スカイバード7コメント

1 快音 id:M3alYgQ1

2011-07-14(木) 21:12:14 [削除依頼]

 はじめまして、快音(カイオン)です。

 今日から、私の駄文を少しずつ更新していきたいと思います。


 前々から書いてみたいと思っていたので、どこまでいけるかわかりませんが、お付き合いいただけたら幸いです。


 >2から、簡単な登場人物と世界観を説明していきたいと思います。
  • 2 快音 id:M3alYgQ1

    2011-07-14(木) 21:22:52 [削除依頼]


     空鳥 登場人物


     春兎(ハルト)  ちょっと抜けてる主人公。春秋探偵事務所の所長。


     秋姫(アキ)   ドSなハルトの相棒。事務所の実質的な支配者。


     
     冬愛(トウア)  『街』の情報屋。ネコ気質。

     夏菜(ナズナ)  『街』の権力者。トウアの飼い主。


     空鳥 世界観


     ある大陸の、ある国の、ある『街』での出来事。

     その『街』では、能力者と呼ばれる人々が超能力のような力を使い、自由の『街』を謳歌していた。

     一見自由なこの『街』では、だがしかし、能力者至上主義でのヒエラルキーが形成されていた。


     そんな自由で不自由な『街』の中を、自由に飛びたいと思った二羽の鳥がつくるはなし。 
  • 3 快音 id:M3alYgQ1

    2011-07-14(木) 21:34:41 [削除依頼]



     ―――序章、赤鳥――


     
     空が、紅い。


     「うわぁ、まっかー」


     銃弾が飛び交う戦場でなければ、悲鳴が残る虐殺の地でも無い。
     ここは、見慣れたオレ達の『街』。

     空が紅を映す他は、普段と何一つ変わらない。否、人はおろか、生物の呼気を感じることの無い錆びたセカイ。


     ただ黙って、一人きりの道を進む。何の音もしない。死んだ『街』。


     どのくらい歩いたんだろう。
     人気の全くしないビル街を僅かの希望も無く歩いていくと、見慣れた筈の『街』の中で、見慣れない扉を見つけた。


     紅い空の、紅い光を受けても黒光りすらしない、真黒の扉。


     死んだ街を歩くのにも疲れた俺は、この『街』を出る唯一の手段かもしれない扉の、錆び付いたノブを捻ろうとした。


     そのとき、
  • 4 快音 id:M3alYgQ1

    2011-07-14(木) 21:58:37 [削除依頼]


     「ト…… ルト………、と……きろ……か……ルト  」

     風すら死んでしまったかのような『街』の中に、微かな、確かな声が聞こえた。


     

     「え、誰? ドコに居るンだ  「さっさと起きろこの馬鹿ハルト!!」


     強烈な痛みとともに、俺は身体を跳ね上がらせて起きた。

     「いっ………ってェェえ!!!? 何すんだよ、この悪魔!!」


     やっと赤から開放された俺の視界には、光とともに、正に悪魔の形相で、俺を射殺さんばかりに睨みつけている悪魔……もとい久里 秋姫(ヒサト アキ)のドアップが在った。


     「悪魔?へえ、僕にそんな口を利いても良いのかい?馬鹿ウサギ」

     絶対零度の囁きが、朝の柔らかな空気を一瞬にして南極のそれと変わらないようなものにしてしまった。


     にこやかな笑顔のはずなのに、妙な威圧感を放つアキの表情から、勘のいい俺は逆らってはいけない(生きていけない)空気を感じ取った。


     「あははは、で、アキ様はこんな朝早くに俺に何の用でしょうか」

     若干緊張で声が引きつり裏返ってしまった俺だったが、逼迫してきている生命の危機に比べれば些細なことだ。


     「雰囲気で察しろ」

     そんな俺の様子が気に入らなかったのか、悪魔もとい魔王閣下はベット脇にある俺のお友達(別名ファンシーなぬいぐるみ)を殴る、蹴るなどの様々な苛め(拷問)始めた。


     ああ、それは俺が10歳のときに貰ったみーちゃん!(ピンクの巨大なウサギ)

     ちょ、それは最近買ったばっかのローレンティさん(あるブランドの限定1000個のタグ入りテディベア)じゃないですか!?もう魔王閣下、いい加減にしてください!
  • 5 快音 id:2/S4jzK/

    2011-07-15(金) 20:29:21 [削除依頼]



    そんな俺の心情を知ってか知らずか、アキはぎろりと一瞥、更に拷問を続けた。


     みーちゃんの顔が歪み、ローレンティさんのミルクティ色の右手がちぎられそうになる前に、俺は魔王に許しを請うた。


     「いやいやいや!!誠にスミマセンデシタっ、アキ様!!!」


     お気づきの方もいるだろうが、心の中では魔王に対して強気な俺は、実際にはかなり腰を低く構えている。プライドなんて、なくなってもいい。だから、どうか俺のお友達には……


     夜の闇を吸った真っ直ぐな髪と、穏やかな激しさを纏った大きな瞳。俺の大切なお友達を嬲る腕もまた細く、少女のそれと変わらない程白い。


     俺の捨て身の懇願が通じたのか、無機物をいたぶるのに飽いたのか (たぶん後者) 魔王は俺のお友達から手を引いた。


     「チ、……仕方ないね、時間がない。馬鹿ウサギ、5秒で出かける用意して?―――依頼だよ」


     依頼――――ー、その言葉に思わず震えが走る。


     「あ、の……アキ、いらいって、あの依頼?」

     確かめるように一語一語発音する俺に、アキは心底面倒くさそうに


     「それ以外に何があるんだ。さっさと支度して、依頼主に挨拶に………」

     苛立ちを含んだアキの声も、高ぶる俺の熱い鼓動に霞み、手足がじんと熱をもった。


     「いやっほーい!!依頼なんていつ以来だろ」

     喜びに胸震わせ、腹の底から叫ぶ俺に、絶対零度の魔王陛下は近所迷惑だと言わんばかりに


     「寒いわ」


     の一言で一蹴した。


     ――――序章、赤鳥―――完―――


     次章、初鳥
  • 6 快音 id:6qPkcnf.

    2011-07-18(月) 22:30:36 [削除依頼]

    ――――初鳥―――


     「なあ、アキ?依頼主の家って、こっちのほうで合ってんのか?」

     中世の、まるで御伽噺の世界のようなレンガ造りの小道。
     迷い込んでしまった好奇心旺盛な少女宜しく、曖昧な地図を片手にとぼとぼ歩みを進める。


     「………」

     俺の前を行く黒髪美人の、パッと見オンナノコな奴(本人の前でそれを口に出したら死を覚悟することになる)は、俺の頼りない声をガン無視でさっさとひとり行ってしまう。


     
  • 7 さねこ id:GU02SWZ0

    2011-07-22(金) 20:06:28 [削除依頼]


    慌てて置いていかれる前に追いつかなくてはと、走る。

    「っぷぁ!?」


    いきなり止まったアキに、勢いのついたままのハルがつんのめるようにして鼻頭をしたたかに打ちつける。

     軽く涙目になりながら、「いきなり止まんな!!危ねーじゃんか」と訴える必死のハルに見向きもせず、アキは


    「ここだ」


     とだけ言った。
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