秀才先生と新人イラストレーター12コメント

1 ぎん千代 id:0M.mUtt1

2011-07-07(木) 18:02:33 [削除依頼]

日常×恋愛の作品で、

不審点多々あると思いますが、どうか作品の評価や感想。

問答無用に書いていってください。
  • 2 ぎん千代 id:0M.mUtt1

    2011-07-07(木) 18:07:30 [削除依頼]

     七夕のミンミンと音が聞こえるには、まだ遠いその日。
     雨の無い快晴に、俺は彼女に出会った。

     彦星と織姫のような感動的な出会いならば良かったものの、残念ながらそう希望通りに事は運ばれないわけで、

     俺は夢は叶ったがその夢の後は、こんなにもややこしい事が始まっていくなんて初めて知ったもんだ。
  • 3 ぎん千代 id:0M.mUtt1

    2011-07-07(木) 18:50:47 [削除依頼]

     「君の初めての担当は、この人でお願い出来るかな?」
     真丸文庫と言うライトノベル文庫社の職場に呼ばれた俺。
     
      久保田 静香は、白髭を生やしたぽっちゃりなおっさん。
     いや、真丸文庫編集長から早速紹介をされた。

     ライトノベル専門の「イララストレーター」と呼ばれる職に就き始め、最初に担当するというのは、
     「久保田静香先生の新デビュゥゥゥ!!!フー!!ヤッホー!!」的な喜びと感動を感じとらせて欲しいものなのだが。

     どうやら、有名な作家の先生ではなく、全く無名で「だーれ?きみ?味噌汁か何かですか?」みたいな得体の知れない小柄な女の子であった。
     ピンクの長い髪を朱色の真丸帽子で、やや隠しその帽子のせいで顔のパーツや表情はあまり見えない。
     
     おっさん。いや、真丸文庫編集長はその小柄な女性の肩をポンと叩き、「お願い、出来るかな?」と俺にもう一度確認を取ってきた。
     確かに、超有名作家なら、プレッシャーや罪悪感を感じさせられるが、流石にデビューが無名の作家だなんて……、バク○ンじゃ無いんだし。

     「まー、その。こーゆーのって、作家さんが直々に依頼してくる物ではないですかね?いや、なんともこの職について一週間も経っちゃいないんですが、礼儀という物は22年間勉強してるわけで」
     実年齢&彼女いない暦は22年。そろそろ彼女を作りなさいとか周りに言われるが余計なお世話だ。

     
     「この方だって、一応は大人なんだし(背は小っせいけど)、それぐらいの配慮は……」

     「いや、この子はまだ14で」

     ………。
     メタボ親父。いや、真丸文庫編集長はポンポンと彼女の肩を叩きながら、我が子の。いや、歳的に我が孫の自慢話しをするかのように、
     「この子はねぇ、14ながらにして我が文庫社の真丸文庫賞で銀賞を勝ち取ったんだよ。いやーすごいねぇ関心だねぇ。うんうん」

     阿呆ジジィ。いや、真丸文庫編集長は「ってことで、結構な実力者なんだけど、駄目かい?」と言う。

     「ちょ、え、待て。いや、待ってください阿呆親父」
     「阿呆親父!!??」

     「あーいや、編集長……この子、新人の中でココの三位って事ですよね?」

     大賞、金賞、銀賞という順番に並べると、彼女は新人3位という位置にあたる。
     「そうだね」
     
     「って事はかなりすげーって事ですよね?」
     
     「そうだね」

     「しかも、14って言うかなり若めの」

     「凄いでしょ」

     ………、ハァとため息をつく。
     さっきからこの14の少女。名前も知らんこの少女は、帽子から顔を明かす事もせずに黙りこくってる。
     ぜーんぶ頼ってんのか?そんなんでも銀賞取れるんだな、

     と心の中で履き捨てたが、
     まぁ、14って言うと中学生か、それならまぁ仕事なんてのは緊張して声も出ないのかな。と俺は考えてみたりもした。

     「で?返答は」
     「……、作品によりますね。俺の絵がピッたし合うかなんて分かりかねますし、」

     「大丈夫。その変は全て完璧に調べ挙げて、この画のタッチでイケンジャネ?的なものを選りすぐりに選び、君が当たったのですから」

     短足メタボ気味親父。いや、溝で溺れててほしいそのおっさんは、「てことで、任せましたよ?」と少女を渡した。
     「ちょ、まだOKなんて……!!」

     行きやがった。

     俺は、何一つ喋らなく、顔もあまり見えないその女の子に「……一応、作品だけ見せてもらえます?」と手を差し伸べた。
     が、

     「仕事場に行ってから見せてやる。大丈夫。キミの作品に完璧合った作品だ」

     嫌な笑みと、嫌な台詞は、全て印象深く。しかし、あまり良い印象ではなかった。

     「……は?」

     これが、初の仕事であり、初のこの子との出会いであった。
  • 4 ぎん千代 id:0M.mUtt1

    2011-07-07(木) 19:26:12 [削除依頼]

