恒星のくず11コメント

1 観月 るな id:84Ycxxi1

2011-07-06(水) 21:10:14 [削除依頼]



「月と地球の距離は1年で3,8センチずつ離れていってんだって。知ってた?」
 亜美の言葉が事実かどうかはわからない。
 けれど私は震えていた。
 ひざがカクカクと小刻みに宙をさいていた。
――……怖かった。いつか月が果てしないところへ行ってしまうのだ。想像するとさびしさを超えて、怖さがにじみでてきた。
 へぇそうなんだ。
 私の口から飛び出た台詞。私は今、必死で自分の顔を笑顔で塗っていた。
.
 私は亜美が怖い。
  • 2 観月 るな id:84Ycxxi1

    2011-07-06(水) 21:14:29 [削除依頼]



    ご挨拶*
    .
    初めましてこんにちは、観月るなです。
    小説板ではお初です(´∀`)
    見よう見まねで(←)小説を書いてみたいと思います!ぁ
    書けるものは大したものではありません(つω;)
    けれど生温かい目で見てくだされば幸いです*
    1日1レスをノルマに更新を進めていこうかと思っています、
    ではでは(´ω`)
    .
    観月るな
  • 3 夜の ツキ id:BekY1X..

    2011-07-06(水) 21:22:04 [削除依頼]
    お!
    るなだw

    ガンバ^^b
  • 4 観月 るな id:84Ycxxi1

    2011-07-06(水) 21:33:56 [削除依頼]



    ツキ
    .
    やっふいヽ(^ω^)ノ
    つっきーちゃんやないかい!黙
    .
    実はツキの小説陰で読んd(ゲフンゲフン
    .
    ありがとーう(^p^)
    がんばりますノ、
  • 5 観月 るな id:84Ycxxi1

    2011-07-06(水) 21:45:45 [削除依頼]



    「私、新しい彼氏できたの。山本とはもう別れたよ」
     亜美は私の耳元でそう囁いた。亜美の声はいつまでも耳の中でリピートされ、そしていつまでも私の耳から離れない。
     また新しい彼氏?
     私はその言葉を呑みこんだ。私なんかが亜美にそんなことを言っていいわけがない。
     肩まであるストレートの髪を揺らす亜美。部活後だというのに、なにひとつ乱れていない。
     もし亜美が芸能人になったら、それほど目立つ位置にはいないかもしれない。けれど、普通に部活をして、テストに追われている中学生の中では可愛いという部類に当てはまるだろう。
     そして亜美の真直ぐな瞳は、私を見つめていた。真直ぐというより、なにかを突き通すような迫力に似た瞳。一度亜美に目をつけられたら、それをさけることはおそらくできない。
     オレンジジュースのような夕日。それは私たちの影を引っ張っていた。規則正しく並んでいる住宅は、オレンジ色で濡れていた。道路もまた、オレンジ色が零れていた。
  • 6 観月 るな id:kT.CmqJ1

    2011-07-08(金) 20:51:22 [削除依頼]



    あげ!
    .
    昨日更新できなかった(;_;)←
  • 7 観月 るな id:kT.CmqJ1

    2011-07-08(金) 20:58:03 [削除依頼]



     私たちが住んでいるところは、東京からも近く、なにかに不便を感じることはなかった。それに私は田舎でも都会でもなく、そして穏やかなこの地域が大好きだ。小さいころ亜美と一緒に遊んだ公園や児童館も、しっかりとした面影を残している。


    「新しい彼氏って誰? イケメンだったり?」
     私は明るい声をのどの奥から取り出した。
     亜美は「えー」と少し恥ずかしそうなそぶりを見せた。私がこんなことをしてもただの無駄な行為にすぎなくて、「なにやってんのお前」という一言を投げられ、笑われるだろう。けれども亜美は許される。亜美は可愛いから、特別だから。
     亜美が私になれないように、私は亜美にはなれないのだ。
  • 8 観月 るな id:VMreK2Z/

    2011-07-09(土) 21:17:46 [削除依頼]



     少し大きな道路にでると、車がアスファルトの上をすべっていた。青信号が赤色へと変わろうとしているのに、それに気付いていないふりをしている車を見て、私はなんであそこまで急いでいるんだろうと心の中でため息をついた。
     なにも変わることはないのに。
     例えば運動音痴な子が、どんなに運動をかんばったって、ある程度しかその能力は発揮できない。
     人は生まれながらにしてその人の能力だとか、その先の未来だとかは一本の糸のようにつながっているのだと思う。「運命」というものを信じるわけではない。けれどもそれを覆すようなものは存在しないに決まっている。
    ――私は亜美になりたかった。
     小さいころ、私はあみのうしろをちょこちょこついていって、亜美の歩幅とか歩く速さだとかを真似てみたことがある。階段の一段目に載せる足を同じにしてみたり、今考えればくだらないことだけれど、そのときの私にとってはとても重要なことだった。
     目の前にある歩道橋。亜美は最初の段をどっちの足でのぼるのかを、今でも確認してしまうときがある。今、この瞬間もそうだ。
    ――私は亜美になりたい。
     だけれど無理だということは、もうとっくの前からわかっていた。
  • 9 観月 るな id:F2Bxk7u.

    2011-07-13(水) 17:27:15 [削除依頼]



    あげ(´ω`)
    .
    更新したいけど下書きが(^p^)あがが
  • 10 観月 るな id:T5PXCf7.

    2011-07-17(日) 20:17:13 [削除依頼]



    *
    「菜々子は文化祭の出し物、なににしたい?」
     朝のホームルーム。亜美は自分のお気に入りのくしで髪を整えながらそう尋ねた。亜美は30分に1回は必ず髪をとかしている。
    「私はなんでもいいや。特にやりたいものないし。亜美は?」
    「劇とか楽しそうだよね。一度やってみたいな」
     髪をひとつにまとめながら亜美はそう答えた。私たちの学校では、女子は方に髪がかかる長さになったらゴムで結ぶ、というのが規則になっている。亜美は方にかかるかかからないかの長さだけれど、念のため、だそうだ。
    「劇ってなんか意外。亜美やりたくなさそうなのに」
    「そう?」
    「うん」
     亜美は自分に自信を持っている。本人は否定しているけれど、自分の可愛さを自覚している。
    「亜美、主役でもやりたいの?」
     半分冗談、半分本気で訊いてみた。
    「そんなわけないじゃーん。なに言ってんだよー意味わかんねーし」
     否定しながらも笑顔を咲かせる亜美。
     亜美のうそなんて、私はすぐに見抜ける。亜美は謙遜が下手くそだ。
  • 11 観月 るな id:T5PXCf7.

    2011-07-17(日) 20:29:27 [削除依頼]



     朝からクラスメイトは騒がしく、教室にはたくさんの会話が飛び交っている。自分の席に座りながらうしろの席の子と話している子もいるし、出歩いている男子も数人いる。
     私と亜美の席は教室の真ん中の列で、亜美はその列の1番前だ。そして私はそのうしろ。亜美に言わせれば「先生たちの毛穴まで見える、もっとも嫌な席」なのだそうだ。確かに授業中、ここで睡眠をとる勇気はない。
     担任は今日、出張だかなんだかで出かけていて、皆解放感に浸っている。黒板には担任の汚い字で、「静かに落ち着いて1日をすごすこと!」と書いてある。けれどそれは私たちの目に入ってはいない。中学2年生というのは、色々と毎日をエンジョイしたいものだ。
     黒板の前では学級委員が「静かにしてください」と、声を張り上げているが、誰の耳にも入っていない。
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