ヨノナカ、バカゲテル60コメント

1 流羽 id:t449Gg6.

2011-07-09(土) 19:51:25 [削除依頼]

世の中、馬鹿げてるよね。

本当の愛なんて、友情なんて、

あるわけないのに。

それが、恋人でも親友でも、

結局は嘘なんだよ。

結局は裏切るんだ。

だから、私は愛も友情も信じない。

絶対に―― 
  • 41 流羽 id:9UsCHGT/

    2011-07-19(火) 17:31:41 [削除依頼]

    靴を履きかえて校門のところまで
    来た時だった。
    ふと校舎のほうを振り向いた。

    視力の良い私はすぐに気付いた。
    ある『異変』に。
    校舎の……屋上に人が立っている。
    「あれは……美空?」
    私はつぶやいた。
    同時に美空の言葉を思い出した。
    『そう……そうね。
    きっと楽になれるわね。屋上から
    飛び降りれば……』

    まさか……まさか、本当に死.ぬつもり?
  • 42 流羽 id:9UsCHGT/

    2011-07-19(火) 21:03:24 [削除依頼]

    私の足は無意識に屋上に向かっていた。
    息を切らしながら、廊下を、階段を
    走った。
    廊下も階段もすべてが長く感じられた。

    バン――
    勢いよく屋上のドアを開けた。
    私を見た、美空はビクッと顔をこわばらせた。
    美空のからだはすでにフェンスの外に
    あった。
    私の呼吸は乱れたままだったが、
    「バカ! ……何やってるのよ!」
    美空に言った。

    美空はもう、私におびえてなんかいなかった。
    「……何やってるのかって?
    見て分からない? 飛び降りるのよ。
    ここから落ちて死.ぬの!!」
    「……あんた、バカじゃないの!
    あんたがそこから飛び降りて何になるのよ」
    こんなに声を張り上げたことはここ最近
    なかったはずだ。

    「いいじゃない、別に。私は楽になりたいだけ……。
    それに、優里さんだって、私が飛び降りても
    誰も悲しまないって、何も変わらないって言ったわ!
    水梨さんだって私がどうなっても興味ないでしょ!?」
    美空の目には大量の涙の粒がたまっていた。
  • 43 流羽 id:s4tElYu1

    2011-07-28(木) 21:44:41 [削除依頼]

    私は、軽く息を吐いた。
    そして
    「そうよ、私、あんたがどうなろうと
    興味はないわ」
    私の正直な気持ちを叫んだ。
    「優里だって、同じはずよ。
    あなたが死.んでも笑い飛ばすと思うわ」

    すると美空は軽く笑った。
    「その通り……水梨さんだって分かってるじゃない。
    私がどうなろうと誰にも関係ないでしょ!」
    「あんただってよくわかってるみたいじゃない。
    あんたがどうなろうと、何も変わらないって
    ことくらい。
    このまま何も意味のない死.に方して悔しくないの?
    優里を見返してやろうとか思わないわけ!?
    命、無駄にしてんじゃないわよ!」
    私の声のトーンはだんだんとあがっていた。
    と同時に、私の目から一筋、涙が伝った。

    美空はそんな私を見て、相当驚いたようで
    目を見開いて私を見た。
    それ以上に私は私自身に驚いた。
    そして私は無意識のうちに走り出していた。
  • 44 『夏にゃん』 id:SSq2V59.

    2011-07-28(木) 21:51:59 [削除依頼]
    更新キタ――(・∀・)――!
  • 45 (*゛){爽音}(゛*) id:dlSqo501

    2011-07-28(木) 22:59:28 [削除依頼]
    面白いです!
  • 46 流羽 id:fiwgCuY1

    2011-07-31(日) 20:45:08 [削除依頼]
    『夏にゃん』サマ
    いつも更新遅くてごめんなさい!
    夏休みの間はなるべく時間見つけて、
    更新したいとは思ってるんですけど……。
    コメントありがとうございました。

    (*゛){爽音}(゛*)サマ
    コメントありがとうございます!
    とてもうれしいです!
    更新は遅いですけど、頑張ります!
  • 47 流羽 id:fiwgCuY1

    2011-07-31(日) 21:47:17 [削除依頼]

