窓越しに見える風景28コメント

1 紫音(ミサカ)@懐かしみを込めて id:7M.39YF1

2011-07-12(火) 23:55:47 [削除依頼]
 お願いだから、私を殺してください。
 そうでなければ、今すぐにでもあなたを殺してしまいそうです。
  • 9 紫音(ミサカ)@宿題だれかやってください id:6aV5hTb.

    2011-07-21(木) 13:36:58 [削除依頼]
     人間とは、無駄に言葉を消費していく生き物だ。
     そのことを少年が感じ取ったのは、小学校低学年という幼き時期であった。
     罵倒、嘘、人は言葉で傷つけあう。
     それが非常に彼――藤井聖夜にとってみれば、くだらないことに過ぎなかった。
     染めてもいない、黒い髪。
     ピアスさえ開けていない、肌。
     適度にはきくずされている制服。
     何処にでもいそうな、目立たない少年が、彼であった。
     言葉。
     人は、限りない言葉で、限りなき感情を表し、日々を過していく。

    「聖夜ー」
     
     ほうかごの教室にて、聖夜はぼぅっとしながら考えていた所、友人に名前を呼ばれる。
     
    「ん……?」
     
     耳に突っ込んでいた音楽プレイヤーのイヤホンを外して、ポケットに突っ込む。
     目線を声がしたドアに向けると、顔をしかめた。

    「お前かよ」
    「オレっちで悪かったなっ!! こんにゃろー!!」
    「ああ。悪いよ」

     鬱陶しいといわんばかりに首を振ると、立ち上がって横にかけていたリュックサックをツケに上げる。

    「帰るのか?」
    「もっちもっち、聖夜、いっしょに帰ろうや」
    「却下」
    「え……」

     妙なテンションで喋り続ける、聖夜の友人。彼とは対照的に、真っ赤に染め上げられ盛っている髪に、ピアスが大量にぶら下がっている耳。指にはシルバーリングがいくつかはまっており、確実にちゃらさが演出されていた。
     だが、赤髪の少年が不良なのかと問われれば、そういった印象は一切なく。
     何ともいえない雰囲気を漂わせる、彼の名は佐藤優徒。
     
    「あ、ちょ、まて!!」

     
     
  • 10 紫音(ミサカ)@宿題だれかやってください id:6aV5hTb.

    2011-07-21(木) 13:52:22 [削除依頼]
     いつの間にか廊下の奥へと消えていた聖夜を優徒は追いかけつつ、かけてくる。

    「オレっちを置いていくって、どういうこっちゃ!?」

     耳元で叫ぶと、見事に聖夜の裏拳が顔にめり込む。
     思わずしゃがみ込み顔を抑える優徒のことなど、まんざら無視で聖夜は下駄箱へと足を進めていた。
     すのこの上に足を乗せて、自分の靴を出すとスリッパを脱ぎ、しまう。
     玄関の硝子から差し込む、オレンジ色の淡い夕日。
     ふと、彼はそれに目を留めて靴を履く動作で止まっていた。

    「お、聖夜ー。まっとってくれたんか!!」
    「違う……」

     優徒の声で我にかえると、ハイカットをはいてそのまま出口へとスタスタと行く。
     
    「え、ちょ、え!?」

     相変わらず優徒は慌てた様子で聖夜を追いかけえるべく、靴に履き替えた。
     
  • 11 藍璃 id:PA6rpif/

    2011-07-21(木) 13:59:05 [削除依頼]
  • 12 紫音(ミサカ)@宿題だれかやってください id:6aV5hTb.

    2011-07-21(木) 14:51:50 [削除依頼]
    >>藍璃さん

    コメント有難う御座ます。
    ですが、あまりそういった一文字だけのコメントはご遠慮願います。
  • 13 ミサカ紫音@ちょっと斬新に id:6aV5hTb.

    2011-07-21(木) 20:16:44 [削除依頼]
    >>10  オレンジ色に染まる町並み。  外に出て、聖夜はふと辺りの景色に目を留めた。 「…………」  瞳に映る、普段の町。  何一つ変わらないはずであるが、彼にどのように見えたのか。目を見開いて、深く息を吐く。   「お、聖夜ー!! まっててくれたんか!!」 「違う」 「え……」 「……」  本日何度目かのやり取りを優徒と交わすと、校門へと歩き出した。  緩やかに、ビルの谷間を抜けてやってきた風が聖夜の頬をなで、髪を静かに揺らす。  舞い上がるグランドの砂埃。  目に砂が入るのが嫌なのか、目を軽く伏せて歩く。  
  • 14 御坂紫音@結局之で落ち着く id:sMWkPPi1

