日がいつなのか分からなくて、
    僕はいつからここに居たのか分からなくて、

    もう、ここに時間なんてなかった。


    歩いても、この場所の端っこなんて見えなくて
    どこまで行っても、地面も景色も変わらなくて
    どんなに頑張っても何も変わらない気がして
    その見えない先を見ようとするたびに変な気持になった。


    無限の時間に
    無限の旅路。


    それが、こんなに怖いなんて
    知らなかった。
  • 8 飴空 id:JXYL689.

    2011-07-26(火) 21:37:47 [削除依頼]
    どこまで歩いたって、疲れない身体に痛くならない足。
    だから僕はずっと歩いてきた。

    この旅、最初の休憩
    疲れなくても、歩くことに少し飽きてしまった
    地面に座り込んで、それから後ろに体重をかけて寝転んでみた
    瞳に映るのは、淡い紫の水彩絵具を塗ったみたいな空に、
    ぴかぴか、きらきら光る電球みたいなのが空に散りばめられている。


    「綺麗・・・・・・」


    そう呟いて、瞬きをして次に目を開いた瞬間
    僕の瞳いっぱいに映ってた空は
    見知らぬ人によってさえぎられていた。
  • 9 飴空 id:JXYL689.

    2011-07-26(火) 22:06:24 [削除依頼]
    「お嬢さん、今この星のこと綺麗って言いました!?」

    突然のことに驚いて目を見開いて、
    すぐに起き上がる。

    今、僕の前にいる人は
    ブロンドのふわふわした髪の毛を耳の上で束ねていて、
    大きな目は少しつり目、瞳の色はチョコレートみたいな色
    低い身長と、少し紅く染まった頬で
    全体的に可愛らしい印象を与えるけど、
    意地悪に笑う口元と八重歯で少し悪魔っぽく思わされる。

    「ねぇねぇっ! この星綺麗??」

    空を指差しながら嬉しそうにたずねてくる。
    星・・・・・・
    あの電球みたいな物のことか。

    「綺麗だと思ったけど・・・・・・」

    僕がそう答えると、みるみる顔がさっきより明るくなっていって

    「本当!? やったーっ」

    僕の目の前でぴょんぴょん跳ね回ってる。
  • 10 飴空 id:JXYL689.

    2011-07-26(火) 22:19:21 [削除依頼]
    「あっ!!」

    跳ね回ってる途中で僕の存在を思い出したのか、停止した。

    「申し遅れました!! あたし魔女見習いのリアって言います!!」

    僕にそう言いながらお辞儀をする彼女

    「実はあの星・・・・・・」

    嬉しそうに笑いながら少し小声になる彼女は、

    「私の魔法で作ったんです!!」

    次の瞬間には満面の笑顔になる。

    「え?」

    「実は今日、曇りだから本当は星なんてでてなかったんですよね〜」

    そう言って、どこからかだした杖のようなものをふり、
    そして星は一瞬で消え、ただの空になった。
  • 11 飴空 id:JXYL689.

    2011-07-26(火) 22:31:28 [削除依頼]
    星が輝かない淋しい空、その空をただ見つめた。

    「ちゃんと上手に魔法使えた〜っ!!」

    まだ喜びがさめない様子の
    彼女・・・・・・、もといリアちゃんはずっと笑顔のままだったのに
    はっ、として
    淋しそうに肩をしずませた。

    「もう、魔女見習い終わりだ。」

    「終わり?」

    「うん、この星の魔法で誰かを騙せたら見習いは終わりなんだ。」
    さっきの笑顔が嘘みたいに淋しそうに言葉を紡ぐ

    「なんでかな、ずっと見習いなんて嫌だったのに」

    「何がそんなに淋しいの?」

    そう聞くと、リアちゃんは顔を俯かせた。
  • 12 飴空 id:farJwP51

    2011-07-27(水) 17:46:47 [削除依頼]
    それから、少し恥ずかしそうにして
    また口を開く。

    「もう、会えなくなっちゃうから。」

    「誰と?」

    「あたしの家族とだよ、多分少なくとも7年は・・・・・・」

    淋しそうにリアちゃんが空を見上げて、
    つられて僕も空を見上げた。

    「あ・・・・・・」

    僕の瞳に映りこんできたのは、本物の空。
    空の色は少し前の淡い紫の色から
    今度は、はっきりとした藍色の空に姿を変えていて、

    さっきよりも、無数に散らばめられた星は
    やっぱりそれぞれの輝きを放ってる。

    さっきは見れなかった・・・・・・

    「月。」

    そう誰かがどこかで教えてくれた気がした。
    月、も星とはまた違う優しく包み込むみたいな光で僕を照らした

    リアちゃんと二人で空を見上げて少しの沈黙が流れたあと、
    ゆっくり、またリアちゃんが言葉を紡ぐ。
  • 13 飴空 id:farJwP51

    2011-07-27(水) 18:05:24 [削除依頼]