    私は屋上から家まで走って帰った。
    目から流れ落ちる涙が止まらなかった。

    家に着くと私は階段を駆け上がり
    自分の部屋のベッドに倒れこんだ。
    そして、その日はそのまま寝てしまった。

    私が目を覚ましたとき、もうすでに
    朝だった。
    しかし、いつも起きる時間よりは
    少し早かった。
    鏡を見ると目が少し腫れていた。

    昨日はどうして、美空を助けようとしたんだろう?
    放っておけば良い事だったのに。
    美空がどうなろうと美空の勝手。
    私に関係なかったのに……。

    どうして私はあの時泣いたりしてしまったんだろう?
    泣くことなんて、絶対になかったのに。
    どうして?

    そんなことを考えているとき、
    一人の女の子の顔がパッと浮かんだ。
    「嫌っ!」
    私は咄嗟に頭を抱え込みながら
    短い叫び声をあげていた。

    何? 今の……。
    見覚えはあるのに、思い出せない。
  • 48 流羽 id:fiwgCuY1

    2011-07-31(日) 21:55:44 [削除依頼]

    透きとおるような白い肌に
    長いツヤツヤのロングヘアー。
    目は優しそうで、でもどこか
    悲しそうで、お嬢様というような
    雰囲気の女の子だった。
    この女の子がなんだっていうの?

    そんなことを考えているうちに
    家を出ないといけない時間は
    近づいていた。
    私はあわてて教科書などを
    詰め込むと着替えて、家を出た。

    昨日の夕食も今日の朝食も食べて
    いなかったが不思議とおなかは減って
    いなかった。
  • 49 流羽 id:fiwgCuY1

    2011-07-31(日) 22:09:29 [削除依頼]

    今日も家を出ると、いつものように
    近所のオバサンに声をかけられ、
    生徒からは変な視線を浴びせされ、
    教室に入ると静まり返る――
    そんな感じで始まった。

    教室にはクラスのほとんどの人が
    来ていたが、美空はまだ来ていなかった。
    来てはいないものの、騒ぎになって
    いないところを見ると、
    美空はあのあと、飛び降りることは
    しなかったのだろう。

    すると
    「美空、まだ来ないの!? マジ遅いし」
    優里が大きな声で言った。

    「確かにおそいよね〜」
    「うちら待たせるとかほんと、
    何様のつもりなんだろ」
    「最悪だね」
    「まぁ、最悪なのはわかってたことだけどぉ」
    口々にみんながしゃべりだす。
    教室は美空がいなくても騒がしかった。

    その時、私は何か違和感を感じた。
    この光景は前にも見たことがある、と。

    なぜか来ない一人のクラスメイトの
    事を考える私。
    まだ来ていないと騒ぎ出す、クラスメイト。

    そして――

    ガラッ

    教室のドアが開いた。

    何とも読めない表情をして入ってくる、先生。
  • 50 流羽 id:fiwgCuY1

    2011-07-31(日) 22:25:48 [削除依頼]

    私の心はざわざわしていて、
    とても落ち着かなかった。

    クラスメイト達は先生を見て
    ばたばたと席に着き始めた。
    そして、ゆっくりと先生が口を開いた。
    『実は先日…………が亡くなった……』
    その言葉が聞こえた直後、
    「い、いやああああああ!」
    耳をふさぎたくなるような
    悲痛な叫び声が聞こえた。
    その声は幼いころの私だった。

    私は席をガタッと立ち上がった。
  • 51 流羽 id:fiwgCuY1

    2011-07-31(日) 22:31:40 [削除依頼]

    辺りを見渡すと、
    先生も含めたみんなが私を
    見つめていた。
    急に立ち上がった私を。

    「ど……どうした? 水梨……」
    先生が恐る恐る聞いてきた。
    「なんでもありません」
    サラッと答えて私は、席に座った。
    「そ、そうか」
    先生はそう一言いった。

    平静を装っていた私だったが、
    まだ心臓はドキドキと脈打っていた。
    今のは、何?
    今のは……?

    気を取り直したように、先生は
    「実は今日……転校生がうちのクラスに
    やってきました」
    先生の言葉にクラス中に
    「わあああああああ!」
    と歓喜の声が響き渡った。

    転校生……?

    ふん。そんなの私には関係ない。
    なんでそんなことに盛り上がるの?

