歪む僕らの、35コメント

1 ちさ id:ez-VIEZO5./

2011-07-12(火) 21:59:41 [削除依頼]

気づけばあたしは、後悔ばかりで。


.

「死ぬときに笑えてたら、俺らの勝ちだぜ」


     −−歪む僕らの、
  • 16 ちさ id:ez-oycd16g/

    2011-08-16(火) 22:49:54 [削除依頼]

     友達であるあたしでも惚れ惚れするくらいかわいい顔をこの上なく歪ませて、秋生が真っ赤な人差し指の爪先をあたしに向けた。人を指で指しちゃいけませんよと軽くその指を払うと、彼女は今度は身を乗り出してあたしのおでこを叩いた。

    「いてっ」
    「なんなのあんたたち。平賀も意味わかんないけどあんたはもっとわからんわ」

     ほんの少ししか存在していない眉を吊り上げて、秋生は呆れ顔で大袈裟に肩を竦めてみせた。「だって」と言い訳を試みるあたしに一言も喋る隙を与えず、彼女お得意のマシンガントークもとい説教を始める。

    「平賀があんたの気持ちを知ってるかどうか知らないけどね、あいつはあいつで彼女いるくせにふらふらしすぎだし、あんたもあんたでその彼女に後ろめたさを感じながらなんだかんだ平賀を独占したがってるのって何? 好きなら好きでがつがついっちまえよ真っ正面から。自分の気持ちは隠したまんま陰で彼女持ちを手に入れようなんてね、やり方が美しくない。ロックじゃないね、あんたは」

     秋生の一言一言が槍の如く突き刺さる。きっとあたしがここでどう弁明しようが耳を貸すつもりはないだろう。そうわかっていながら、ほとんど反射的に応える。

    「別にあたしはそんなつもりじゃないって。たしかに平賀のことは好きだし、それは認めるけども、平賀には彼女いるし、平賀は別にあたしのことが好きなわけじゃないし……」

     だっかーらっ、と一際声を荒げて秋生がテーブルを叩いた。感情が抑えられなくなるとすぐものに当たるのが彼女の癖だ。ちなみにあたしたちはいま駅ビル内のスタバでお茶をしていて、周りのお客さんたちが怪訝そうな目でこちらを見ている。やめてくれ。
  • 17 びう id:ZTGgPED.

    2011-08-17(水) 20:35:37 [削除依頼]

    久々ちさ先輩(^ω^)!

    今回もうはうはしながら更新待ってます(^p^)←
    がんばってね(・∀・)
  • 18 c⌒っ*´・ω・)φ_萌花♪ id:8MXUiZJ0

    2011-08-17(水) 21:34:39 [削除依頼]


     ちさのだー!
     クリックしてよかった(*´艸`*)

     覚えてないかもしんないけど、萌花です。
     ちさの作品はやっぱ大好き*
  • 19 五十嵐紘。 id:KeI2.WF1

    2011-08-17(水) 22:33:04 [削除依頼]

    ちさだ!!久しぶりです(*´∇`*)
    う-んと……多分忘れちゃったと思うんだけど……っ

    元.嵐歌←ランカ か-ら-の 
    元.桐岡紘。 か-ら-の
    現.五十嵐紘。 です!!←

    忘れちゃってても.気にしない!!w
    また.愛読させてもらいます(^^*★

    紘の中で.ちさは永遠のヒーローですから←
    未だに( 僕が明日消えるなら、 )がめっちゃ好き(●´`●)w

    邪魔かもしれないけど.コメントさせてくださいぃぃぃ!!
    更新がんばって(*^_^*)
  • 20 ちさ id:ez-BA5.I7y0

    2011-08-17(水) 23:16:28 [削除依頼]

    びう
    .
    お久しぶりですびうさん(^ω^)bうは
    かなり自己満だから期待することなかれ!(笑)
    がんばりますっ


    萌花
    .
    お久しぶりー!
    忘れるわけがないじゃないか(^o^)/コメントうれしい、ありがとね*
    大好きだなんてもったいなきお言葉です(泣)
    ありがとう(´>ω<`)



    .
    お久しぶり(o^∀^o)!
    忘れるわけないよう!強いていえばなんて呼んでたかが不安なので一応紘と呼ばせていただきます←
    むしろあたしを覚えてくれててありがとう*
    ひまなときに流し読みしてあげて(^o^)/
    ヒーローなんてそんな大層な器じゃありませぬ!(汗)
    僕が明日消えるなら、懐かしいなあ恥ずかしいなあ(^q^)いやあー
    邪魔の正反対だからね!コメントうれしいよありがとう(´;ω;`)
  • 21 梨音 id:pku4FbY0

    2011-08-18(木) 11:57:32 [削除依頼]
    コメントのタイミングを窺うのを諦めt(

    ロック再来!何
    赤い爪の秋生ちゃんが好き**

    愛読させてください(つω`)
    ちさのペースで更新頑張って!
  • 22 ちさ id:ez-H3Bpqi31

    2011-08-18(木) 22:28:43 [削除依頼]

