あの日の華は何時頃に8コメント

1 まーこ id:kL.DcXW0

2011-07-07(木) 17:12:49 [削除依頼]
世の中には、私の知らない沢山の事がある。

そして、私の運命を大きく覆す出来事が今、起ころうとしている。

この手に握るものは何なんだろう…―――。
  • 2 まーこ id:kL.DcXW0

    2011-07-07(木) 17:16:03 [削除依頼]
    初めてのリメイクです☆
    月見華と和傘が原作になってます

    あの作品は1章の最後らへんでようやく力をいれていたもので汗
    ファンタジーっていういい題材なのに、もったいないなーと思い出しまして…

    基本的には変わりませんが…
    霞や尚太をもう少ししっかりしたキャラにしたいと思います^^
  • 3 まーこ id:kL.DcXW0

    2011-07-07(木) 17:16:58 [削除依頼]
    登場人物

    ・二宮霞

    ・桜木尚太
  • 4 まーこ id:.PJYJpO/

    2011-07-09(土) 19:13:09 [削除依頼]
    私にだって会いたい人の一つやそこらは、ある。
    第一に何故私が男っぽいと言われるのがよく分からない。
    必死にファッション雑誌を読み、剣道で鍛え続けたごっつい体を隠す服を探し、そこら辺の女子よりゃあ努力してる。
    何のためかって言われると、そりゃあ、理由は唯一つ。
    この手紙の主に会うためである。
    手紙というのは、私が高校に入ると同時に部屋の模様替えをしている途中に見つけた、和紙。
    和紙には筆で、
    『貴女に会えるならば、此の身を裂こうとも我慢する。例え我を失ったとしても、貴女様は必ず見つける。唯、時間に少々の問題が御座います。貴女は眠って居るだけで良いのです。私目が己の身を賭けて、迎えに参ります。』
    等と言うこっぱずかしい内容が書かれていた。
    我が家は先祖が武士という、まさに和の世界で、毛筆も習わされたがここまでの字の上手さの者は居ない。
    和紙は美しい桜模様が描かれており、少しながらに乙女チックな趣味を持つ、私の心に矢を刺した。
    これは、言葉が違うのかもしれないが…。
    一目惚れだった。
    言葉と言い、字と言い、和紙の絵柄と言い、まるで運命の様な出会い。
    こんなに切ない思いをしたのは初めてだった。

    その日からだ。
    こんなTシャツじゃいかん、と思い出したのは。
    すぐさまうちの道場の後輩を呼び、原宿やら渋谷やらを周った。
    結果がこれ。まぁまぁイケてるとは思う。
    ああ、あと、ブログという芸能人の日記なんかも見て、流行・若者言葉をまねた。
    こちらは未だに上手くはいっていない。
    いや!今から上手に成る予定だ。
    しかし…剣道も中々大変な物だとは思っていたが、最近の女子高生なんかはスゲェな。
    あれだけ自分をキラキラ輝かせて。うーむ、敵は多し…。

    長話は良いとして…。
    それでだ。制服なんかも、アレンジなんかしてみたりして、私の5…いや、4番目くらいに自慢の美脚とやらを存分に見せられるようになったのだ。
    だからと言って、自慢がこれほどに多いわけではない。
    まず、剣道以外は全くの運動神経ゼロ。良いとはしても、せいぜい足の速さぐらいだ。
    あとー、あれだな。文学が全然駄目。たださえ剣道に時間を取られているのに、これだけはさらっさら。
    テストでも“捨て教”というものに入るくらいだ。
    よく先生なんかに、ああ、顧問も含めてな。お前は頭が固いといわれる。
    余計な御世話だ。

    「かーすみっ。どおしたの〜、その顔。折角の美人な顔と素敵なお名前が台無し。」
    「…ひゃるか、やへろ。」

    私の横で勝手に歩く上に、人の頬を引き延ばすこのすらっと美人は、西原晴香。
    こいつは誠に勝手ながら、私の事を親友などと思っているらしい。
    まぁ一人よりゃあいい。
    そのまま放置している。

    「もー、霞。どんな顔しても可愛い。いいなぁ。」
    「お前こそ、無駄に良い顔してるじゃないか。」
    「え〜?ありがとッ!」
    「褒めて無い。」

    そう言い放って、小走りする。
    無論、こいつから逃げてるのではなくて、移動教室だからだ。
    次は視聴覚室。先生である、飯坂の姿が見えたから、小走りに成ったのだ。
    その間晴香は「まってよぉ」などと言いながら、駆け寄って来る。
    晴香はどこかぶりっ子なところがあると思う。
    視聴覚室では出席番号順並び。
    つまり、残念ながら私の後ろの席は晴香に成る。
    うるさくてしょうがない。