     第一話「天才ではない。秀才です。ココ重要」


     仕事場。というのは彼女の実家であった。
     立派な二階建ての一軒家の目の前で立ち止まる少女と俺。

     周りの建造物とは何か違うオーラを持っていて……いや、待て。それよりも暑い。

     
     天気は快晴。時刻は昼の1時。
     暑い時間帯ではないか……。

     「ココが私の職場だよ」
     少女は自分の家を指差す。
     「……で、先生。職場より俺は作品の方を見せてもらいたいのだが」
     
     「職場の中に原稿がある」

     少女は先ほどとは違ってよく喋る。
     なんだったんだ、さっきの無口っぷりは。

     「……とりあえず、礼儀ってものを知ろうな。ドチビ先生」
     「……、キミは対等な立場で作品を作り上げたくはないのか?阿呆作家」

     「いや、あのですね。ガキンチョロリ娘。人にイラストの……」
     言う途中に後ろからバイクの音が走ってくる。
     その音は安物っぽいブヌブヌ言わせてるバイクの音だ。

     その音は静香の真後ろで止み、それと同時に声がかかる

     「あ、イラストさん?見つかったんですね。おめでとうございます」
     女性の声で、美声と言うべき物であった。
     俺はとっさに振り向く。美声=美人!!=大好き!!

     そこに居たのは
     この夏という季節でも雪のような肌を持ち、
     目つきはおっとり優しげ、
     まつ毛は長く、
     キレイな黒髪を馬の尻尾のように結ぶ同年代ぐらいの女性であった。
     
     一言で「う、美しい!!」というレベル。
     

     「あ、イラストさん!どうか駄目な私の妹ですがを支えてくださいね」
     「駄目とは侵害だぞ、おねーちゃん」

     「あら、今はそう言う立場でしょ?礼儀って物ですよ?」
     

     このお嬢さんは、い……良い!!

     「いえ、こちらこそ。天才と言う言葉の擬人化のような妹さんを担当できて、光栄という言葉しかありませんよ」

     早速点数稼ぎに出た俺はとにかくお世辞を並べた。

     「さっきはガキンチョロリ娘とか言っ、フグッ……」

     とっさに少女の口を両手で押さえて、黙らせる。
     「どうしたんですかー?先生」

     恐らく「はなせー!!」とか言っているのであろうその口は完全に塞いでいるので出てこない。
     俺と貴様のお姉さんの邪魔をするでない。

     「あのー、イラストさん?」
     「は、はい?」
     

     「イラストさん」いや違う「イラストレーターさん」なのだが、まぁ良いかその変は。

     「妹が窒息死しそうです」
     「ああっ!?」


     
  • 5 ぎん千代 id:0M.mUtt1

    2011-07-07(木) 19:46:02 [削除依頼]


     外では色々な事件があったが、お姉さんの名前とこの少女の名前を獲得した俺は、今少女の言う「職場」という名の「自分の部屋」に居る。
     アニメのポスターや、参考資料、彼女の集めたグッズなどが棚に並べられていて、足場の確保は十分に出来るキレイな部屋だった。
     
     そして、彼女の部屋は二階にあり、大きな足音をたてれば下に居るお姉さんに迷惑をかけるであろう。

     「ふむ。一度殺されかけたが、許してやろう。この佐藤 葵の心の広さに感服せよ」
     佐藤 葵(あおい)。ピンク髪で、さっきまで被っていた帽子ははずし、ピョンとはねる阿呆毛を晒す少女の名前である。

