ひとりぼっち −私っているの?ー52コメント

1 KURO id:i4draId/

2011-07-14(木) 17:21:06 [削除依頼]
「いるのかいないのか分からない。」

そう言われ続けてきた。

「誰だっけ?」

そう言われるたびに、胸がズキンとする。

そこにいても、いないのと同じ。

こんな私って、本当にこの世に要るの?
  • 33 KURO id:Bs52I1k.

    2011-07-21(木) 11:35:04 [削除依頼]
    はっと私に気づいた葵ちゃんの妹、愛美。

    その顔に、恐怖の色がうかんだ。

    「大丈夫。大丈夫だよ、愛美。」

    葵ちゃんがそう言っても、警戒するようにこちらをにらんでくる。

    「何しに来たの。」

    低い声で言うその声には、憎しみがこもっていた。

    私は答えなかった。というより、答えられなかった……

    「森山さんは、いじめを止めるのに協力してくれるの。」

    私の変わりに葵ちゃんが答えた。
  • 34 KURO id:lbWSY/c0

    2011-07-22(金) 10:00:44 [削除依頼]
    「うん。」

    あわてて私もうなずく。

    「あっそ。」

    そう言うと愛美は、それっきり何も言わなかった。

    「き、きょうはもう帰るね。」

    居心地が悪くなって、私は逃げるようにして葵ちゃんの家を出た。

    「明日もきてね〜。」

    後ろで葵ちゃんの声が聞こえた。


    私は走った。

    走って走って……

    走りつかれて立ち止まったとき、

    「梨花?」

    ふりむくと、そこには百合が立っていた。

    私のたった一人の……

    友達。
  • 35 KURO id:lbWSY/c0

    2011-07-22(金) 10:09:50 [削除依頼]
    この小説、ここまで読んでる人いますか?
    いたら感想がほしいです……
  • 36 アスカ id:npLtt2f/

    2011-07-22(金) 15:00:23 [削除依頼]
    読んでます!
    続きが気になります。
    がんばってください!
  • 37 KURO id:ot1VSoB1

    2011-07-23(土) 09:26:57 [削除依頼]
    ありがとうございます☆
    よし、がんばろう!
  • 38 KURO id:ot1VSoB1

    2011-07-23(土) 09:40:57 [削除依頼]
    「……百合。」

    私はそうつぶやいた。

    「あのね、梨花。わたし……」

    百合がそう言いかけた時

    「おーい。百合、何やってんの。早く行くよ。」

    前を歩いていた百合の友達が、百合をふり返って叫んだ。

    「うん、今いくー。」

    百合もそう叫び返して

    「ごめん、梨花。また今度ね。」

    そう言って走り去っていった。

    百合、何か大事な事を伝えようとしてたみたい。

    なぜか私はそう思った……

    百合、何を言おうとしたの?

    小さな謎だけが、私の胸にのこった。
  • 39 KURO id:NEB8obR1

    2011-07-24(日) 10:17:55 [削除依頼]


    朝。

    ピピピッピピピピッ。

    「ふう〜。38度2分か……」

    私はわきに挟んだ体温計を見てつぶやいた。

    どおりで頭がふらふらするはずだ。

    「お姉ちゃん。どうだった?」

    愛美が心配そうにのぞきこんできたので、私はだまって体温計をつきつけた。

    「38度2分か……ちょっと高いね。学校には私が伝えとく。一人で大丈夫?」

    コクッと私はうなずいた。

    「そっか。じゃあ、私行くね。おとなしく寝ててよね。」

    そう言って愛美は出て行った。

    「はぁ〜。」

    私は小さなため息をついた。
  • 40 KURO id:4pjhWhj0

    2011-07-24(日) 11:19:04 [削除依頼]
    葵ちゃんの家に行ってから、何だかまともに愛美の顔を見れなくなった。

    ああ。もうなにもかも忘れてしまいたい……

    そんなことを考えながら、私はゆっくりと夢の世界へおちていった。
  • 41 ぴーち id:y9fo2On/

    2011-07-24(日) 11:54:41 [削除依頼]
    おもしろいです(ノ∀`)**
    続きめっちゃ気になります!
  • 42 KURO id:K0ZWNrB0

    2011-07-24(日) 11:59:19 [削除依頼]



    ほんのかすかな記憶

    あれは……


    「おねえ……ちゃん……」

    顔をぐちゃぐちゃにして泣きじゃくりながら、愛美は私のほうに駆けてきた。

    「愛美。どうしたの?」

    私は愛美の頭に手をおく。

    「がっこ……行きたく……ない。」

    そう言って愛美はまだ新しいランドセルを、バンッと地面に投げ捨てた。

    「……愛美?」

    買ったばかりのランドセル。

    「これを背負って学校へ行って、たっくさんお勉強するの。」そう言ってうれしそうにランドセルを背負っていた愛美。

    「……何があったの?」

    愛美はうつむいて何も言わない。

    「愛美!」

    「同じクラスにね、野山さんって人がいるの。その子がね、いっつもいじわるしてくるの。愛美って……同じ名前だから……私なんかと同じ名前だから……気持ち悪いって……私のこと大っ嫌いだって……」

