物語を語れない者達の物語7コメント

1 麻布ハマカワ id:J4sojVD0

2011-07-25(月) 16:27:17 [削除依頼]

 考えるに絶えない物語だ。
 もしも、この物語に期待を持って読んでくださる方は、恐れ多くも「間違い」という言葉を送りたい。

 何故なら。という説明は簡単だ。簡単すぎる構造だ。
 語るまでも無いただの『夢物語』であるからだ。

 憎い愛。悪い愛。難い愛。
 末恐ろしいそんな物語を、語ろうとも僕は思えない。
 

 でも、だ。
 時に、語らねばならない物語でもある。
 何事でもないたった一つの夏休みから始まったこの『夢物語』は、僕と言う人物の終焉には似合う物ではない。
 と、いうより、終焉にしたくなかった。
  • 2 麻布ハマカワ id:J4sojVD0

    2011-07-25(月) 16:37:12 [削除依頼]

     「麻布ハマカワ」と言う者です。ハイ。よろしくお願いします。
     えー、この『物語を語れない者達の物語』がデビュー作になります。

     ドが付くほどの素人である僕ですが、暖かい目で見てくださればとても、とても幸いです。
     挨拶はこの程度ですませておきますね。

     では、よろしくお願いいたします。

     

     (−ω−.)「さぁ、始まるザマスよ」
     
     いくでガンス
     
     ふんが〜
  • 3 麻布ハマカワ id:J4sojVD0

    2011-07-25(月) 17:54:51 [削除依頼]
     
     7月18日
     夏休みという「宿題盛りだくさんの鬱休み」が始まり、日も浅い日に。
     僕は、出会わなくても良い出会いをしてしまった。

     そうだな。アレは『夏休み』という暇を持て余し、一冊の本を買いに行こう。という衝動に置かれて起こした事だった。
     僕の好きな小説家が書いている某小説だ。「面白い」と僕は十分に思う書物だ。


     何故かな。と、今でも思う。
     過去のことを思い出すのも気が引ける。いや、この事を思い出すのが気が引けるのかな。
     いつも思う。もしも7月18日に、僕があの書店に、いや外に出てさえいなければ、僕はこんな目にも合わなかったのかもしれない。

     そう。出会いは唐突。だとか出会いは必然。だとかそういう言葉は必要ない。
     日にちを削れるならば、あの日は削り取ってしまいたい。僕の一つの罪「聖地に足を踏み入れてしまった」という僕の罪を、17日から18日に変わる日付変更線ごと抜き取ってしまいたい。
  • 4 麻布ハマカワ id:J4sojVD0

    2011-07-25(月) 23:01:28 [削除依頼]

     「やあ、柏木くん。ごきげんよう」

     夏休み終盤近くの8月中盤。と、いうか今日。今。現在。

     いつも歩いている学校への道。「通学路」とも呼ばれるその道を歩いている途中の事だ。
     埼玉の外れ。どちらかと言えば長野寄りにある私立高校に進学し、一年間と何ヶ月か通い続けていた「通学路」の帰り道。

     夕暮れという曖昧な明るさが、この商店街の道を照らしている。
     色々なジャンルの店が並び、その店の一店一店の間には街灯が意味無く照っているという、そんな中で。


     僕は彼「文花深海(ふみはな ふかみ)」と二度目の出会いを果たした。
     7月18日にその姿を現し、僕を「嫌なセカイ」に連れ込んだ「嫌な男」だ。

     金の髪をツンツンにして、適当な「質素」とも「豪華」ともどちらとも言えない「普通」なチェックの上着に、黒のジーパン。
     そして口には毎回のごとく加え煙草。いや、毎回と言っても僕は彼との面識は7月18日と今日の二回だけなのだが、何気なく彼は煙草を好む人間だと思う。

     「……やめてくれ、僕に『くん』なんて似合わないから」
     僕はそんな事を言って前髪を目の前で簡単にいじる。

     薄い紫の色だ。茄子のような濃い色ではない。中間な曖昧で混ぜた色でも無い「不可思議な色」だ。
     黒の学ランを着ているが故、僕を外見だけで見たら恐らく茄子に見えても良いかも知れないが、僕のチャームポイントとも言える阿呆毛がピョンと跳ねている部分は、蔕の部分と見れば惑う事無く「茄子」かもしれない。
     
     「なんでだい、柏木くん。キミはいつもどーりの生活が送れてるだろう?」
     文花は僕の身体を見て、そう言った。

     「それって、これからいつも通りの生活が送れません。って事か?」
     僕は、簡単に吐いた。
     「お、正解。すごいねー柏木くん」
     文花は阿呆な笑顔を振舞いながら、手を猿みたいにパチパチと頭の上で数回叩く。嬉しくない。実に嬉しくない。

     僕は視線を影に落とした。
     自分の影。頭部がデカく足は本物と繋がっている。ハサミで切れば取れてしまいそうな紙ペラみたいな、あっても無くても意味の無い影はまたも意味もなく僕の真似事をして首を動かす。
     「……、それってこの影がまた、ひとりでに動くって事か?」

     「そうそう、今日は忠告程度と思って。覚悟してくれっかな」


     それだけ言って、文花は不敵に笑う。
  • 5 麻布ハマカワ id:ARba/KM.