     「お姉さん、庵(いおり)さんは、ご結婚なさっているのか?」
     
     「お前ぜってー、おねーちゃん目当てだっただろ」

     「当たり前だろう。で、結婚してるのか?」

     「してないよ。喜べ、彼氏も居ない」

     「なに、何故だ」

     「優しい方がタイプなんですー。ってさ。寄って来る男共はチャラい奴ばっかだしな」

     葵は呆れたようにフーッとため息をつく。
     「だから、まぁ、諦めな。静香もきっとボツだから」
     
     「ん?何故に名前を知っている」

     「当たり前だろう。担当になってんだから」

     「俺は今さっき始めてお前の名を聞いたんだが、」
     
     「そこは、まー。スルーしてくださいよ」

     葵と適当な会話をして時間は経ったが、本題を思い出すと

     「原稿、見せてくれよ、えーっと、佐藤先生」

     「葵で良い。佐藤なんて、地味すぎる名前は嫌いなんだ」

     「全国の佐藤さんに土下座しろコンチキショー」

     葵は適当に流し、原稿である紙の束を「ほい」と俺に手渡してくる。
     ツラツラとキレイな字で文の羅列が見える原稿がかなりの量ある。

     タイトルは「アルマゲドン+」
     +は「足す」では無く「プラス」と読むようで、恐らくファンタジー系だろうか。

     「制限時間は二時間。私下でに行ってるから読み終わったら教えて」

     「おい、小説一冊分くらいの量だぞっ!?コレを二時間で!?」

     「じゃー待ってるなー」

     「おいぃぃ!!待てって!!」
  • 6 ぎん千代 id:0M.mUtt1

    2011-07-07(木) 20:03:02 [削除依頼]


     「……なんという事か」
     俺は唖然としていた。なんというか、コレが銀賞?
     普通なら、大賞、一位レベルだ。

     「か、描きたい」

     この作品のイラストを、
     この作品が連載し、その小説の表紙を、
     中表紙を、挿絵を、商品化されたグッズの宣伝イラストを、

     「超、描きてぇ」
     俺は、一言で「感動」した。本当に二時間で読めた事。
     それは、恐らく、この作品が本当に面白いからだ。

     「ヤバイ……ヤバイヤバイヤバイ!!!!」

     本当に、心の底から思ってしまう。

     「俺の人生、革命変動!!!キターーーーーーーー!!!!!」

     今まで読んできたなかでも「トップ3」に入るであろうか?
     ラノベだけで厳選するなら「トップ1」だ。

     それぐらい。俺のツボにはまった。

     「……はっ!!佐藤……葵先生に報告せねば」

     俺は下にかなりの勢いで行った。
     早い、早いぞ静香。

     「葵せんせーーーい!!!」

     「……なんだ、もう読み終わったか、早いな」

     高そうなソファに座って、テレビを眺めていたであろう葵は俺の目に視線を向けてニヘラと笑う。

     「その顔は、やっぱり面白いと思ってくれたか」

     葵の隣にはお姉さんである庵が居て、テレビよりも興味深々で俺を直視する。

     「は、い。面白かった……ぞ」

     「やっぱりな。そんな顔をしている」

     この作品の内容は、
     主人公の若い青年が貴族の奴隷とされて肉体労働で過ごすことしかできない事態の時に、
     ある男が青年に道を授け、貴族達に氾濫するという短銃な話しなのだが、

     単純のようで、かなり奥が深く、キャラクターの人間らしさがよく詠める。そんあ作品だった。

     「あの、この作品のイラストを担当して下さるんですよね?」

     庵さんは訪ねてきて、それに即答。

     「もちろんですよ。やらせてください!!」

     「ふむ。なら、よろしくお願いだ」

     
     イラストレーター初の仕事が、こんなにもデビュー作に合っているのは、とてつもなく。

     嬉しいものなのである。

     
  • 7 ぎん千代 id:PWJN/Pl/

    2011-07-08(金) 02:52:27 [削除依頼]

     「静香、このキャラのデザインできたか?」
     葵の職場=葵の部屋を拠点にして、シャーペン。相棒である黒の「クルトガ」を回す。
     
     プロのお方達よりは画は綺麗では無いだろうが、俺は自分の仕事に、絵に自身を持つ。
     むしろ、持たないで「僕へたくそなんですよ」なんて言う歌手や俳優、女優にアイドル。そんな奴、いたら俺はぶん殴りたいな。

     自分でへたくそなんて思ってて、当選してるんだぜ?
     ソイツに負けて落ちた人間の気持ちは最高に最悪だろう。

     だから、俺はこの仕事に誇りを持つ。当たり前すぎて反吐が出るほどに当たり前の心がけだ。

     「静香、キャラのデザイン……」

     「えっ!?あ、ああ。出来た出来た。出来てるよ」
     差し出したのは一枚の下塗り用用紙。原稿とは違って、髪質も良いものでは無い下書きようだが、
     そこに描いてある男のイラストは、用紙の期待に応えまくったようなすんばらしくも綺麗な絵であった。