    2011-07-22(金) 09:08:42 [削除依頼]
     学校を出れば、ただ延々と伸びる真っ直ぐなアスファルト。
     日中の照り返しがきつかったのか、未だに熱が少し立ち込めていた。
     聖夜が通う高校は、自宅から徒歩で五分程度の位置にあり、ゆっくり帰ったとしてもそんなに時間は食わないのであった。
     そして今日彼は、何か思うことがあるのか。
     ゆっくりと、街灯がぽつぽつとつき始めた道を歩く。

    「なー、聖夜。お前、何か今日へんやで?」
    「……」
    「え、無視か!?」
    「……」
    「無視何やな!!」
    「……」
    「オレっちを無視してどうなるか、わかっとるんか!?」
    「五月蝿い」

     ベシ、し平手で騒ぐ優徒の顔を叩くと溜息を吐き捨て、少し足早に歩き出した。
     ポケットに入れた音楽プレイヤーを出すと、イヤホンを耳に当てて選曲をする。
     
    ――いい加減この曲も、なぁ
     
     一日に同じ曲を何度も聞いているのか、少し飽きたような目線を投げかけてしまうと先ほどと同じペースに、歩みを戻した。
     相変わらず優徒はめげずに彼についてくるが、もはやかわいそうだといっても過言ではないほどに、完全虫を無視を喰らっていた。
     若干涙目であり、それに聖夜は気付いているのだろうが、彼の存在を頭から消して、音楽へと耳を傾ける。
  • 15 みさかしおん@ひらがなきかん id:KFBhGN6/

    2011-07-24(日) 20:06:08 [削除依頼]
     突然。
     ざ、と足を止める。
     
    「コンビニ寄るか?」

     斜め前方に見える大型チェーンのコンビニを指差すと、後ろに声をかけた。
     
    「お、よるよるよる!! めずらしーな、お前から声かけてくれんの」
    「五月蝿い」

     喋り始めた優徒の会話を又勝手に切ると、薄暗くなった道を歩き始める。
     コンビニに近づき始めれば、明らかに柄の悪い学生がちらほらと居た。所謂、チーマー、カラーギャング、不良、DQNなどといわれる類の人間であり、聖夜達を見る目線が、少しばかり鋭かった。
     手にされた、お酒の缶。口から吐き出される紫煙。足元に幾つか転がっている、ビン、缶。
     興味なさげに横を通り過ぎようとすると、一番ガラの悪そうな金髪の少年が声をかけた。

    「お前、聖夜?」
  • 16 みさかしおん@たいちょうふりょう id:KFBhGN6/

    2011-07-24(日) 21:50:04 [削除依頼]
     夕刻をすぎ、闇が足を伸ばし始めたとき。
     かなり低めの声で、そして暗い声音が聖夜の耳に届く。
     口元に浮かべられた、悪魔のような嘲笑。
     彼を彩っていたのは、金色の髪に、優徒など比にはならないようなピアス。引き締まった腕に入れられた刺青と、頬から首にかけてあるやけどの跡。
     そして、首に巻かれた黒い布。
     まとっている服自体は、どこかの制服なのであろうがかなりの改造が施されており、一目ではどこの学校化は判断が不可能だった。

    「久しぶり? 覚えてるかよ?」
    「……」
    「允平つったらわかるか?」
    「ああ……允平クン」

     くだらない、

     目線を外して溜息を吐きながら、心の中で呟いた。

    「何だ、よそよそしいじゃねぇの?」
    「そう?」
    「ああ。っつか後ろのヤツ、誰よ。新しい仲間かよ?」

     後ろのヤツと指された優徒は、少し表情をゆがめると首を振る。
     こういった人間と、付き合いが慣れているのか、なれていないのか。
     苦笑をして、目線はそれ以上合わせていない。

    「違う……」
    「へぇ。じゃあ、今はどっかについてんのか?」
    「それもない」
    「あらら」

     允平と名乗った少年は、残念そうに笑いをこぼすと立ち上がって、砂を払う。
     埃が辺りを少し舞い、

    「じゃあ、戻ってこいよ。任せてもらってるけど、正直お前しか――

    「ごめん」

     冷たい風が彼らの頬をなで、髪を揺らす。
     允平は少し唖然とした表情で、聖夜は今までに無いほどに辛そうな表情で。
     状況判断ができていない優徒は、あさっての方向を向いて。
     ねっとりとした空気が漂い、呼吸1つさえ息苦しくなるように時が刻まれた。
  • 17 みさかしおん@あしただるいな id:KFBhGN6/