    梨音
    .
    わあー先生からコメントっ(´;ω;`)!ぶわ
    ありがとうございますすす*
    何かしらロック絡ませたい性分ですゆえ(^ω^)←
    秋生ちゃんはSSのキャラだったけどお気に入りだからまた出しちゃいました(笑)
    ありがとうね!がんばる!
  • 23 ちさ id:ez-bHY7ETW0

    2011-08-20(土) 18:48:18 [削除依頼]

    「秋生、声もうちょっと小さく……」
    「あっちがあんたのことを好きじゃないからあんたは友達のままでいいっていうの? ちがうでしょ! そもそもだ、恋愛っていうのはお互い好き同士になる確率のがないんだからね。彼女がなんだ、片思い上等、むしろ奪い取ってやる! くらいな気持ちでいけよこのやろう。相変わらず覇気のないやつだ」

     あたしの小さな反撃に当然怯むわけもなく、むしろ十倍返しにされたため押し黙る。駄目だ。秋生にはやっぱり敵わない。
     あたしは一応乙女なる性別であって間違っても野郎ではないし、最後の一文もこの流れの上ではあまり関係のないことではないか、と秋生に吠えられた後は言いたいことが様々浮かぶのだが、これ以上の反抗は秋生の口の悪さに拍車がかかるだけなので、物分かりのいいあたしは身を引くとする。秋生に口喧嘩で勝てる人がいたら尊敬したいと思う。

    「いるかさあ、VANISH好きなんだろ? VANISHの歌詞にもあったじゃんよ。『望む暇があるなら自分立ち上がらせろ』って。トウマもあんたを応援してるぜ」
    「いるかってあだ名いい加減やめない? あとそこでVANISH出さんといてよ」

     渋い顔つきで抹茶フラペチーノを啜るあたしを秋生が鼻先で笑う。あたしが言い返すことがなくなってくると、こういった勝ち誇った表情で見下してくる。言い返せないのではなく言い返したところで無駄だから止めているという点には気づいてくれない。
  • 24 ちさ id:ez-d4is0Ow0

    2011-08-21(日) 12:06:22 [削除依頼]
    * あげついでに補足( ̄・ω・ ̄) 秋生ちゃんは「秋生」で「あき」と読みますb 元はSSスレのキャラだったんですがお気に入りのためこっちでも出してみました( なので「え、なんか見たことある」ってなる(人いるかわかんないけど)かもしれないですがご承知ください(^q^) >23で出てきたVANISHというのは主人公が敬愛しているバンドという設定で(もちろん架空ですが!) 主人公の名前もそのうち出ます、たぶん(笑)
  • 25  莉流. id:LoZj5G21

    2011-08-21(日) 17:54:56 [削除依頼]



    面白そうっ
    頑張れ-
  • 26 ちさ id:ez-d4is0Ow0

    2011-08-21(日) 21:33:10 [削除依頼]

    莉流.さん
    .
    ありがとうございます!
    がんばります*
  • 27 ちさ id:ez-uGMff/j.

    2011-08-22(月) 23:33:47 [削除依頼]

     ていうかさあ、と手元のチャイティーを持ち上げて秋生が口を開く。

    「平賀の彼女はそうやってあんたら二人が週に何度か会ってること知ってんの? 嫉妬しないのかね」
    「前平賀に聞いたときは『知ってはいるけれど別にそういうの気にしたりしないやつだから』って言ってた」
    「余裕かよ。よっぽど平賀を飼い馴らしてる自信あるんだな」
    「……口悪いな。平賀だってあたしのことは『気の合う女友達』くらいにしか思ってないって」

     そう苦笑いを浮かべると「そこは否定できないな」と秋生にさくっと認められてしまった。その一言がぐさり、とガラスのハートに突き刺さる。まあそのときに平賀にも「ていうか別に俺らそういうつもり、カケラもないもんな」と全面的に肯定されたのだけれど。

    「−−あ、秋生時間いいの?」
    「ん、そろそろかもな」

     携帯の液晶画面で時刻を確認すると、秋生は残りのチャイティーを勢い良く吸い上げた。ずごごっとストローから音が響く。「ライブいつだっけ」残り少ないフラペチーノをちびちび飲みながらあたしは尋ねる。

    「あとちょうど一ヶ月くらい。なのにスタジオ練は今日入れて二回とかなめてるな」

     ヨシがさっさと予約入れないからだよあのあほんだら、とぶつくさ文句を言う秋生を前にして、彼女とバンド活動をしている人たちは本当に大変そうだと思った。そしてかわいそうだ。
     あたし行くけど、と秋生がギターケースを背負う。いるかは? と視線で問われたが、あたしは首を横に振った。店内で少量のフラペチーノを時間をかけて堪能することにしよう。
  • 28 五十嵐紘。 id:eg1MsKw.