     「こんなんで、どうだ?」
     これが、「アルマゲドン+」という物語の主人公を務める男。
     勇敢な体つきな男だが慈悲もかねそなえた外人の男。

     「知ってはいたが、生で見ると……、いや、上手いな。本当に」
     
     「これでも一応はイラストレーターの端くれだからな」

     「好きなイラストレーターは灰村キヨタカ……、」

     「何処で知ったんだよ、その情報」

     「調べ上げた。灰村先生ってアレだろ?『スプライトシュピーゲル』とか、『メイド刑事』とか……あ、あと『禁書目録』もそうだな」

     「ああ、『灼眼のシャナ』のイラストも一度描いているけどな」

     「ふーん、綺麗な絵なのかい?」

     「個人的には、大好きな絵だな。うん」

     「目標か、良いな。その傾向」

     フフンと笑みを浮かべている葵に何かを言おうとしたが、

     「イラストさ〜ん、葵ちゃ〜ん。お茶用意しましたよ」

     と、庵さんの声が下から聞こえたのでそれどころでは無いのだ。
     庵さんの注いだ、お、お茶ですと!?

     「今スグ行きまーーーーッス!!!!」
     ア○ロ行きまーす


     「……、本当におねーちゃんに一目惚れしちまってるねアンタ」
     
  • 8 ぎん千代 id:PWJN/Pl/

    2011-07-08(金) 10:09:17 [削除依頼]

     真丸文庫編集部。
     数多くの書類が積まれている(散かっている)その小さな机は学校にある生徒用机の三分の五倍近く。
     
     見えないようだが、机の空きスペースは学校の机一個分で、それ以外の隠れている所には書類が積まれている。

     いつでも雪崩が起こせるんですが、どうする?起こす?いやー、でも整理が大変だから止めて。
     みたいな、その散かりようは、とにかくものすごい物だった。

     で、
     そんな机が数席立ち並び京都の町みたいに綺麗な列になっている。(机は汚いが)
     
     「葵ちゃんの小説のイラストさんって、もう決まったんですか?」

     そう言ったのは編集の職につく小太りな男だった。
     その言葉の先は編集長宛で、「ああ、うん決まったよ」と適当な返事をする編集長。

     「へー、誰なんです?気になりますねー」
     
     「ああ、新人の方だよ。とても葵ちゃんにあった絵を描いてくれるものでね」

     「えーっと、誰です?」

     名前聞かなきゃ分からんだろうに!!と心底思う編集の男は汗を流しながら聞いてみた。

     「えっとね、名前は……」

     何故か頭を悩ませている短足小柄デブ変態親父は少々間を空けてこう応えた。


     「ひさほた しずか君かな」

     …………………

     久保田 静香なら少々聞いた事あるぞ?
     確か新人イラストレーターで賞を取った、あの青年。独特の画のフォルムで漫画チックだがリアルチックなあの画を描く……
     編集の男は「え……、あ、はぁ、そうですか」と言うだけにしてすぐに仕事に戻った。


     「ふむ……何か間違ってるかな、ひさ、ひさほた……ひさほでん?」

     編集長は、少々バカなのか。
  • 9 ぎん千代 id:PWJN/Pl/

    2011-07-08(金) 10:27:27 [削除依頼]


     「七夕ですねー」
     庵はその言葉を宙に投げて口には一回り小さいスイカを片手にしている。

     赤々としていて、とてもおいしそうだ。
     とかなんとか、スイカの紹介なんて物は静香にはどうでもよく、ただただ庵さんがスイカを食べている姿が素敵なのである。

     勘違いしないでほしい。
     主語はスイカではなく庵さんだ。これキーワードな。

     「晴れて良かったですねー」

     とか庵さんの美声が聞こえるが、

     「あの、庵さんこの小説の時勢は合ってるんだけど、リアル時間はもう日過ぎちゃってるから」

     「なんの話しです?」

     「いえ、私事でした……すんませんです」

     「いえいえ、あまり小説に大人の事情とか、自分の欲求とかを広げなければ私は十分ですから」
     庵さんは笑顔でそう言うが、これは……イヤミか?

     「静香、イラストレーターは手を止めたら死ぬぞ」

     唐突にそう言ったのは葵であった。
     こんな言葉がある。ラノベ系イラストレーターはあまり儲かる職ではない。

     仕事はハードで時間も食うが、これといって設けは少ないのだ。
     画集などを出したとしても入ってくる印税は少なく、

     小説の表紙、中表紙、挿絵、コレ全てが小説一冊分で20万程度。
     多いと思うか?
     なら、よく考えてみろ。小説家だって人間だ。ペースってものがある。
     早くても年に三冊分。遅ければ年に一冊。