    「ね〜え〜。いーざかってぇ、何か弱弱しいよね。」

    うるさい。私はお前に付き合っている暇はない。
    大体なんだ、そのしゃべり方は。全部が平仮名に聞こえてくるぞ。
    まあ晴香が言っている事も確かでは有る。
    弱弱しい。っていうか痩せすぎてて、怖い。威圧感じゃなくて、心霊系ね。
    そう思ったが、私は無視した。
    私は人の陰口が好かん。わざわざ口に出して言うものでは無いし、何より悪意に溢れかえっている。
    如何せいうなら善意溢れる、指摘にしとけ。バカヤロー。
  • 5 まーこ id:.PJYJpO/

    2011-07-09(土) 21:46:02 [削除依頼]
    「霞ぃ、今日怒ってるぅ?」

    晴香は私の腕を両手で掴んで揺さぶる。
    馬鹿め。怒ってるに決まっとろうが。
    ああ、駄目だ。こんなしかめっ面してちゃ。
    こういう時どうすればいいんだっけ?
    まずは…笑顔で。

    「そんなことないよ〜ぅ。」

    自然か!?全然、私らしくないが!
    うわ。揺らすな!さっき以上に揺らすな!
    気持ちが悪い…。

    「おかしいよ〜。霞ぃ。どうした?ん??」

    お前のせいだ、ボケぃ。
    なんだ。この野郎。首を傾げやがって!
    もう、いい。
    あー、お前はぶりっ子だ!どけ、ぶりっ子!
    とは思いつつ、言えるわけもなく…。

    「ごっめ〜ん。あたし、気分悪くなっちゃってぇ。保健室行くね。」
    「え?大丈夫?んも〜、早く言ってくれればよかったのにぃ。先生に行って来るね。私付いていこうか?」

    糞。変な処で真面目なんだよ、お前は。
    しっかし、私もこの数カ月でぶりっ子に成ったな〜、と歩きながら思う。
    勿論、誰も居ないので完全ガニ股。これ当然。
    つーかこの短いスカート、あれだな。パンツ見えるわ。
    私が男だったら、まず捲ってる。
    最近の男は草食だからな。女はまってるもんなんだぞ。私を除いては。
    とか思ってたら、あっという間に保健室。
    誠に残念なことながら、我が学校の保険医は男。しかもゲイ。でも、性格は明らかに男。
    軽蔑する気はないが、男が男ってどうなんだ。
    男は男らしく、女を狙ってろ。人間は本来、自分の子孫を残すために生きているようなもんなんだぞ。
    がっつけ。
    あーあ、余計な事を(心の中で)言ってしまった。入りにきいじゃねーか。

    「お前…何してんだよ。」

    しまった!背後を突かれてしまった!
    …いや、良いんだ。これは剣道じゃない。
    だから、それがゲイ先生だとしても平常心で。

    「なんだ〜、和藤先生かぁ〜。びっくりしたぁ、もう。」

    ここで肩でも叩いた方が良いか?
    いや、無理だ。
    私はそんなキャラじゃない。大体、相手はゲイだしな。

    「馬鹿か。お前ずっと保健室の前に居ただろう。」
    「あ、ばれた?」
  • 6 まーこ id:.PJYJpO/

    2011-07-09(土) 23:26:15 [削除依頼]
    「…いいから、入れ…。」
    「は〜い。」

    ほらね、やっぱし。
    女には半切れだよ。もう。
    足でけられそうになったから、走って保健室の中に入った。

    「二宮、元気そうじゃないか。」

    お前が蹴ろうとするからだろうが。

    「もう、おえ〜って漢字ですよ〜ぅ。かまって下さい。せんせ?」

    これはさっき、晴香から頂いた技だ。
    首傾げぶりっ子ポーズ。
    なかなかかな。全然似合ってないが。
    案の定、「気持ちが悪い」って言われた。

    「しかし、二宮は西原と居る時と全然違うのな。」
    「え〜。全然おんなじですよぅ。」
    「どこかだ。西原と居る時の方が素だろう。」

    ギク。
    さすが先生。ゲイでも先生。鋭いな…。
    ここは黙っておこう。

    「まあいいわ。で、どうした。」

    ため息をしながら和藤は言う。

    「気持ちが悪くなったんですよぉ。だから休ませてもらおうと思って。」
    「ほう。ならベットいけ。ぐしゃぐしゃになった場合は自分で直せ。俺は女の使った後は、子供であろうと触らん。」

    ほらね。二回目。
    こりゃあ、認めたも同然だ。
    どうせなら聞こう。
  • 7 まーこ id:u368sQh.