    2011-08-24(水) 16:20:00 [削除依頼]

    わ-っ!! ヒーローが覚えていてくれた(嬉)←
    あ.前の紘って呼んでた気がするよ-!!w

    いやぁ.ちさのことは絶対に忘れないよっ!!
    ヒーローです、永遠の( 笑 )

    わ-ありがとう!!
    コメントさせてもらいますww
  • 29 ちさ id:ez-FwWQL8Z0

    2011-08-24(水) 21:28:35 [削除依頼]


    .
    ヒーローだなんてそんなそんなっ(^q^)//照←

    あ、よかったーbんじゃこれからも紘で

    ヒーローやっぱ恥ずかしいな(笑)でもそういう風にいってもらえてうれしいや(^ω^)ありがとう!

    こちらこそありがとうだよー
    よろしくね*
  • 30 ちさ id:ez-UQXND/x.

    2011-08-29(月) 20:08:50 [削除依頼]

    明日更新できたらしたいなあ、
    あげ**
  • 31 ちさ id:ez-eWsSCqF1

    2011-09-02(金) 00:01:45 [削除依頼]

     秋生の華奢な背中を見送ったあと、一人残されたあたしはスクールバッグの中からヘッドフォンを取り出し装着した。iPodを操作してBGMを選ぶ。VANISHのベストアルバム。やっぱりこれだ。
     トラック1の曲が流れ始める。単調ながら、彼ららしい一癖も二癖もある音色が心地好く、鼓膜を通して体中にすっと馴染むように行き渡っていく。そして絶妙なタイミングで入るボーカルのトウマの声。

    「たまらん」

     誰にも聞こえないように独り言をつぶやくあたしは、すっかりVANISHが繰り広げる世界の中にいた。インディーズからメジャーまで幅広いジャンルのバンドを聴くけれど、ここまであたしを虜にしたのは彼らだけだった。
     平賀に出会ったのもそう、あたしがこうしてVANISHに酔いしれていたときだった。


    .

     ロック好きなの?

     それが初めて、平賀に話し掛けられたときの言葉だった。
     利用者がとことん少ない我が学校の図書館内は、誰にも邪魔されることなく自分の好きなことをできる最高の場所だった。特に放課後はほとんどの生徒が部活動へと向かうため、あたしが立ち寄るときはたいていあたし以外に誰もいなかった。
     あたしはその日も一人もいない図書館の一番隅のテーブルに座り、その真ん中に愛読の音楽雑誌を広げ、愛用のヘッドフォンで最愛のVANISHを聴いていた。雑誌に載っていたトウマのインタビュー記事にテンションが最高潮に達したのは言うまでもない。

    「やべー、ライブ行きてー……」

     ツアーの日程内容を食い入るように見ていたあたしは、近づいてくる来る人の気配になど気づくわけもなく、隣に彼が佇んでからやっと顔を上げた。
  • 32 ちさ id:ez-ngJ6Z1b1

    2011-09-10(土) 21:17:35 [削除依頼]

    あげ
    見失う(^q^)
  • 33 ちさ id:ez-CB/z2hM/

    2011-09-23(金) 21:54:56 [削除依頼]

     元々長身の平賀を座った状態で見上げるのは中々圧倒感があり、思わず「でかっ」と口にしてしまいそうになった。けれど、その見慣れない顔がどきりとするほどきれいで、とっさに声を出すことができず息を呑んだ。そして彼があたしをじっと見たまま動かないので、なおさら戸惑う。大音量のヘッドフォンを外し、なるべく警戒した態度を見せて言った。

    「……あ、の、なんですか」
    「ロックすきなの?」
    「え?」

     低くて芯のある声があたしにそう尋ねた。平賀はその視線をあたしと雑誌の方に交互に動かしながら続ける。

    「VANISH好きなんだ。俺も一度見たいと思ってんだよね」
    「知ってるの? VANISH」
    「結構最近だけど。この間出たe.p.ではまった」

     VANISHの2nde.p.は音楽界でも傑作だと高く評価され、あたし自身もVANISHの特徴が存分に表れている点を好んでいた。インディーズレーベルのため知名度は低いけれど、こんなにも身近に彼らの存在を知っている人がいるなんて、と驚くと同時に興奮を抑え切れなかった。

    「あのサウンドやばいよね! 一人一人の技術が半端じゃないし、その才能が惜しみなく発揮されてるところがもう最高。トウマ英語うますぎるし」
    「ははっ、あんた熱いねー。本当に好きなんだ」

     VANISHのことになってから突然饒舌になり出したあたしに、平賀はおかしそうにくしゃりと笑った。その笑顔に心臓が締め付けられるようにぎゅうっと縮まって、鼓動の音が大きく、速くなっていった。体の内側から熱くなっていく感覚に呑まれて、全身が硬直する。
  • 34 夏風 id:YXYYC84/

    2011-09-25(日) 20:35:10 [削除依頼]


    ずっと隠れて読んでいました←
    更新、がんばってください^^
  • 35 ちさ id:ez-Y2ssfZW.

    2011-09-26(月) 17:06:51 [削除依頼]

    夏風さん
    .
    はじめまして!ありがとうございます(^^)
    すごくうれしいです**
    がんばります(`・ω・´)
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