    「魔女ってね、見習いを終えるとスーチアって言う役を受けてる人に
    そのことを報告して、それからスーチアの旅に一緒についてくの
    その旅はすごい大変な旅路で、天才って言われた
    初代スーチアでも7年はかかったんだ。
    今までの旅にかかった年数を平均したら18年もかかるっていう
    答えもでちゃったし・・・・・・。」

    風が急にふいて、僕達の髪を揺らしていって。

    顔にかかった髪をもとの位置にもどしながら
    横目で見たリアちゃんが、泣いてる様に見えた。

    小刻みに肩をゆらして俯いたままのリアちゃんが、
    小さな声を漏らして
    顔を上げた。
  • 14 あんな id:NneglxQ/

    2011-07-27(水) 18:10:01 [削除依頼]
    おおー
    ここ、すごいですね!
    私は
    「殺されゲーム?」
    をかいています
    たまに、見に来ますね
  • 15 ベイス id:ADb/Aad1

    2011-07-27(水) 19:57:03 [削除依頼]
    とても面白いです!なんだか、「星の王子さま」みたいな世界観ですね。

    私は「先生。」というものをかいています。駄作ですが・・・。


    それでは、応援しています。
  • 16 飴空 id:Ro/KMuv1

    2011-07-28(木) 14:09:54 [削除依頼]
    あんなさん
    すごい!?
    そんなのとんでもないです
    まだまだです。
    でも、すごい嬉しいです!!
    ありがとうございます!
    殺されゲーム見に行きたいと思います。

    ベイスさん
    面白いなんて私にはもったいない言葉です。
    星の王子さまですか、有名ですよね!
    少し見たことがあります
    応援なんてありがとうございます!!
    あと、「先生。」読んだことあります!
    全然駄作なんかじゃないですよ〜


    皆さん
    お暇な時に来てくれると嬉しいです!
  • 17 飴空 id:Ro/KMuv1

    2011-07-28(木) 14:29:58 [削除依頼]

    「あたしね、こんな魔法で皆を笑顔にしたかったんだ。」

    口元は優しく微笑んでいるけど、
    瞳の奥の感情は、まだ読みとれない。
    だけど何故かその微笑が、誰かの答えを待ってるみたいに
    そう思えたから・・・・・・
    息を大きく吸って、できるだけ大きい声で

    言葉を紡ぐ。

    「大丈夫だよ、笑顔にしようよ。
    リアちゃんなら、もっとすごい魔法使えるようになるから!!」

    必死に言葉をだす僕に、
    リアちゃんは驚いた様に少しまぬけな顔になった。
    そんなリアちゃんにもっと大きい声で話を続ける

    「旅に行って、例え何年かかっても
    それで、家に帰って、リアちゃんも皆笑顔で
    淋しくてもきっとその日のことを考えたら大丈夫だから!」

    言葉を言い終えた僕に、
    今度はリアちゃんが言葉を投げた。
  • 18 飴空 id:Ro/KMuv1

    2011-07-28(木) 14:42:53 [削除依頼]

    「やっぱり、あんた馬鹿かも。
    訳分かんないし、何を根拠に言ってんの?
    生ぬるいし、そんなのすっごいきれいごとだし。」

    投げられたリアちゃんの言葉と顔が、
    期待してたものと、あまりにかけはなれてすぎて
    多分、今の僕の顔はすごいまぬけな顔だと思う。
    それもあって僕が俯いてたら、

    「でもそんなのも悪くないよね。」

    その言葉に僕が顔をあげると
    少し意地悪に微笑んだリアちゃんの顔。

    僕と目が合って、もっと顔を笑わせた。
  • 19 ベイス id:wLw7hhH.