    まだ動揺していた私だったが、
    クラス中のこのテンションに嫌気がして
    心の中で毒づいた。
  • 52 流羽 id:fiwgCuY1

    2011-07-31(日) 22:41:01 [削除依頼]

    教室の中に転校生が入ってきたのだろう。
    クラス中に
    「うわあ……」
    「すごーい」
    と声が聞こえた。

    しかし私はうわの空で窓の外を
    眺めていた。
    昨日から私は何かおかしい。
    美空に構ったりするし、
    女の子の顔を思い出すし……。

    それに、さっきの
    『……が亡くなった』って
    どういうこと?
    名前の部分は聞き取れなかったし。
    意味も分からない。

    そんな中先生の声が聞こえた。
    「席は……水梨の、隣、だな」
    先生も相当迷ったのだろう、
    私の隣だなんて。
    しかし、転校生はそんなの気づきも
    しなかった。
    「はい」
    とおとなしく返事をした。
    綺麗な声だった。

    私は思わず、転校生の顔を見た。
  • 53 流羽 id:T6kAIDf.

    2011-08-04(木) 21:06:48 [削除依頼]

    その顔を見て私は驚いて
    動けなくなった。

    透きとおるように白くてすべすべした肌。
    髪は長くてふわふわのウェーブヘアー。
    目は凛と輝いていて、パッチリとしている。
    でも、お嬢様のような雰囲気がある。

    似ていないようだけど、
    夢の中でみたあの女の子にそっくりだった。

    転校生のその女の子は徐々に私の方に
    近づいてきた。
    その度に私の心臓はドクドクと
    苦しいくらいに脈打った。

    何? この感覚――

    私は耐えきれなくなって心臓のあたりを
    押さえながら、ガタッと
    席を立ち上がった。

    転校生も先生もみんなも、私に注目した。
  • 54 流羽 id:T6kAIDf.

    2011-08-04(木) 21:34:50 [削除依頼]

    みんなの視線が私に集まっているのも
    気にならなかった。
    そんな余裕などなかった。

    この子は……この子の名前は……
    「あなたの名前は悠木……花音……?」
    私はそうつぶやいていた。
    その途端、
    「え……?」
    転校生は意味ありげに、私の顔を見つめた。

    転校生の目を見ていると、
    苦しくなった。
    何かに拒否反応を起こしているようだった。

    しばらく沈黙が続いた。
    先生が、
    「どうしたんだ? 水梨……」
    やっぱり、遠慮がちに聞いた。
    転校生以外には私の声は聞こえて
    いなかったのかもしれない。

    「なんでも……ありません」
    私は静かにそういうと
    苦しさを紛らわすように、
    音を立てて椅子に座った。
    そのあとは転校生と、目を合わせない
    ように、窓の外をじっと見つめていた。
  • 55 流羽 id:BrfXxzD1

    2011-08-07(日) 16:04:53 [削除依頼]
    先生が話を始めても、クラスメイト達は
    転校生をちらちらと見ているようだった。
    なんとなく、教室を見渡してみると
    優里が、すごい剣幕で転校生の少女を
    睨んでいた。

    「ッ――!」
    私の心臓はドクンドクンと脈打った。
    とても、落ち着かなかった。

    今日、美空は来ていない。
    不登校になったとみなされれば、
    次のターゲットが新たに決められる。
    ターゲットの決め方。
    普通は、くじ引きだけど……。
    優里が恨んでいる人がいれば、
    きっとその人になるはず。

    転校生で、クラス中の注目を集める
    彼女になる可能性は十分にある。
  • 56 流羽 id:BrfXxzD1

    2011-08-07(日) 16:09:22 [削除依頼]
    55の最後の文を訂正します。

    ×転校生で、クラス中の注目を集める
    彼女になる可能性は十分にある。

    ○転校生で、クラス中の注目を集める
    彼女がターゲットになる可能性は十分に
    ある。

    もし、ほかに変な文章とかあれば
    言っていただけたらうれしいです。
  • 57 流羽 id:BrfXxzD1

    2011-08-07(日) 16:21:43 [削除依頼]

    でも、どうして……?
    なんで、こんなにこの転校生の
    ことが気にかかるの?
    美空のことといい、
    あの変な夢のことといい、
    この転校生のことといい、
    最近の私は変だ……。