    2011-07-11(月) 19:19:53 [削除依頼]
    私はベットに座ると、カーテンを閉めた。
    本当はそんなに気持ちが悪いわけじゃないから、横には成らない。
    神経が研ぎ澄まされたかのように、寒さが来る。
    何?

    「先生…寒くないですかぁ?」
    「おう。クーラー付けたからな。20度。寒いならとっとと出てけ。」

    鬼。大体何なんだ、このおっさん。今、世界では環境問題とか色々あって節電しようって話に成ってんのに。
    どこまでも女嫌いなんだな。
    顔は良いくせに。

    「は〜い、そんなに言うなら出ていこぉっと。」

    少し間を開けてみる。
    腕に力を入れると、ベットがミシミシって鳴る。
    返答は帰ってこない。

    「…ちょっとぉ先生、引きとめて下さいよぉ。」
    「なんで俺が引きとめるんだ。こっちは大歓迎だよ。」

    本当むかつく。あんた、本当に先生?
    反撃に移っちゃる。

    「せんせ〜ってあの〜、女性より男性の方が好きって本当ですか〜ぁ?」

    カーテン越しに咳が聞こえる。
    どうやらお茶かなんかを飲んでいたらしい。
    そりゃあむせるわな。

    「おま…どこでそれを聞いたんだよ。」
    「え〜、有名ですよぉ。女嫌いだしぃ。」
    「確かに女は嫌いだ。でもな、そんな奇食の悪い趣味は持ってない。」

    趣味って…。
    あら、意外に普通の人なのね、先生。
    なんだ。デマだったのか。

    「じゃ〜あ、好きな女の人とか居るんですか〜。」

    期待はしてなかった。
    即答で「いない」って言われると思って、冗談で言ったんだよ。
    でも、なかなか返答はしないわ、全く逆の答えを言うわ。
    いったいどんな感覚してんだよ。

    「…居る。」

    現在進行形かよ。
    なんだ…。
    私が気に成ったのは、先生の返答じゃなくて…その、私の中にあるモヤっとした感情。
    この和藤とあの手紙の主を重ね合わせたことがある。
    きっとそのせいだ。
    どこか似たような雰囲気があるから、それで、戸惑ってるだけなんだ。
    こうやって繰り返してきた。
    いっそ、本当に男の人が好きなら良かったのに。

    「な〜んだっ。噂って頼れないですねぇ。」

    なんか、ぶりっ子スイッチに力が入んない。

    「…二宮、得意な技とかあるか?」
    「…は?」

    何をいきなり。

    「俺が見てやろう。」
  • 8 まーこ id:rL0IeKm.

    2011-07-12(火) 17:39:20 [削除依頼]
    この人が何を言ってるのか、分からないが、私は勉強のさぼりの為に「剣道」と答えた。
    和藤が剣道部顧問なのは知っての事。
    因みに私の剣道の腕は最高だ。何が最高かって言うと、全部だ。
    先生だからって負ける気はしていない。

    そのまま私等は剣道場に行った。
    学校には防具は持ってきていないが、幸い、竹刀だけは持ってきていた。
    私は何時でも竹刀を持っていないと気が落ち着かない質の上に、使う竹刀はお気に入りの竹刀と決まっている。
    毎回京都の店に注文をし、凄くこだわった重さやデザインなので当たり前っちゃあ、当たり前。

    先生は剣道場にある防具を貸してくれた。
    汚いがしっかりしている、いい防具。
    着替え終わると、用意の終わった和藤が正座してまっていた。
    私も着替えるのは早い方だと思っていたが、この男…兵だな。
    横の方に新任で入ってきた、若い先生…何て名前だか忘れたが、そいつが立っていた。
    若者言葉で言う、イケメンとやらだ。
    私は和藤の向かい合わせの処に正座した。

    「お待たせしました。」
    「…準備は良いな。」
    「はい。」

    ここは本気が出した方がいいのか?
    …いいだろうな。
    いくら、意味が分からないどうでもいい試合でも、手加減は無用だ。
    しかし…いきなり試合というものどうかと思う。
    ゲイかと聞いたのがまずかったな。

    どうやら、なんとか先生が審判をするようだ。
    三歩進んで蹲踞したあと、先生の「始め!」の声がかかる
    立ち上がり、試合が始まる。
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