追憶の忘却幻想交響曲10コメント

1 よる鳥 id:471GMKb0

2011-07-14(木) 07:57:46 [削除依頼]
 
 
 

忘れるって事は――
 
 
 
 
 
   幸せなことだと思う。
 
 
 


忘れることは――
 
 
 
 
 
 
      悲しい事だよ?
 
 
 
  • 2 よる鳥 id:471GMKb0

    2011-07-14(木) 07:59:36 [削除依頼]


    ――The central dramatispersonae.

     



     ナ     0
    シ   オ
         リ


     
  • 3 よる鳥 id:471GMKb0

    2011-07-14(木) 08:01:10 [削除依頼]
    ・0×0=0。

     


     玄関の屋根の向うの空を見上げるとぽつりと一つ大きく真っ白な入道雲が凄い速さで横切っていった。
    無色って言うのは本当は透明な空気みたいな色の筈なんだけれど、あの雲のような白を連想してしまうのは何故だろうか?
     それは多分、無というものを見た事が無いからだとおもう。
    見ようが無いではないか? ないのだから。

     今日は無色(シロ)の服を着て全てをやり直すためにここに来た。
    でも中には入らずに玄関先の階段に何分も座ったままだった。
  • 4 よる鳥 id:471GMKb0

    2011-07-14(木) 08:02:18 [削除依頼]
     コンクリートで出来た白っぽい建物は私を歓迎するでもなくただ澄ましたようにたたずんでいる。
    それを眺めれば眺める程、私が来たのが間違いなのではないかという不安で動けなくなってしまう。
    我ながらたいした小心の持ち主だと思う。
     元々自分は怖がりだという事は分かっている。
    暗くて誰もいない部屋ではいつも根拠の無い気配を感じてびくびくしていたし、床の木目なんて叫びを上げる人の顔に見えてしょうがなかった。
     幽霊を信じる信じないではなくただ怖かった。
    暗くて分からない。
    いるような気がする。
     それと同じように初めての場所初めて会う人に対しても怖いという感情が付きまとっていた。
  • 5 よる鳥 id:471GMKb0

    2011-07-14(木) 08:03:22 [削除依頼]
    「こんにちは」
     突然そう声をかけられびっくりして横を向くと長めの白衣のような服を着た人が立っていた。
    そこまで驚かれると思っていなかったらしく少しすまなそうにくすりと笑うとその人は私の隣に腰を下ろした。
     私は恥ずかしさで顔が真っ赤になっていただろう。
    見たわけじゃない、顔がほてるのが分かった。
  • 6 よる鳥 id:471GMKb0

    2011-07-14(木) 08:04:24 [削除依頼]
     私が驚いてしまった事、勝手に玄関前に座っていた事、ここにいるわけなど
    何を話していいか分からずに口ごもるとその人は小さな紙袋を手渡し問うた。
    「今買ってきたクッキーだよ。食べる?」
    「あ、ありがとうございます」
     袋から一つ貰う。丸型のシンプルなプレーンクッキーだった。

    「私はプレーンが好きなんだ。チョコが乗ったりジャムが挟まっているのに比べたら味気ないかもしれないが、素朴でいいだろう?」
     そう問いかけられて私は頷く。
  • 7 よる鳥 id:471GMKb0

    2011-07-14(木) 08:08:49 [削除依頼]
     その人は微笑むと男とも女ともとれる中性的な声でみすかすように言った。
    「大丈夫。君が来た理由は大体わかっているつもりだから」
     自分もクッキーをほお張ると私に問う。
    「君はどうやってここまできたんだい?」
     その質問に私は少し首をかしげ答える。
    「歩いて来ました」
    「ごめん。そういう意味じゃなく『どうやってここまでの道を知ることが出来たのか』が知りたかったんだ」
     的の外れた返答をしてしまいまた顔が赤くなっている気がしたけどそのひとは全く気にしていないようだった。
    「こんな外れに偶然来る事なんて滅多に無いだろうし、広告も出していないここの事を知っている人なんてまずいないから」
     そう言って静かに笑った。
    その屈託の無い顔を見て私は思った。
    この人なら私の話を聞いてくれるだろうと。
  • 8 よる鳥 id:471GMKb0

    2011-07-14(木) 08:09:41 [削除依頼]
     その人は微笑むと男とも女ともとれる中性的な声でみすかすように言った。
    「大丈夫。君が来た理由は大体わかっているつもりだから」
     自分もクッキーをほお張ると私に問う。
    「君はどうやってここまできたんだい?」
     その質問に私は少し首をかしげ答える。
    「歩いて来ました」
    「ごめん。そういう意味じゃなく『どうやってここまでの道を知ることが出来たのか』が知りたかったんだ」
     的の外れた返答をしてしまいまた顔が赤くなっている気がしたけどそのひとは全く気にしていないようだった。
    「こんな外れに偶然来る事なんて滅多に無いだろうし、広告も出していないここの事を知っている人なんてまずいないから」
     そう言って静かに笑った。
    その屈託の無い顔を見て私は思った。
    この人なら私の話を聞いてくれるだろうと。
    「自分でも信じて無いけど夢を見たんです。私――
  • 9 よる鳥 id:471GMKb0

    2011-07-14(木) 08:12:28 [削除依頼]
    >>7 は無かった事にしておいてください(・ω・`
  • 10 よる鳥 id:ALTbZTy0

    2011-07-14(木) 23:29:08 [削除依頼]
    ageてみる・・・
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