memories-想い出たち-14コメント

1 白河いのり id:ez-bG7aViB/

2011-07-23(土) 17:42:43 [削除依頼]
えっと、初投稿になります^^
ジャンルとしては恋愛ものですが、恋愛に留まらず、いろいろなものを書いていきたいと思っています♪
コメントとかいただければすごく嬉しいですっ
  • 2 白河いのり id:ez-bG7aViB/

    2011-07-23(土) 17:51:00 [削除依頼]
    「ねえねえ、智也」
    俺は女の子にそう呼ばれていた。
    この世界でよく見かける、知らない女の子。
    しかしその女の子は、まるで俺のことを友達かと思ってるかのような口振りでこう話す。
    「2人でいた季節、絶対忘れないでね?」
    何のことか分からなかった。
    ただ、女の子がすごく悲しそうな顔をするから…
    「うん、忘れないよ」
    と、答えることしかできなかった。
    「良かった。」
    世界から俺が消える感覚がした。
    ああ、これは夢なんだな。
    そう思ったとき、俺は目覚めた。
  • 3 白河いのり id:ez-bG7aViB/

    2011-07-23(土) 18:06:27 [削除依頼]



    朝、まだ寝たいと閉じようとするまぶたを、無理やり開けながら身体を起こす。
    「眠い…」
    洗面所で顔を洗い、歯磨きを済ませ、学校へ行く準備をする。
    因みに予鈴は8:30。
    しかし、今の時間は9:50。
    遅刻だ。
    だが気にする必要はなかった。
    俺はいつもこの時間に登校する。正直学校へ行く気なんてない。
    遅刻魔、不登校、そして不良。
    進学校であるうちの高校で、そういうレッテルを貼られるのは当然だった。
    ましてや、今は二年生である。
    進学へ向けて、今から勉強しているやつだっている。そいつらにとっては俺は邪魔者に過ぎない。

    クラスのやつも、それ以外の生徒も、俺に近づくやつなんてほとんどいない。

    孤立している。

    そんな事実があったって、俺には寂しさの微塵も感じなかった。
  • 4 儚 @クッキー焼けた!! id:D/nCAXp.

    2011-07-23(土) 18:13:14 [削除依頼]


    いのりちゃんだー(´`)
    面白そう*
    更新頑張ってね、応援してるよ
    また来るね(^ω^)!
  • 5 白河いのり id:ez-bG7aViB/

    2011-07-23(土) 18:22:17 [削除依頼]



    両親は2人ともアメリカで働いている。
    俺は日本から離れる気にはならなかったから、反対を押し切ってここに残っている。

    だから俺を咎めるものなんて、教師しかいない。

    机の上でバラバラになっている教科書を、適当に鞄に直して、荷物を用意する。
    昨日、制服のまま眠っていたので、着替えずそのまま登校した。

    道を歩けば、眩しい朝日が照りつける。
    冬が終わり、春の暖かさがやってきて、桜が咲き、そして新学期が始まった。

    それから一週間、クラスのやつらとはあまり関わらず、一年生のときと同じく遅刻ばかり繰り返していた。

    元々はこんな生活は望んでいなかった。
    中学のとき、俺は陸上部に所属していた。
    たくさんの賞状をもらい、周りからは学校のエースとして期待されていた。

    三年の夏、今通っている高校から推薦がきた。
    部活が盛んなことで有名だということを知っていた俺は、迷わずここに決めた。
    この高校でも、エースになってやると。
  • 6 白河いのり id:ez-bG7aViB/

    2011-07-23(土) 18:24:53 [削除依頼]
    儚ちゃんだぁ(≧∇≦)←

    うん、ありがとうっ、がんばるねっ♪
  • 7 白河いのり id:ez-bG7aViB/

    2011-07-23(土) 18:43:04 [削除依頼]



    入学当初からエース候補として期待されていた俺は、毎日の練習に必死に取り組んでいた。

    だがある日、事件は起きた。

    同級生と先輩を交えた暴力事件。

    俺は、その加害者となってしまった。
    事の発端は、同じ陸上部に所属していた同級生が恐喝を受けているところを、俺が助けに入ったことから始まった。

    最初はただの言い合いだったのが、先輩が俺に殴りかかってきたことで、殴り合いの大乱闘に発展した。

    最初見ていただけのやつも、おもしろ半分か、殴り合いに参加するようになり、大混乱。

    教師たちを総動員して、やっと収まったが、問題はこの後だった。

    停学、そして退部処分。

    そのときの担任曰わく、「あの場に居合わせた陸上部員のほとんどがお前のことを一方的に悪いと言った」
    らしい。

    要するに俺は嫌われていたわけだ。

    新入部員がエース候補だと顔が立たないのだろう。

    そんな部活、こっちから願い下げだった。
  • 8 白河いのり id:ez-CFJxIdj/

    2011-07-25(月) 14:49:49 [削除依頼]