    2011-07-24(日) 22:21:23 [削除依頼]
     街灯がつく。
     古いのかジリジリと少したってからではあるが、ぼんやりとした明りが少年たちを照らす。

    「ふぅん…。もう、俺らみたいな人間はやめたってことか」
    「……ああ」
    「そっかそっか」

     允平は格好に似合わず無邪気な笑みを浮かべると、髪の毛をかきあげて、嘗め回すような視線を優徒に止めた。

    「お前、名前は?」
    「優徒。佐藤優徒だ」
    「ゆーとか、おけおけ」

     ケラケラ笑い、允平は目を細めた。

    「オレは、允平零汰。よろしくな?」

     傷だらけの手を差し伸べると、優徒はそれを受け取った。パシンという心地よい音が辺りに響き、允平は握り締めた手に力を込めると引き寄せ、彼の耳元で囁いた。

    「こっちにこないか?」

      
  • 18 みさかしおん@ほしゅうがんばったよ、おれ id:BB3/WCH.

    2011-07-25(月) 14:54:03 [削除依頼]
     闇夜を舞う羽虫が電灯に群がり、数匹落ちた。

    「いや、こっちにこないかって、なぁ」
    「どうするんだ?」

     ニタ、と之があるべき笑みだといわんばかりに、似合った不敵な微笑を浮かべ允平は囁いた。
     冷や汗を浮かべ、オロオロと視線を惑わせる優徒を見かねたのか、聖夜が口を開く。

    「允平クン……」

     短く、感情を込めずに允平の名前を呼ぶ。
     それだけであったにも拘らず、允平は顔を離すと代わりに苦笑を貼り付ける。
     聖夜に体を向き直らせると、ピアスをいじり、

    「オレらのとこに、もどってきてくんねぇか?」

     軽い調子で言った。
     顔面に貼り付けた表情をいっぺんして、くるりくるりとワラウ。緩やかに広げられた腕は聖夜を歓迎するようで、細められた目は、彼を離さまいとする獣のようで。
     そして眼差しは、何処となく悲しげであった。
  • 19 みさかしおん@ほしゅうがんばったよ、おれ id:qVfv7e01

    2011-07-27(水) 12:02:15 [削除依頼]
    そんな允平に聖夜は失笑を向ける。
     冷酷な、笑顔。 
     口元は笑っているのに、目が氷のように固まっていた。ただただ、言葉を発する事もなく、冷ややかに。
     別に彼を見下しているわけではないが、表情が彼の吐いた一言を完全否定している。

    「あれ……?」

     空気の読めない優徒が声を上げ、辺りを見回した。それにより聖夜も表情を無に変えて目線を允平から外す。
     そして眉をひそめると、優徒同様、そこら辺に居たはずである、少年たちを探し始めた。
     先ほどまで、うじゃうじゃといたはずの人が消えるとは実に不気味で、

    「允平さァん。こいつら、誰ッスか? 允平さんの誘いをことわるってさァ」

     不吉な笑い声と共に、背後から声がした。
     
    「生意気ッスね?」

     聖夜が後ろを振り返るより先に、体に重い衝撃が走る。彼の体が汚いアスファルトの上に転がり、わき腹めがけて足が降ってきた。
     ズン、と更なる衝撃が駆け抜け。
     聖夜はわき腹を抱え込み、うずくまる。

    「おい、ちょ……」

     慌てて静止をかけようとする允平であったが、その少年は止まらない。
     下品な笑いと共に連続で聖夜の体を痛めつけ、道に鈍い音を響かせ続けた。
  • 20 綾香+(元.藍璃 id:8mp9L/c.

    2011-07-27(水) 12:11:19 [削除依頼]
    〜〜〜♪
  • 21 みさかしおん@ほしゅうがんばったよ、おれ id:qVfv7e01

    2011-07-27(水) 12:40:59 [削除依頼]
    「ほんと、ばっかじゃねェの? ギャハハハハハハハ!!」

     耳に劈くような奇声をあげる少年に蹴られ続けながら、聖夜はぼんやりと考える。

    ――俺、なんかしたっけなぁ……

    「なんか言えよ!!」

     次第に、聖夜を虐げるのは最初の少年だけではなく。コンビニ周辺に居た者たち、ほぼ全員が聖夜を取り囲んでいた。
     響く、暴力の音。
     近所に住んでいる人々が見れば、通報されても可笑しくないような状況で、コンビニの中の人が気付いていない事も異常な事態だった。