    「……さん、水梨さん」
    曇りのない綺麗な声が聞こえて
    ハッとした。
    隣で転校生の少女が私を
    呼んでいた。
    久しぶりに、まともに名前を呼ばれたのに
    驚いたのか、
    それともこの転校生に呼ばれたから
    驚いたのか、
    よくわからないが、私は転校生の
    顔を見ながら声が出せなかった。

    転校生は不思議そうな顔をして、
    「どうしたの? ホームルーム終わったよ?」
    といった。
    「え? あ……そう」
    そう返すのがやっとだった。
  • 58 流羽 id:BrfXxzD1

    2011-08-07(日) 16:38:41 [削除依頼]

    「あ、そうそう!
    私の名前なんだけど……。
    私、水野 花凜っていうの」
    水野 花凜……。
    私が思わず口走った、悠木 花音とは
    何だったのだろう?

    「さっき、私の事、悠木 花音って
    言ったでしょ?
    もしかして、先生が言った名前
    聞こえなかったのかなっって思ったから」
    ニコニコしながら言う、彼女を
    私は静かに見つめていた。
    そんな姿をクラスメイト達が
    ひそひそ何かを言いながら見ている。

    「ねえ、あなたの名前は?
    苗字は『水梨』でしょ?」
    クラスメイト達に気付いていないのか、
    無邪気に話しかけてくる。
    「私の名前は、水梨 咲歩……」
    ボソッと言ったつもりだったのに、
    彼女はしっかりと聞き取っていた。

    「咲歩ちゃんっていうんだぁ!
    ねぇ、私と友達になってくれない?
    席も隣だし」
    その言葉に私を含め、クラス中が
    ざわめいた。

    「水梨さんと友達……!?」
    「隣の席ってだけで気の毒なのに。
    無知って怖いね」
    「誰かとめてあげれば?」
    ひそひそひそひそと声が聞こえる。
  • 59 流羽 id:BrfXxzD1

    2011-08-07(日) 16:54:52 [削除依頼]

    はぁ、と私はため息をついた。
    「悪いけど、私、友達なんて
    馬鹿げたもの作らない主義なので」
    「え……?」
    水野 花凜は不思議そうな顔をした。
    私はそれを無視してスタスタと
    教室を出て行った。

    私が向かったのは、屋上だった。
    これからの授業はサボるつもり。

    友達――
    私にはそんなもの必要ない。
    絶対に。

    すると、バーーンとドアが開いた。
    驚いて私ははっとドアのほうを見る。
    「咲歩ちゃん!」
    そこにいたのは、水野 花凜だった。
    「なんで、ここに!」

    「だって、私、咲歩ちゃんと
    友達になりたくて!
    ねぇ、どうして友達、作らないの?
    私と友達になってよ!
    あ、これから咲歩って呼ぶから、
    私のこと花凜って呼んでね」
    一気に、ペラペラとしゃべる
    目の前のきれいな少女を見て、
    私は唖然とした。
  • 60 流羽 id:BrfXxzD1

    2011-08-07(日) 22:33:01 [削除依頼]

    すると、彼女は不思議そうな顔をした。
    「咲歩って今日、一回も笑ってないじゃん。
    教室ではずっと、こーんな顔してさぁ」
    そういいながら、目を手でつりあげた。
    普通にしているときの、可憐で綺麗な彼女からは
    全く想像できない姿だった。

    それを見た私は、
    「ぷっ! あははははは!」
    いつの間にか笑っていた。
    それを見た、彼女は誇らしげに笑うと
    「ほら、笑ったほうが咲歩は可愛いよ」
    その言葉に、私は我に返り、
    私は笑うのをやめた。
    そして、プイと顔をそむけた。

    「ねぇ、咲歩。私たち、いい友達になれると
    思うから、仲よくしてね?」
    いいともだち?

    「まだ、理解できてないみたいだから、言うけど、
    私は友達なんて作らない。
    なぜなら、この世に友情なんて存在しないし、
    私には必要ないから。人間は常に一人なの。
    適当なこと言って、近づいて最終的には裏切る。
    あなたもそうよ。私たちのこの学校でクラスで、
    生活していけばわかる。
    私たちのクラスに、友情なんて存在していないから」

    私はそういって、立ち上がると、屋上から出た。
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