     そうだ。イラストレーターの儲けは少ない。


     だから、イラストレーターはマグロだ。
     マグロは泳ぐのを止めれば死んでしまう。
     ならイラストレーターは手を止めれば死となるだろう。

     だが、
     「二人目のギャラデザも出来たから、区切りが良いの。だから休憩中」
     と、静香は簡単に答えた。

     と、言うより庵さんとのひと時を邪魔する奴に対して言い訳をする子供のようだった。


     「え、マジで?ヒロインのキャラデザ!?」

     「そ、満足したなら○しといてくれ」

     「今すぐ見に行くー!!」
     と、葵は職場(自分の部屋)へと向かっていく。
  • 10 ぎん千代 id:PWJN/Pl/

    2011-07-08(金) 14:28:27 [削除依頼]

     「……、すげ」
     葵はただそのキャラクターの描かれた一枚の紙に○マークをした。

     「すごい……私のイメージと全く合致だ」
     そこに描かれているのは一人のキャラクターを裸版、それに服装を足した版、ポーズを取った版、喜怒哀楽の顔のみ版。
     詳しく入念に描かれている。
     下絵で、シャープペンシルの線は多いが、それはよく分かりやすく綺麗な一本一本の線であった。


     「……やっぱりな。編集長の目は確かに合っていたな」
     葵はその一枚の紙と、先ほどの主人公のデザインを持って下に進んでいく。
  • 11 玲愛. id:0Nqhxur1

    2011-07-08(金) 17:15:04 [削除依頼]


    評価に来ました、玲愛です。

    では早速評価に移ります。
    題名がとても良いです。
    スレ一覧を見ている時に思わずクリックしてしまいそうです。
    ただ、漢字が少し多くて、読みにくいのでは無いのでしょうか。
    専門用語的な物が使われていて、
    話の内容がよく分からなくなってしまいそうです。
    まずは読者からの視線で読んでから
    更新することをお勧めします。
    そして、次はadvice。
    「」の中に記号がつかわれた場合は、
    一マス開けるようにするとより良いでしょう。

    例:×「へー、誰なんです?気になりますねー」
      ○「へー、誰なんです? 気になりますねー」

    総合評価<C>

    ここで評価、adviceを終わります。
    不満、苦情などは本店まで。
    また進んだら評価依頼をお勧めします。
    更新頑張ってください。玲愛
  • 12 ぎん千代 id:PWJN/Pl/

    2011-07-08(金) 18:43:20 [削除依頼]

     葵と静香はそれぞれの作業を続け、
     
     静香はキャラクターデザインを合計5枚仕立てた。
     主人公とヒロイン、貴族の男と、助けにきてくれた男。そして最後は葵のキャラだ。
     「蒼井 葵」というペンネームのキャラクター。三頭身キャラの簡単な画である。


     葵は作品を読み直し、連載用に変える点を考えていた。
     そんなこんなで、時刻は22:30。

     時折庵さんが御裾分けをお持ちしてくれるが、以前も言ったように「イラストレーターはマグロだ」
     いくら大好きな庵さんの手料理でも、静香は手を止めずに断ったりもしていた。

     
     「なぁ、俺はもうそろそろ帰るな」
     
     「え、なぜだ」

     「なんでって、そりゃあ。イラストレーターが作家の家に行ってる時点でおかしいだろ」
     静香はあたりまえな事を言って、帰りの支度をする。
     
     「なんなら、泊まってくれても良いんだけど……駄目かな?」

     「そんなに迷惑かけれるかよ、先生は明日にでも俺の携帯に電話してくれよ。 デザイン出来たらファックスで送るから、それで良いだろ?」

     静香はそれだけ言って持ってきた資料や道具を入れてあるカバンを持って、職場、部屋の扉を開ける。
     だが、そこに庵が対照的に入ってきた。静香の目の前に、慎重差10cmほどある庵が立っている。

     「あ、庵さん……俺、もう帰りますので失礼しました」
     ペコリと挨拶して頭を下げるが、庵は慌てたように両手を胸の前で小さくブンブン振り回して「そんな、こちらこそ妹がご迷惑をかけて……」激しく否定する。
     
     「いやいや、昼食もご馳走になって、ありがとうございました」

     「は、はぁ、どうも」

     静香は笑顔で「では」と言って庵を抜かして階段を下るが、

     「あの、イラストさん!!」と唐突に大きな声で呼ばれたもんで、静香はそれに振り向く。

     「えっと、なんですか?」

     「あの、えっと」

     何を言うのかは決めてなかったのか。
     庵は、その大きな胸の前で両手の指をそれぞれ合わせ、ゴニョゴニョと顔を赤くしている。
     
     どうしたのであろうか?
     ていうか、何故赤くなっている……、

     そんな事を考えながら、解答を待っていると

     「あの、今日、家に泊まっては……くれませんか?」

     

     ………は、い??
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