    ――何も、してないよなぁ

     ぼんやりとした瞳で、降ってくる足や鉄パイプなどを避けようともせず、体に受ける。
     コンビニの横に設置されていた時計が19時を指し示し、辺りが更に暗くなっていることに気付く。
     今夜は新月なのか、月明かりもなく。
     薄暗い街頭の明りと、コンビニから漏れ出す店内の蛍光灯の光のみが、彼らを照らしていた。
  • 22 みさかしおん@ほしゅうがんばったよ、おれ id:qVfv7e01

    2011-07-27(水) 12:51:13 [削除依頼]
    >>綾香さん

    コメント有難う御座います。
    分かりました、とりあえず私の言葉は伝わっているようで、一文字から何文字かにバージョンうpしましたね←

    折角コメントしてくださってますので、感想などいただけますと嬉しいです。
  • 23 みさかしおん@ほしゅうがんばったよ、おれ id:OL2zGA6/

    2011-07-28(木) 22:43:27 [削除依頼]
    >>21  揺らぐ瞳で、彼が捕らえたのは少年たちの間からのぞく唖然とした表情の、允平と優徒であった。  同じ学校である優徒より、允平の方がかなり青ざめている。  にも拘らず、目線だけは鋭く。  最初に聖夜に近づいた少年を、確実に射止めていた。 「オイてめーら、いい加減にしろよ」  ギリ、と。  強く奥歯がかみ締められ低く唸るような允平の声が、少年たちの耳に響く。   「はい……」  しぶしぶながらといった様子で、全員聖夜から離れる。やっと姿の現れた聖夜はすでにボロボロで、体中あざだらけであった。  慌てて彼に駆け寄る優徒を横目に、允平は口を開いた。 「テメェらな、何勝手な事やってんだ!!」 「いや……允平さ 「オレらの掟をわすれたのか、ぁああ!?」 「忘れてません……」 「なら、言えよ」  数人の受け答えに対し、允平はきつく言葉を投げつける。ぽつりぽつり語る少年の発言に、嘆息した。 「――最後に、無闇な争いはしない」 「わかってんなら、すんじゃねぇぞ!!」    鈍い振動と音がしたかとおもうと、允平の一番近くに居た少年が殴り飛ばされる。  ドシャ、と惨めに地面にたたきつけられ。  血の流れ出る鼻を押さえつつ、恐る恐る見上げる。  そこには、明らかに冷徹ながら怒りを表している允平の姿があった。
  • 24 ごん id:8Wo0cNp0

    2011-07-31(日) 16:32:17 [削除依頼]
    日常系好きなので嬉しいです^^
    話もまだ最初のほうだからむやみには
    言えないけどおもしろいです^^
    続きが気になりますね―

    更新、楽しみにしてますね^^がんばってください!
  • 25 みさかしおん@ほしゅうがんばったよ、おれ id:p6.Vya/0

    2011-07-31(日) 18:17:11 [削除依頼]
    >>ごんさん

    コメント有難う御座います^^
    そういっていただけると恐縮ですね。

    頑張って、読者様に受け入れられるような作品作りに切磋琢磨してきます!!
  • 26 御坂紫音@co1261978 id:ck7Dl8X1

    2011-08-05(金) 08:11:19 [削除依頼]
    >>23  だが彼の怒りが、殴った程度で終わる事もなかったが目を伏せて体を振るわせた。  静寂が降りたちねっとりと時間が流れる。  そして、鋭い眼光で最初に聖夜を殴った少年を見た。 「お前」  其の少年は明らかに允平より年上で、 「何様?」  でも、允平の言葉に、態度に、そいつは身をすくめた。  瞳は震えて、言葉さえ出ていない。 「何様?」  もう一度ゆっくりととう。  
  • 27 御坂紫音@モンハンなぅ id:9UfFypP.

    2011-08-22(月) 23:11:01 [削除依頼]
    >>26    突き刺さる言葉を飲み込むと、その少年はゆっくりと口を開く。 「何様のつもりでも… 「ない?」  言葉をさえぎり、允平が更に続けた。  歯を剥き出しにして唸るように、 「この人が誰だか分かってるのか?」  静かに言った。  
  • 28 御坂紫音@モンハンなぅ id:2VCFI1Y1

    2011-08-23(火) 20:13:06 [削除依頼]
    >>27    「允平クン、それ以上は止めてくれるかな」
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