    言ってるうちに愛美の目から大粒の涙がこぼれはじめた。

    「愛美……」

    何の罪もない愛美を泣かせるなんて……ただ同じ名前ってだけで。

    私はぎゅっと愛美をだきしめた。

    まだこんなに小さいのに……つらかったね……

    私はそっと愛美の耳元でささやいた。

    「じっとがまんするの。そしたらきっと、いつか終わる。もし……仕返しをしたいならその時。愛美が今までたくさん苦しんできたんだから、その子も苦しむのが当然だよ。ねっ。」

    「……うん。」

    そう答える愛美の目に、もう涙はうかんでいなかった。
  • 43 KURO id:yRnRUEV/

    2011-07-24(日) 18:08:11 [削除依頼]

    その時、

    私は目を覚ました。

    夢?

    でも……

    前にもこんなこと、あったような……

    もやもやする。愛美がまだ小学1年生のとき……

    私は……

    そうだ、思い出した。

    あれは夢じゃない。

    私の過去の記憶。

    ずっと封じていた記憶……

    愛美をいじめっ子にしたのは……

    私だった。
  • 44 ∴♪*+°100%ゆりな+°♪*:: id:fS3dRtA.

    2011-07-24(日) 19:52:54 [削除依頼]
    小説板の小説すごいレベル高い…!!!!

    惹かれる♪*がんばれ!
  • 45 KURO id:iTGGtuj.

    2011-07-25(月) 13:58:52 [削除依頼]
    読んでくれてる人がいるってすっごくうれしい!
    まだまだ下手だけど、がんばります!
  • 46 KURO id:uK/BMRs0

    2011-07-26(火) 11:09:03 [削除依頼]
    1つ思い出すと次々と記憶があふれ出してくる。

    泣きじゃくる愛美

    ボロボロになった愛美

    愛美はいじめられていた……

    いやだ!

    思い出したくない!

    だって、そんな愛美に「復讐」というものを教えたのは、私だから。

    あの時はただ、愛美の気持ちを落ち着けようと思って言っていた。

    その言葉が愛美を大きく変えたことも知らずに……

    それを知ったのは愛美が中学に入ってから。

    「今日「あいつ」に仕返ししてやったよ。ありがとね、お姉ちゃん。」

    その言葉を聞いたとき、その愛美の顔を見たとき……

    私はぞっとした。

    だから私は封印したんだ。

    「愛美がいじめられていた」という事実を。その記憶を……
  • 47 KURO id:Du1D4ja.

    2011-07-28(木) 19:01:28 [削除依頼]
    私はこれからどうすればいい?
  • 48 KURO id:RHxEKHM/

    2011-07-29(金) 06:55:13 [削除依頼]
    もう、泣きたくなってきた。

    その時、

    「ピーンポーン。」

    玄関のチャイムがなった。

    誰?

    愛美じゃない事は確かだ。

    私はあわてて上着をはおると、玄関へいそいだ。


    ガチャッ

    玄関を開けると、そこには葵ちゃんが立っていた

    「森山さん、大丈夫?」

    心配そうな葵ちゃんの顔。その顔をみると、なぜだか私の目に涙がたまってきた。
  • 49 KURO id:nwtKXwY0

    2011-07-29(金) 10:34:46 [削除依頼]
    「ちょっ、森山さん?」

    葵ちゃんがおろおろしている。

    「あっ。ご……めん。」

    そう言って私はあわてて涙をふいた。

    「とにかく入って。」

    「あ、えっと。おじゃまします。」

    何年ぶりだろう。私の友達を家にいれるって。

    あれ?友達?

    葵ちゃんは友達……なのかな。
  • 50 KURO id:F9zWD44.

    2011-07-30(土) 11:58:02 [削除依頼]

    「あっ、お茶。いれようか?」

    「うん、お願い。」

    なんだかぎこちない会話。

    何しゃべっていいのか分かんないよ……

    「はい。」

    私は葵ちゃんの前にコップを置く。

    「ありがと。」

    そしてまた、会話がとぎれた。

    時計の秒針の音が、いつもより大きく感じる。

    「あの……」

    先に言ったのは葵ちゃんだった。

    「熱……大丈夫?」

    「うん、もう平気。だけど……」

    そう言って私はうつむいた。
  • 51 KURO id:xjZi6O01

    2011-07-31(日) 11:18:32 [削除依頼]
    「ちょっと嫌なこと思い出しちゃって……」

    「嫌なこと?」
  • 52 KURO id:SWZLtnw1

    2011-08-01(月) 10:37:52 [削除依頼]
    私は葵ちゃんにすべてを話した。

    愛美のこと、私自身のこと……

    葵ちゃんはだまって聞いてくれた。
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