girl girl5コメント

1 TNP id:ZVdS4aG.

2011-07-12(火) 22:13:14 [削除依頼]

「ごきげんよう」
「おはようございます。お嬢様。」

いつもおなじ生活
朝起きれば、メイドが朝食を準備し、
家で勉強をし、
家で・・・家で・・・家・・家家家家家いえ家

外に出たことがないわけではない。
しかし彼女は知らない。
その存在を。
彼女は常識中の常識を知らない。

なぜなら、朝起きればメイド、
勉強を教わるのはおばさん
しかも彼女はどのように人間が産まれるか知らない。
しかも彼女は父という存在を知らない。
いや彼女は、、、

男という存在を知らない。
  • 2 TNP id:ZVdS4aG.

    2011-07-12(火) 22:22:02 [削除依頼]

    「それではこれで数学を終わります」
    「お疲れ様でした」
    「お嬢様、お昼の時間です」
    「今行きます」

    彼女、本城麻奈実は筋金入りのお嬢様だ。
    産まれたときから周りには20人のメイドがいる。
    普段は家、、、と言い切れない城のような
    建物に住んでいる。
    しかしやむを得ず外に出るときは
    女性が運転するリムジンに乗って
    貸し切りの新幹線に乗る。

    つまり麻奈実は建物に住んでいるのではない。
    隔離されているのだ。
    男という生物から。
    彼女の母によって。。。

    そうやって彼女はもう18年も生きてきたのだ。


    しかし、、、
  • 3 TNP id:ZVdS4aG.

    2011-07-12(火) 22:33:20 [削除依頼]


    「ごちそうさま」
    「麻奈実お嬢様、お皿を、」
    「ありがとう。・・・ユキ」
    「なんでしょう、お嬢様」
    「午後の予定はなにかありましたか」
    ユキの少ししわの寄ってきた手が手帳をあける
    「いいえ。今日はなにも。なにかされますか」
    「いえ、今日は疲れたので、夕食まで部屋に一人にさせて
    くださるかしら・・」
    「かしこまりました」
    「それでは」

    建物の中でもヒール、、、家の中でヒールを履いて、西洋風の
    床の上を麻奈実が部屋に向かって歩く。

    ガチャ
    ・・・さてなにしようかしら
    迷いながらも麻奈実は大きな窓に向かう

    「いい天気」
    人が乗っている木の背景にきれいな青空と雲が浮かんでいる。
    人が・・・
    ・・・
    人!?

    ・・・誰??木にのったら危ないわよ!!
    「ちょ、、ちょっと!」
    「あ、、麻奈実??」

    このとき初めて麻奈実は男を見た。
  • 4 TNP id:LshbALV.

    2011-07-13(水) 19:38:39 [削除依頼]

    「な、、、なぜ私の名前・・」
    「うわっ!!」
    「あっ危ないですってば」
    「落ちるところだった−うわ−−びびった−−」
    「ほら、お手をのばしてください」
    麻奈実が窓から手をのばす。
    「信用できないんだけど・・・」
    「・・じゃあ・・・誰か呼んで」
    「わかった!!信用するからそれだけはっ!!」
    「別に私は脅してるわけでは・・・」
    「ほらっ手っ!」
    「あっはい」
    麻奈実が手をのばす。
    少年と麻奈実の指が重なる。
    「もうちょっと・・・」
    麻奈実が窓枠にひざをかけ両手をだす。
    少年が麻奈実の腕首をつかむ。
    「よっしゃっ」
    「ひっぱりますよ」
    「大丈夫。多分飛んだら届く」
    「届きますか??」
    「なめんなよっ」
    「じゃあ手つなぐ必要なかったんじゃないですか」
    「麻奈実が手つなぎたいとか言うからだろ」
    「そんなことっ・・・そういえばどうして私のなま・・」
    「飛ぶぞ」
    「ちょっとまっ・・・」
    少年の足はすでに空中に浮いている。
    麻奈実が膝から落ちる。
    「わっ・・・」

    ドスン・・・
    「いたた・・・あっ!・・・あの」
    「・・・いっっっって−−−−−−!!!!!!!!!!!!!!」
    「すみません」
    麻奈実は少年の上に乗っていた。
    急いで立つと少年にしゃべりかけた。
    「おっ・・・おけがはありませんか」
    「ああ、、麻奈実は大丈夫か?」
    「え、、ええ。それよりなんで・・」
    「お嬢様!!麻奈実お嬢様!!」
    ユキの声が麻奈実の部屋の窓から聞こえた。
    「ユキだわ・・・ユキ!!」
    ユキの顔が窓から覗き込む。
    「お嬢様!!・・・そこにいるのは・・・」
    「やっべ・・・」
    「あ、こちらのかたは・・・」
    「男ですか!?!?!?!?」
    「へっ・・・」
    「行くぞ!麻奈実!!!!!!!」
    「えっ」
    「「侵入者です!!侵入者です!!即刻捕らえなさい!!!!!」」
    少年が麻奈実の手をとって高い塀へと草木をくぐり抜けていく。
    「あっあの・・・」
    麻奈実は自分の手を持ち走り続けている少年の顔を後ろから見た。
    少年の右頬には擦り傷がついている。
    手をつないでいたせいで自分が付けてしまった傷・・・
    できればまた彼を傷つけてしまうかもしれないその手を離したかった。
    しかし麻奈実は少年の後ろ姿を見つめながら走り続けた。
  • 5 TNP id:LshbALV.

    2011-07-13(水) 19:52:03 [削除依頼]

    「翔平!!こっちだ!!」
    高い塀の向こうから男の子の声がする。
    麻奈実に男の子という存在は分からないのだが・・・
    −この人、ショーヘーって言うのかな・・・
    さっき翔平と呼んだ男が塀からロープを垂らす。
    「直樹!麻奈実頼んだ」
    「おう」
    直樹が麻奈実を引っ張る。
    「待ちなさい!!!!!!」
    「やっべ」
    塀を登り始めた翔平の背後からユキを先頭にたくさんの
    メイドたちが走ってくる。
    「翔平!!早くしろ!!」
    「メイドなんかに負けっかよ・・・」
    「翔平!!」
    「おう!!」
    塀を乗り越えるとすでに麻奈実が乗せられた車に
    翔平も乗り込んだ。
    「待ちなさぁ〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!」
    車は走り始めた。
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