    2011-07-28(木) 14:50:24 [削除依頼]
    こんにちは、ベイスです。

    相変わらず面白いですね。何事かいろいろと考えさせられます。

    「先生。」読んでくださってたんですね!ありがとうございます。・・・いえいえ、私は恋愛物とか結構苦手な性質なので、かなりドライなお話になってしまっていて・・・。
    甘さが無いんですよね笑

    課題点、いろいろとあると思いますので、出来れば、アドバイスとか感想とか頂けると嬉しいです。(図々しい笑)

    それでは、更新、頑張ってくださいね、待っています。

    ベイス。
  • 20 飴空 id:Ro/KMuv1

    2011-07-28(木) 15:07:08 [削除依頼]

    「あーあ。
    なんか自分が恥ずかしいなー」

    そう言って
    僕の目をみて笑いかける、
    何か嬉しそうなリアちゃん。

    「もーいいや!!
    さっさとスーチアさんの所いこーっと。」

    「僕もついていっていい?」

    そう聞くと、リアちゃんは頷いて何も言わなかった。
    ついていく理由とかは、別に気にならないらしい


    砂埃をたてて走るリアちゃんについていくために、
    僕も少し小走りになる。

    「そういえば、スーチアって人どこにいるの?」

    「街の大きいお城の近く。
    スーチアってけっこー偉い人だからさ」

    少し驚いた
    僕がずっと歩いても何もなかったここに、
    街なんかあるのか・・・・・・。

    そういえば、ここが何なのか
    リアちゃんに聞いても分かったのかもしれないけど
    僕は何も言わずに、ただ足を動かした。
  • 21 飴空 id:Ro/KMuv1

    2011-07-28(木) 15:13:23 [削除依頼]

    ベイスさん

    面白いなんていやいや・・・・・・!!
    結構苦手なんて言ってもすごい面白いと思いますよ?

    甘さがなくても面白かったらいい!
    それが私だけ?の勝手な持論です((笑

    分かりました!!
    気付いたこととかあったら書きますね。

    更新頑張ります!
    ありがとうございましたっ
  • 22 飴空 id:Ro/KMuv1

    2011-07-28(木) 15:32:06 [削除依頼]
    ふー
    やっと新しいところに行ける!
  • 23 飴空 id:mtfjEZD/

    2011-07-29(金) 18:07:22 [削除依頼]

    「あっ!!」

    先を歩くリアちゃんのその声に僕も顔を上げる。

    「え?」

    目の前に広がるのは、僕がずっといた場所からは想像できないくらいの
    壮大な世界。

    いつのまにか、空は迷いのない美しい青に染められて
    自由に空を散歩する大きく白い雲が見えていた

    さっきまで僕がずっと見ていたはずの砂しかなかった地面は
    僕の足を隠すくらいの、美しい色の草でいっぱいになっている
    今まで歩いた道を見ようと、後ろを振り返っても
    見えない向こうまでずっと美しい草原が広がっていた。
    さっきまで見ていた景色達は、一体いつのまに消えてしまったんだろう

    そして、僕が今見ている世界は
    明日まで繋がってるように向こうの方まで続いていく白く綺麗な家。
    とても小さく映る忙しそうに歩く人間。
    煙をはきながら走る薄汚れた列車。
    薄く映る、緑が溢れる森。

    そして、中心部に見える大きく美しい城。

    深呼吸をすると、明日から僕の全身を包み込むような風が吹いた。
  • 24 飴空 id:nf5AR1K/

    2011-08-03(水) 22:28:05 [削除依頼]
    僕は画家ではないけれど、
    きっと、今僕が見ている世界で真っ白な紙を色彩で彩れば
    素晴らしい絵ができるんじゃないかな。

    「じゃあ、行こっか」

    その言葉に、僕は視線をリアちゃんに向けてから
    もう一回あの綺麗な景色を瞳に焼き付けて

    「うん」

    ゆっくり、歩き出した。
  • 25 飴空 id:nf5AR1K/

    2011-08-03(水) 22:39:13 [削除依頼]

    「そう言えばさ、お嬢さんの名前って何ていうの?」

    不思議そうな顔のリアちゃんと目が合う。
    そういえばまだ言ってなかったな、と頭の中で冷静に考えた

    「アーシュだよ」

    柔らかい笑みを浮かべてそう答えた。

    「ふーん、じゃあアーシュって呼ぶよ
    いつまでもお嬢さんだとおかしいしね。」

    「そうだよね」

    僕がそう呟いて、二人で目を見合わせて笑いあった。

    辺りを見渡すと、木々の生える所に少し家も見れる様になってきて、
    目的地に近づいてることが分かった。
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