    2011-07-26(火) 21:56:00 [削除依頼]

     「柏木火憐(かしわぎ かれん)」
     恐ろしく女の子みたいな名前なのかもしれない。
     
     小学校と中学校に続き、何故か。本当に何故か。
     当時は、名前にあった可愛らしい顔をしていたのかもしれない。少々やんちゃで、でも童顔で丸っこい女の子みたいな顔。
     嫌な記憶だが、男子からの告白の数は多かった。

     小学校なら、まだ許せる範囲だろう。
     だが、中学にもなって男子からの告白が耐えないのはどうかとも思う。まあ、今現在高校一年になってからはその現象も起きてはいないから、良いともしようか。


     だが、まあ。これは単なる戯言に過ぎないから、なんでもない「どうでも良い設定」かもしれないな。
  • 6 麻布ハマカワ id:ARba/KM.

    2011-07-26(火) 23:55:09 [削除依頼]

     授業が終わり、ココは学校。
     僕は、その学校の出口に予鈴と共に向かっているのだが、

     「おお、良い所に。可憐な火憐くん」
     その声に振り返る。唐突に投げられたボールも言葉も、僕は綺麗にかわせるほど僕の運動神経、自意識過剰度は高くない。
     が、振り向いたが吉日。

     目の前にいる少女を前に、「振り向かなけりゃ良かった」という選択肢は選べないものか。と真剣に悩む。
     

     そうだな。この状況を、僕の体質を、簡単に例を挙げて言おう。
     よく漫画やギャルゲーの主人公は「不幸な主人公」を気取っているのだ。うん。これだけ聞くと僕は物凄く腹が立ってしまうのだ。
     何故ならって簡単だろう。なんだかんだ「不幸」とか言って、その主人公は「可愛い女の子」達に囲まれて、幸せなラブコメディーを送っていやがる。

     もう分かってくれただろうか。
     だから僕は「不幸な男」とは語らない。あえて「『地味目』不幸」と言いたい。

     例えば電車の5分間の遅延。
     例えば聞き間違いの評判。
     例えば現状。この少女「河原美鮠(かわはら みはや)」に捕まってしまったこと。

     そうだな。地味目不幸も説明しておこう。
     これは普通の不幸なんかより、ずっと手こずり、腹の立つものなのだ。
     本当に些細な事で「不幸」を呼び起こす。言い訳に出来ない「些細な不幸」と考えてくれればいい。

     どうだろう。こんな経験が大量に起こる。僕の周りで。
     見事に僕は「地味目不幸体質」なのだ。

     「……、」
     「なんだい、その振り向かなきゃ良かったみたいな目は」
     「おお、見事に的中してるよ」

     僕は頭のテッペンにある阿呆毛をピンと立てる。面白いように。生きてるように。触手みたいに。僕の阿呆毛は意思通りに動く。
     「じゃ、そんなわけで帰らせてくれ」

     僕の背後に経っている少女「美鮠」から離れようとする。が、

     「待ちたまえ」捕まった。

     「ナンデスカ、ミハヤサマ」
     「何、片言になってるのよ」
     ええい、この面倒な処女からは一秒でも早く離れて即座に家に帰ってしまいたい。
     だが、それを止めるように僕の腕をガッシリ掴む美鮠。

     僕の挙げた「不幸な主人公」の定理があったが、言っておくがコレは違う。
     確かに河原美鮠は少女だ。確かに世間的には可愛いと呼ばれるくらいのルックスだろう。いや、僕も思う。十分なほどではないのか? ってぐらい可愛いとは思うさ。

     ピンクの髪は二つに分けて、「ツインテール」と言うのだろうか。
     顔も小さく目は真丸としていて可愛らしい形だろう。

     だが、コレは違う。いつも通りの察しがつくように

     「リンゴジュースを買ってきてほしい。勿論おごりで」

     ほらな。一字一句僕の頭の中と合致してしまっている。これは稀にみる「カツアゲ」というやつではないでせうか。
     いや、「パシリ」と言っても良いだろう。いや、同じか。

     「ふざけるな。僕が暇人に見えるか」
     言ってやった。だが美鮠には悪く見えていたようだ。そう。暇人以上の何者でもなくみえてしまっていたらしい。
     「商店街には安く売ってるから、そこの方が良いかもよ」

     そう言って、強制的に僕はパシリと言う役目を渡されてしまった。
     「部活が始まる前までねー、あと20分」

     美鮠は両手をパシンと叩く。
     うわ、これが合図か。僕はこのパシリを破ればどうなるかは知っている。言いたくない。全くもって言いたくない。
     だから、恐らく時間内に失敗すれば、どうなるかは大体察しがつく。

     だから、僕 柏木火憐は思い切り、走った。
     とにかく全力で。
  • 7 麻布ハマカワ id:QNQ2NID.

    2011-07-27(水) 00:02:02 [削除依頼]

     ハハ、ハハハハハ!!!!!

     思い切り、心の中で叫ぶ。現実的に出していたら変質者だろう。
     パシリに合い、商店街に行ったは良いものの「文花深海」に出会い、「事件が起きるよーアハハ」とか言われて、そして。

     20分という期限を守れなかった。
     そもそも、無理な話なんだよ。うん。商店街は遠いし、でも安いし。

     なんだよ。行きだけで10分かかった。なんだよ。

     もう、美鮠は部活が始まっているのだろう。
     ……素直に思う。「終わった……サヨナラ僕の青春」
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