    退部したあとの俺は、高校での目標がなくなり、怠惰な生活をしている。

    今こうして遅刻していても平気な顔でいれるのは、そういう生活が約一年続いたから。

    誰もいない横断歩道を歩き、すぐ横にあるバス停。
    そこから一本道、真っ直ぐ行けば学校に着く。
    道の両端には桜並木。この先には緩い坂道がある。
    その坂の上に、俺が通学する高校がある。

    数分で正門に到着。明らかな遅刻確定は俺だけ……

    の筈だった…

    「あなたも、遅刻なんでしょうか?」
    後ろから声がした。振り返ると、そこには、俺より背が頭一つ分ぐらい低い、女生徒がいた。
  • 9 白河いのり id:ez-CFJxIdj/

    2011-07-25(月) 15:16:44 [削除依頼]



    「……」

    俺以外にもこの時刻に遅刻して登校する生徒がいるなんてな…しかも女生徒が。
    寝坊したのだろうか。

    「…ああ、そうだ。それがどうかしたのか」
    正直、知らないやつとはあまり関わりたくなかった。すぐに立ち去ろうとしたのだが

    「初めて見かけましたよ、私以外に遅刻してくる生徒。もしかして初めての遅刻でしょうか?」

    「いや、違う。毎回こんな感じだ」

    その女生徒は驚いたような顔をした。

    「おかしいですね…私もいつも遅刻してるんですけどね…全然見かけませんでしたよ?」

    驚いた。

    正直、こんなことを言うのはどうかと思うが、その女生徒は大人しそうな外見とは逆に俺と同じく不良なのかと思ってしまった。
    人は外見で判断するなとはこのことか。
    「あ、今かなり意外だなって顔してました。」

    「ああ、あんた結構大人しそうな感じがしたからな」

    「大人しいからって遅刻しないってことはないと思いますけど…?」
    そりゃそうだな。そういう先入観は持っちゃいけないな。
    だからっていつも遅刻?
    俺は大人しそうな外見とのギャップに困惑していた。

    まあ、でもこれ以上関わることもないだろう。

    「じゃあな」
    そう言って、俺は振り返らずに教室を目指した。

    「また…会いましょうね」

    その言葉が、後ろから吹く風に流されて、聞こえた気がした。
  • 10 白河いのり id:ez-CFJxIdj/

    2011-07-25(月) 15:29:45 [削除依頼]



    下足ロッカーで靴を履き替え、教室棟へ向かう途中で1時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。
    ちょうど良かった、わざわざ授業中に遅刻指導されずに済むのだから。

    すると、「おい、久遠!」と怒声が廊下に響いた。

    声のする方を見ると、クラスの担任がちょっとこいとばかりに俺を睨みつけている。

    久遠智也(クドウ トモヤ)。それが俺の名前。

    その後、放課後、職員室に来るよう怒鳴り散らされ、俺は教室に向かった。
  • 11 白河いのり id:ez-CFJxIdj/

    2011-07-25(月) 15:56:42 [削除依頼]



    階段を上り、三階へ。
    廊下を歩いてると、遅刻してきた俺を訝しげに見るやつらがちらほらみられた。

    いつもの光景。

    それは教室に入っても変わらなかった。

    教室に入ってきた俺を見るやいなや、「またかよ」だの「墜ちこぼれ」だのコソコソ話している。

    俺は別段気にしなかった。

    窓際の一番後ろの席に腰を降ろし、鞄を机に掛けようとしたときだった。
  • 12 儚 @改名しようかしら id:hO59W901

    2011-07-25(月) 16:06:23 [削除依頼]


    主人公可哀そう*
    更新頑張ってね(´ω`)っ

    いのりちゃんも話が進んだら評価お願いしてみたら?*
  • 13 白河いのり id:ez-CFJxIdj/

    2011-07-25(月) 16:13:53 [削除依頼]

    あ、儚ちゃん♪
    かわいそうだけど仕方ないよね←

    毎日少しずつでも更新出来るように頑張ります←

    評価、かぁ…
    うん、結構進んだらそうしてみようかな♪
    ありがとっ
  • 14 白河いのり id:ez-CFJxIdj/

    2011-07-25(月) 16:30:51 [削除依頼]



    「よっ、智也。また遅刻か?」
    顔を上げると、長身、黒髪、長髪、の男が笑顔で話しかけている。

    こいつの名前は稲葉拳(イナバケン)。
    高校に入学した時からの付き合いで、俺との関係を表すと「悪友」みたいな感じだろうか。

    因みにこいつも俺と同じく遅刻の常習犯。
    今日はたまたま俺より早くに来ていたみたいだ。

    「いつまでも遅刻ばっかりじゃダメだぜ?」
    「…お前も人のこと言えないだろ」

    そして、数少ない心が許せる友達である。
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